――たらお、悩みがあるんだけど。
「なによ。」
――ヨガ教室に、むかしフラダンスクラスっていうのがあって、それに参加してたのね。自分がフラダンス踊るのとかって、ありえね~、おもしれ~、って思って。
「はあ。」
――そんで、そこのインストラクターさんは結婚をキッカケに退社しちゃったんだけど。
明るくて可愛くてヒマワリのよーな人で、まあなんだ、彼女主催で、スタジオ借りてフラの練習やったり、飲み会やったり、してたのよ。
「ほうほう。」
――私、普段はもう、カルチャー系の人としか会わないじゃない。
参加する女の人が、OLさんとか派遣社員とかさ、すごく普通の感じで。サブカルチャーとか全く興味なさそうな人ばかりで。
ああこういう、普段はつながりがない人と話すのも、楽しいな、女子会だなーとか思ってたの。
「ふむふむ。」
――それで、こないだ、バーベキューをやろうということになって。元インストラクターさんが、男友達を呼ぶことになって、
「リア充っぽい感じね。」
――そんで、盛り上がったんだけど…。私は禁酒してたこともあって、馴染めなかったのね。
「禁酒しなくても、馴染めないんじゃない、それ。」
――そんで、あ~むいてないな~と思って、先に帰ったらば…。LINEのグループに、そこに参加してた男子が、じゃんじゃん追加されてきてさ。
「あ、女子会じゃなくなっちゃったんだ。」
――誰が招待したのかわからないんだけどさ。
がっかりした。女性グループだと思ってたから。女性ならではのチャット内容だったし。
「まあねえ…。むずかしいよね、それ。」
――まあ、なんだ。飲み会グループみたいなものが、形成されつつあるんです。
バーベキューでの雰囲気も含め、すごーく居心地悪くなっちゃってさ。
……思い出したんだよね。幼稚園から中学校まで、私、クラスで浮いててさ。浮く係でしたよ。
何か、何かが、周囲に、生理的にイヤな感じを与えてたんだろうね。
まーフツーにいじめられてましたよ。いじめられてるっていうか、何だろう、「給食の食器を6人分片付けて」って言われて、だまって作業したり。ぬめった水場の掃除を押し付けられたり。
机の中に、知らない人の教科書が入ってて、授業が始まったとたん「私の教科書がありませーん!」って言われた時は、びびったな。
「あんた、かなり陰湿ないじめを受けてるやんけ!」
――あの時の、浮いてる感じを思い出したんだよね。
誰と喋るのもハードル高くて、面倒くさくてやめちゃう感じ。しんどい感じ。
大人になると、摩擦が起きないように、気をつかって話すじゃない。目の前のこと。この生ハム美味しいね、とか。
そういうの、やってきたんだけど。女同士なら、ママゴトみたいに、やれたんだけど。
男女混ざるとモード変わる。しかも大人数になったから。
ああ、私、ブサイクで年増の上、喋れないんじゃ、申し訳ないよなー、とか思って。
ユニクロ着た、オドオドしたババアなんて、面倒でしかないじゃない。
ああ、浮いてる、浮いてる、辛いなあ、日光の下が辛い、と思いました…。
「仕事モードで、インタビュアーになればいいのでは…? アンタ、それでモテたんでしょ、かつて。」
――うん、インタビュアーモテと、ブレスト相手モテな! ああ、モテたモテた、ずっと昔。でもそれじゃ、楽しくないもん……ほぼ仕事だもん。好きな相手にしか発動しませんよ。
だから、ぬるっと退会していこうと思って。
……ああ、ガールズONLYの時、ビッチな子の発言が面白かったんだけどな。差別発言バリバリなの。人種差別とかさらっと言うんだよ、ここにも書けないようなこと。ああいう子、私の周囲にはいないからさ。スッゲーな! ありえねーな! とか思ってたんだけどさ。
「いないほうがいいでしょ、そういうの…。」
――彼女、顔も悪くないし、スタイルもいいのに、モテないモテないって悩んでてさ~。問題はハッキリしてたね!
「ところで、そのへんの友達、ここ読んだりしないの?」
――しないと思う。多分…。とりあえず抜けますんでヨロシク~!
「あ、逃亡。」
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