テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE   作:なかえもん

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FGOの夏イベを周回しながらもコツコツ頑張っていきます。


アストレイ・アルケミスト③

sideケイン

 

「美少女錬金術師クラリスちゃん、ドカンと参上だ!」

 

今度こそ本物のクラリスが登場したが。さっきまで偽物に騙されてたから、どうしても疑ってしまう。

 

「オイラには偽物かどうか区別つかねぇよ…」

 

「えっと、クラリスさんは本物ですかね?その、偽物と区別がつかなくて…」

 

「むぅー!あんな偽物!全っ然、似てないってば!うちあんな大人しくないし!」

 

怒ったように言うが、別に偽物もそんなに大人しくなかったような…

 

「それに!うちの方が偽物よりずーっと可憐でしょ?ほらほらよく見て?」

 

そう言うと俺たちの前でくるりと周りポーズを取る。違いよくわかんないな…ってあれ?

 

「クラリス、妙に服が汚れてるけど、大丈夫なのか?」

 

「ああ…これ。うち、さっきまでこいつらの研究所に捕まっててさ。」

 

「え!?大丈夫ですか?なにか変なことされてないですよね?」

 

「特に白い髪してる中年のおっさんになにかされてないか?大丈夫か?」

 

「聞こえてるぞ貴様ら!」

 

パラケルススの怒号が聞こえるが、さっきの発言のせいでもう信用出来ないんだよなぁ…。

 

「大丈夫!ただ結構警備が厳重で…だから逃げるために建物ごと全部ドカーンしてきた!」

 

え?

 

クラリスの発言に一瞬みんなフリーズしてしまう。

 

「お、おい、全部まとめてドカーンしてきたってまさか…。」

 

「うん、全部更地にしちゃった。てへ☆」

 

ウインクしながらそう言うクラリスは非常に可愛い。脱出するために更地にするという考えは俺は嫌いじゃない。そこが敵の拠点なら俺だってそうする。

 

 

「ま、まさか、俺の研究資料も…。」

 

「あの研究所にあったなら、全部まるっとパーだね。」

 

「………」

 

「よ!さすが天才美少女錬金術師。脱出だけじゃなくて敵の妨害までするなんてさっすが〜!」

 

「えへへー!」

 

パラケルススが恐る恐る自身の研究資料の心配をするが、クラリスはしっかりと消してきたようだ。パラケルススは絶句している。ざまぁ。

 

「くくくっ…こいつは間違いなく本物だな。」

 

カリオストロは笑いを堪えながらクラリスを本物と断定する。

 

「オレ様の知ってる限り、こんな短絡的な思考をしてる錬金術師はこいつだけだ。」

 

それを聞いたクラリスはひどーい!とクレームを入れるが。とりあえず和むのはここまでだ。

 

「今はそんなことよりも、とっとと逃げるよ!」

 

「逃げるのはいいけどよぉ…あいつらはそう簡単に逃がしてくれねぇぜ?」

 

「当たり前だ。開祖が弱ってる今の状況で見逃すわけが無い。」

 

「それっ☆」

 

クラリスの掛け声に合わせて近くの壁が爆発していく

 

「もういっちょ☆」

 

さらに爆発させ、壁に大きな穴を作る。

 

「「「「「「…」」」」」」

 

「ん?どったの?うちをそんなにじっと見て?」

 

俺は本当にデリフォードさんの家かもしれないって思って気を使ってその手段を取らなかったんだけど…まあ脱出できるならいいか。

 

そしていざ穴を通り走って逃げようとしたタイミングで、カリオストロが倒れる。

 

「チッ…悪いがもう体が動きそうにねぇ。誰かオレ様を丁寧に、運んでくれ」

 

最近雑に持たれがちなカリオストロが強調するように丁寧に、と言ってきたので。言う通りにカリオストロの肩と膝裏に手を回し、抱き抱えるように持つ。所謂お姫様抱っこだ。これより丁寧な持ち方を俺は知らない。

 

「え?おい!これは背負うんじゃなくて…」

 

「はわ!これがお姫様だっこですね!」

 

「いいなー!ねぇグラン、私にもしてよ。」

 

「あ!私も!」

 

「後ででお願いします!さすがに抱っこしながら戦闘するのキツいんで!」

 

はは、グランモテモテだなぁ、ルリアとクラリスがお姫様抱っこして欲しいとねだるのを見てそう思った。

もっともデリフォードさんから今はそんなことしてる場合じゃないと言われたことで急いで走り始めた。

 

「なぁカリオストロ。顔が赤くねぇか?」

 

「…黙れ、トカゲ

 

あー、そりゃ元が男なのに同じ男にお姫様抱っこされるの恥ずかしいよな。俺がもしグランにされたらと考えるとたしかに恥ずかしくて顔赤くなる自信がある。

 

「コホン、もう!ケインさんったら…いきなりこんなことされたらカリオストロだって恥ずかしいんだぞ?」

 

「そもそもいい歳した野郎が天才美少女名乗ってる時点で恥ずかしいだろ。」

 

「テメェ!!」

 

「おいバカ!?顔はやめろって!?」

 

「開祖様とケインさん仲良いね。」

 

さっきまで体が動かないとか言ってたカリオストロが顔面目掛けてパンチしてくるので落とさないように抵抗する。途中クラリスが呆れたような意外そうな声でなにか言ってきたが。カリオストロとの攻防に夢中で聞こえてなかった。

 

「…離すなよ?オレ様を落としたりしたらウロボロスの餌にしてやる。」

 

「ハイハイ。わかってるよ。」

 

さすがに今のカリオストロを落としたりしねぇよ。

 

「さあ、それじゃみんな、さっさと行くよー!」

 

クラリスのその言葉に続き、みんなで走って逃げる。

途中、帝国兵や錬金術師達が必死に逃走の妨害をしてくるが…

 

 

「今のうち、ストレス溜まってるから手加減できないよ!」

 

そう言うと可愛い掛け声とともに何度も何度も爆発を起こす。

ちょっと可哀想になるくらいクラリス相手に手を足も出てない。

 

「クラリスさん!そんなに爆発させちゃうとお屋敷が壊れちゃいます!」

 

「むぅー!うちとしてはもうこの屋敷ごとドカーンしたいんだけど…」

 

ちょっとわかる。ストレス溜まってる時って、わざわざドリル持ってるからそれで掘ればいいのに、ついついボムとかダイナマイトとか使いがちだよな。

 

________________________

 

そうして俺たちはなんとか屋敷から脱出出来たが。次の問題が起きた。なんでもクラリスの親が人質にされているようで。クラリスは普段の天真爛漫な所が鳴りを潜めるようにお願いする。

 

「あ、あのね。うち、みんなにお願いがあるんだ!うちの両親を…」

 

「助けに行こう!」

 

まあ、グランならそう言うよな。分かっていたことだし。俺もその気だった。

…まあカリオストロは仮にも自分の敵を助けると聞いて不満そうだったが、クラリスに自身の体を錬成してもらうこと、を条件に協力することになった。

クラリスの両親が閉じ込められてる施設はデリフォードさんが心当たりがあるらしく。さっそく施設に向かって行くが…

 

 

「なぁ、なんか帝国兵と錬金術師が多くねぇか?」

 

「うむ、どうやら警備を強化しているようだ。」

 

ビィが言う通り結構警備が頑丈で、兵士たちの人数も多い。

と言っても、こと潜入に関しては余裕だな。

 

「よし、俺が行ってくるから待ってろ。」

 

「え!?さすがに危険ですよ!」

 

「私に任せてくれ。良い方法がある。」

 

ルリアとデリフォードさんが止めてくれるが。多分俺の方法が1番楽で確実だと思う。

 

装備ロードアウトから一瞬で装備を付け替える。ボルテックス装備だ。さっそくボルテックス装備をセット効果を使う。

 

「はわわ〜!?ケインさんが消えちゃいましたよ?」

 

透明化、ソロモードだと透明になること自体意味は無いんだが、この世界だと効果があるので喜ばしい限りだ。

 

「おい、姿を消すのはいいけどよ。お前だけ透明になってもクラリスの両親はどうやって連れてくるんだよ?」

 

「それについても大丈夫。これ使うから。」

 

"ポータルガン"を取り出す。すぐ近くの岩にポータルガンを撃ち、オレンジ色のポータルを作る。

 

「おい、オレ様も見たことないやつを出してきたな?なんだこれ?」

 

「ポータルガン。この銃?はそれぞれ青とオレンジのポータルを発射して、それぞれ繋げるアイテムだ。今ここにオレンジ色のポータルを作ったから。クラリスの親御さんを見つけたらすぐに青のポータルを出して脱出する。」

 

「お前それ絶対後で調べさせろよ!?約束だからな!?」

 

元ネタが別にあるため厳密にはテラリアのアイテムというのは少し語弊があるかもしれないが。

決してこの世界が文明が遅れているとまで言わないが、このポータルガンは結構何世紀も文明を飛ばしたようなアイテムである。まあ今度ちゃんとカリオストロに見せるけどさ。

 

「んじゃ、行ってくる。」

 

「気をつけてくださいねー!」

 

透明になったあとスルスルと兵士たちに当たらないように移動していく。

しらみ潰しに探す予定だったが、意外と早く見つかった。というかクラリスのお母さんひと目でわかるくらい美人で似てるな…。

 

まあ、一応確認しとくか。これで人違いだったら恥ずかしいし。

 

「貴方達がクラリスの親御さんですか?」

 

「誰だ!?」

 

部屋にはクラリスの両親以外いないので、透明化を解除する。しかしクラリスの両親からすればいきなり部屋に現れた不審者のようなものだ。クラリスの父親はクラリスの母親の前に立つ、俺から守るように。

 

「随分不躾な方ですね…まずはそちらから名乗りなさい!」

 

「これは失礼しました。クラリスと同じ騎空団に所属しているケインと申します。」

 

「クラリスが所属する騎空団?では貴方がたがクラリスの手紙に書いてあったあの…」

 

クラリスの母親と父親は最初は俺を疑っていたようだが。同じ騎空団と言う話を聞いてとりあえず信用してみることにしたようだ。

 

 

「失礼しました。私はクラリスの母親で、プロメティアと申します。」

 

「父のハロルドだ。あの子は無事なのか?なにか怪我とかは…」

 

「無事ですよ。待っててください、すぐ会えるんで。」

 

ポータルガンの青のポータルをすぐ近くの壁に撃つ。 するとポータルのすぐ近くに待っていたクラリスが居た。

 

「お父様!お母様!」

 

「感動の再会のところ悪いけど、とりあえずポータル閉じたあと念の為この施設から離れたいから。今は移動してくれ。」

 

クラリスの父親と母親を移動させたあと。ポータルを閉じる。その後十分な距離まで歩いて離れる。

ある程度離れたらクラリスは家族と話し合ったようだ。あんまり他人の家庭の事情に首突っ込むものでもないと思っていたから、ずっと黙っていたが。

まあ、クラリスは家族とあまり折り合いがよくないって聞いてたけど…しっかり家族に愛されていた、それだけはわかった。

 

さて、クラリスの家族の感動の再会のが終わったら次にあるのは…

 

「カリオストロ先生のバカにもわかる錬金術スパルタ講座☆はっじまるよー☆」

 

クラリスの嫌いなお勉強タイムである。錬金術師の基本、等価交換の結果である。カリオストロたちはクラリスを助けたから、クラリスはカリオストロを助ける。わかりやすい図だ。

 

…もっとも、クラリスは錬金術の基礎すらダメなようで、あのカリオストロが本気で頭抱えてるレベルである。絶望度でいえばニグレドと戦う時と同じくらい。

 

ん?あ、まずい。シェルフォンにまた反応が出た。

 

「ちょっとあっちで休憩してくるわ。」

 

「あ、わかりました。ゆっくり休んでくださいね?」

 

適当に理由をつけて、グランたちから離れ、反応の元を探す。

 

…見つけた。

 

「やっぱり居たか。ゼシードと、帝国兵か。」

 

「貴様か。他の奴らはどうした?まさか貴様を置いて逃げているのか?」

 

「いや、そっちの計画をぶっ潰す為に今色々用意してるんだよ。だから邪魔させないぞ?」

 

ブレイカーソードは直撃させたら帝国兵でも死んでしまうかもしれない。だから少し弱い剣を使って全力で当てる。

 

「なんだそれは!?燃えているのか!?それは!?」

 

"ヴォルケイノ"、地獄にある。壊すと溶岩を出す上、なんの対策も無しに触れると体が燃えるほど高熱の鉱石で作った剣。

そんな鉱石で作った影響か、この剣もまるで燃えているような見た目だ。

さらに、見た目だけでなく。この剣を相手に当てると2分の1の確率でOn Fire!(炎上)状態に出来る、なんで100%じゃないのか不思議だがまあいいか。

 

「ひ、怯むな!数で押し切るのだ!相手は1人だ、囲んで押し切れ!」

 

こちらに向かってくる帝国兵の剣にヴォルケイノを当てる。普通ならこのまま鍔迫り合いにでもなるのだろう、だが…実際は違った、ヴォルケイノが相手の剣に当たった瞬間爆発したからだ。

ヴォルケイノの効果は当たった際の小爆発、地形を破壊しない程度の爆発だが。生き物を爆発四散するくらいはある。

爆発を食らった帝国兵は吹き飛びながら腕から火が燃え移っていく。

 

この剣に当たった所から燃える。まあこのままだとさすがに死にそうなので、水バケツを取り出すと燃えて転がっている兵士にかける。

 

「ぐっ…あれはそもそも触れたらダメなのか…こうなったら距離を取って魔法で…」

 

もちろん。そんなのを許すわけが無い。離れようとした後ろの魔術師らしき奴と錬金術師っぽいやつらの後ろにテレポート、さすがにヴォルケイノ直撃は死にそうなので、木刀で頭に思いっきり振り下ろして気絶させる。

 

「な!?いつの間に…!?」

 

ある程度の奴らはテレボートからの斬撃で倒せる。テレボートからの木刀、もしくはヴォルケイノで1人ずつ倒していく。

 

「く、くそったれが…だが目的は果たした!」

 

「目的?」

 

「あの屋敷での発言を聞かれてるとは考えなかったのか?貴様がなにかの装置でまっさきに俺たちに気づくことも織り込み済みだ。今頃あっちは大丈夫かな?」

 

「チッ!お前ら囮かよ!」

 

騙された。すぐに戻らなきゃ。空を飛ぶとすぐにグランたちを探す。

 

いた!パラケルススの野郎がいるが。ニグレドが見当たらない。…その代わり、何故かカリオストロがグランやデリフォードさんに攻撃している。

 

「ごめん!今戻ってきた!どういう状況!?」

 

「ケインさん!カリオストロさんがニグレドに吸収されちゃいました!今のアレはカリオストロさんの姿と能力を真似たニグレドです!」

 

「ゼシードめ…もう少し時間稼ぎ出来んのかあいつは…。」

 

カリオストロ…吸収されちまったのか…。

とはいえ、悲しむのは後だ。

まだ完全に吸収されて死んだわけではないかもしれないし。クラリスが何とかするかもしれない。悲しむのは可能性が無くなった時だけでいい。今はコイツを何とかする。

 

「気をつけてください…まだ黒化の能力が残ってます。本当なら時間稼ぎをしたいんですけど。すればするほどこっちが不利になります。」

 

ニグレドの時の周りを腐らせ、分解させる能力は健在、それにカリオストロの能力まで使えると来た。

 

…なら手加減不要かな。

 

いつものテレボートでカリオストロの真横に移動し、ヴォルケイノでカリオストロを切りつけようとする。

 

が、今までの敵とは比べ物にならないほどの反応速度で、一瞬のうちに剣と自分の間に土の壁を作り、ヴォルケイノを止めたあと、カウンターにカリオストロが普段持ってるよく分からない本から鋼鉄製の槍や剣が出てくる。そんな仕掛けがあったんだ…。

 

必死にマトリックスの銃弾を避けるときみたいな体勢になって、攻撃を避ける。

 

「ケインさんの援護を…」

 

「待たせたなパラケルスス。援軍を連れてきたぞ。」

 

「ゼシード!!このタイミングで厄介な…」

 

チッ、もう少し強めにシバいとくんだった。

ゼシード達がクラリスを確保しようと大勢の兵士達と共に詰め寄る

 

「グラン!デリフォードさん!こっちは俺一人で大丈夫!俺よりもクラリスをお願い!クラリスが逆転の希望なんだろ!?」

 

それに俺なら黒化の影響が限り無く小さい。

それにもし体が分解されてたとしても、そのうち治るし。

 

とはいえ、たしかに逆転の鍵はクラリスだが。肝心のクラリスにプレッシャーがかかりすぎてる。

 

「クラリスー!ゆっくり考えていいぞ。この老人の相手は慣れてんだ。2日くらいなら余裕で時間稼いでやる!」

 

「僕たちはそこまで持ちませんけどね!まあやるだけやりますよ!」

 

「ケインさん…グラン…うう…、けど、どうすればいいの…。」

 

一応頑張れば2日耐えるくらい行けると思う…が、確信を持っては言えない。

しかもクラリスの焦り具合が尋常じゃない。

 

「クラリス本当に気にしすぎるな…あっぶね!空気読めよオッサン!」

 

クラリスに焦るなって伝えたいんだが。ニグレドの奴が邪魔してくる。

 

くそ、とりあえずこっちに集中するしかない。

 

まず"アイボーン"を取りだしすぐ使う。

ペット召喚アイテムの1つで、これを使うと生きたチェストを召喚する、こいつの口の中に俺が貯金箱に入れてるアイテムがあるからな。

ペットを召喚した後、口の中に手を突っ込み目当ての武器をいくつか取る。

 

「1人だけ、か。なるべく多くデータを取りたいからな。簡単に倒れるなよ?」

 

「お望み通りデータを取らせてやるよ。お前の自信作のニグレドが失敗作ってわかりやすいデータをな。」

 

「やれ。ニグレド。」

 

パラケルススの命令とともに、数多のその辺の素材を錬金して作った槍や剣。さらに石のバリスタ。挙句の果てにはまるで触手のようにしなった岩柱が俺に迫ってくる。

さっき取り出した武器…というよりピッケルの1つ、"シュルーマイトディグクロー"を取り出す。

なぜここでピッケルを?と思うかもしれないが、答えはこうである。

 

カリオストロが俺に向けて放った攻撃…岩の柱から槍や剣に至るまで、全てシュルーマイトディグクローで削り取る。

 

テラリアの掘る道具、の中で一番掘る速度が早いピッケルである。これに勝てそうなのはそれこそドリル格納ユニットぐらいだろう。

もっとも、あっちは乗ってる間、他のアイテムが使えないのが痛いので今回は使ってないのだが。

 

シュルーマイトディグクローを振りながらニグレドに向かって走る。迎撃用の錬金術も全て俺に届く前に爪で削り尽くす。

防御用にまた壁を作るが、そんなもの1秒も持たない。

シュルーマイトディグクローで壁を壊したあと、すぐにヴォルケイノに切り替えてニグレドを斬る。

 

ニグレドに当てた箇所を中心に小爆発が起こり、吹き飛んだ後ニグレドの体が燃えていく。

 

「貴様…仮にも見た目は開祖…仲間なのに容赦ないのだな…良いデータ取れるからいいのだが…。」

 

「え?カリオストロのことを信頼してるから、容赦してないんだけど。」

 

パラケルススが引いた様子で俺に向かって言ってきた。

 

これくらいでこいつが死ぬかよ、そもそもカリオストロ同じ能力を使えるなら死ぬ前に自分のスペアボディを作って復活!ってこと普通にするからな。

 

ニグレドは燃えたまま立ち上がると。さっきの倍以上の規模の錬金術を起動した。

 

「…もしかして全然本気じゃなかったとか?」

 

「言い忘れてたがニグレドは学習もするぞ。これを凌ぐようなら更に倍にするだろう。」

 

チッ…下手にニグレドの攻撃を避けると、あっちで戦ってるグランの方まで攻撃が行くかもしれない。だからわざわざテレボートで良ければいいものを1個1個対応してるんだが…。

 

黒化の影響か徐々に俺の武器を振る速度が遅くなってる、今のままだと絶対途中で攻撃を捌けなくなる。

 

とはいえ、今はクラリスを待つしかない。

今の俺にはそれしか出来ないんだ、ニグレドに取り込まれたカリオストロを助ける方法が俺には無い以上、俺にやれることは全力でやる。

 

ニグレドが放つ錬金術による攻撃をひたすら避け、爪で壊す。

途中、石の槍が俺の足に突き刺さる。

その次は腕に刺さる。

何ヶ所も擦り傷ができ、刺さってすぐに抜いているが致命的な場所以外は何ヶ所か刺さってしまった。

 

「ふん。貴様ももう終わりだな。中々いいデータを取れたよ。礼を言う。」

 

「舐めんな。まだまだ余裕だわ。」

 

強がりでもなんでもなく1発で即死じゃないだけ優しいレベルである。

あの世界にいた、無敵のバフをつけても貫通して即死させられる奴らを思い出す。

あれに比べたら、こうやって刺さるだけで済むなんて優しいにも程がある。

 

シュルーマイトディグクローがきつくなった以上。もう攻め続けるしかない。

 

黒化の影響で錆び付いているような体を動かす。

遠距離戦はカリオストロの方が物量が勝っている以上、近距離戦をしたいところだな。

何気にこの世界だと危険だから使ったことないタイプの魔法だが。まあこいつならいいだろ。

 

"クリンガースタッフ"を取り出す。魔法武器の1つで、呪いの炎の壁を作る魔法。

丁度ニグレドが立っている地点に緑色の呪いの炎の壁を作る。本来なら壁を作ってモンスターを近づけないようにする魔法なんだが、こうやって相手が立っているところに作って無理やり当てる使い方もできる。

下手な魔法だと防がれるのが分かっているからな、この魔法は空中に出せない代わりに地面があればそこに一瞬で出せる。

 

これをこの世界で使わなかった理由…それはこの呪いの炎がかなり危険だからだ。

そもそもヴォルケイノの炎よりも秒間ダメージが4倍高いし、なにより水で消えない炎だからだ。

 

ニグレドは痛覚がないのか、呪いの炎を食らってもその場に立ち続ける。少しは怯めよ…!

再使用で壁をニグレドの前に出すことで俺の姿を見えないようにし、その間に距離を詰める。

 

「ニグレド、防御だ。」

 

パラケルススがそう命令を出すと周りの土を錬金術で形を変え、自身の周りにドーム型に出す。本来ならあの爪で掘るとこだが、黒化のせいで体が動きにくいので、別の方法を取る。

 

"ネトルバースト"に切り替え、ドームの中にニグレドが居そうな位置に撃つ。植物の根のような、茨のようなものを放つ魔法だが、1番の特徴は壁を貫通する、という効果がある。

 

このままこのドームの中に籠るようならカモだ。ネトルバーストを連発する。感覚でわかるがネトルバーストがニグレドに直撃した。

 

このまま…!!

 

その時、壁を突き破るようにウロボロスが出てきた。

 

「な!?ウロボロス!?」

 

「ウロボロスごと取り込んだのだから、使えるに決まってるだろう?」

 

ウロボロスが頭を噛み砕こうとしてくる。

引くしかない、ロッドオブハーモニーを出すとすぐに後ろにテレボートして引く。

ドームを解除して現れたニグレドはネトルバーストによって腹にかけて風穴が空いていたが、すぐに再生してしまう。

 

「ふははは!貴様もだいぶ頑張っているが…それでも、

ニグレドには敵わないな。その調子でもっと頑張ってくれ。データはあればあるだけいい。」

 

ウロボロスのせいで近距離まできつくなってきた、本格的にどう攻めようか。

そう考えていると。グラン達の方が騒がしい

具体的には爆発音と悲鳴である、パラケルススも俺も何があったんだ?と思いそっちの方を向くと。クラリスがこっちに走ってきている。

もしかして、ついになにか思いついたのか!?

 

「ようやくお出ましか。それで、このニグレドを倒す算段はついたのか?」

 

全っ然!もーまったくわかんない!

 

「おい!?」

 

「でも、でも!一つだけ…一つだけわかってるんだ!」

 

そう言うとニグレドに手を向ける。

 

「うちに出来ることは壊すこと…ただそれだけだって!」

 

その言葉と共に、クラリスはニグレドに対し、分解の錬金術を行使する。

 

しかし、どれだけ繰り返してもニグレドを分解出来ない。

やがてクラリスは術の酷使により、肩で息をするようになる。

 

「クラリス!まだまだ俺は余裕だから!ゆっくり考えててもいいんだぞ!」

 

「…新たに得るものもない、実に無駄な時間だな。もういい。ニグレド、あの小娘ごとやれ。」

 

クラリスに向けて錬金術を撃ってきた。急いでクラリスの前に立つと、必死に黒化によって鈍くなった体を動かしクラリスに向かってくる錬金術の生成物を爪で壊す。

 

「大丈夫か!ケイン殿!クラリス殿!」

 

途中、デリフォードさんが大きな盾を構えて庇ってくれる。

 

「ぬぐぅ…!!すまん、もう1発は防げそうにない…。」

 

「大丈夫です、ありがとうございます!」

 

「うう…もうわかんない!とにかく、こんな感じ!?」

 

そう言ってヤケクソのように放った分解の錬金術。

しかし、クラリスが放ったそれはニグレドに直撃した後、全身から徐々に粒子を吹き出して分解されていく。

 

「ば、馬鹿な、今のは一体…」

 

「お、おいクラリス!何したんだよ?」

 

ビィがクラリスになにをしたのか聞いているが、クラリスはブツブツと独り言を言うと納得したように前を向く。

 

「そういうわけで!いっくよー!」

 

そう言うと、ニグレドの抵抗も許さないほど分解の錬金術を何度も何度も当てる。

今までとは比べ物にならないほど圧倒的力でニグレドを分解していくクラリス。

俺たちはその光景を呆然と見守ることしか出来なかった。

 

「これでとどめっ!」

 

「ちょっとクラリスさん!?トドメはダメですよ!?」

 

ルリアが思わずツッコミを入れる。ここでトドメさしたらこれまでの苦労よ…。

 

「だいじょーぶっ☆今のうちなら、なんとかできるから!そういうわけでドッカーン!」

 

クラリスの渾身の一撃を受け、ニグレドは粉々に砕け散っていく。

 

「クラリスちゃん大勝利!いぇい☆」

 

「「アホかー!?」」

 

「おいおい勝利って…これじゃカリオストロは…」

 

しっかりとトドメを刺し、砕け散っていくニグレドを見たクラリスは勝利のウィンクをするが、デリフォードさんと俺が思わず突っ込んでしまう。本当にこれまでの苦労よ!?

ビィがカリオストロが大丈夫か心配する。すると聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

「ったく、随分派手にやったな。」

 

「ね、ね、身体は大丈夫?一応余計なものは全部ドカーンとやっちゃったけど…」

 

「ああ…おかげさまで絶好調…いや、前より調子いいぜ。」

 

「な、なにがなにやら…クラリスさんは何をしたんですか?」

 

「こいつは錬金術における分解の究極系、存在崩壊を使ったんだよ。」

 

「存在崩壊?」

 

「そうだな…たとえば、ミックスジュースをリンゴジュースに戻せると思うか?」

 

「そんなの無理に決まってるだろ?混じってるものを元に戻すなんて出来るわけねぇぜ」

 

 

ビィの言う通り、1度混ざったものを元に戻すなんてできるわけが無い。ちなみにテラリアの武器やアクセサリーは意外とシマーで合わさったものを戻せたりするが。話がややこしくなるので口に出さないでおく。

 

「だが、もしミックスジュースからリンゴジュース以外の全てを消すことが出来たらどうだ?」

 

「…それはもうリンゴジュースだな。つまり、そういうことか?」

 

「ああ、さっきのニグレドはミックスジュースだった。そっからこいつは俺様の魂以外の全てを分解…いや崩壊させたんだ。」

 

…やべぇなそれ。クラリスの存在崩壊の詳細を聞いて内心で戦慄する。なんかクラリスがチートみたいな能力手に入れてるんだが…。

 

「ま、後は俺様がパパっとニグレドを元手に体を再錬成した、ってことだ。実際成功するか博打だったがな…あと、もう俺様に黒化は効かねぇ、ニグレドの体を使って再錬成したからな。」

 

これで形勢逆転だ。

 

「なぜ…なぜ俺の計画がこうも失敗する。」

 

なぜ自分が失敗したのか理解できていないパラケルススに対して、カリオストロは言い放つ。

 

「失敗した原因なんて考えるまでもないだろ。てめぇはクラリスを…いや、オレ様達を甘く見すぎた。ただそれだけだ。」

 

「く、くく…そうか。なるほど、その通りだ。」

 

観念したように笑うパラケルススだが、当然カリオストロの気が収まるわけが無い。

 

「さて…今回は貴様のおかげで散々な目にあわされたからな…ここからがお楽しみの時間だぜ。覚悟は出来てるんだろうなぁ?」

 

全員でパラケルススに詰め寄る。この状況を見たゼシードはパラケルススに詰め寄る。

 

「くっ、おい!話が違うぞ!パラケルスス!あの兵器…ニグレドとやらは神になれるほどの力を持つのではなかったのか!?」

 

「くくくくっ…」

 

詰め寄るゼシードを気にも留めず、パラケルススは笑う。なにがそんなに面白いのかわからないが。余裕そうに喜びの笑みを浮かべていた。

そんなパラケルススに業を煮やしたゼシードは怒鳴るようにパラケルススを呼びかける。

 

「おい!何を笑っているのだ!?このままでは我々は…」

 

「うるさい。役立たずは黙ってろ。せっかくのいい気分が台無しになる。」

 

「随分と嬉しそうだな?」

 

「くくくっ…ああ嬉しいさ…なにせここまで素晴らしいデータを取れた上に、ニグレドを分解してくれたんだからな。」

 

あれ?嫌な予感…

 

「あ?…チッ、そういう事かよ…」

 

次の瞬間、粉々になったニグレドの残骸が1箇所に集まって行く。

 

「え…どうして?」

 

「どうしたのルリア?」

 

「星晶獣の気配がするんです。あのニグレドから。」

 

「ああ、貴様が例の…そこの少女の言う通り。ヘルメスの門には星晶獣のコアを使用している。だが、それはニグレドの状態では余分なパーツでしかない。」

 

「…だが、翠化になると話が変わってくる。」

 

「さすが開祖、話が早い。黒化で分解された賢者の石と星晶獣の核、これら二つは翠化の際に存在レベルに混じり合い、新たな進化を起こす。」

 

本当なら開祖を取り込んだまま翠化させたかったが、そう付け足した後に、新たに体を再構成したヘルメスの門が姿を現す。

ニグレドのようにのっぺりとした顔のままだが。まるで鎧のように金色の何かを身につけ、今までと違い四つん這いではなく、体を起こしこちらを向いている。

 

「これこそが星の民の遺産と我らの技術によって産み出された最強にして成長する星晶獣、さぁ目覚めの時だ、ヘルメスの門…いや、星晶獣アルフェウスよ!」

 

たしかに、感じるプレッシャーはさっきまでの比じゃない。

けど、この場にいるのはそんな、強そうなくらいで臆するメンバーではない。

 

「最強にして成長する、ね。それはそんなちんけな星晶獣じゃなくてオレ様にこそ相応しい言葉だな。」

 

「最強だろうとなんだろうと、まとめてドッカーンだよ!」

 

「ようやく手を抜かなくても良い相手が来てくれたか。いい加減ストレス溜まってたんだよな。」

 

「デリフォードさんはクラリスさんのご両親を頼みます。僕達はこいつの相手をするので」

 

「わかった。守り抜いてみせる。」

 

アルフェウスはニグレドの時のように錬金術を使う。さっきまでは俺が必死になって対応していた錬金術。

それをカリオストロとクラリスの分解の錬金術でことごとく分解する。

 

つよーい、俺の苦労よ…。まあ俺は俺に出来ることをやるか。

 

"ヒーローシールド"を付ける、うわ、一瞬でアルフェウスこっち向いたんだけど…。

ヒーローシールドの効果は防御力の上昇と、敵に狙われやすくなる、あと味方のダメージを25%引き受ける効果である。いつものようにソロだと効果がないから俺もあんまりこれの効果知らなかったけど…結構あるのな。

 

アルフェウスはまたニグレドの時に俺が食らったような黄色の液体を発射してきたのでダッシュで避ける。

さすがにもう体が腐り落ちる様な液体は食らいたくない。痛かったし。

 

「ルリア!お願い!」

 

「始原の竜、闇の炎の子。汝の名は…バハムート!」

 

ルリアは星晶獣を召喚能力する、拘束具によって厳重に拘束されながらも、なお強大な力を持つ、プロトバハムートを呼び出す。

 

プロトバハムートは紫の光線にも似たブレスをアルフェウスに放つ。アルフェウスはこれでも死にはしないが。隙はできた。一斉攻撃だ、

 

「ポーパルブレード!」

 

「オプス・マグナ!」

 

「アルケミック・フレア!」

 

3人に続くように俺も強力な魔法を出す。クソッタレな月の王が落とした本。

間違いなくあの世界においてもトップクラスに強いと言える魔法である。

 

「"ルナフレア"!」

 

天からルナフレアの雨…つまりレーザーが何発も降ってくる。仮にもテラリアのラスボスから落ちる武器である。威力、殲滅力においてはトップクラスだ。燃費はかなり最悪だが。

 

レーザーはアルフェウスの体にあたり、小爆発を何度何度も起こしながらも俺のマナが尽きるまで降り続ける。

それに当たり続けるアルフェウスは身体を起こすことすらできずに倒れ、立てないように当て続ける。

これで条件は揃った。4人の切り札級の攻撃を続けたんだ。チェインバーストが出る。

 

「「「「ケイオスタイド!!!」」」」

 

闇属性のチェインバーストによってアルフェウスは瀕死になった。

 

だが、ニグレドの時を考えれば。こいつも瀕死になったくらいでは即再生するだろう。

 

「クラリス!塵一つ残すんじゃねぇぞ!」

 

「オッケー☆クラリスちゃんにおまかせってね☆」

 

最後、クラリスの崩壊を食らって塵一つ残さず。アルフェウスは消滅した。

 

「ま、まさかアルフェウスを倒すとは…。」

 

「さぁて…それじゃあ、お仕置きの時間だ。」

 

拷m…じゃなくて、お仕置きするためパラケルススとゼシードににじり寄る。

 

「まあ、翠化まで至ったのだ。その結果だけでよしとしよう。では開祖。俺はここで撤退させてもらう。」

 

「舐めんな!逃がすかよ!」

 

みんなで一斉にパラケルススを捕縛しようとするが、パラケルススは体から強烈な光を放つと、目が眩んだ隙を突いて逃げ出した。

その場に残されたのは哀れゼシードだけである。

 

「…しょうがねぇ。あいつの分もこいつにやるか。」

 

「ま、まてまてまてまて!?私はパラケルススに従っただけなのだ!」

 

「うちの両親人質にしたよね?」

 

「デ、デリフォード!私を助けてくれ!私たちは親友だろう?」

 

「その私をクビにしたのはお前だろう?」

 

逃げ道がどんどん塞がれててつい笑ってしまうが。もちろんカリオストロのお仕置きはその程度で手を緩めない。

 

「おら!お前は美少女彫像の刑だ!」

 

カリオストロは金をゼシードの周りにだし。錬金術で操作、ゼシードの体に徐々に金が張り付いていく。

そうしてすぐに出来上がったのは…金色のカリオストロの彫像だった。

頭のなかにゼシードの体の大きさを考えるといやそうはならんやろ、と思ったがまあ錬金術で色々したんだろ。知らんけど。

 

_________________________

 

グランサイファーに戻ると、デリフォードとクラリスがグランに謝罪していた。まあ色々あったしなぁ、今回。

その際クラリスが。

 

「おじいちゃん、いっぱい助けてくれたよね!」

 

堪らず吹き出してしまう。

 

「あーはっは!!そうだよな。クラリスからしたらカリオストロはおじいちゃんだよな。」

 

本物の美少女におじいちゃん呼ばわりされてるのが1番ウケる。

 

「てめぇケイン…あとで覚えとけよ…クラリスもその呼び方は絶対に禁止だ!」

 

クラリスは気を使ったのかおじいちゃんと言う呼び方を変えてししょーと呼ぶことにしたようだ。まあそう言われてたカリオストロの顔は赤かったが。

 

「やめろ、ガラじゃねぇ。大体俺様を誰だと思ってるんだ。」

 

「クラリスのおじいちゃんのカリオストロ。」

 

「ウロボロス!」

 

あ、ウロボロス久しぶり。なんか雰囲気変わった?ちょっとスケスケな感じになったね。

そう考えながらギリギリ…と音がなるほど強く締め付けられる、ココ最近はウロボロスが可愛く見えて仕方ない。締め付けられながらも腕を出してウロボロスの頭を撫でる。

 

「カリオストロのことをふざけた呼び方したらこうなっちゃうぞ☆」

 

「ウロボロスもケインさんも手馴れてますね…。」

 

「もー!ししょーの何がダメなのさぁ!ノリが悪いなぁ…」

 

「美少女はわがままでも許されるんだよ!」

 

最悪の開き直り方である。ウロボロスあれなんとかならないの?無理?そっか…。

気のせいかかなり悲しそうに首を横に振った。ウロボロスも苦労してるんだな。

 

「え?その理論なら、私だってわがまま言っても許されるよね?ししょーと違って若い美少女なんだし。」

 

エセ美少女に本物の美少女がついに指摘した。た、耐えろ俺。ここで吹き出したら絶対ウロボロスがもう一体出てくる。さすがにこれ以上は痛いしきついから嫌だ。

 

「それに!ケインさんもグランも、同じ美少女なら若い方がいいよね?」

 

「「もちろん。」」

 

2体目の水色のウロボロスが現れてグランの体を締め付ける。

 

「くくく…そうかそうか…ねぇ2人とも☆このままカリオストロの部屋まで来てもらうね☆」

 

「往生際が悪いよししょー!やっぱり若い方がいいんだよ美少女は!」

 

「カリオストロの良さを手取り足取り教えてあ・げ・る☆二度とそんな戯言が言えないくらいになぁ…

 

「ししょー!グランは置いていってよ〜。」

 

え?俺は?ちょっとクラリスさん?

 

「あ、あとお前もオレ様の部屋に来いクラリス。」

 

「え!?うちも!?」

 

「当たり前だろ。オレ様師匠呼びするってことは、お前はもうオレ様の弟子だ。これからビシバシ錬金術の基礎を教えてやる。」

 

「ごめん2人とも!うち逃げるね!」

 

「逃がすかぁ!」

 

そうして、今回の騒動は無事終わった。

 

本来、敵対関係のクラリスとカリオストロ、その2人がお互いを認め合い、新たな道を踏み出したとさ。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、後日カリオストロの妹さんの墓参りに行った時に、カリオストロがヘルメス錬金術学会にブチ切れてまた争うことになるが。

 




"ポータルガン"

元ネタは「Portal」から、ムーンロードが落とすアイテム、
ポータル同士繋げる距離に限界はあるが、その距離も約1600ブロックほどとそこそこ長い距離テレポート出来る。
普通に便利な道具ではあるが。入手時期がゲームクリア後なのが難点。

"ヴォルケイノ"

地獄にある鉱石、ヘルストーン鉱石をインゴットにした後、作成可能な剣。
ヘルストーン鉱石はイーターオブワールド、もしくはクトゥルフの脳みそ撃破後に作れるピッケルで掘ることが出来、溶岩無効ポーションがあれば楽に大量に掘れる。
入手時期によっては頼もしい剣ではあるが、ノーマルモード最強の剣、ナイトエッジの素材でもあるのでゆくゆくはナイトエッジにしよう。
地獄の鉱石で作った剣と言うと強そうだが、ナイトエッジと違いこれでハードモードを乗り切るのは大変厳しい。それだけハードモードは魔境である。

"アイボーン"

ディアクロップスがドロップするアイテム。ペット召喚アイテムの1つで、生きたチェストを召喚する
元ネタはドントスターブのアイボーンとチェスター、ペットのように着いてきてくれるが、いざ自分が使いたい時に隣にいない、ということもしばしばある困ったチェストである。

"シュルーマイトディグクロー"

シュルームインゴットから作成できるピッケルの一種
掘る速度、に関してではテラリア最速のピッケルであるが、射程が短いのと、テラリア全般のピッケルに言えることだが、速く掘れ過ぎるのは建築で意外と余計なとこを壊したりして鬱陶しかったりする。あと実は木材も切れるという利点もある。

"クリンガースタッフ"

不浄の地のバイオームミミックが落とす魔法の杖
武器の説明には呪炎の壁を出す、と書いてあるが2Dのテラリアでは火柱を出してるように見える。
いわゆる設置型の魔法で、5分間は残るので向かってくる敵に対して妨害にもダメージソースにもなるが。欠点として空中で設置出来ない、という弱点がある。
そのためハードモード序盤オススメ武器で調べた時に高確率で出てくるニンバスロッドの方がボス戦向きなのもあって目立っているが。こと日食やブラッドムーンなどではこちらの方が強いかもしれない。

"ネトルバースト"

プランテラがドロップする魔法の杖
壁を貫通する茨を出す魔法、壁越しにも攻撃出来るため1部の敵に刺さるが…この武器には似たような魔法の下位互換の杖がふたつあるのだが、そっちは入手時期がノーマルモード序盤、ハードモード序盤に手に入るため、ほかに壁越しに攻撃できる武器が少ないのでよく使うが、ネトルバーストを手に入るぐらいの時期になったら他に壁越しに攻撃できる武器が多くあるので、そういう意味では下位互換の武器の方がある意味思い入れがあるかもしれない。

"ヒーローシールド"

まず大前提としてソロでテラリアをしてるならこれ作らずにとっととフローズンシールド作ろう。
この盾はとことんマルチに特化した性能で、ヘイトの引き受けと味方のダメージ肩代わりができるため、マルチだとひとりはこれを持ってタンクしてくれると嬉しいアクセサリーだ。

"ルナフレア"
ムーンロードがドロップする魔法武器。
テラリアクリア後にしか使えない武器ということもあり、シンプルだがその性能はゲームトップクラス。
ターゲットにした地点にレーザーが上から降り注ぐ。消費マナが激しいのでそこら辺に注意したらブッパなそう。

グラブルとテラリアは知っている?

  • 両方とも知っている。
  • グラブルだけ知っている。
  • テラリアだけ知っている。
  • 両方とも知らない。
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