「フェイクマミー」は僕の想定を超えた面白さにちょっと驚いた。プロデューサーの力量なのか。次世代を担う天才が生まれるのか。要経過観察です!
初回でリタイヤするかなーと思っていたドラマ
「フェイクマミー」の初回が意外と面白かった。
波留と川栄李奈のダブル主役。おお!二人とも朝ドラヒロインじゃないですか。まあこの二人はすでに主役をバカスカやってるので、ダブル主役というのも贅沢な話ではありますが僕の中では絶対に見たいとまではならない二人。(この秋のクールは三谷幸喜がキャスティングの優先権を持ってるのかもしれません)
あ、タイトルのロゴがこのドラマを安っぽくしちゃってる気がします。
(あらすじ的ネタバレあり)
東大卒で超一流企業勤務だった花村薫(波留)は独身キャリアウーマンとして仕事に打ち込んでいたが、自分より実力が下のはずなのに会社は「結婚して子供もいる女性を昇進させる方針」を採ったことでやる気を失い退職。転職を目指す中、バリバリヤンキーな女社長・茉海恵(川栄李奈)と出会う。薫は採用されなかったが、東大卒という理由で娘いろはのお受験のため、家庭教師を頼まれ、引き受けてしまう。嫌々引き受けたがいろはの才能に気付いた薫はいろはの夢を叶えてあげたいと思うようになり・・・。
・・・で、お受験のときに薫は茉海恵の代わりに親として「親子面談試験」に臨むところまで第1回で描かれる。
何が言いたかったかというと、初回でリタイヤできないくらい惹きこまれてしまったわけです。いろんな意味でよくできた台本で、ちょうどぶっ飛び具合もいい感じに作り込まれていたんです。・・・で思いました。
もしかしてこれって韓国のリメイク?
で、調べたらオリジナルでした。日本のドラマでこんなにテンポよく安っぽい設定なのにちゃんと見せてくれるものが作れることに「日本のドラマが変わり始めてるかも」と感じました。
で、監督はCMを手掛けてるジョンウンヒさん。よくよく調べたら「海のはじまり」「いちばんすきな花」を撮ってた。生方・得田コンビから影響を受けてるらしい。とはいえドラマの経験値はそんなになさそうですが、だからこそこのテンポで進められているのかもしれません。脚本にどこまで手を入れてるかは分からないけど。
さらに脚本は「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」で大賞を受賞した園村三さん・・・。え?ほぼ新人ってことですよね。確かに重鎮になればなるほどこの第1回は書けないかもしれない。
そうなるとプロデューサーが気になります。ほら来た韓哲さん!TBSの中でも次世代切れ者のひとりですね。おそらく韓哲さんが國村さんのデビューを押し付けられたのかもしれませんが、それをここまでしっかり創り上げるのはさすがです。しっかり脚本・演出をコントロールしてる気がする。いや演出には口を出してないと信じたいですが。
という内情を見てみると、この秋のクールで一番冒険してるのはこのドラマかもしれません。もしかしたら後半で失速するのかもしれないし、(無駄にお受験の学校内に薫の初恋相手がいましたし。無駄じゃないことを祈りますが)最後まですっごい展開が待ってるのかもしれない。今のところサスペンスなのか何なのかもよく分かりませんが「次回は必ず見よう」と心に決めておりまっす!
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