神道政治連盟、日本会議…高市総裁が人事で保守色 役員はどんな人?

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白見はる菜
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 自民党高市早苗総裁は7日に発足させた新執行部人事で、総裁選で支援を受けた麻生派や旧安倍派ばかりでなく、自らの保守的な立ち位置に近い議員を重用した。総裁選では「穏健な保守」を強調していたが、人事では「岩盤保守層の奪還」を強く意識した布陣とした。

 石破茂総裁の前執行部は、総裁を除く6人を旧岸田派と麻生派が各2人、旧森山派1人、無派閥1人が分け合っていた。高市氏の新体制の5人は麻生派が3人を占め、残るは旧二階派1人と無派閥1人。陣容は様変わりした。保守政治家やタカ派と目され、安倍晋三元首相と近かった議員の厚遇も目立つ。

総務会長、保守的な主張は高市氏と共通点も

 総務会長となった有村治子参院議員(55)=比例、当選5回=は神社本庁の関連団体「神道政治連盟」などの支援を受け、女性宮家創設や選択的夫婦別姓への反対といった保守的な主張で知られる。高市氏と立ち位置が重なり、2年前に高市氏が立ち上げた政策勉強会にも初回から参加。今回の総裁選でも推薦人に名を連ねた。

 麻生派に所属し、9月に党内で「石破おろし」が顕在化した中、両院議員総会長として全議員参加の議論の場を仕切り、総裁選前倒しの賛否を問う意思確認の手続きの道を開いた。結果、石破茂首相は退陣を表明した。

 日露戦争で活躍した海軍の元帥・東郷平八郎、江戸末期桜田門外の変に関わった薩摩藩士・有村次左衛門の血を引く。第2次安倍改造内閣の2014年、初代女性活躍担当相として初入閣。在任時、当時総務相だった高市氏らと、終戦の日や春秋の例大祭の時期にそれぞれ靖国神社に参拝した。

 石川県生まれ、滋賀県育ち。琵琶湖にちなんで、日ごろブルーのスーツを愛用する。野田聖子・元総務相に出したファンレターをきっかけに、01年の参院選で初当選。社員だった日本マクドナルドからの支援もとりつけ、全国の店先にポスターが張り出された。保育・幼児教育や子育て支援をライフワークとし、「マタニティーマーク」の普及にも尽力した。

選対委員長には「兄貴」の安倍氏側近

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    河野有理
    (法政大学法学部教授=日本政治思想史)
    2025年10月7日16時15分 投稿
    【視点】

    もう少し「挙党態勢」をアピールするかと思ったので、ここまで振り切った人選になるとは予想外だった。バランスの方は閣僚の顔ぶれでとるということなのかもしれないが、そう簡単に行くのだろうか。公明党の雲行きが怪しいし、連立を拡大するならその方のポストも閣僚で処遇することになる。連立というのはそういうものだが、今までとは異次元の政治空白が続く可能性もある。

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年10月7日13時21分 投稿
    【視点】

     この布陣からすると、皇位継承問題で、女帝・女系阻止が高市政権の重要課題になると私は見ています。

高市早苗総裁

高市早苗総裁

高市早苗前経済安全保障相が、自民党の新総裁に就任しました。その後、公明党が連立政権からの離脱を表明し、26年間続いた自公関係は解消されました。首相指名選挙はどうなるのか。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]