――たらお~。日曜日に行った、中塚武ソロ10周年記念イベントなんだけどさ~。BEAT COMMUNIST FINALってイベント。
「お、やっと感想を書く気になったか。」
――中塚さんて、すっごい気取った人なのかと勝手に想像してたんだけど、物腰の柔らかいおにいさんなんだね!? そしてルックスが、バカリズムをイケメンにした感じ!
「それは……褒めてるのか、微妙な表現だなあ。」
――ほら、私ってPLUS-TECH SQUEEZE BOXの大ファンじゃないですか。そこから中塚さんを知った感じなんですが…。
リミックス vol.1 for モダニカ/High Contrast
「あれ、QYPTHONEは通ってないの?」
――あ、私、PSBが現れるまで、渋谷系フォロワーって全部聴けなかったんですよ。シンバルズとかも。なんかね、フリッパーズだけで良かったんだよね…。
「フリッパーズ原理主義ですな。」
――フォロワーをかたくなに否定してましたよ。今思うと何でだろ? と思うのだけれど。
でもPSBに衝撃を受けて、QYPTHONEとかも買ったよ。
EPISODE l~キップソーン アーリーコンプリート~/Long Happiness/Happiness Records
「ライブはどうでした?」
――星屑スキャットが良かったよね! ドラアグショーみたいなものを想像してたんだけど、もっと全然、きっちりしたボーカルグループなんだね。
フリもパロディ感なくて、大袈裟じゃなくて、ちゃんとした歌謡スターの雰囲気で。
メイリー・ムーってメンバーが、女の人くらい声が高いんだけど、魅力的だったわー。芸能人オーラとしてはミッツ・マングローブさんが華やかだったけど、私はメイリー推しで!
「星屑スキャットの推しメン決めたのか。」
――あとP.O.P ORCHeSTRAっていう、双子のラッパーが良かったよ。
バックが生演奏でね。あとね、なぜか客席に小銭を配るの、100円とか。
「小銭!?」
――ライブで毎回、それをネタとしてやっているみたい。ビール代の足しにして、とか言って。
それでライブ終了後、トイレ行ったらさ、最前列にいたっぽい女の子が「600円もらっちゃった! きゃー!」とか言っててさ。
「その子、可愛かった?」
――可愛かった。なんだよ顔かよ! とか思ったけど、まあいいんだけど。
「可愛かったら、そりゃ、多めに配るよね!」
――あと、TOKYO NO.1 SOUL SETのBIKKEさん。ビッケさんてさ、20年ぶりくらいにライブ見たんだけど……。
「ほう。」
――私、ソウルセットの、あの抑揚が苦手なのね。生理的に。だから避けて生きてきたんですが…。
「あらまあ。」
――出てきたら、なんか、古田新太みたいな人でビックリした。あんなテンションの人だったっけ!? 女装してるし。「どんだけーに対抗して、ケチャマヨーという言葉を流行らそうとしているが、ツイッターで全然流行らない」とか、「昨日ヒャダインの後にライブに出たら、客がざーっといなくなってダダ滑りしたアハハ」とか、「ブギーバック!(やっちゃうぞ!)」とか、数々の自虐ネタ、そして自分のブロマイドステッカーをばらまいていた……。
「ゆかいな人なのね。」
――はい、ファンになりました……。
「ファンになったのかよ!」
――あと野宮真貴様。「僕らが旅に出る理由のカバーも中塚くんとやったわね」「配信予定はないので、YOUTUBEで見てくださ~い」って言ってた。
「さらっと言ったな!」
――あとはなんだ、土岐麻子さん歌って帰ったよ。私と同世代だと思うんだけど、見た目、若かったな~。可愛い感じなんだよな~。たいへんうらやましい!
「それで、中塚さんのライブは?」
――恋とマシンガンのカバーをしみじみ聴きながら、これを二十歳そこそこで作ったフリッパーズはどうかしてるよな~、と思ってしまいました。
「そこか~い。」
――中塚さんも天才音楽家なんだよ。でもさ、もっと、天才っていうより、天然の音楽家って、いるじゃない。
音楽を職業にする人として、そういうものと戦うことって大変だし、すごいなあ、と思ってしまうのよ。
そして、頑張れば、天然を超えるられる瞬間だって、もちろん、あるのよ。
しかし、戦い続けることの大変さたるや…。
なんというか、私も頑張るぞ~、とか考えました。
「頑張らなきゃねえ。」
――頑張らないとねえ…。
LYRICS/Delicatessen Recordings / P.S.C.
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