漂月@漫画版マスケットガールズ4巻発売中

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漂月@漫画版マスケットガールズ4巻発売中
@Hyougetsudou
専業小説家/教育学修士。 「人狼への転生、魔王の副官(全16巻)」「マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~(全4巻・コミカライズ連載中)」の作者。 カクヨムネクストで「白銀砂漠の魔術師は、呪われた少女と疑似家族の夢を見る」連載中。 カクヨムアカウントはHyogetsu。連載完結率100%
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コミカライズ「マスケットガールズ! 転生参謀と戦列乙女たち」(作画・飛鳥あると先生)の第4巻が7月4日発売です! キオニス騎兵の追撃を迎え撃ち、奇跡的に生還した第6特務旅団。しかし歴史的大敗の責任問題が帝国内部に深刻な亀裂を……。戦場でも会議室でも負けるな、死神参謀ユイナー!
The image is a cover for the fourth volume of the manga "マスケットガールズ! 転生参謀と戦列乙女たち" (Musketeer Girls! Reincarnated Strategist and Line Infantry Maidens), illustrated by 飛鳥あると (Tobu Aruto). It features a character in a military uniform holding a sword, with other soldiers in the background operating a cannon. The text on the cover indicates the volume number (4) and highlights the release date (July 4). The context from the post text reveals that this volume follows the story of the 6th Special Mission Brigade, who miraculously survived an attack by the Kionis cavalry, but now face internal conflict within the empire due to a significant defeat. The character Yui Na, referred to as the "death god strategist," is central to the narrative.
教育学部にいたとき、周りには「勉強が好きだから」「子供が好きだから」「いい先生になりたいから」という光の学生と、「安定した職業だから」というまあそれはそれでという普通の学生と、「ヤツらから受けたクソみたいな教育の連鎖を俺が断ち切る」という闇の学生がいました。漂月は闇の学生でした。
創作者には2種類いて、創作を通じて何か(承認欲求とか)を満たそうとしている人と、創作そのものが目的の人がいます。 両者の作品に大きな差はないと思いますが、長い目で見ると前者はだんだんおかしくなっていく気がします。 後者はもともとおかしい人たちです。
限界まで追い詰められて心が弱りきった人間は没個性的になると思っているので、フィクションの悪役が「それがお前の本性だ」とか言ってると何言ってんだおめえという気分になる。「悪人も善人も心が弱ればみんな悪人になるんだ。君は違うといいな、ヒーロー?」とかなら好き好き大好き。
作者が「ねえほらこういうヤツってどう思います? ムカつくでしょう! 許せないでしょう! だからぶちのめしてやりました!」ってやるよりも「全ての登場人物は自分の人生を精一杯生きて、あるべき結末にたどり着きます。彼の場合、それは破滅でした」ってやる方がたぶん面白くなると思ってます。
善堕ちした元悪役も好きですけど、自分なりの美学とかポリシーとかガイドラインを持って職務を遂行する敵役とかも好きですよ。 主人公「きっ、貴様は!?」 敵役「博物館で騒ぐな。人類史の貴重な遺産を傷つけたくない。それに」 主人公「それに?」 敵役「今日はオフだ」 みたいな。
創作をあまり難しく考えないでほしいのですが、例えば「不運な男がいた。彼は……」の続きをぼんやり考えるとき、誰もが創作の入口に立っているのです。スラスラと物語が紡げた人は不運なことに小説家に向いています。申し訳ありませんがライバルの芽は早めに摘んでおく主義です。ここで消えてもらう。
偏差値30台の高校で1年間だけ教えましたけど、「高校」って漢字で書けなくて「こう高」とか「校校」とか書いてくる子たちがいて、九九もアルファベットも覚えてなくて、会話は「やべえ」と「むかつく」だけでした。何をどう教えたらいいのかわからなくて、私はこの仕事無理だなと思いました。>RT
私も担当編集と電話してて「あなた」を使ったらめっちゃキレられた経験があるので、そういう界隈が実際に存在するんだと思います。「一緒に仕事をする相手に使っていい言葉じゃない」と言われました。 (翌年不祥事を起こしてクビになってたのでまともな編集ではなかった模様)
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JSF
@rockfish31
「あなた」は礼儀を弁えた言い方だと思うのだけど、そうではない受け取り方をする界隈があるのか… 何それ怖い。異文化との衝突みたいな。 x.com/tundoc/status/…
次女氏が名探偵コナンの黒の組織にハマっているので、「麦茶ですぜ、ジンの兄貴」「歯を磨かないと虫歯になりやすぜ、ジンの兄貴」などと言ってみたところ、次女氏は「ああ、そうだな(めいっぱいの低音)」で返してくれました。
小説家や放送作家ってのは娯楽を売るだけの商売で、米1俵すら作れないし処方箋1枚だって書けないんです。社会のお荷物なんです。我々が社会の役に立てるのは、米を作ったり処方箋を書いたりしてる人たちの癒しを作れたときだけです。だからそういう人を背中から撃つような真似だけはしちゃいけねえ。
そういや自分でもゾッとしたのが「ロシア軍3500人死亡」という情報に対して「数字の誇張はあるにせよウクライナ軍は健闘しているようで安心した」と思っちゃったこと。ほんの一瞬ですが、数千人もの死を肯定的に受け止めた自分を心底恥じています。これだから戦争は嫌なんだ。
なろう小説で無能貴族が民衆を困らせる展開に「こんなヤツいねーよ」って意見もあるけど、「諸国の強者を集めて大規模な競技会を開催しよう! 暑いのなら時計の針を2時間ほどずらせばよい。我が国の律儀で真面目な民ならば乗り切れるはずだ」って言ってる国が現実にないとは言い切れないだろ!
ところで全然関係ない話なんですが、カゴメのトマトジュースとヒガシマルのめんつゆだけで作ったチキンのトマト煮が過去最高に旨くできたので、調味料の割合とかトマト缶選びとか素人が頑張ってもやっぱ無駄だな……と改めて思いました。メーカーの技術力半端ねえ。
新しいタイプのなろう主人公「致死率の低い疫病か……。それなら大仏を、つまり巨大な神像を作るんだ」 医師「そんなことして何の意味があるんです?」 な「社会的混乱が一番怖い。どうせ治療法はないんだ。集団免疫を獲得するまで大仏でも作らせとけばいい。終息したら大仏のおかげだと思うだろう」
怪異が人間を襲う理由なんて「お昼に食べたおにぎりが美味しかったから角を曲がって5番目に会った人の首をへし折って側溝に投げ込みました」ぐらいの論理性でもいいと思ってます。理解できない方が怖くていいです。おにぎり食べるんだなこの怪異。
長女がYouTubeにドハマリしてるのが嫁さんには気に入らないらしく、先日家族会議を開きました。 「YouTubeを禁止したところで君が思うように読書をしてくれる訳ではない。読書を楽しめる環境になれば自然に読書もする。長女の好きな本をもっと買おう」と説明したら、なぜか長女にお礼を言われました。
社長「全てのバイトに経営者目線を」 バイト「あー社長君だっけ? 君ちょっと役員報酬貰いすぎなんじゃないかね? 君がバイトと同じ時給で働くだけで我が社の収益が大幅に増えるんだ。心苦しいが、経営者目線で君の人件費カットを提案せざるを得ない。会社がなくなると君も困るだろう?」
電子書籍は恐ろしいんですよ……。刊行から年単位で経過してても、家計の足しになる程度の印税がスッと入ってくるんですよ……。電子書籍普及前から商業作家してる人間にとってはそれが不思議で、周囲をキョロキョロ窺ってから支払明細をそっと懐にしまうんですよ。なんか怖い。もっとください。
今気づいたんですけど、今後は敵国との戦争で首都籠城を続けてる指導者にピアノの演奏させるシーンとかもう書けなくない? 「閣下、どちらへ?」 「少しピアノを弾いてくるよ。ここに来る敵兵に聞かせてやろう」 「それはいいんですけど、なんでズボン脱いでるんですか」
異世界で農業する場合、「まず最初にすべきは土作りで、作物の五大栄養素は窒素・リン酸・カリウム・カルシウム・マグネシウムである」的な世界なのか、「聖なるヌッピョンガを豊穣を司るマハバラーフにスポルしたものをゲゲップする」的な世界なのかでだいぶ違ってくる。
ツイッターで遊んでて気づいたことですが、断定的な強い口調でツイートしてるといつの間にかフォロワーが増えているので、「慎重な発言をする専門家」よりも「メチャクチャな断言をする素人」の方が発言力が強くなるのは人の性だなと思いました。
ゼレンスキー氏には何としても生き延びてもらい、平和になったウクライナでロシア侵攻直前の支持率に戻って「あのときは間違いなく本物の指導者だったんだけどなあ」みたいなことを言われながら政界を引退し、ウクライナの復興を見守りながら好きなことしてのんびり暮らしてほしいと勝手に願っている。
「人類は退化してるのではないか」みたいなツイートを見たけど、退化は進化の一部なので「何言ってんだこいつ」としか思いませんでした。目が退化した深海魚はそういう進化をしただけですし、ヒトは直立二足歩行で長時間の歩行を可能にしたが安定性は劣化した(不安定だから少ない力で歩ける)。
「どこに投票してもええんやで」という言葉は決して軽くない。「ここは絶対にアカンで」と思える党や候補者は間違いなく存在するからだ。しかしそれでも「どこに投票してもええんやで」と言う。それが民主主義のルールであり、絶対に変えてはならない大原則である。どこに投票してもええんやで。
子供の頃、漫画とかで「確かにメチャクチャしたけど、結果的にうまくいったんだからいいだろ?」「そんな訳あるか、後で説教だからな」みたいなやり取りを何度も見ましたが、思えばあれは作者の良識だったんだなあと。当時はどうでもいい会話だと思ってましたけど、あれやっぱり必要ですよ。
「おまわりさん、あっちにいやらしい格好の中年男が!」 「何ですって!?」 「黒いスーツでネクタイ締めてるんです! シャツがグレーでもうドキドキして! あっ、眼鏡でした! ラウンドの眼鏡と白髪まじりの髭が最高で!」 「お嬢さん落ち着いて」
異世界転生物が愛される理由がわからない人は、きっと幸せな人なんだろうと思いますね。私は教育学部の進路説明会で「君たちに紹介できる就職先はありません」と言われましたし、国語科教員採用試験の倍率は50倍だったんですよ。社会科は100倍越えだったそうです。そんな時代に社会に出ましたから。
この方法は本当に有効で、ヒロインを人前で失禁させたかったので公開処刑で首を吊るしたら何も言われませんでした(ヒロインは生きてますので安心してください)。 x.com/guigui_semete/
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AIを話し相手にするのはひとつの利用法だと思うけど、そんなものに頼らなくても小説家はいつだって自キャラとの座談会を開けるので……いや、そういう時代があったんだって! あとがきで自キャラと作者が座談会する時代が! 嘘じゃないよ!
もしかすると「ヴィランの長口上の最中に攻撃する」のは下品な文化かもしれないのですが、その攻撃を片手で受け止めて「そう急くな、話が終われば殺してやる」とヴィランがギラついた笑みを浮かべると最高に上品なのでやはり文化に上品も下品もないのです。
子供を読書好きに育てたいのなら、まず読書の楽しさを教えるのが一番良いです。ゲームを禁止したところで本を読むようになる訳ではありません。あと楽しくなきゃ読まないんですから、親が用意した本がつまらなかったら逆効果です。そのへんわかってない方が結構おられます。
みんなも思い返してみろよ、すぐに「連帯責任だ」って言うタイプの先生がまともだった試しがあるか? あれ生徒の管理(指導ではない)が面倒くさいから相互監視やらせて何かあれば全員まとめて罰を与えるっていう超手抜き仕事だぞ。
異世界ファンタジー小説に向かって「中世ヨーロッパにジャガイモはなかったぞ」と言う人はちょくちょくいますが、まだ「中世ヨーロッパに本物の魔女はいなかったぞ」と言う人には出くわしたことがないので、たぶんいたんだと思います。本物の魔女。
スプラトゥーンで相手チームにだけ指揮官(観戦モード)がいて通話で指示を出したらまず勝ち目がないと思いますので、これはよくわかります。各自の判断で戦うと大したことできないんですよ。
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カピの城
@k34615
ブルアカとかで「後ろで先生が指揮するだけで戦闘力変わらんやろ君らサイヤ人みたいなもんやから」と思ってたけど 戦史を勉強するとまともな軍事教育受けた指揮官がいるだけでゲリラがクソつよになる事例を見たので(キューバ人とか) 後ろで的確に指示する奴がいると生徒が強くなるのはガチ
凄すぎる作品が出てくると他の作家が筆を折ってしまうという話が全く理解できなくて、隣のマッチョがどれだけ仕上がってても自分の筋トレはやめないだろって思います。もし隣のマッチョが美しすぎるから自分の筋トレはもういいやって思うのなら、それは筋肉を愛しているだけで筋トレを愛していない。
昔の選挙カーって候補者同士がばったり遭遇した場合には互いにエールを送る習慣があったらしく、田舎の小学生だった私もそれを見て「やっぱり大人ってすごいなあ」と感心しました。候補者同士は内心舌打ちしていたかもしれませんが、それでも子供の心に良い影響は与えていた訳です。こういうの大事。
犯人「面白い推理だな、探偵さん。作家にでもなったらどうだ?」 探偵「てめえ、作家業なめてんのか!!!!! 作品が面白いだけじゃ商売やっていけねえんだよ!!!!!」 助手「先生、落ち着いてください! 凶器振り回さないで! なんか普段と口調が違う! 誰か警察呼んで、早く!」
戦争の終わらせ方には「圧倒的な勝利による終戦」と「交渉による終戦」がありますが、ロシアは前者を達成できそうにありません。交渉による終戦には「約束を反故にしないという信用」と「妥協できる条件」が必要ですが、ロシアはいずれも持ち合わせていません。つまり戦争が終わりません。
なんで我々がこんなに書店が閉まるか閉まらないかでやきもきしているかというと、続刊か打ち切りかの判断は初週とか初月の書店売上で決まることが多く(電子書籍などの売上は把握に時間がかかるらしい)、発売日に書店が開いているかどうかは作品の命運を左右するからです。
「ボトルキャップの軍事利用は間違っていました」 そう語る帰還兵に記者はミネラルウォーターを差し出した。しかし彼は一瞬、ひどく怯えた表情をした。 「怖いんですよ、ボトルキャップを見るのが。これで敵を撃ったときの『意外と痛いな!?』という声が今でも耳から離れないんです……」
逆に言えば人類の誰一人知らない未知の神が「お前は戒律を一度も破らなかったから冷えたビールと大量のビーグル犬で満たされた天国に行け」みたいな都合の良い結末もありえるので人生捨てたもんじゃないです。
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ちかふじ
@rkondo_001
死後に人類の誰一人知らない未知の神の戒律を破った咎で地獄のどん底へ堕とされる恐怖がある
私が小説で「チェルノブイリを制圧したロシア軍は放射性物質で汚染された土を掘り返し、塹壕を作って立てこもった」なんて書いたら、感想欄が「死ぬだろ普通」「さすがにやらんわ」「ロシア軍を無能に書きすぎ」「御都合展開」「作者は中学生かな?」とかで埋まると思うんですが、現実は非情である。
怪異が人間的な理由で動いてるヤツはなんか微妙に物足りないというか、「お前ら怪異だろ!? 復讐とか快楽とかわかりやすい理屈で動いてんじゃねえ! もっと理解不能な行動原理を持て! シーツの下から人間の足が見えてんだよ!」みたいなときがあります。……ありますよね? ない?
Replying to
だけど水曜日のダウンタウンのコロナ企画を考えた人は、最前線で戦う医療職や介護職やその他の人たちを背中から撃った。自分がそういった人々に守られてるのに撃ちやがった。たぶん闘病中の患者さんやその家族も撃ったと思う。娯楽を売る商売として道理が通らねえ。だから勝手に怒ってる。
「こいつの正体が判明したぞ、終末時計というそうだ。文明の終焉までの残り時間を表示するらしい」 「残り2分のままだが……」 「本当に文明が滅ぶときに、こんなもんいじってる暇はなかっただろうさ」 「それなら」 彼は触手を伸ばして、時刻を0分に合わせた。 「時刻合わせしておいてやろう」
「ライトノベル」と「なろう小説の書籍」を比較して「ライトノベルはプロが書いてるから質が高い」と評している人々をちらほら見かけるようになったとき、もう完全に時代は変わったんだなと思いました。「面白い」ではなく「質が高い」と言われるようになったら、娯楽としてはぼちぼち潮時です。
Replying to
戦場に遺棄された敵味方の炊飯器から、ほかほかと湯気が立ち上ってるんですよ。私は上官に命令されて、茶碗とお箸を持ち、おそるおそるハッチを開けて確認したんです。そしたら中にはツヤツヤのごはんが……今でも覚えています。あれはコシヒカリでした。(炊飯器搭乗員の証言)
主人公たちが黒パンをもそもそ食ってて酸っぱいワイン(ほぼ酢)で流し込んでるような作品よりは、異世界ファンタジーなのにカツカレーや味噌ラーメン作ってキャッキャしてる作品の方が商業的に売れそうな気がするんですよね……。