寄生体と俺   作:こたっちゃん

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ブルアカ×SCORN が見たくなりました。
よかったら見てください。

最初何話かブルアカは登場しません。
ご了承下さい。

それでも良ければどうぞ


生誕

ふぁーあ…よく寝た…。

さて、朝の支度を………ここどこ?

 

え、なんか体が動かない…金縛り?

………無理やり動かそうとしたら左腕が動いたんだけど、何かに覆われてるっぽい。他も同じなら取れるかも。

 

フンッ!おしゃ!左足も取れた!。

次は右腕ってフンッ!あと少し…オラッ!

よし取れ…ふぉぉ!?急に後ろの壁が開いて…待って!?このままだと落ちる!頭から落っこちる!助けてぇ!

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

そんな願いは叶わず、頭から地面に落ちる俺だった。

 

「ギャッ!」

 

そんな声を出しながら頭から落っこちた俺は、見事に気絶した。だが…

 

「ハッ…ここはどこ?俺は誰?ってギャァァァ!死体ぃぃぃ!?」

 

落ちて目を覚ましたら目の前に死体て…どんな悪夢だよ…。

 

「アイェェェエ!?ナンデ!?死体ナンデ!?」

 

ふざけたテンパり方をしていた俺だが、自分の胸から何かが伸びていることに気付いた。

 

「なんだこれ?」

 

俺の胸から伸びているものは、少し上にあった空洞に繋がっていた。試しに引っ張ってみる。

すると、それは特に痛みもなく抜け落ちた。

にしてもこれは何なのだろうか?

 

「はぁ…それにしても…ここはどこなんだ…それになんでこんなに死体が?」

 

周りを見ると何人かの死体があったがどれも少しおかしかった。

 

「なんでコイツら口と耳がないんだ?」

 

そう、周りを転がってる死体にはどれも口と耳がない。

目や鼻は人間そのままだが、それが逆に不気味だ。*1

 

「気持ち悪りぃ…悪夢ならさっさと覚めてくれぇ…」

 

ともかく、俺はこんなところにいたくないのでさっさと移動することにした。

景色を見ると、ひどい砂煙で近くしか見れないが、砂と岩場…これがずっとだ。

 

「パッと見た感じ…砂漠か?」

 

まぁ、ひどい砂煙の景色を見ながら進むと、大きな建造物が見えた。あそこなら人がいるかも…。

 

「そうと決まりゃあ…レッツゴー!」

 

とりあえず、俺はその大きな建造物に向かうことにした。

 

 

 

着 い た!

 

 

 

やっと着いたよ…。めちゃ遠かった。

とりま入口っぽいとこ見つけたし、入るか。

 

うわぁ…キモいな、この建物。

見た目とか質感とか…ナニコレって感じ。

そんなこんな進んでいると…

 

ーアナタハ誰?

 

ん?今人の声が…

 

ードコカラ来タノ?

 

やっぱり!それに女の子の声!?

 

「えっと…俺もわからないんだ…気付いたらここにいて、大きな建物があったからここへ来たんだ」

 

ー!…声ガ聞コエルノ?

 

どゆこと?もしかして、この声の正体は幽霊!?

 

「君は幽霊なのか?」

 

ー違ウ…ナンデソウ思ッタノ?

 

「だって…声が聞こえるのって聞くの、普通聞こえないからじゃないの?」

 

ー答エテクレタノハ、アナタダケ…

 

推定少女は寂しそうに答える。にしてもひどいやつらだ…子供の呼び掛けを無視するなんてな。

ていうかここ人いるんだな…俺の見立てはあってたわけだ。

 

「へっ!そんなやつら気にしなくて良いんだぜ!因みにそいつらはどこにいるんだい?」

 

ーアハハ、アナタハ良イ人…ソノ人タチハ、モウイナイ…

 

そうか…別の場所に行ったのかな?

それにしても…この子は何処にいるんだ?

 

「そういえば、君はどこにいるんだ?」

 

ーソレハ…言エナイ…

 

その時道の先からガタンッと音がした。

この先にいるのだろうか…。

 

「そっちにいるのか?」

 

ー!?

 

ガタガタと音がしている…逃げているのか?

そんなに俺って怖い?

 

「待ってくれ!俺は君に会いたいだけだ!なにもしない!」

 

角を曲がる。そこには、天井の隙間に入ろうとしているトカゲみたいなのがいた。この子があの声の正体なのか?

 

「そこにいるのはさっきの声の子なのか!?」

 

声の子に聞くが、一瞬止まってすぐに隙間の中へ入っていってしまった。

行っちゃった…。姿を見られたくなかったのかな?

 

そこで、俺は気付いた…気付いてしまった。俺裸だ…。

素っ裸だ…。そりゃそうだ…素っ裸の男に追いかけられて逃げないやつなんていない…。

最悪だ…。絶対変態って思われた…。

 

まあ、行ってしまったものはしょうがないと先へ進むと、変な装置のある部屋があった。

 

「なんだこりゃ?」

 

中央には卵のようなものがくっついてる機械と手前には何かを差し込む穴がある。鍵が必要なのか?

 

今はなにも出来なさそうなので先へ進む。

角を曲がればまた死体があった。以前にいた人達じゃないよな…。

 

「また死体…ん?」

 

この死体…なんか変。というか、何かもってる。

拾って見ると持ち手の着いた棒?だった。

 

「なんだこれ?武器じゃなさそうだが…」

 

死体の隣に何かを差し込む場所があった。

とりま突っ込んでみる。

するとパズルみたいなのが始まった。クリアすると、抜いた棒に輪っかが着いていた。

 

「これなんだ?」

 

もしかして、さっきの部屋の鍵なのか?

俺は試すため、さっきの部屋へと戻る。

 

部屋の穴に差し込む。ガコンという音と共に柵が開いた。

その先へ進むとレバー?みたいな装置があった。

 

とりあえず、穴があったので指を突っ込んだが、正解だったようだ。*2

装置が起動し床が上がる。どうやらエレベーターみたいなものらしい。

 

エレベーターで上がった先で、声の子と出会った。

出会ったと言っても尻尾が見えただけだが…。

こんななりじゃ、逃げるわな…。

 

そのまま、道なりに進みトンネルのような道を進むと広い空間に出た。だが…道がここで途切れている。

横の壁に着いているレバーを操作してみる。すると別のトンネルと繋がり、通れるようになった。

すごい技術だな。

 

そこから、進んでいくと大きな換気扇みたいなものがあった。ここは通れなさそうだ…。

右側に脇道があった。

いってみよう。

 

なんか、プラグみたいなのがあった。向こうには換気扇が見える。これで換気扇止めれんじゃね?

予想通り、プラグを抜くと換気扇の止まる音がした。

やったぜ★

 

引き返そうとすると、天井にあの子がいた。

今度は逃げないようだ。とりあえず、謝るか…。

 

「その…さっきはすまなかった」

 

ー何ガ?

 

もしかして…気にしていらっしゃらない?

 

「さっき気付いたけど…俺って裸だろ?さっきはそれで逃げたのかと…」

 

ーソレハ…違ウ…

 

天井から、俺の真横の壁まで移動してきた。

背中には顔があった。

だが、ほとんどは体に入ってしまっていて、片方の蒼く光る目と短い髪だけが見えていた。

 

KA☆WA☆I☆I

わかる、俺にはわかる。見えている部分だけでもとんでもねぇ…グヘヘ…かわいこちゃんだねぇ…。

 

ーコノ体ヲ見ラレタラ…また逃ゲラレテシマウト、思ッタ

 

そんなキショい考えをしていると、この子はまた寂しそうに答えた。またってことはきっと前に来た人達はみんなビックリして逃げてしまったのだろう…。

確かに顔の部分は可愛いがそれ以外は結構グロテスクだ。

 

ーアナタハ逃ゲナイノ?

 

きっと、この子はずっと寂しかったんだろうな…。

そうだ!この子を探索に誘ってみようか。話し相手も出来るし何より独りでないのは心強い。

 

「逃げないよ、俺は。それよりもさ、よかったら一緒に来ないか?俺も独りは嫌だしさ」

 

目の前の子はまるで面食らったような仕草をする。

 

ーイイノ?コンナ見タ目ナノニ?

 

「見た目なんて関係無いさ…一緒に来てくれるかい?」

 

ーアナタト一緒ニナリタイ…

 

よし、この子を誘うことに成功した。彼女に背を向けガッツポーズをする。俺としても、独りは嫌だし。

 

「それじゃあ、今後ともよろし…」

 

振り返った刹那、彼女が飛び掛かってきた。

 

*1
因みに自分にはついていたのでちょっと安心した

*2
めっちゃキモい感触がした




主人公
朝起きたら転生してた人。素っ裸で探索している。
ゲームでの主人公と違い、口と耳と髪がある。
メンタル化物。

寄生体
今作のヒロイン。
元々は外から迷い込んできた女の子。
ゲームと違い、意思があり(主人公とは)話すことも出来る。
人の顔の部分も女の子の顔へと変わっている。







寄生体が元々女の子とかの設定は独自設定です。
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