『幕末蛮風』のチケットが到着しましたね。
私は上手、下手と振られ、センター席はやって来ず(爆)
コンサートで良い席に恵まれたので
致し方ありませんわね。
あっちもこっちもじゃ、贅沢すぎますもの。
智くん舞台、見られるだけでも十分すぎる位、幸せです。
◎燕のいる駅◎
以下ネタバレにつき、ご注意くださいませ。
まず、会場内に入って、セットが素敵だなぁと思いました。
舞台上には駅の待合室の設定なので、木のベンチが4つ。
中央のベンチ上に青い制帽がポツンと置かれていて、
それが妙に眼を引いて、
開演前のお喋りに身が入りませんでした(笑)
開演前の諸注意のアナウンスを知らせる音が、
駅のアナウンスを意識していて、
そういう小さな遊び心もまた
自然と芝居へ気持ちを導いてくれて
とっても良い雰囲気です。
暗転する前に潤くんが来場。
客席は心持ちざわつきましたが、
お気づきにならなかった方も多いかも。
すぐに舞台は暗転し、開演。
眼に鮮やかなブルーの詰襟制服に身を包んだ高島くん。
とにかく手足が長くて、顔が小さい。髪がさらっさら。
ちと、女優陣が気の毒なほどでしたわ~。
高島くんは「釘が出てるから座ると痛い」との
利用客からのクレームを受け、木槌でベンチを叩き、
修理に余念がありません。
そのベンチ、高島くんは何度も何度も木槌で打ちつけ、
釘が万が一にも出ないように、念入りに修理するのです。
手でなぞり、何もない事を確認するのですが、
いざ座ると毎回高島くんは飛び上がり、痛がります。
その仕草がコミカルで可愛らしく、
いかにも相葉さんっぽいのです。
が、そのベンチ、
誰が腰掛けても痛みを感じるわけではなく……
ベンチに座れる人、座れなかった人に
分かれ目が示唆されて。
この運命の分かれ目は芝居を見ている間は薄ぼんやりと
思うだけだったのですが、
見終わった後に「あぁ!」と押し寄せてきて
悲しみが増しました。
今日の観劇の感想はきっと普通じゃありません。
芝居から受け取った物は大きかったのですけど、
それ以上に、今日は、相葉さんがそこで頑張っていた。
その事実が私にとって大きく、
ただただ涙が止まりませんでした。
高島くんと相葉さんがシンクロして
せつなく、微笑ましく、そして余りに悲しい。
高島くんの親友で
純粋な日本人ではない次郎ちゃんとのやりとり。
外国人収容所に強制送還される事を言い出せず、
旅行に行くと嘘をついて、
最後のお別れを済ませようとする次郎ちゃん。
不穏な空気を感じ取り、
収容車の存在を目にしてパニックになる高島くん。
次郎ちゃんが最後の最後、土下座して、高島くんに
「今までありがとう」の言葉を伝えるシーン。
あんな別れ方悲しすぎる。
高島くんの
「俺、鈍いから。何にも知らないから。バカだから」
のほほんと生きていた自分、理不尽な世の中に対して
膝を突いて慟哭し、立ち上がり
怒りをベンチにぶつける演技。
相葉さん自身とシンクロして号泣。
雅紀に泣かれると弱い。
わからない事、知らない事に何の疑問も関心も持たず
そのまま放置しておく事。
時には自分の首を絞め、
時には知らず知らず小さな罪を作る。
怖い、悲しいばかり言っていないで、
今、この表面上は平和な世の中が保たれてるうちに
手遅れになる前に、
きちんと考えよと言われてる気がした。
考える事を放棄する事は罪の始まりなのだと。
カーテンコールの相葉さんは長い両手を伸ばして
カンパニーの皆を愛らしく労う。
少し角度の付いた手のひらに高島くんではない
いつもの相葉さんを感じて、ふと愛しくなり、また涙。
顔の両脇で作るダブルピースが可愛いの。
アイドルだなぁ、相葉さんだなぁ、
平和だなぁと思って、また涙。
平和がいいよね。
誰かから搾取したり、誰かを傷つけたり、
そんな世の中は嫌だな。
でもどうすればその平和は保てるんだろう。
自分にはいったい何が出来るんだろう。
大きすぎて、重たすぎて、よくわからない。
観客に課せられた宿題だね。
2度目のカーテンコール、駅員室に戻る時、
扉に頭を軽くぶつけてしまって、
笑顔の相葉さん。可愛いすぎ。
大きく唇を動かして「どうもありがとうございました」
嵐くんたちがこの舞台を観て何を感じるのか知りたい。
相葉さんがこの舞台を演じきった後、
何が彼の中に残るのかも知りたい。
どうか千穐楽までひとつひとつ、大切に演じて下さい。
相葉さん単独初座長公演の演目が
『燕のいる駅』でよかったね。
私は上手、下手と振られ、センター席はやって来ず(爆)
コンサートで良い席に恵まれたので
致し方ありませんわね。
あっちもこっちもじゃ、贅沢すぎますもの。
智くん舞台、見られるだけでも十分すぎる位、幸せです。
◎燕のいる駅◎
以下ネタバレにつき、ご注意くださいませ。
まず、会場内に入って、セットが素敵だなぁと思いました。
舞台上には駅の待合室の設定なので、木のベンチが4つ。
中央のベンチ上に青い制帽がポツンと置かれていて、
それが妙に眼を引いて、
開演前のお喋りに身が入りませんでした(笑)
開演前の諸注意のアナウンスを知らせる音が、
駅のアナウンスを意識していて、
そういう小さな遊び心もまた
自然と芝居へ気持ちを導いてくれて
とっても良い雰囲気です。
暗転する前に潤くんが来場。
客席は心持ちざわつきましたが、
お気づきにならなかった方も多いかも。
すぐに舞台は暗転し、開演。
眼に鮮やかなブルーの詰襟制服に身を包んだ高島くん。
とにかく手足が長くて、顔が小さい。髪がさらっさら。
ちと、女優陣が気の毒なほどでしたわ~。
高島くんは「釘が出てるから座ると痛い」との
利用客からのクレームを受け、木槌でベンチを叩き、
修理に余念がありません。
そのベンチ、高島くんは何度も何度も木槌で打ちつけ、
釘が万が一にも出ないように、念入りに修理するのです。
手でなぞり、何もない事を確認するのですが、
いざ座ると毎回高島くんは飛び上がり、痛がります。
その仕草がコミカルで可愛らしく、
いかにも相葉さんっぽいのです。
が、そのベンチ、
誰が腰掛けても痛みを感じるわけではなく……
ベンチに座れる人、座れなかった人に
分かれ目が示唆されて。
この運命の分かれ目は芝居を見ている間は薄ぼんやりと
思うだけだったのですが、
見終わった後に「あぁ!」と押し寄せてきて
悲しみが増しました。
今日の観劇の感想はきっと普通じゃありません。
芝居から受け取った物は大きかったのですけど、
それ以上に、今日は、相葉さんがそこで頑張っていた。
その事実が私にとって大きく、
ただただ涙が止まりませんでした。
高島くんと相葉さんがシンクロして
せつなく、微笑ましく、そして余りに悲しい。
高島くんの親友で
純粋な日本人ではない次郎ちゃんとのやりとり。
外国人収容所に強制送還される事を言い出せず、
旅行に行くと嘘をついて、
最後のお別れを済ませようとする次郎ちゃん。
不穏な空気を感じ取り、
収容車の存在を目にしてパニックになる高島くん。
次郎ちゃんが最後の最後、土下座して、高島くんに
「今までありがとう」の言葉を伝えるシーン。
あんな別れ方悲しすぎる。
高島くんの
「俺、鈍いから。何にも知らないから。バカだから」
のほほんと生きていた自分、理不尽な世の中に対して
膝を突いて慟哭し、立ち上がり
怒りをベンチにぶつける演技。
相葉さん自身とシンクロして号泣。
雅紀に泣かれると弱い。
わからない事、知らない事に何の疑問も関心も持たず
そのまま放置しておく事。
時には自分の首を絞め、
時には知らず知らず小さな罪を作る。
怖い、悲しいばかり言っていないで、
今、この表面上は平和な世の中が保たれてるうちに
手遅れになる前に、
きちんと考えよと言われてる気がした。
考える事を放棄する事は罪の始まりなのだと。
カーテンコールの相葉さんは長い両手を伸ばして
カンパニーの皆を愛らしく労う。
少し角度の付いた手のひらに高島くんではない
いつもの相葉さんを感じて、ふと愛しくなり、また涙。
顔の両脇で作るダブルピースが可愛いの。
アイドルだなぁ、相葉さんだなぁ、
平和だなぁと思って、また涙。
平和がいいよね。
誰かから搾取したり、誰かを傷つけたり、
そんな世の中は嫌だな。
でもどうすればその平和は保てるんだろう。
自分にはいったい何が出来るんだろう。
大きすぎて、重たすぎて、よくわからない。
観客に課せられた宿題だね。
2度目のカーテンコール、駅員室に戻る時、
扉に頭を軽くぶつけてしまって、
笑顔の相葉さん。可愛いすぎ。
大きく唇を動かして「どうもありがとうございました」
嵐くんたちがこの舞台を観て何を感じるのか知りたい。
相葉さんがこの舞台を演じきった後、
何が彼の中に残るのかも知りたい。
どうか千穐楽までひとつひとつ、大切に演じて下さい。
相葉さん単独初座長公演の演目が
『燕のいる駅』でよかったね。