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第3話

2. 笑門来福
5
2025/10/14 01:45 更新
ぽんっ

ぽんっ

ぽんっ─────


赤、青、黄、緑といった様々な色の紙がひとつの球になっている紙風船。上へ上げれば下へ落ちて、時々木漏れ日にあたり輝いている。それを私達は決して落とさぬよう、上へ上へとつついていた。





ライム
おねえたま!そちらへいきました!
ライオン
はっはい!
私は手を伸ばしたが、紙風船には届かなかった。
─────とす
紙風船は優しい音をたて、地面へと落ちた。
ライオン
あっ…
ライオン
す、すみません。毎回私で終わってしまう…
ライム
気にすることなんてありません!
ライム
あたしは、おねえたまとこうして遊べるだけで幸せですから!
そう微笑みを向けてくれるのは、貴方だけです───
ライオン
!ふふ、ありがとうございます。ライムさん
ライム
えへへ
ライム
おねえたまはやっぱり、そうやって笑っていた方が素敵です!
ライム
あたしは、おねえたまの笑顔がだーいすきです!
ライオン
ライムさん…
ライオン
ありがとうございます。そんな風に言って頂けると、自然と笑みが零れてしまいますね
ライオン
私にとってもライムさんの笑顔が、何よりも輝いて見えますよ
ライム
そういって頂けるなんて───
あたしとっても嬉しいです
ライオン
ふふ、お互い様ですね
ライム
ライム
はい!
そういって貴方は、太陽のような笑顔を向けた。
それからといい私達は、様々なことをした。















─────過ぎていく時など、気にすることなく






























今回短めですみません!!!中々更新もできず本当に申し訳ないです💦
最近少し作者のリアルが忙しくてですね…それもこちらの事情で大変身勝手ながらお許しください🙏

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これからもゆっくりになりますが更新がんばるので、楽しみにお待ちください🌸

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