ド派手なブースに巨大なフィギュア、そして溢れる来場者……!総合ホビーイベントと化した「ワンフェス2025上海」から見る、中国トイ・フィギュア産業の現在地
国慶節の真っ只中である2025年10月2日から3日にかけて開催された、「Wonder Festival 2025 上海(以下上海WF)」。2018年の開始以来7年、そこには、日本のワンダーフェスティバルとは大きく異なる方向に育った、「総合ホビーイベント」としての姿があった。
上海WFは巨大なイベントである。会場である上海新国際博覧中心は、延べ床面積で幕張メッセのおよそ3倍弱という超巨大展示会場であり、今回は全17ホールのうち4ホールをぶち抜きで使っての開催となった。以前自分が訪れた2019年の上海WFでは3ホールを使っており、コロナ禍を挟んでさらに大きなイベントとなったことがわかる。
会場入り口に掲示されているQRコードを読み込み、外国人向けの入場管理WEBページにパスポート番号など必要な情報を入力し、また出てきたQRコードをゲートにかざして入場。リストバンドやチケットといったアイテムは一切必要なく、一般入場の来場者もそういったものを使っている様子はなかった。中に入ると、広大な空間を埋め尽くす一般ディーラーの卓、そしてまともに歩けないほど通路を埋め尽くす、みっしりと詰まった来場者に面食らう。
とにかく人出が多く、特に初日の午前中は息が苦しくなるほどの人いきれ。そして企業ブースが立ち並ぶホールに入った瞬間、空気感が日本のワンフェスと全く異なることに気づく。どこを見てもブースが巨大で個性的、そしてとにかくド派手なのである。見慣れたワンフェス会場というより東京ゲームショウのような派手さで、各ブースの個性が強い。「パーテーションで区切って展示ケースを置いただけ」というブースはほとんどなく、凝ったデザインのブースが多い。