大阪・関西万博さようなら 涙浮かべる帰宅客【閉幕タイムライン】
【午後10時ごろ】さようなら万博、涙浮かべる帰宅客「得たことを糧に頑張る」
閉場時間を迎え、多くのスタッフが見送るなか、来場客は手を振ったりハイタッチに応えたりしながら帰宅の途に就いていました。
46回訪れたという大阪府河南町のポープ三恵さん(46)は「みんなでつくり上げた万博。悲しい気持ちはあるけれど、半年間で得たことを糧にまた頑張りたい」と涙を見せながら別れを惜しみました。
【午後9時35分ごろ】大阪ヘルスケアパビリオンで閉館セレモニー
大阪府・市が運営する大阪ヘルスケアパビリオンの閉館感謝セレモニーには500人以上の運営スタッフが参加。吉村洋文府知事と横山英幸市長、西沢良記館長が感謝の言葉を述べました。同館には延べ553万人が訪れました。
スタッフが働く様子を映した動画が流れ、橋本玲奈さん(30)は「MCをしていた自分が映っていて、今までのことがよみがえった。終わってしまうんだなという実感がようやく沸いた」と振り返っていました。
【午後9時ごろ】200万人超来場の水上ショーが終演 スタッフにねぎらいの声
人気の水上ショー「アオと夜の虹のパレード」が終演しました。プロデューサーによる「ありがとうございました」の挨拶に合わせてスタッフ約150人全員が一礼すると、会場から「ありがとう!」「おつかれ!」といったねぎらいの声が上がりました。
水上ショーはダイキン工業とサントリーホールディングスが主催しました。6月には指針値以上のレジオネラ属菌が検出されたとして、約1ヶ月の休止を余儀なくされましたが、計278回開かれ、最終的な来場者数は200万人を超えました。
【午後7時37分】最後のドローンショー、巨大ミャクミャクが夜空に
会場上空ではドローンショーが行われました。ショーに合わせた音楽が流れる中、色とりどりの光で巨大なミャクミャクや「EXPO2025」の文字などが描かれました。
滋賀県長浜市の40代の自営業男性は「いつもより絵柄も大きく立体的で迫力満点だった」と話しました。会場には約10回訪れたといい「来るたびにはまっていった」と振り返りました。
国際社会で分断が深まる中、158の国と地域が大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)に直接集った184日間の祭典は、未来へ何をつなぐのか。会場内外で芽吹いた変化を追いました。
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【午後7時20分ごろ】フランス館スタッフがDJショー
フランスパビリオンの1階入り口に設けたステージに、同館スタッフがDJとして登場。集まった関係者や来場者とともに音楽で会場を盛り上げました。
同館には会期中467万人が訪れました。米国出身で大阪市在住のトーマス・バルカーさん(45)は最前列でパフォーマンスを見守り「フランス館のアートや芸術には感動した。30回以上来た万博が終わってしまうと思うと寂しい」と語りました。
【午後7時ごろ】ヌルヌル館で「直会」 落合陽一さんが日本酒ふるまう
鏡状のキューブが並んだシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」では閉幕を前に、神事の後に酒を飲み交わす行事「直会(なおらい)」になぞらえた「ナオライモード」と称するイベントが開催されました。
プロデューサーの落合陽一さん(38)は「皆さんのおかげでここまで来れました」とあいさつ。「掛け声は『ヌル』で」と音頭を取った後、準備した樽酒を木づちで叩いて「鏡開き」。来場者や関係者らに日本酒をふるまいました。
【午後6時35分ごろ】別れの花火、会場の夜空を彩る
万博閉幕を飾る花火が約5分間、夜空に打ち上がり、会場では歓声が沸き上がりました。
大阪府松原市から来た野村かつみさん(65)は30回以上来場したといい「花火を見てこれまでの万博での記憶を思い出しました。少し泣きそうになりました」と話していました。
【午後6時20分ごろ】万博協会の会長、事務総長が記者会見「達成感感じている」
日本国際博覧会協会の十倉雅和会長と石毛博行事務総長が記者会見を開きました。十倉氏は「最高の盛り上がりをもって万博が終わろうとしている。大いに達成感を感じている」と晴れやかな表情を見せました。
石毛氏はスタッフらの尽力に触れ「ものすごい努力をしながら、万博を価値あるものにしようと動いてくれた。感謝で頭が下がる思いだ」とねぎらっていました。
【午後5時30分ごろ】各国・地域の旗が降ろされる「終わるのは寂しい」
東ゲート前では、万博に出展している各国・地域や国際機関の旗が降ろされました。日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長も駆けつけ、時折うなずきながら見守っていました。
堺市在住の下坂可奈子さん(42)は「家族で何度も来ていたので、万博が終わってしまうのは寂しい。旗を降ろす係に選ばれた息子の姿を見て、成長を感じた」と話していました。
【午後5時15分ごろ】大阪万博から横浜・国際園芸博へ 市長がバトン手渡し
大阪ヘルスケアパビリオンで、大阪市から2027年国際園芸博覧会を控える横浜市へのバトンタッチセレモニーが開催されました。
大阪市の横山英幸市長は「苦労もあると思うが、必ずその先に来場者の子供たちの素晴らしい笑顔が待っている」とエールを送り、横浜市の山中竹春市長は「大阪万博の盛り上がり、お客様の笑顔を横浜の万博につないでいきたい」と意気込んでいました。
【午後4時30分ごろ】ミャクミャクも感謝のフラッグパレード
万博に参加した人に感謝を伝える「フラッグパレード」が催され、世界各国の国旗を持った人たちが大屋根リングの下などを練り歩きました。公式キャラクター「ミャクミャク」も隊列を先導。沿道には多くの人が詰めかけ、パレードに手を振る様子などがみられました。
観覧した奈良市の会社員、原田采佳さん(24)は「各国の旗を見て、こんなに多くの国が万博に参加していたんだと感動した。最後に観られてよかった」と話していました。
8月13日夜、万博会場に直結する大阪メトロ中央線が電気系統のトラブルで運転を見合わせ。帰宅できなくなった大勢の来場者とスタッフが会場内で一夜を過ごしました。
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【午後4時20分ごろ】 パナソニック館の小川館長「本当にホッとした」
パナソニックホールディングスのパビリオン「ノモの国」の小川理子館長が記者団の取材に対し「本当にホッとした」と心境を語りました。来場者は当初目標を超える約47万人になる見込みです。
小川館長は「最初は(万博全体の)来場者も少なく、大丈夫かとも思ったが、8月には課題もクリアして盛り上がりのピークを迎えた」と振り返りました。
【午後3時ごろ】閉会式終盤、万博旗がサウジアラビアに
大阪・関西万博の名誉総裁である秋篠宮さまは「このたびの万博を契機に、多くの人々がここ夢洲に集い、つながり、相互理解を深め、人類が直面している共通の課題への解決策について共に考える契機を得たことは非常に意義深いことと思います」と話されました。
閉会式の終盤には、会場内に掲げられていた万博旗が日本側から博覧会国際事務局(BIE)を通じてサウジアラビアの代表者に引き渡されました。次の万博は2030年にサウジの首都リヤドで開かれます。
万博来場者の目を連夜楽しませたドローンショー。「ドローンはどこから来て、どこへ帰るのか」。1000機が飛行する舞台裏を映像と写真で紹介しました。
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【午後2時30分ごろ】閉会式で石破首相「ミャクミャクに感謝状」
石破茂首相が登壇し「多くの方々に満足いただき、素晴らしい万博をつくり上げることができた。新しい日本の幕開けになり、地方創生にもつながった」と述べました。あわせて公式キャラクター「ミャクミャク」の貢献をたたえ、内閣総理大臣感謝状を贈呈したことを明らかにしました。
大阪府の吉村洋文知事も地元自治体を代表し「皆さんのお支えがあったからこそ、この万博をやりきることができた。またいつの日か、日本で万博をやろう」と語りかけました。
【午後2時過ぎ】閉会式始まる 十倉会長「いのち輝く未来社会はきょうから」
円形劇場、EXPOホール「シャインハット」で閉会式が始まりました。国内外の関係者ら1000人規模が閉会式の会場につめかけています。
日本国際博覧会協会の十倉雅和会長は「万博で得た経験や感動を世代を超えてつなぎ引き継いで、『いのち輝く未来社会』を共につくりあげていくスタートはまさにきょうから始まる」と挨拶しました。
【午後1時45分ごろ】中田英寿さんら、ポスト万博の未来に向けて「鏡開き」
EXPOアリーナ「Matsuri」では、JR西日本主催の「ファイナルイベント」として、日本酒の試飲やコンサートが開かれています。
イベントの前半では日本酒をセレクトした元サッカー日本代表の中田英寿氏やJR西の倉坂昇治社長らが万博後の未来を切り開く思いも込めて「感謝の鏡開き」を実施しました。
【午後1時30分ごろ】 大屋根リング盛況 「万博のシンボル」最後の思い出づくり
大屋根リングの上には最終日も多くの人が集まっています。万博の象徴となったリングからの眺めをスマートフォンなどのカメラに収める来場者も多く見られました。
大阪市中央区から来た坂本麻友子さんは、開幕日に目にしたリングのスケール感に心を奪われたそうです。「一緒に来た人たちとの思い出の場でもあった。今日は心残りないようにしっかりリングを歩きたい」と話しました。
【午後1時ごろ】コモンズ館、世界の言語で「ありがとう」
「MERCI」「Grazie mille」――。共同館「コモンズB」のガラス張りの壁面には、各国の言語で感謝のメッセージが記されています。
自由や尊厳を守り抜く決意表明としてウクライナのパビリオンが掲げた「Not for Sale」の文言も確認されます。多くの人たちが記念撮影をしていました。
【午後0時30分ごろ】「1万人の第九」も 半年の思い出たどる写真600点展示
会場東側の「ギャラリーEAST」では、大阪・関西万博の半年間を振り返る写真展が開かれています。各国・地域のナショナルデーの記録写真など600点以上が並んでいます。
大阪府吹田市の会社員、米沢雅さん(56)は開幕日に参加した「1万人の第九」イベントの写真前で当時を振り返りました。「雨で中止になるか不安でしたが、本番直前で晴れたことがうれしかった」と話しました。
【正午ごろ】スシロー、「食べ納め」待ちは最大で400組超
「スシロー未来型万博店」は最終日も盛況です。通常より30分早い午前9時30分に開店し、5分足らずで当日分の入店受付を終えました。この日の入店待機組は最大で400組を超え、正午時点でも約290組が「食べ納め」の一貫を待ちわびています。
来店した大阪市の20代女性は「ウニや天ぷらがおいしかった。ゲームや店員さんの盛り上げもあり、テーマパークのようで楽しかった」と満足げに話しました。
7月12日、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が白いスモークでハートマークや桜の花びらを描く展示飛行を披露しました。大阪府内での展示飛行は1990年の「国際花と緑の博覧会(花の万博)」以来35年ぶりでした。
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【正午ごろ】「対立越えた万博を継承」30年リヤド万博開催のサウジアラビア
2030年に首都リヤドでの万博開催を控えるサウジアラビアが記者会見を開きました。同国のパビリオンには会期中に300万人以上が来館するなど好評で、PR効果もありました。
政府代表のガーズィー・ビンザグル駐日大使は「大阪万博が各国の対立を越えて貢献しあう場となった。テクノロジーも披露された。リヤドもこの流れを受け継ぐ」と話しました。
【午前11時25分ごろ】「大阪・関西万博宣言」発表 未来社会の道しるべに
万博に参加した国や地域、国際機関などとの間でとりまとめた「大阪・関西万博宣言」が、EXPOナショナルデーホールで開かれた式典で発表されました。
宣言では今回の万博について、「大屋根リングに体現される『多様でありながら、ひとつ』とのメッセージを世界に発信した」と評価しています。日本国際博覧会協会の十倉雅和会長は、「宣言が持続可能で包摂的な未来社会の実現に向けた道しるべになることを祈る」と述べました。
【午前11時15分ごろ】空飛ぶクルマ、最終日も会場舞う
会場西側の「モビリティエクスペリエンス」では「空飛ぶクルマ」が旋回飛行し、着陸後には拍手が湧き起こりました。石破茂首相も駆けつけて観覧しました。
運航するANAホールディングスと米ジョビー・アビエーションは2027年度にも商用運航の開始を目指しています。大阪市の50代女性は「閉幕前に見られてよかった。街中で飛んでいる姿も早く見てみたい」と期待を語りました。
【午前10時半ごろ】「万博楽しかった!」電力館外壁に寄せ書き
電気事業連合会が出展するパビリオン「電力館」では、来場者が外壁にメッセージを書き込んでいます。「万博ありがとう 楽しかった!」「電力館ほんまに大好き!」などと思いがつづられていました。
未来技術、海外文化、美しい映像、音楽鑑賞、グルメ、イベント――。盛りだくさんの万博会場では、あれもこれも行きたくなります。プライベートで20回以上通い、全パビリオンを制覇した20代記者が万博の楽しみ方を紹介しました。
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【午前10時ごろ】イタリアで閉館式 パビリオン前に特設スケート場
イタリアがクロージングセレモニーを開きました。陸軍音楽隊が演奏を始めると、「大屋根リング」の上にも多くの観客が集まりました。イタリアでは26年2月にミラノ・コルティナ冬季五輪の開催を控えています。パビリオン前にはスケートリンクが設置され、関西大学のアイススケート部員が軽やかに踊りを披露すると、大きな拍手が起こりました。
【午前9時40分ごろ】「万博おばあちゃん」皆勤を達成
「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん(76)は、会期中に全てのパビリオンを訪れ皆勤を達成しました。最終日の13日は、仲良くなったスタッフに会いに行き、写真を渡す予定です。
山田さんは「厳しい暑さや、なかなか予約が取れないことでつらいときもありましたが、パビリオンのスタッフと『また会いに行くよ』と交わした約束を思い浮かべて頑張ってきました」と笑顔で話しました。
【午前8時40分ごろ】ゲートが開き、一斉に駆け出す来場者
東ゲートが開くとともに来場者が一斉に目的地に駆け出し、警備員は大きな声で「走らないでください」と呼びかけました。
開場を担当するスタッフは一列に並び旗を振り「おはようございます。いってらっしゃい」と来場者を出迎えました。来場者が「お疲れさまです。ありがとうございました」と大きく手を振り応える姿も見られました。
5月中旬、羽虫の一種「ユスリカ」が大量発生。大屋根リングの上を歩くと、おびただしい数の羽虫が顔や体にまとわりつきました。6月には水辺エリア「ウォータープラザ」の海水から指針値以上のレジオネラ属菌が検出され、水上ショーが中止に。日本国際博覧会協会は対策に頭を悩ませました。
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【午前8時半ごろ】最後のおもてなしは準備万端 「全身全霊で」
開場を控え、スタッフたちが最後の出迎えの準備をしています。パビリオンに集まり記念写真を撮る人もいます。
NTTパビリオンのスタッフ、佐藤孝一さん(47)は「最後に関わることができてうれしい半面、寂しさもあります。来場者に喜んでもらえるよう、笑顔を心がけたいです」。ゴミ分別などを担う男性(33)は「万博に関われたのは一生の思い出。最後なので全身全霊で取り組みたいです」と話しました。
【午前7時40分ごろ】スタッフら「フレンドシップリング」交流の証に
午前7時40分ごろ、各パビリオンのスタッフらが大屋根リング上に集まって手をつなぎ、「フレンドシップリング」をつくりました。参加者は国旗などを持ち寄り、閉幕間際の交流を楽しみました。ブラジルパビリオンで働く近藤エゼッキさん(39)は「半年一緒に働いた人と最後につながることができてよかった」と語りました。
【13日午前6時ごろ】最終日の開場待つ来場者「雰囲気楽しみたい」
大阪・関西万博の会場、夢洲(ゆめしま)には閉幕日の13日午前6時ごろには多くの来場者が押し寄せました。名古屋市から訪れた男性会社員(33)は万博を訪れるのは15回目。「祭りが好きだから会場の雰囲気を楽しみたい」と話しました。「来場したらまずは閉会式のパブリックビューイングの整理券を手に入れたい。思い残すことが無いように、今日は記念写真をたくさん残したい」と名残惜しげに語りました。
開幕した4月13日、米国やフランスなどの各パビリオンの前には長い行列ができました。「並ばない万博」に向けて課題も。準備が間に合わずオープンできなかった海外パビリオンもありました。
大阪万博、初日の来場予約14万人超 混雑解消など課題も
【12日午後7時半ごろ】パソナ館、壁面に「ありがとう」のメッセージ
パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)」の壁面に「ありがとう」「また、淡路島で会いましょう」とメッセージが投影されました。西ゲートから帰路につく多くの来場者が足を止め、写真に収めていました。
パソナ館は閉幕後、同社が本社機能の一部を置く兵庫県淡路島に移築・再利用される予定です。
【12日午後6時半ごろ】海外パビリオンを景観や展示の4部門で表彰
博覧会国際事務局(BIE)が、海外パビリオンを建築・景観、展示デザイン、テーマ解釈、持続可能性の4部門で審査し、優秀者を選出しました。参加国が独自に建設した「タイプA」の建築・景観部門では、サウジアラビアとバーレーンが金賞を受賞しました。
展示デザイン部門は中国とポーランド、テーマ解釈部門はイタリアとウズベキスタンが金賞に選ばれました。持続可能性部門はドイツとルクセンブルクが受賞しました。
【12日午後1時半ごろ】8人のテーマ事業プロデューサー、万博を総括
今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と密接に関わる8棟のシグネチャーパビリオンを手掛けたテーマ事業プロデューサー8人がトークセッションに参加し、半年間に及んだ会期を振り返りました。
パビリオン「いのちの未来」を担当したロボット工学者の石黒浩・大阪大教授は「AI(人工知能)やロボットとの向き合い方、未来をテクノロジーでどう作っていけばいいか考えるきっかけを持ってもらえたのではないか」と話しました。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
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(更新)- 石井クンツ昌子お茶の水女子大学 理事・副学長ひとこと解説
大阪・関西万博は成功だったかの議論が既に始まっている。その多くは経済的効果だ。チケット販売が黒字化ラインの1800万枚を超えたり、ミャクミャクというキャラクターがいつのまにか「かわいい」に変わり、グッズの売り上げが好調だった。 ただ、万博が成功したかは経済的効果だけではなく入場者が楽しんだのかが最も重要な指標だ。某調査によれば、混雑などへの不満もあったが、全体としては入場者の7割程度が満足したという結果が得られている。この規模のイベントで不満がないのはありえないから、多くの入場者が楽しんだのであればそれで良いのではないかと思う。私も楽しんだ一人として、万博に関わった全ての人たちに感謝したい。
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