鶏の素揚げ×十割蕎麦を楽しめる!東京・亀戸にある蕎麦&ジビエのお店に行ってきた
JR亀戸駅北口から徒歩で7~8分、亀戸二丁目団地にある『亀戸・養生料理 高の』。高野定義さん・和美さんご夫妻が二人で切り盛りする、蕎麦やジビエ料理を楽しめるお店です。
蕎麦やジビエがメインのお店ですが、鶏の素揚げも人気があります。
オーダーしたのは「丸丸素揚げ」(660円)と、メニューに〈亀戸名物〉と書かれてある「護摩蕎麦」(2,000円)。
「丸丸素揚げ」は一般社団法人日本唐揚協会主催【からあげグランプリ】の〈素揚げ・半身揚げ部門〉で金賞を2回受賞している逸品です。
まずは丸丸素揚げが登場。蕎麦は時間がかかるようなので、この素揚げをいただきながらじっくり待つことにします。
一般的な素揚げは骨付きの鶏の半身を使っています。手で骨を掴んで食べますが、こちらは串打ちしてあります。揚げたてだとアツアツで骨を手掴み…というのは食べにくいのですが、串ならばその心配はなさそうです。
2本の串を持って、カットしてくれているところを開くと湯気とともにいい香りがフンワリ。肉の旨みが溶け込んだかのような実にいい香りです。
素揚げなので味付けは塩のみ。衣はありませんが、表面はパリッとした絶妙な歯ざわりに仕上がっています。
肉汁いっぱいの肉が舌の上でトロリと溶けるように崩れていきます。飲み込んだあとも旨みが口の中に残って、次のひと口を求めてしまうとめどない美味しさ。
あっという間に素揚げを完食。物足りなさを感じてしまいましたが、しばらく待つと「護摩蕎麦」が登場です。
黒胡麻を使った呉汁(大豆を炊いて作ったもの)の出汁につけて食べる蕎麦です。蕎麦は十割蕎麦で、一般的なものよりも太い!「よく噛んで食べてほしいからこの太さにしてあります」と店主の高野定義さん。
出汁は黒胡麻の風味が爽やかでクリーミー。ほのかな甘さもあります。シイタケ、ゴボウ、白菜、長ネギ、ニンジンなど具も盛りだくさん。
たしかにこの蕎麦はすすらずに噛んで食べるのがいいですね。しっかり噛むことで蕎麦の風味が感じられます。すするのはもったいない、そんな風に感じました。
さて、丸丸素揚げと護摩蕎麦を完食するとお腹いっぱい。今回はノンアルコールでしたが、お酒といっしょに素揚げを楽しんで、〆は護摩蕎麦、という流れもアリですね。
高野さんによると丸丸素揚げは「妻と一緒に生み出して、一緒に育ててきました」とのこと。「おじいちゃんでも食べられる素揚げ」を目指して研究してきたそうです。
こちらのお店は〈身体によい和食〉がコンセプト。蕎麦や胡麻、豆、ジビエや青魚などを素材が引き立つよう、余すことなく味わえるように調理しているとのこと。
一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアムから、スマートミール(健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事の通称)を提供するお店として認証を受けているそうです。
衣を付けない素揚げは、片栗粉などの衣を使った唐揚げよりも低カロリーでヘルシーといわれます。小麦粉などのつなぎを使わない十割蕎麦もグルテンフリー。出汁には野菜が豊富に入っているので、とてもヘルシーな印象を受けました。
【店舗情報】
亀戸・養生料理 高の
■住所:東京都江東区亀戸2-6-1亀戸二丁目団地内(108)
■TEL:03-6676-9055
■営業時間:火/7:00~13:00
水~金/7:00~17:00
土・日・祝/9:00~17:00
※蕎麦なくなり次第終了
■定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
■店舗公式ウェブサイト:亀戸・養生料理 高の