日産スタジアム命名権「担当者の見通し甘い」 横浜市長が「再検討」

上野創 足立朋子

 日産スタジアム横浜市港北区)などのネーミングライツ命名権)契約の更新について、横浜市の山中竹春市長は26日の定例記者会見で、市の担当局の見通しが甘く、対応が遅かったと指摘し、再検討を指示したと明らかにした。

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 市は今月16日、日産自動車(本社・横浜市西区)から、来年3月以降の1年間だけ年5千万円での契約更新を打診され、19日の市議会常任委員会で受け入れの方針を報告した。これまでの契約と比べると大幅な減額となる。日産側とはまだ書面を交わしていないという。

 山中市長は「(担当者からは)市民や利用者に混乱を招かないことを第一にした判断だったと報告を受けているが、市民にとって何が一番良い方法なのか、とれる方策を再検討するように指示した」と話した。再検討について日産側には伝えていないという。

 現在の内容で契約するかどうかは「するかもしれないし、しないかもしれない」と述べた。

担当課は「市民にとって何が最良なのか検証したい」としている。

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この記事を書いた人
上野創
横浜総局
専門・関心分野
教育、不登校、病児教育、がん、神奈川県、横浜市
足立朋子
横浜総局
専門・関心分野
保育・教育 労働、子どもの権利

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