天才とすれちがうとき | 日々の凧あげ通信アネックス
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【あらすじ】東京の西のほうに暮らす、ぱっとしないライター・ゆきよは、今晩も、UFOキャッチャーでとってきたお気に入りのクマのぬいぐるみ・たらおと会話するのであった。

――たらお、たらお。昨日、でんぱ組のこと書いたら、PVが上がったよ。
「あら、そういうものなのね。」
――だからみんな、ブログに、今時のネタ書くんだねえ。例えばtofubeatsくんのこととかさ。
「そうね、トーフ君のこととかね。ゆきよさんは、トーフ君、どう?」
――え……。
「どうなの?」
――そうだねえ…。
「きらいなの?」
――いやいや、大ファンですよ。
……6年くらい前かなあ。すごいイカしたマッシュアップの音源があって、感動したので、かっこいいですね! って、気軽にメッセを送ったの。
そしたら「高2男子なんですー、デイリーのライターさんですよね?」って返信くれたのが、トーフ君でした……。
「あら、そんな交流が。」
――そのあと、私のイベントのための音源作ってもらったり、東京にお呼びしてイベントやったりしたけど、別に仲良くはならなかったな。よく考えたら、共通の話題は何もなかったんですよ。今会っても、覚えてくれてるかも、わからない。
「いや、覚えてはくれてるんじゃないの。」
――トーフ君ってはなから異質で、目立ってたから、耳の早い人たちには「TOFUBEATSって面白い人がいてさ…」って、あっというまに話題になったんだよね。「俺がイチ早くトーフを見つけたんだ」っていう人、山ほどいると思うの。うーん、一時接触してる人だけでも、数千人いると思う。だから、そのうちの1人ってだけですね、私。
「天才だからなあ。」
――ご本人が聡明な方だから、周囲の変化に、対応出来てるんだと思うけど……。
あと彼、文章がとても上手いよね。インタビューする必要性を感じないほど。
「つまりその、うっすら知ってる人だから、ちゃんと批評出来ないとか…?」
――いや、批評なんておこがましいこと、もともと出来ないんだけど。
新譜は、良質過ぎて、あまりハマれないかも…。私、キリンジとかカーネーションとか、良質なだけの音楽ってダメなんですよ。強い引っかかりのある音楽のほうが好きで。
でも、時代の音楽って、ああなんだろうなあ、とは思う。
そうだなあ。収録されていないけど、「N.M.D.」がいちばん好きかもしれないなあ。歌詞もすごくいい。



――今思うとさあ、その6年くらい前、m-floが整髪料のギャッツビーのREMIXコンテストの審査員やっててね。
バーバル賞がトーフ君で、タカハシタク賞がPandaBoY君だったの。
「エムフロ、すごい審美眼だなあ。
しかし、あれ、最近、タクさんがトーフ君を褒めてるけど、タク賞じゃないんだ!?」
――うん、ラップ作品だったから。「髪、髪、髪、おっ立てようぜ~」っていう歌詞だった。
当時、スペシャルサイトがあって、審査員コメント動画が見れたんだけど、バーバルが確か『カッコイイ、カッコ悪いで言ったらカッコ悪いんですけど(笑)、なにかツボにひっかかるものがある、僕は好きです」みたいなこと、言ってたよ。
あれから……何年もたって……何げに下積み長いよねえ!? 
売れて欲しいなあ。私が会った時点では「ミュージシャンにはなりません、就職します」って言ってらっしゃったからなあ。
トーフ君みたいな天才すら、食えないんじゃ、ネット時代のミュージシャンどうすんのよ!? っていう話になるよ。
というわけで、CD買います! まだ買いに行けてない。陰ながら応援! です。



そういえばこんなのもあった。


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