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今が旬!おいしい秋の味噌汁5選

秋ですね。今朝14日のあさイチは、お味噌汁特集。私も出演し、味噌汁のレシピやちょっとしたことで目先の変わる味噌汁をお伝えしました。

このnoteでは、番組の内容とは別に、今こそ食べたい秋の味噌汁を5種類、お届けします。味噌ごとに合うだしや具材を選んでみました。

3日間、レシピを無料で公開しますので、どうぞお楽しみください!

1.焼鮭とじゃがいもの味噌汁(米の赤味噌)

秋といえば鮭。鮭をこんがり焼いて味噌汁にすると、ボリュームたっぷりのおかず味噌汁になります。やわらかい鮭と、ほくほくのじゃがいものコンビネーションをお楽しみください。味噌は私がいつも愛用している熟成感のある米味噌を使っています。

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▼材料(2人分)
生鮭 2切れ
じゃがいも 中2個
たまねぎ 1/4個
まいたけ 1/3パック
だし 600mL
味噌 大さじ2

▼作り方

鮭は食べやすい大きさに切り、塩を薄く振っておく。じゃがいもは皮をむいてザクザク切る。たまねぎは薄いくし切り、まいたけは手でほぐす。

鍋にだし、じゃがいも、たまねぎを入れて中火で煮る。その間に、鮭をグリルまたはフライパンで焼く。中まで火が通ってなくても焼きめがつけば大丈夫。

じゃがいもが柔らかくなったらまいたけと鮭を入れて3分ほど煮る。味噌を溶き入れる。好みでバターを落としてもおいしい。


※塩鮭でもできますが、そのときは味噌を少し加減してください。
●だし:煮干と昆布/味噌:米味噌(加藤商店・田舎味噌)/お椀:欅・糸筋椀(喜八工房)

2.さつまいもとねぎ、油揚げの味噌汁(麦味噌)

麦味噌は、九州や四国、中国地方の一部で食べられる、麦を使ったお味噌です。麦による独特の風味と香り、甘みがあり、慣れるとやみつきになります。甘みの出る野菜の味噌汁などがぴったり。さつまいもの甘みとぽくぽくした食感が秋を感じさせます。

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さつまいもの味噌汁はほっとする味わい。ねぎと時間差で煮るのがコツ

▼材料(2人分)
さつまいも 細めのもの1本
長ねぎ 2/3本
油揚げ 1/2枚
だし 500mL
米味噌 大さじ2
(好みで)溶きがらし 少々

▼作り方

さつまいもは洗って皮ごと輪切りにする。長ねぎは斜め切り。油揚げは1センチ幅に切る。

だしにさつまいもを入れて中火にかけ、10~15分、さつまいもが柔らかくなってきたら、長ネギと油揚げも加える。

長ネギが煮えたら味噌を溶き入れ、ひと煮立ちさせる。好みで溶きがらしを添える

●だし:焼干しと昆布/味噌:麦味噌(フンドーキン・国産原料麦)/お椀:白木椀(メーカー不詳)

3.かぶとえのきの白い味噌汁(米の白味噌)

白味噌は、熟成が1~2週間と非常に短いため、色が白く仕上がります。そのぶん麹の量を増やし、大豆そのものと麹の甘みやうまみを味わいます。塩分も低いため、普通の味噌よりたっぷり使うのがコツ!
かぶやにんじん、里芋、あるいは白身魚など、やさしい味の食材が向いています。今回は白い野菜と昆布だしで精進仕立てにしてみました。

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かぶ、えのきと白い野菜で白く仕上げました。溶きがらしをアクセントに。

▼材料(2人分)
かぶ 中2個
えのき 1/3束
白味噌 大さじ4~5 ※味噌の塩分による
昆布 5cm
(好みで)溶きがらし 少々 

▼作り方

かぶは皮をむいて四つ割、または六つ割にする。えのきは石づきを落として横1/3に切る。

水500mLに昆布を入れて弱火でゆっくり煮出す。沸騰してきたらかぶとえのきを加えて12~14分、かぶが柔らかくなるまで煮る。

味噌を溶き入れてひと煮立ちさせる(白味噌はしっかり火を入れましょう)。お椀によそって、好みで溶きがらしを添える。
※からしはチューブの場合少しだけ水でゆるめるとよいです

●だし:昆布/味噌:白味噌(加藤味噌・京白味噌)/お椀:河和田塗り汁椀(無印良品)

4.揚げナスの味噌汁(八丁味噌)

八丁味噌は大豆と塩だけで作る、東海地方の味噌。2年以上熟成させるため真っ黒ですが、塩分は濃くはありません。独特の風味があり、味のしっかりした食材やうまみの強い食材などでも負けません。今回作ったのは、素揚げしたナスを入れた赤だしの味噌汁です。

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素揚げしたナスが味噌と相性ばつぐん。山椒の粉をちょっと振っても。

▼材料(2人分)
ナス 2本
ピーマン 1個
八丁味噌 大さじ2 ※赤だし用の合わせ味噌でも
だし 450mL
(好みで)山椒粉 少々

▼作り方

ナスはヘタをとって3cmほどの輪切りにする。ピーマンはヘタと種をとって乱切りにする。

低温の油でナスを素揚げし、よく油を切っておく。
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鍋にだしを煮立て、味噌を溶き入れ、揚げたナス、ピーマンを加えて3~4分煮る。好みで山椒粉を振る。

●だし:かつおだし/味噌:八丁味噌(まるや八丁味噌)/お椀:赤の塗り椀(メーカー不詳)

5.れんこんとしめじの味噌汁(豆味噌の白味噌)

岐阜で「豆味噌の白味噌」というかなりレアな味噌を分けていただきました。 コクやうまみが強く、昆布だしだけでも十分なおいしさ。塩分は普通の味噌と近いので使いやすいです。薄切りのれんこんと、きのこを合わせて、精進仕立ての味噌汁にしてみました。

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きのこはしめじ、エリンギ、干し椎茸。クコの実をいろどりに。

▼材料(2人分)
れんこん 5cm
しめじ、エリンギ 合わせて60g
カット干し椎茸 1g ※大さじ2の水に浸けておく
(好みで)クコの実 小さじ1
豆白味噌 大さじ2と1/2 
昆布 5cm

▼作り方

れんこんは皮を向いて半割にし、薄切りにしたらさっと水に通す。きのこは手でさく。

鍋に昆布、戻した干し椎茸を水ごと、水450mLを入れ、中火にかける。煮立ったられんこんとしめじ、エリンギも加えて煮る。

れんこんに火が通ったら味噌を溶き入れて煮立てる。好みで、水で湿らせておいたクコの実を散らす。


●だし:昆布・干し椎茸/味噌:豆白味噌(メーカー不明)/お椀:白うるし越前塗り(漆琳堂)

+++
秋の味噌汁、いかがでしょうか。
どんなお味噌で作っても、どんな具を使っても、味噌汁はおいしいもの。今回の具材の組み合わせは、どのお味噌でも作れます。まずはお気に入りの味噌で一杯作ってみてください!

番組内で紹介されたレシピはこちら!

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有賀 薫 読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。

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スープ作家。素材を活かしたシンプルレシピで料理の迷いをなくします。著書に『スープ・レッスン』『ライフ・スープ』『有賀薫の豚汁レボリューション』など多数。
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