「マリノス、横浜で活動継続を」市や商議所、日産に要望 売却報道で
日産自動車がサッカーJ1、横浜F・マリノスを運営する横浜マリノス(横浜市)の株式売却を検討しているとの報道を受け、横浜市の山中竹春市長や横浜商工会議所などは3日、市内での活動継続を日産に要望した。同クラブが「横浜市民にとってかけがえのない存在だ」としたうえで、地域との連携の継続なども求めた。
市と商議所、市の外郭団体の横浜市スポーツ協会が文書で要望した。山中氏は「Jリーグ創設以来、横浜市をホームタウンとして活動を続け、市民の健康増進や経済の発展に寄与してもらった。地域の総意としてマリノスが横浜に残ってもらえるよう要望する」と話した。
マリノス株は日産が約75%を保有している。売却報道を受け、横浜市内に本社を置くノジマが買収を検討しているほか、本拠地の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の命名権の獲得にも関心を寄せているという。
日産が保有する日産スタジアムなどの命名権の契約期限は2026年2月までで、現在の契約額の半額以下となる年5000万円での更新を横浜市に打診している。市は契約更新を再検討する方針を示している。
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