スミソニアン博物館と動物園も休館、米政府機関閉鎖の影響拡大
(CNN) 米政府機関の閉鎖が3週目に入る中、米首都ワシントンのスミソニアン博物館と国立動物園が12日から閉鎖された。スミソニアン協会が公式サイトで発表した。
スミソニアン協会が運営する19の博物館と動物園は、政府機関の閉鎖が始まった10月1日以降も前年度の予算を利用して営業を続けていた。
しかしX(旧ツイッター)への10日の投稿で同協会は「政府機関閉鎖のために、スミソニアン博物館は我々の研究センターや動物園と共に、10月12日日曜日から一時的に閉館します」と告知した。
国立動物園は公式サイトに掲載した告知の中で、動物たちの給餌や世話は続けると強調した。しかし動物たちの様子が生で観察できるライブカメラの運営は中止する。
博物館と動物園の閉鎖は、民主党と共和党が政府機関の再開で合意するまで続く。米議会で合意が成立する兆しは見えていない。
超党派政策センターの調査によると、連邦政府機関の職員は約140万人が一時帰休したり無給で勤務を続けたりしている。10日には4000人以上の職員が解雇を通告された。