自民党の高市早苗総裁は8日、就任あいさつのため国会内の野党各党の控室を訪れた。いちばん最後に回った参政党の控室では、神谷宗幣代表ら執行部メンバーが出迎え、高市氏はカメラマンの求めに応じて神谷氏と握手をかわした。

昨年の衆院選や今年の東京都議選、参院選で、自民党の保守支持層の票が流れたのが参政党で、同党は選挙のたびに勢力を拡大している。高市氏は総裁選の選挙期間中の9月28日に配信されたユーチューブ番組で、「この政策だったらいっしょにやれるということを協力していくのは、立法府としての全体の責任」と述べ、参政党や日本保守党など主義主張の近い勢力との政策協議に言及していた。 高市氏との面会後、報道陣の取材に応じた神谷氏は「私は元々関西で政治をやっていたので、共通の知人が多いねという話や、私は市議(大阪・吹田市議)の時に高市さんにお会いしたことがあり、その時のことを話した」と述べた。

また「政策が近いものに関しては協力はできると思いますし、国益にかなうようなものに関しては賛成しますが、それ以外のことは野党としてしっかり判断していくので、そこは是々非々で」とも伝えたという。

少数与党の自民党総裁となった高市氏から連立協議に関する話はあったかとの問いには、「そういった話は一切なかった」と否定。「我々はまだ連立を組めるような状態ではなく、未完成。連立に関してはまったく検討もしていません」と述べた。連立協議の可能性が生まれるタイミングとしては「次の衆院選を経てしっかり議席を確保し、衆院でも会派が回せるようになれば」と述べた。

一方で、政策が近い高市総裁の誕生で参政党とかぶる部分が表面化し、躍進を続けてきた選挙への今後の懸念はないのか問われると「保守かどうかといわれればかぶる部分があると思うが、我々は反グローバリズム。そこに関しては、高市さんの方はグローバリズムに乗った政策が多く、対立軸はきちんとある」と主張。「選挙は、特に影響はないと思っている。政策の違いを打ち出していけば戦えると思う」と語った。