聖書の注解書もいろいろありますが、それよりも聖書の違った訳を比べると意味がハッキリしてくることがあります。
今日は聖書の3つの日本語訳を並べてみました。
箴言4:23
油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。(口語訳)
力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。(新改訳)
何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。(新共同訳)
英語の訳を一つだけ付け加えます。
Keep your heart with all diligence,For out of it spring the issues of life.(NKJV)
読み比べると、意味がハッキリしてきませんか。
人は自分のことを守ろうとします。
自分の持ち物や立場を守ろうとします。
自分の立場が脅かされることは、誰でも不安です。
ところが、自分の心を守ろうとしている人は、周りに何人くらいいるでしょうか。
人の心は見えないせいか、無視されることがあります。
今日の聖書のみ言葉には、
「何を守るより、自分の心を守れ」と言われています。
何を守るより、です。
なぜでしょうか。
そこからいのちの泉が湧き出るからです。
自分の心は今、何に向けられているのか。
自分の今の関心事は何なのか。
自分が今、不安に思っていることは何なのか。
今自分の心の中を占めていることは何なのか。
時間のある人はこれらのことを主の前に書き出してみませんか。
「祈り書き」とも、わたしは言っています。
何のために、そんなことをするのですか。
自分の心を守るためです。
心の奥底にある地下水のようないのちの水が湧き出てくるためです。
それは、主イエスを信じている人に語りかけてくる主からのみ言葉かもしれません。
そのみ言葉によって生きる勇気や希望が与えられます。
ハレルヤ 素晴らしいですね。
いのちの泉,それは神のいのちです。