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私は今までは起承転結で考えていましたが、画像が最近の私の「シン起承転結」として使用しています。 以下、ゴールから逆算して説明します。 最後に(ほとんどの)物語は「勝利して」終わります。 「勝利」の部分が、「成功」だったり、「恋愛成就」だったり、「関係回復」だったりに変わることはありますが、 基本は前向きな結果になって終わります。 では、前向きな結果でフィナーレ(勝利)を迎えた時、その前にどんな要素があれば感動がより最大化するか。 (最大化という言葉は、意識高い系がよく使いそうで好きではないですが、これが最も適当なので使います) それは敗北です。負けから勝ちへと転じる。どんなスポーツでも逆転勝利ほど盛り上がるものはありません。 「敗北」が、「失敗」だったり、「失恋」だったり、「関係破綻」だったりに変わることはありますが、後ろ向きな結果が一時的に現れた方が読者の感動は大きくなります。 では、その敗北を最大化するにはどうすれはいいか。 順調に勝利に向かっていた上で敗北した方が物語が引き立ちます。 逆転につぐ逆転の試合が盛り上がるのと同様です。 つまり 【順調な勝利→敗北→真実の勝利】 と展開させると、物語の感動が最大化されるとわかります。 ただ、「順調な勝利」は、短編などの場合はなくても構いません。 また、物語が長尺の場合は 【順調な勝利→敗北→再度の大勝利→大敗北→真実の大々勝利】 という流れもあります。 W主人公が敵同士として戦う時などは、この展開が多いような気がします。 基本は、物語の主人公の冒険や試練は 【順調な勝利→敗北→真実の勝利】 を基本セットとすべきかなと思っております。 実際、ハリウッドなどのほとんどのエンタメ映画はこの形式です。 では、この冒険や試練の面白さを最大化するにはどうしたらいいでしょうか。 色々な方法があるかと思いますが、私は 【冒険への躊躇】 が必要だと思います。 試練や冒険が現れてすぐに飛び込むのではなく、あえて主人公に躊躇させたり、主人公の周囲の反対で一度は断念させるのです。 そうすると読者はじらされて、いざ冒険がはじまるとお預けをくらった犬状態で冒険にのめりこみます。 また、躊躇させることで、主人公が立ち向かう冒険や試練がいかに大変なものかを実感させることができます。 ただ、【冒険への躊躇】は短編などではカットしてもいいのかなと思います。 この【冒険への躊躇】は結構、盲点で、このパートがない物語も多いです。 私も最近気づいたので、旧作にはこのパートはほとんどありません。 しかし、冒険や試練の価値や困難さをアップさせる、かなり重要な要素だと思っています。 その上で、冒頭に世界観や主人公の説明をします【セットアップ】。 ここで重要なのは、小さな起承転結をいれることです。 単に、世界観や主人公の説明をするのではなく、ドラマチックな起伏とともに説明します。 私がよく例に出すのは『アナと雪の女王』です。 序盤10分でふたりの主人公の葛藤をドラマとともに描写しています。 (私はドラマで説明することを、描写と呼んでいます) 語句などを調整して整理すると―― 物語は、添付の図のように展開するのが王道ということになります。もちろん、あくまで私の考えです。ただ、この展開をなぞっているハリウッド映画はかなりあります。 ここまでお読みいただきありがとうございます。 最後に、私がこのポストで本当に伝えたいことを記したいと思います。 「豊臣家の包丁人」 11/12 発売です。
A vertical flowchart diagram in Japanese with yellow background and blue rectangular boxes connected by yellow arrows pointing downward. Top box reads Setappu (setup). Next is Boken e no Chuu cho (hesitation toward adventure). Then Boken - Shiren (adventure - trials) branching to Juncho na shori (smooth victory) leading to Haiboku (defeat) then Shinjitsu no shori (true victory). Boxes include additional descriptive text in Japanese about narrative elements.