■虎女房[とらにょうぼう]▽解説 人間の男と雌の虎が関係を結ぶ異類婚姻譚で、沖縄県中頭郡読谷村儀間では次のような内容で語られていました。 昔、ある侍が舟に乗っていた時に嵐に遭い、遭難して離島に漂着しました。 侍はこの島で虎に出会いました。この虎の足にはト ...
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飛虎
■飛虎[ひこ]▽解説 有翼の虎のような獣で、中国の王朝や琉球で旗の図柄として用いられていたものです。 強い者にさらに力が加わって勢いを増すことを「虎に翼」または「為虎添翼」といいます。 これは『韓非子』難勢篇にある「虎の為に翼を傅(つ)くること毋(なか)れ」 ...
片足ピンザ
■片足ピンザ[かたぱぐ‐]▽解説 片足(かたあし、かたぱぐ)ピンザは宮古島に伝わる妖怪です。 文字媒体で紹介される際には専ら「片足ピンザ」とされますが、「片足(かたあし)」を現地での発音により近い表記にすると「かたぱぐ」「かたぱぎ」等となるようです。 その ...
豚化け美女
■豚化け美女[ぶたば‐びじょ]▽解説 沖縄では豚が人間に化けて現れるという伝承があり、中頭郡与那城町(現・うるま市与那城)の民話集『よなぐすくの民話――おじいさん・おばあさんが語った――』(与那城村教育委員会、平成元年)では、「豚化け美女」という題で次のよう ...
ゴリラ婿
■ゴリラ婿[‐むこ]▽解説 「南島昔話叢書」の一冊『国頭村の昔話』(平成2年刊)には、沖縄県国頭郡国頭村で採集された「ゴリラ婿入」という昔話が収録されています。 語り手は明治24年生まれの女性で、話の内容は同じ沖縄の儀間で採集された「ゴリラ女房」に類似したもの ...
布団の怪
■布団の怪[ふとん‐かい]▽解説 松谷みよ子『現代民話考』(昭和61年)や村上健司『妖怪事典』(平成12年)では、布団にまつわる怪異を「布団の怪」と称して、『ゆがたい 宮古島の民話』(宮古民話の会・昭和54年)に収められた話を紹介しています。 これは大平洋戦争が終結 ...
インヌ
■インヌ▽解説 沖縄県中頭郡に伝わる妖怪です。 この妖怪の文献上の初出とみられる佐藤清明の『現行全国妖怪辞典』では「インヌ」の項目名で、本文には「インヌ フィー クーテ アッチュン(犬が火を喰はへて歩く妖怪)」とあります。 これは妖怪「インヌ(犬)」の説明を ...
鳥マジムン
■鳥マジムン[とうぃ‐]▽解説 沖縄県に伝わるマジムン(妖怪)の一種で、鶏が化したものといわれています。 このような家畜のマジムンが姿を現すときは、さっと人の前を横切るものだといいます。▽関連・マジムン ...
シーサー
■シーサー▽解説 沖縄地方で知られる魔除けの像の一種で、名前は「獅子」を琉球語で発音したものです。 その源流は大陸や本州の獅子、あるいは狛犬の像などと共通し、古代オリエントのライオンまでさかのぼることができるといわれています。 火災や悪霊の類を退けるため ...
大鯖
■大鯖[おおさば]▽解説 沖縄に伝わる妖怪で、18世紀初期に編まれた琉球の伝説集『遺老説伝』にも「大鯖魚」の名で記述があるものです。 「サバ」とは伊良部島ほか南島でいうサメのことですが、上記のように「鯖」の字で表されることがあったようです。他の例では伊良部 ...