テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE   作:なかえもん

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友達とカラオケしながら四象降臨を周回中、EXTREME周回でベルゼバブを召喚してはリロードの繰り返しをしていたら友達にそれって楽しい?と聞かれました。

楽しそうに見えるのかな?

グランドランサー育成がある程度終わったのでようやく投稿です。

誤字修正ありがとうございます。!


空を飛ぶのでなく空に落ちる

sideケイン

 

「さて、スマヌな。わざわざこうやって集まってもらって。」

 

そう言って頭を下げるのはネツァワルピリさん。というのも俺を含め何人かはネツァワルピリさんに呼ばれ。ここまで集まってきたのだ。

共通点があるとすれば…全員空を飛べることだ。

この時点で何となく話が読めた気がする。ネツァワルピリさんのアレは団内でも有名だからな。

 

「主らに聞いたいことがあってな…どうすれば高所に慣れるのだ?」

 

__________________________

 

ネツァワルピリ。翼の一族の王にして、槍とマントで上空から攻撃するということをするが。肝心のネツァワルピリさんは高所恐怖症なのである。なんというか。性格は王様らしく豪快でいて頼りがいがあり。実力は言うまでもなく強いのに。ままならないものである。

 

「高所に慣れる方法ー?そもそもアタシ空を飛ぶの怖いと思ったことないからわかんないわ。」

 

そういう団の空を飛べる人1人目、メーテラさんがそう言う。俺がこの前会ったソーンと同じように魔法で空を飛べるエルーンのお姉さんだ。なんでもそつなくこなせるほどの天才らしく。魔法も6属性使いこなすようだ。なんでもこの世界だと魔法も属性が人によって適性などがあり。6属性も使えるとなると天才という一言では済まされないほど凄いらしい。

 

ちなみに俺はテラリアで魔法を使えるからこの世界の魔法も出来るかなと思いイオちゃんに師事を頼んだが。あのイオちゃんが必死に気を使うほど魔法の才能がなかったらしい。よりによって年下の女の子に気を使わせるなんて…

 

ちなみにメーテラさんはめちゃくちゃ際どい格好をしているのが目に毒である。チラチラ見ないようにするのがすごい苦労する。

後いい男募集中らしい。メーテラさんのタイプはイケメンでイケボで強くて個性的でなにか一芸に秀でてる人らしい。その後ビィに「グランの団によくいるタイプの男か」と言われてたが違うぞビィ…普通そんな高スペックな男は居ないんだぞ…!

 

話が逸れた。まあメーテラさんの意見はそもそもそんなこと思ったことないから分からない、と。

 

「なるほど。たしかに怖い気持ちもわかるが…そういう時こそ特訓だ!人間は訓練によって本能を克服するもの…私も特訓によって恐怖心を抑えたのだ。貴様も特訓すればいい。」

 

そう話すのはフォルテさん。ドラフの女性でダークドラグーンと言う騎空団を率いる団長。ドラゴンに乗ることで飛行する人である。個人的感想としてはカッコイイけどミニスカで飛びまくるのは目に毒なのでそこら辺何とかして欲しいものである。

 

ちなみにグランはこの人に目をつけられてしょっちゅう地獄みたいな訓練を受けている。かと言ってそれを見ていると訓練に巻き込まれるので心の中でグランに謝りつつ毎回訓練中に近づかないようにしてる。

 

とまあ、フォルテさんの回答はようは慣れる訓練をしよう。と言ったものである。

 

「あら。そしたらあなたが慣れるように船から落として差し上げますわ。」

 

そういうこの人はヴィーラ(カタリナさんのストーカー)さん、妙にネツァワルピリに辛辣なのは多分初対面の時にカタリナさんを口説いたって話を聞いたせいだろうな。

 

この人もほか2人に負けないほど超美人なのだが…ヤベェタイプのヤンデレな人であり。カタリナさんが大好きな方である。カタリナさんと会話をしている時にクトゥルフの目玉のフラグの時みたいなじゃあくな視線を感じていたが…多分この人だよなぁ…。

 

ちなみにこの人もだいぶ際どい格好をしていて目に毒…おかしいな。この団の女性メンバーみんな際どい格好してる人ばっかだぞ?俺はどこを見ればいいんだ?

 

とまあ、最後に俺である。まあ俺なりに意見を言うだけ言うか。

 

「俺も最初は怖かったぞ。実際高いところから落ちて痛い目を見た事も1度や2度じゃないし。」

 

そもそも元がただの一般ピーポーな俺である。そりゃ転生した程度ですぐに高いところが平気になった訳ではなかった。実際空島に行く時とか足震えてたしな。

 

けどなぁ…洞窟でたまに高くてなおかつ底が見えないとことか飛ばなきゃ行けない時もあったし、なにより空島捜索がなぁ…どうしても空島の便利な剣やアクセサリーを考えたら探索しないという選択肢は無かった。

 

ネツァワルピリは聞き入っている。多分他の人と違って俺も高いところが怖いと思っていたからこそ。どうやって克服したのか気になってるのだろう。

 

えーとたしかこの辺に…そう思い金庫を漁ってみる。4人からなんでコイツ金庫持ち歩いてるんだという視線を感じるが無視。俺だっておかしいって思ってるけど…便利なんだもん…。

 

あった。"蹄鉄と風船の束"だ。このアクセサリーはまあ優秀なんだが…ぶっちゃけ翼を持ってたら使わなくなるアクセサリーだ。そのためいざとなったらネツァワルピリさんにあげても全然大丈夫な物だ。普段ならあんまりテラリアの道具貸さないようにしてるけどね。まあネツァワルピリさんなら悪用しないでしょ。悪用出来るような道具でもないし。

 

「これは…風船と蹄鉄?なんとまあ奇妙な組み合わせだな…」

 

実際には幸運の蹄鉄というアクセサリーに風船3種類を合わせたものであるが…。

 

どっちかと言うとこの蹄鉄の効果の方が大切なんだよな。

 

「これは俺の故郷…故郷?のお守りでさ。落下の衝撃を殺してくれるお守りなんだ。」

 

幸運の蹄鉄の効果は落下ダメージの無効化。これ1つ付けるだけで落下ダメージを気にしないで済むのだ。普通に便利な効果なのだが…翼系アクセサリーは全てこの落下ダメージ無効と落ちる速度が少しゆっくりになる効果がデフォルトで付いているため、翼でよくね?となってしまう。

 

これはあくまで俺の持論だが…確かに高いところの耐性は慣れとかもあると思うけど…それ以上にこの高さから落ちたら怪我をするかも、死ぬかも、そう思うと余計怖くなるものだと俺は思ってる。つまり

 

「落ちても死なないと思えば怖くなくなる。つまりこのお守りを持った後何度も落下してもらおう。」

 

俺の考えはこれだ。俺も昔はこうして慣れようと頑張った物だ。落下のお守りつけたらよほど無茶な着地しない限り死なないからな。ちなみに無茶な着地って頭から着地とかそういう奴ね。さすがに頭から落ちたら首が折れて死ぬんだわ。

死なない人間もいる?馬鹿言え。そんな人間いるわけないだろ。そいつは多分人の形をしただけのバケモンだ。

 

ネツァワルピリさんはサッと顔を青くしている。これも団のためネツァワルピリさんのため、その為なら俺も心が痛むが頑張ってもらおう。

 

「ほう?そんな便利なお守りがあるとは…数はまだあるのか?」

 

「いや、この1個だけだな。だから申し訳ないけどこれはネツァワルピリさんに渡すつもりだ。」

 

「ふむ、なら仕方ないか…だがたしかにこれがあればお前の言う通りすぐ慣れるだろう。今度私にも貸してもらってもいいか?我が団の高所恐怖症の者たちにもこれで慣れてもらおう。」

フォルテさんはダークドラグーンの人達のために使うらしい。まさかこんなハードモードに移行すると使わなくなるようなアクセサリーが人の役に立てるようになるなんて…嬉しい気持ちになる。このアクセサリーの被害に合う人を見なければ。

 

「すまぬが我は少し腹が痛いようだ。また今度相談に来るとしようそれではさらばだ!」

 

そう言ってネツァワルピリさんは逃げようとするが逃がさん。俺は回り込むようにいつものロッドオブハーモニーを使いテレポートして道を塞ぎ、ヴィーラさんは即座にうしろから羽交い締めにする。

 

「ヌォォォ!!?頼むー!せめてもう少し段階を踏もうぞー!?」

 

「あらあら、せっかくいい方法が思いついたのですよ?試してみましょうよ。」

 

ヴィーラさんはニッコリである。この人の場合多分カタリナさんを口説いた復讐もかねてそうだが…

 

「と言ってもさ。それって今みたいにグランサイファーにいる間は出来なくない?」

 

メーテラさんからそう言われる。まあたしかに…この方法は今度だな。

明らかにネツァワルピリさんはホッとしているが。ネツァワルピリさんの為にもほかの手を考えなきゃな…

もう一つの方法があるとすれば。あ、アレなら行けるんじゃないか?

金庫から次は"重力球"を取り出す。これはこれですごい効果というか…物理に喧嘩を売るようなアクセサリーだ。

 

「ネツァワルピリさん。これなら船内でも使えますよ。」

 

「ぬぅ…この球体はなんだ?」

 

まあ使い方を見せた方がいいか。今俺たちは甲鈑に居るのだが。グランサイファーは甲鈑の上に屋根のような部屋?のようなものがある。疑問形なのは入口が見つからないからだ。どっから入れるのかわからないので俺も濁しているが…まあともかく着地できる床になりそうな木材があるので問題ないだろう。

 

重力球を発動。すると俺は()()()()()()()()する。

着地して上を見ると俺視点からは天井にネツァワルピリ達が立っているように見える。

 

「えー!?なにそれ!めっちゃ面白いことになってるじゃん!」

 

メーテラさんは面白そうに俺から見たら逆立ちのような体勢でこちらに来る。

 

重力球、このアクセサリーの効果は重力のポーションと同じ自身にかかる重力を反転する。といった効果だ。

つまりこれを発動すると天井が地面になり地面が天井になる。

 

能力を解除して甲鈑に着地するとネツァワルピリさんに早速渡してみる。と言ってもこれはさすがにネツァワルピリさんにあげられないけどね。蹄鉄と風船の束とは違い、これは使い道があるし。なによりコレをドロップした相手のことを考えると正直自分で管理した方が良さそうなんだよなぁ…。

まあ俺がしっかりと見ておけばいいか。

 

このアクセサリーの能力は気軽にオンオフ出来るため、これをオンにしたりオフにしたりして、擬似的に空を飛ぶこともできるけど…なにもない空間でするとたまに今自分が反転状態か違うかわからなくなるからそれだけ注意しなきゃな。

 

実はこのアクセサリーも落下ダメージをある意味無効化できるアイテムだ。落下の直前で重力を切り替えれば無効化できる。

 

これなら気軽に練習できるだろ!グランサイファーの中でもちょっと天井が高いところがあったらそこで重力球を使って慣れればいい。

 

「ぬぅ…これは…どう使うのだ?」

 

「えーと、こうジャンプするような感じてグッと溜めるとできる。」

 

「抽象的すぎぬか!?」

 

仕方ないよね、メタ的な話だと上方向に2回行こうとすると重力が切り替わるんだけど…これネツァワルピリさんに説明しても余計ピンと来ないだろうし。

 

「ふーん、ちょっとアタシに貸してよ。」

 

そう言ってメーテラさんは重力球を使うと少し経った後重力を切り替えるのに成功させた。

 

「お、こんな感じね。それにしても面白いわね〜!単純に体が逆さになるんじゃなくて。そもそも世界が切り替わったみたいな感覚になるわね。」

 

例えばだが、人間は逆立ちし続けるとかなり健康に宜しくないのだが。そういうのもない上にメーテラさんのつけているマントもメーテラさんにかかる重力だけ逆転されているならマントだけは重力に従ってこっち側に落ちるが。付けているものなども一切落ちないため。結構物理に喧嘩を売るようなアクセサリーである。

 

「ふむ…メーテラ殿はどうやって使ったのだ?」

 

「え?ひゅーとやってひょいだよ。」

 

「「「ひゅーとやってひょい????」」」

 

あー、メーテラさんはそう解釈したんだ。俺はうんうんと頷いているが。他三人は理解できない顔をしている。正直使ってみないとわかんないと思う。この感覚は。

 

フォルテさんとヴィーラさんにも貸してみる。

 

「ふむ……こうか。なるほど。たしかに少し抽象的な説明になるのも理解できる。こう、空を飛ぶと言うより…上に向かって落ちようとする感覚というか…」

 

フォルテさんも少し時間が経ったあとすぐに対応して反転状態になった。

 

あ、危ないな。フォルテさんミニスカで反転しようとしたから中見えるとこだった。ちゃんと目を逸らしておく。目を逸らす時に同じく目を逸らすネツァワルピリさんと目が合った。こういうとこで目を逸らすのもネツァワルピリさんの良いとこだな。

 

「私もそれでは……難しいですわね、中々掴めないというか…」

 

ヴィーラさんは意外と理論派なようでピンと来ていないようだ。そう思うとメーテラさんがヴィーラさんに耳打ちした。

 

「カタリナに話しかけられた時のこと思い出してみ〜?」

 

「…あぁ〜お姉様…お姉様お姉様お姉様!と、私も反転出来ましたわ。」

 

…なんであれで発動してるんだろ?まあいいや。

 

「よし、じゃあネツァワルピリさんもやってみてよ。」

 

「具体的に役に立つ説明が少なすぎるのだが?」

 

いやいや…ヴィーラさんとメーテラさんはともかく俺とフォルテさんは分かりやすいだろ。

 

「うーむ…空に落ちる…あ、」

 

お、発動したじゃん。そう思いおめでとうと言おうとしたがネツァワルピリさんも発動するとは思ってなかったらしい。

 

「うぉぉぉぉぉ!?」

 

そう悲鳴をあげながらグランサイファーの甲鈑上の天井に張り付いた。

 

「ネツァワルピリさーん。それさっきと同じ感じにしたら戻りますよー。」

 

そう声をかけたが怖がってそれどころじゃないらしい。

 

「まあお姉様に言い寄ったあの鳥頭はこれくらいがいい罰でしょう。では私はこれで。これからお姉様とティータイムですので。」

 

そう言うとヴィーラさんは先に抜けたようだ。まあとりあえずネツァワルピリさんを降ろしたらしばらくはああやって重力球を使って慣れてもらおう。

 

「おっと、私もそろそろ団長と鍛錬の時間だ。済まないな。失礼する。」

 

次はフォルテさんが抜けた。団長はまあ…頑張れ。

 

「ちょっとケイン〜?ネツァワルピリがさっきから降りてこないんだけど。あれ大丈夫かしら?」

 

 

…大丈夫じゃなさそうだから下ろすか。

 

それからなんとか頑張ってネツァワルピリを落ち着かせた後反転状態を直した。

 

「…我にはまだ早かったかもしれぬ。」

 

そう白目になりながらネツァワルピリは呟いていた。

 

 

 

 

__________________________

 

後日ビィに変なことを聞かれた。

 

「なあケイン〜。なんかネツァワルピリの奴、最近下だけじゃなくて。上に広いところも怖がるようになったんだが…なんか知ってるかぁ?」

 

知らないな、心当たりもない。うん。

 

 




"幸運のお守り"
空島のチェスト、またはクレートから手に入るアクセサリー。物語中でも紹介した通り落下ダメージを無効化する効果を持つ。普通に有能なアクセサリーなのだが、問題のせいで余程の物好きでもないかぎりハードモードに行くと使わなくなる点である。

"重力球"
エキスパート限定アクセサリーの1つ、重力のポーションの効果をアクセサリーにして使用回数を無限にした物。探索だけでなく。戦闘においても落下の速度を利用してボスから距離を持ったりできる他、落下ダメージの無効化に使ったり建築で天井部分に移動して作業する等使い道は多いが…あくまで個人的感想だがこのアクセサリーが手に入る頃にはこのアクセサリーを戦闘で使う人は稀だと思う。
なにせこのアクセサリーを落とすのはエキスパートのムーンロード、つまりテラリアのラスボスだからだ。

グラブルとテラリアは知っている?

  • 両方とも知っている。
  • グラブルだけ知っている。
  • テラリアだけ知っている。
  • 両方とも知らない。
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