たらお「……ハッ、ここはどこなの?」
――ここはインターネットだよ、たらお。3年くらい前にUFOキャッチャーでとってきて、うちで一番可愛がってるクマのぬいぐるみの、たらお。ボロボロのたらお。
「ぬいぐるみに話しかけてる41歳独身女って、もう完全にダメなんじゃないの?」
――ダメだろうねえ~。
「それで、僕はここで何をしたらいいの?」
――うなずき役、かな~。
「お話の相手?」
――そうそう。
「こういう会話体のサブカルブログって、最近、多くない?」
――いや、有名なのは2つくらいじゃないかな。
「詳しいじゃない。」
――いやあ、元祖の1人を、某音楽雑誌でメジャーデビューさせたの、ひそかに私だから。何か面白い人いない? って言われて、気軽にブログ名教えたら、今や売れっ子さんですよ…。
「それ、言っちゃうのか。っていうかそれ、ゆきよさんの、あるあるパターンじゃないの。」
――そう、紹介する人が大ブレイクしていくっていう…。古くはラーメンズの初ロングインタビューとか、宮藤官九郎さんの初ロングインタビューとか…(以下略)。」
「でかい案件話してるなあオイ。……しかし、いわゆる、筆おろしライターですね?」
――げ、下品なこと言うなあ! シンスケ横山と同じこと言うなあああ!
でもさ、まったく、今の人生では、その人たちに関わっていないし、別にそれでかまわないし。売れていくのを、目を細めながら手を振る感じですね。よかったなあ、って。
「そういう人生ってどうなの、辛いの?」
――辛い!
「やっぱ、辛いんだ。」
――だって、私は誰かを見つけるのに、私は誰にも見つけられてない!
「……出た、中2発言。」
――何が困るのかというと、自分の審美眼を信じるあまりに、自分にダメ出ししてしまうことですよ。自分の中で自分はイケてないんですよ。だっせえ女なんですよ。」
「また愚痴ですか。」
――でも気付いたんだけど、自分は天才しか見つけられないんですけどね、自分は天才枠じゃないと割り切れば、自分もなんとかエントリー出来るんですよ。
「……めんどくさいなあ。」
――そんで、ぼちぼちやっていこうかなあって…。対話式とか、一番好きなので。もちろんビバデスを見本にしています。
「どうせすぐ飽きるんでしょ?」
――んー、1回で終わるかもしれません……。
「ちゃんとコラム形式のエントリーも書きなよ、仕事につながらないよ?」
――そうねー。でも私、コラム苦手なんだわー。分析も出来ないし、皮肉も知らないし、豆知識も持ってないし。関係ない個人的な話にシフトしていった文章のほうが、たいてい評判いいっすね。
「じゃー、関係ない話にシフトするコラムでもいいよ、書いてみなよ。」
――んー、考えておく。とにかく、たらお、よろしくね!
「まじかよ……。」