10/10
・ 19:30:仕事が終わり、西荻窪で四谷くんとご飯を食べる
・20:30:「秋田バル七尾」という長らく愛されてきたお店が閉店するようで、友人がDJをするので行く。
・21:00:友人とみんなで珍味亭に行く。宇和島城やノイシュヴァンシュタイン城の話をする
・22:00~24:20:秋田バルに戻る。「金曜日の天使たち」「スキスキスー」「子供たちを責めないで」などが流れる。タイガー・ジェット・シン「妖怪人間ベム」を初めて聴いた。
狭い店内に、モボ・モガがいて、店主の小学校低学年の娘(僕っ子)が猫耳ヘッドフォンをしながらスマホに夢中、その周りを仮面をつけた酔客(おじいさん)が踊っていた。
「この店が癒しだった」と名残惜しそうに語るお客さんに、ほかのお客さんの対応に忙しかった店主の奥さんがかけつけ、「すみません、あんまり話聞けなかったんですけど、とにかく参政党はやめたほうがいいですよ。私、参政党のせいでオレンジ色の服着れなくなりました」と全然関係ないことを言う。その話を聞いた、さっきまでおとなしく飲んでいたおばさんが、「麻生太郎だけは許せない」と力強く言い始める。四谷くんと「これこそが酒場よな」と実感する。
・24:20:終電で四谷くんの家に行き、泊まる。
10/11
・10:00:起床。
・11:00:四谷くんと富士そばを食べる。
・13:00:新秋津駅から歩いて、国立ハンセン病資料館に行く。友人と合流する。
(この友人は、先日奄美大島に旅行に行って、たまたま和光園というハンセン療養所を見学する機会を得たそう。私は私で、池袋駅の地下の「国立ハンセン病資料館」の広告が気になっていたので、一緒に行くことになった。)
・13:30:学芸員さんの解説を聞く。知らない話ばかりで、勉強不足だったなと思う。ハンセン病の病院の中では軽症の患者が重症の患者の世話をしていて、激務で軽症患者の病状が悪化したこと、患者が脱走したときに、外で物を買えないように病院内では特別な通貨を使っていたこと、危険視された患者は、劣悪な監房に入れられたことなど、忘れられないことは枚挙にいとまがない。
・16:30:資料館閉館。近くにあるハンセン病療養所の全生園の広大な敷地を歩く。納骨堂、劇場跡、監房跡などを巡る。
・17:00~22:00:友人と飲む。一次会は焼鳥、二次会は寿司。友人の奄美大島の旅行の話や、密貿易の女王・ナツコの話、ケネディ大統領家の話、今年の戦争番組の話などをする
・23:00:帰宅
10/12
・7:20:起床
・8:00:出発。電車の中で溝井裕一『水族館の文化史』を読む。おもしろい。
・9:40:日本大通り駅到着。横浜ユーラシア文化館に行く。宮川香山の眞葛焼をメインにした展覧会「横濱 東西文化のランデブー」を見る。大学一回生のころから、明治の輸出工芸が大大大好きで、テンションが上がったまま展示を見る。横浜彫刻家具も横浜写真も、垂涎で見る。垂涎寺清子。特に、1906年にアメリカの実業家が東照宮を模してつくらせた「テンプル・コート」という建物には本当に心を射抜かれてしまった。
・11:00:ゴテゴテの輸出工芸を見たあとに、13~14世紀の朝鮮半島の青磁の器や、9~10世紀のイランの器を見て、質実な感じがより強く感じられてめちゃくちゃ心が動いた。私、全部の器が好き…
・12:00:横浜都市発展記念館に行く。開港からの発展、関東大震災や空襲での被害もありつつの市域拡大、めちゃくちゃ面白かった。1935年の「復興記念横浜大博覧会」に、台湾の「阿里山館」が出ていて、復刻版の地図を買った。
・13:00:横浜巨人戦を見るため、四谷くんをふくめた落語研究部時代の同期・先輩と関内駅近くで落ち合う。スタジアムに入っていくお客さんのほとんどが青い服で、「あれ?巨人ファンは?」と思ったら、どうやら今回は巨人ファンのみの席がすごく少ないらしい。まず中華街に行って、ちまきやチキンなどを買いに行く。人がめちゃくちゃ多い。
・14:00ごろ:球場の席に着く。初めての野球観戦で、知らないことばかりが起こる。1回表で、巨人が5点とり、友人や先輩が露骨に「終わった」「大雨が降ってほしい」と言い出す。「え、点をとったりとられたりするほうが面白いのでは?」と思いつつ観続けていると、横浜も5点とる。友人と先輩の機嫌が一気になおる。「え、この調子で10回終わるころには45点くらい入ったらいいな~」と思う。
横浜ファンがずっと歌っている。選手ごとに歌がある。電光掲示板にその歌詞がのる。一方、巨人の選手の歌詞はのらない。そして、横浜の選手が点をとったり、いいプレーをしたときだけ特別な映像や音楽が流れる。ホーム球場ってこんなに地元の球場に露骨にえこひいきするんやと驚く。
・17:00ごろ:10回裏が終わって5-5で引き分け。延長する。1回で両チーム5点とって、そっから1点もとらなかった。私たちはずっと歌っていた。
11回表で巨人が1点とる。横浜ファンがあまり歌わなくなってしまう。「え?こういうピンチの時ほど歌うんじゃないの・・・?」とドキドキする
11回裏で横浜が1点とり、にわかに逆転のチャンスがみえて横浜ファンが元気をとりもどし、さらにもう1点とって逆転勝ちする。大盛り上がりで花火もバンバンあがって、チアリーダーもめっちゃ踊っていた。パッと巨人ファンの席を見ると、全然人がいなかった。「か、かえるんや・・・!」と驚く。
・20:00ごろ:伊勢佐木町あたりの伝串に向かう。先輩が横浜出身で、横浜の土地について教えてもらう。吉田新田や遊郭の港崎遊郭のことから教えてもらい、まじでありがたく聞く。
伝串で室町歴代将軍のやばさについて聞く。
・22:00:桜町駅に向かう。横浜の開発の話などを聞く。
電車に乗り、一人になったところで、横浜ユーラシア文化館でもらったパンフレットを読む。
・23:00:帰宅。就寝。
10/14
・8:00:起床。身支度して、コンビニで昼ごはん買って電車に乗る。
・10:00:上野の東京藝術大学大学美術館に行く。平櫛田中「鏡獅子試作」を久しぶりに見て、テンション上がる。小場恒吉の文様研究の史料にドキドキする。狩野派に伝わる「滑稽仏画」を初めて見る。観音が射的とはいえ火縄銃を持っていたのに度肝抜かれた。
・12:40:昔の図録2冊買って、外で昼食を食べる。「鏡獅子試作」の筋肉を思い出しながら、スマホで千代の富士の昔の写真を検索してながめる。
・13:00:東京国立博物館に四谷くんを含めた友人3人と集合。運慶の特別展をみる。会場を出たところで、大学院時代の同期(鑑真和尚を心から尊敬していて、仏像研究をはじめた子)と偶然出会う。缶バッジのガチャガチャで、増長天のお顔のアップをあてていた。
・14:00~:常設展を見る。四谷くんが最近日本史を勉強していて、文化史をおさえるために時代ごとにみたいと言い、2階からみる。前はからっきしだったのに、近頃知識を得たので、四谷くんは解説をみて「わかる、わかるぞ・・・!」と手ごたえが口から出ていた。
私は長野草風「高秋霽月」がみれてうれしかった。みんなで高村光雲「老猿」と能面の展示をみて盛り上がった。
・17:40:上野のスシローに行く。四谷くんがトイレに行っている間に、席が1時間制だと知り、みんなで「えっ」となる。席に通され、猛スピードで食べる。四谷くんはのんびり食べていて、40分くらいたったところで1時間制だと知る。みんな、急速に米を食べてねむたくなっていた。
・19:00:解散。家に帰り、明日の昼ごはんの準備をしながら、伊集院光の百年ラジオ「お姉さんといっしょ〜中村メイコ・七色の声〜」を聴く。ラジオドラマで、一人四役やっていてビビる。風呂に入った後、録画していたキングオブコントを見る。
・12:30:就寝
コメント