あのね僕、創価学会の本部って言うんですか?信濃町の駅前まで歩いて5分、代々木の日本共産党まで歩いて7〜8分。要するに世界でも数少なくなったコミンテルン(第3インター)スタイル、の政党サイドの要諦と、政教分離の原則にモロ反したまま30年近く与党だったパーティーの母体に、ある意味挟まれた地点で暮らしている、地球上で唯一のジャズミュージシャンだと思うんですよね。今、ジャズミュージシャンで成功した人って大抵静かで文化的な所に住むから。あーそうそう。ついでに、、、っちゃあ失礼ですけど、芸能プロダクションの大田プロさんが、もうベランダから見える位置なんですね。なので、こう、歳も歳ですから、散歩なんか大好きですよね。めっきり散歩が楽な季節になりましたが、やっぱその場に行かなくちゃわかんないバイブスってあるじゃないすか大阪万博とかそうなんでしょうね。例えばある日、太田プロさんの前にちょっと人だかりがあって「あらー。有吉さんが離婚でもなさったかな?」とか戯けた事を考えてですね、3時間後ぐらいにテレビつけたらダチョウ倶楽部の上島さんがお亡くなりになっていた。といった事は、近所でないとわからないじゃないですか。昔は歌舞伎町に住んでましたんで、地上波や週刊誌が、何を推して何を隠してるか?とかが、特に意識しなくても、ただ飯食って寝てるだけでもわかりましたよね。散歩はねーついつい、信濃町の方いっちゃいますね。外苑東って南下すればするほどバイブス良いんで。んでもう、何というか、あすこの教会っていうの?本部ですよね(隣の病院で、親父が死んだんですけどね。懐かしいよなあ)が、ガックリと、建物ごと項垂れたような日があって、その時は何は何だかわかんないわけですよ。さっきの上島さんの件などと同じで、それで「あれ、本部がまるで喪に入っているようだなあ」とか思いながらグーっとこう外苑東をコースアウトして、東京の人ならわかるでしょ、信濃町の駅の前のところからジグザクの坂みたいになってるね。あすこからぐるっと回って。。。。まあまあ、あの日以来、もうずっと元気がないわけですよね。音楽はそこそこ音痴で済んでますけど、政治については超絶オンチで、一小節も歌えない僕でさえですよ、思いました「あ、このままじゃ公明党がいつか自爆するな」って。もちろんこれ、特定政党の批判とか、宗教団体の批判とかではないですよ。どうでもいいんですよそんなことは。ただ、無心に散歩しているとねえ、建物から声が聞こえるんです。そういうご経験、あるでしょ皆さん。建物って雄弁よね。「うわーなんだこの店」とか、色々バイブス出てますよね。じゃあ、代々木の方はどうかっつうと、もう妙な感じでね。僕の歳でもですよ。本部ね。80年代ぐらいにガクっと暗くなってから、冷凍保存してるみたいにそのままでですね。なんかここ10〜20年は「あ、これが普通なんだ。安定してるわけね〜」とか思うのです。世界史は好きなんでね。とても面白いから。なので、単なるマルクス主義じゃなくて、「マルクス・レーニン主義」なんだっていう流れありますよね。僕がおませなお子様だった頃は、高校生でも知ってましたねマルクス・レーニン主義って言葉は。すっかり言われなくなったねえ。言われなくなる時ってのは、意味が完全に定着したか、意味が完全に忘れられたかのどっちかです。マルクスの本読めばわかりますけど、ほっといてロシアで革命起きないですよね。そこを起こさせるためにどうしたらいいか、、、、、ってこれ左翼の皆さんにしてみれば、っていうか、ジャズにコンバートしてみれば、「ブルースだけじゃビーバップできないですよね。シカゴじゃビーバップ生まれないですよ。やっぱフランス近代音楽の遺伝子が仕事しないと」って言うような話でね、「皆までいうな」という日本語がありますけれども「皆までゆうな」ってアイドルさんの名前みたいね「聖奈麻deゆうな」とか言って。いないかそんな人。ですから何が言いたいかっちゅうとですよ。僕は極限的なプロのルッキストなんで、メローニは、まあ、イタリア特措でギリ許すとしても、まあまあまあ誰でも知っているメルケル(未だにすごい人気。この人は元々数学者を目指していた)、現職で言えば(短期で辞める女性首相というのは、ちょっと驚くほど多いので)ラトビアのエビカ・シニリャ、リトアニアのリンガ・ウギニエネ(もう現職ではないが)エストニアのカヤ・カッラスで、バルト3国スリーカード、デンマークのメッテ・フレデリクセン、ウクライナのイリヤ・スビリデンコ、レジェンドまで入れればウクライナのユーリア・ティモシェンコ(早苗ちゃんはティモシェンコをお直しの手本にしていると思う)、カナダのキム・キャンベル、イスラエルのゴルダ・メイア(この人の半世紀はブロードウエイで上演されていて、ぶっちゃけ「エビータ」のパクリですけどメイヤ役は初演から今日に至るまでコロンボのNFL1「アリバイのダイヤル」のコミカルな売春婦の人がやっている)、フランスのクレソン、ポーランドのスホツカ等々、「お前なんでそんな欧州の女性首相が好きなの?」と言われそうだが、好きではない。それを言ったらソヴェート連邦時代の書記長の方が好きですね(なんかどこか面白いから、ほとんどが人殺しだというのに)。彼女たちは、アメリカの女性エグゼクティヴとも全然違う、ユーロの統一的なルックとモードを持っていて、特にそれが好きでも嫌いでもないのだが、日本の女性議員全員が、とにかく何というか森英恵みたいな日本ルックで、まあそれも良いのだけれども、「政治家だろ?」と思うわけだ。あの土井たか子ですら、服は卒業式ルックだった。なので高市のチームはすごく上手くやったし、何せ演者である早苗ちゃんが、ずーっとトレンディドラマみたいだったのが、ここに来て役柄を変えたんで、ルックの勝利ということをして欲しかったのである。じゃないと、小泉進次郎がカッコいいとでもいうような、インフレだかデフレだかわかんないような事しか起こらないので、そういう意味ではトランプに、国辱ぐらいブサイクいじりをされた石破シーゲル先生は、奥様のルックと外交手腕、眼鏡をかけさせたというコーディネイトセンス、「ミャミャク、ありがとう」っていうセリフがあれ数少ないマジだったんじゃないの?も含め、期待していたんだけれども残念だったなあ。なあんて腐った老害丸出しなことばーーーーかり、ばーーーーーーーーーーーーーーーーっかり考えちゃうんですよね。という訳で、早苗ちゃんは、過去の女性議員たちはいうまでもなく、酔っ払った親父のようの自民党の男性年配議員にも、進次郎(僕は進次郎は犬に居ていると思う。髪型も)にも絶対にできないことをした。すげえなあ誰が考えついたんだろう。死角を突くというのはこういうことだと思っていたら、さっきニュースで、目指す政治家がマーガレット・サッチャーだと知って本当に口に出して「ギャフン」というところだった(ところで「ギャフン」は、あれは犬の鳴き声ではないだろうか?ということは、小泉進次郎は「カンペ見てる!!」とサクラに言わせてから「ギャフン!!」と言っていればワンチャンあったかも知れない。そもそも「ワンちゃん」というのは、そっくりそのまま犬の愛称だし)。サッチャーに関して、特に勉強して欲しいとか言わない。それより、メリル・ストリープが好き。という人がいるならば。だが(個人的には、いないと思う。ので、いて欲しい)、プラダを着た悪魔だの、マジソン郡の橋だの、ソフィーの選択だのマンマミーアだのばっかり観てないで、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を見てほしい。でないと日本人はダイアナのことばっかり知って、サッチャーの事を知る機会を永遠に失ってしまう。永遠にだ。コレこそ俗流のルッキズムだろうバーカ!なんつってですね、途中、1週間前に有料ブロマガに書いた日記の一部が混入していることに気がついた人いますか?いませんよね。いずれにせよ早苗ちゃんがサッチャーを目指すのは全く問題ないし、人頭税とか狂牛病とかいう事もないだろう。まずはまだ女性議員を「マドンナ議員」だと思っているクソジジイたちの小馬鹿にした態度を頼もしい幹事長と一緒にぶっ飛ばすべきだが、まあ今は仕方がないとはいえ、プロのルッキストとしてひとこと言わせていただくならば笑顔が過ぎる。笑顔が素敵ですねなんて言われて喜ぶ女じゃなかったぞサッチャーはね。サチコって言うんだ本当はね。だけど鉄でできてるから自分のことサッチャーって呼ぶんだよ。かわいそうね。サッチャー。と、一年かけて、ニコリともしない女になってほしい。都知事の百合子ちゃんはコーディネイトが70年代のアイドルなんですよね。そこもすごい!これこそルックの勝利!という感じなーんですが、僕が何で早苗ちゃんと、いきなりですが雅子皇后様を応援してしまうのは、一転して今度はルックじゃないんですよねー。雅子さまは(僕の年齢だと夏目雅子様もいるから、気をつけないと西遊記の話になっちゃいますけど)僕と同い年、高市先生は僕の2つ上、つまり、日本の皇室と日本の国政の中枢に、「バブル世代」が初めて入ってきた(まあ、皇后陛下はバブル期には海外でお仕事されてたから世代で括れませんけどね)。ここがね、最重要なのですあくまで僕にとっては、ですよ。僕が多くの人とプライオリティがおんなじになったら、やばいじゃないですか。マジョリティに迷惑ですよね笑。「女性初」はある意味どうでもいいんですよ。海外にすでにいっぱいいるし、早苗ちゃん陣営はシュミュラクラ完了してるし、だから「女性初」よりも「バブル世代初」ばっかり目がいっちゃうよなー。今、高市先生からは「ああ、ディスコで遊んだな」感があるわけよー。そんなバイブス国民のアンダー60全員感じないからこのポスト無意味ですけどねー。お若い方々には日本語だと思えないかもねー。ワリー&ザマーってかーんじ笑。もっと年寄りが誇りを持ってダメなガキを踏みつけられる健全な社会を作りましょう!とかいって立候補でもした気分ですけどね笑。間違ってちゃんとした子踏んだらだめですよ!ちゃんとした子にには世話してもらってね笑。と、さっきも「信濃町〜代々木」往復したんですよ。涼しくなったからね。でも途中に美味いもん出す店が死ぬほどあって、困っちゃいますねー。ああいうのはねスマホ持ちじゃない方が楽しめますよ!あのあたり食べログで検索しながらウロウロしてるのがいっぱいいて、全く楽しそうじゃないから。「歩いてたら偶然、美味い店が目の前に現れた」なんて、スマホー(「スマホ持ってる人」の意味ですね。地球上で僕しか使わない言葉ですけど)にしたらインディオの神話みたいな感じなんでしょうかね。そうでもないか「孤高のグルメ」とかそういうコンセプトか。いずれにせよ、どっちにも変わりはなかったですよ。信濃町も代々木も。ミャクミャクお疲れ様でした。ふなっしーが「面白いけど、ちょっとうぜえな」って思ってる人々に、潤いと魔法をありがとう菊地成孔でした。