テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE 作:なかえもん
誤字修正ありがとうございます!
sideケイン
この団に入って1ヶ月ほど経った。多分周りから見たらお前が言うなって言われそうだが、団長もだいぶ濃い人達も団員にしたもんだな…
さて、今現在俺の部屋のベットになんの遠慮もなく腰掛ける自称天才美少女錬金術師を見る。
一応団長から話を聞いているため、こいつがガワだけ美少女の中身がオッサンってことは知ってる
「オッサンじゃねーよ。」
…どうやら錬金術師ではなくエスパーだったようだ。
「お前みたいなやつが考えそうなことなんて丸わかりだっつーの、まったく。この俺様を見てよくそんな感想が思い浮かぶなほんと。」
「そうは言われても中身がオッサンなのは事実なんだろ?」
「馬鹿野郎!オレ様は中身も外見も完璧な美少女、街の言い方で言えばリアルパーフェクトビューティフルガールの擬人化でもあるんだぞ?オッサンなんて失礼なこと二度と思うんじゃねーぞ。」
一体どこからその自信が来るんだよこいつ。初対面の時にさん付けしてたのに一瞬でやめたからな。こいつ相手には下手に出るだけ無駄だと学んだよ俺は。
「はいはい。で、なんでわざわざ俺の部屋まで来たんだ?」
…正直俺の部屋に来る人の目的なんてひとつしかないだろうけど
「そりゃ、お前の持ってる不思議な道具に用があるんだよ。」
ですよね〜。この1ヶ月間色々あったが、結局団長にも異世界からの転移者のことは言ってない。シェロカルテは言う前に察してたみたいだけど、なんせ全空を股に掛ける商人だからな。全空で一切見た事ない装備を使う人間、後昔俺以外にもなんか異世界から来た奴らがいたらしい。…俺とその人たちで違う点があるとしたら、その人たちは元の世界に帰ったが、俺は余程のことでもない限り元の世界に帰る気がない、という事だ。
少々話がズレたが、まあ俺が異世界転移者のことは誰にも言ってないし、出来ればバレたくないので、あんまり見せびらかすものでもないんだが…
「とりあえず。なんか面白いもの出せ。」
そう上から目線で命令してくるカリオストロに少しイラッとする。
まあけどカリオストロが興味ありそうな物が何かないか考える。
……1個だけ心当たりがある、が。俺も本当によく分かってないため出来れば渡したくない。
「お、その顔はなにかあるって顔だな?しかもオレ様が気に入りそうな物…出せよ。オレ様も興味がある。」
「うーーーーん。出来れば出したくないんだが、というか危険なんだよなぁ…」
けどこの推定美少女に何を言っても無駄そうだ。…俺が監視するって条件で渡してみるか
「1個条件がある。渡すが、俺が見守ってる間しか作業しないのが条件だ。」
するとカリオストロはしおらしい感じを出しながら
「え〜。カリオストロ男の人にジロジロ見られながらするの?こわ〜い。やだな〜。美少女と2人っきりになってイケナイことしようとしてるんでしょ〜?」
とかふざけたことを言い始めたので思わず鼻で笑ってしまった。
普段からこれなら俺も騙されそうだが。もう本性を知っているのでふざけているようにしか見えないからだ。
すると沸点が低いのか即座に噛み付いてきた。
「テメェ!!美少女がこんなに可愛く怖がりながらお願いしてるんだぞ?なんとも思わねぇのかよ!」
「今のお前を見て何も思わなくなったよ。」
化けの皮が剥がれるのがはえーよ。それにガワだけ美少女ごときで俺が襲ったりしねぇよ。そもそも見た目や服装だけで言ったらドライアドの方が色々と危ないし。
「…チッ!わかったよ。条件を受けてやる。とりあえずオレ様の部屋まで来い。」
カリオストロと二人で歩きながら部屋まで向かう。この騎空団の騎空艇、グランサイファーは男性部屋と女性部屋で階層が違うため、女性部屋の階層まで来るとこう、いけない感じがしてソワソワしそうになる。
「キョロキョロすんなよ。変質者にみえるぞ?も〜さっきの興味無いみたいな態度はもしかして照れ隠しだったの〜?」
途中からカリオストロが猫かぶりの声を出してきたが。それを聞いたせいで逆に冷静になった。
言う通りだなって思ったのもあるが。気持ち的に言うとスンって感じだ。もし狙って言ったならお礼を言っていいくらいだが
「は?おい待てなんでオレ様の渾身の萌え声を聞いて逆に冷静になるんだよ?」
言わなくていいや。
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sideカリオストロ
最初は新しく団に入った人、くらいにしか聞いてなかったし興味もなかった。
けどオレ様にとって見過ごせないもの…未知をあいつは持ってた。だからこそめんどいがわざわざ部屋まで行って美少女らしくお願いしようと思ったが、コイツに美少女モードは通じないからわざわざ真摯にお願いした。
ケインと二人で部屋に入る、もしこいつが襲ってきても返り討ちくらいなら余裕だからな。大丈夫だろ。
「さて、約束通り渡すが…扱いには気をつけろよ?」
そういうと七色に光る液体が入ったバケツをオレ様に渡してきた。
「…なんだこれ?」
「"シマー"、と言われてる液体だ。正直俺にもよくわかってない液体だが。試しになんか入れてみろ。」
疑いながらもオレ様は試しにこの前の実験で出来た石ころを入れると少し沈んだあと土になって浮かんできた。
………はぁ!!??
「この液体自体が錬金術をしてるってことか!?」
それが本当だとしたら絶対にヘルメス錬金術学会が黙ってない。なんせ錬金術師自体が要らなくなるのだ。最低でもこの液体は錬金術の分解をしたんだ。
予想よりやばいものが出てきて思わず焦ってしまうが、それ以上の好奇心がオレ様に湧いた。
「錬金術かどうかは知らないんだが…、この液体の中に物を入れた時に一部の物が進化、分解、劣化のいずれかになる。」
話を聞いててとんでもない物だな、と思ってしまう。
監視を受けるのが面倒くさいが、今からでもこれの実験をしたくなる。
「他には?お前が知ってる変化を教えろ。」
「他にも鉱石と宝石を入れると、基本劣化するな。例えばだが鉄鉱石を入れた時に鉄鉱石が錫鉱石になった。」
どうなってんだこれ。とりあえずサンプルとしてシマーとやらをいくつか取ろうとピペットを取るが…
「
「はぁ?なんでだよ。」
「この液体に触れるのは手袋やピペットみたいなもの越しでもダメだ。身体が地面をすりぬけるようになる。」
ますます聞いた事のない液体だ。とは言え、触れたら、ならまだ分かるが、手袋やピペットでもダメってどういう事なんだ?
「ちょっと待ってろ。そこに移すよ。」
バケツいっぱいのシマーをオレ様の実験用の器具に慎重に注ごうとする。
本来ならミスすることは無かったんだろう。だが今日は運が悪かった。
偶然。前に岩があったらしく。グランサイファーが急カーブしたのだ。オレ様もケインもそのせいで思わず体が動いてしまうが…手に持っていたシマーがオレ様に掛かる。
それと同時にオレ様の体が透け、地面を透過して落ち始める。
「不味い!カリオストロ!」
興味深いが不味い。オレ様の部屋はこのグランサイファーの下の方。このままだと船から落ちるが、
(クソが!体が動かねぇ!)
まずいまずいまずい。オレ様も空…つまり何も無いところだと錬金出来るものが無いとできることが一気に減る。
あいつ透過するって言ってたが、もしかしてこのままなのか?多分だがこの状態にも時間制限があるはず…。じゃなきゃ透過するなんて情報を俺様に伝えられるはずがねぇ。
船の真下まで行き、空に放り出されると同時に透過が解除したらしく、体の透けが元に戻ったが…
「クソが!このタイミングかよ!?」
チッ、オレ様に空を飛ぶ方法はねぇし。こりゃ諦めた方が良さそうだな。オレ様の部屋にスペアボディがあるはずだ。それで復活しよう。
そう思い諦めたように目を閉じるが。
その時声がした。は?いやこの声は
「カリオストロ!大丈夫か!?」
「お前なんで降りてきちまったんだよ!?」
オレ様はともかくお前はまずいだろ!?そう思うがよく見ると背中に翼が生えている。
ケインはオレ様をお姫様抱っこすると同時に羽を羽ばたかせ一気に急上昇する。
「お前オレ様をそうやって持つなら蝶よりも花よりも丁重に扱えよ!」
「この状況で言うことかよ!?」
バカが。オレ様を丁重に扱うことは全てに優先する。例え世界が滅びようと自身の命の危機だろうとオレ様ファーストだ。
つうか
「お前、羽なんて生えてたのに隠してたのか?」
別にこの団だと羽くらい隠すものでもない。そう思い聞いてみるが。本人は首を振る
「羽が生えてる訳じゃない。俺の自作したものの一つでな。翼を背中につけることで空を飛べるようになる。」
…………
「お前あれだけじゃなくて他にも面白そうなもん持ってるだろ?」
「…持ってるけど出したくない。」
訳ありみたいな態度だな。
「それより掴まってろ。グランサイファーに追いつくために今からちょっと動くから。」
…ひじょーに不本意だが思いっきり掴まる。これだけ近距離で美少女が体をくっつけて掴まってるからきっとこいつも心臓バクバクだろうな。そう思い顔を見るも一切気にしてないみてぇだな。チッ、むかつく。
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sideケイン
あっっっっぶね!さすがに焦ったわ。くそ。俺のミスだな。運悪くシマーで透過中に空間がなかったらしく。カリオストロが出されたのは外だったからな。急いで翼を付けて降りてきたところだ。
今つけている翼はセレスティアルボードではなく。"ベッツィの翼"見た目が個人的に好きだからくらいの理由でつけている。さらにアクセサリーで"ソアリングインシグニア"を付けている。このアクセサリーは本来なら決められたメートルまでしか飛べない。翼ごとに決められている高さを無制限にしてくれるアクセサリーだ。要は無限飛行が可能になる。
さらにベッツィの翼は横方向に高速移動が出来るため。グランサイファーに追いつけるよう翼を使って高速移動する。
できるだけ今掴まってきているカリオストロを意識しないようにしつつ。グランサイファーまで飛んでいく。
「なあ、お前…前のやつらみたいに異世界から転移してきた人間なのか?」
…思わず体が動いてしまう。ま、バレるか。ここまでこの世界の常識を覆すようなものばっか見せると。
「そうだよ。ただ前の人たちとは違う世界から来た。」
「ふぅん。別に言いふらしたりしねぇよ。ただこれからもお前の世界の物を見せてくれよ。」
そのくらいでいいなら。そう返事をしたあとグランサイファーに着地する。
…さて、
「おうおう!ケインが飛んでることはこの際置いといて。お前ら二人で空でデートでもしてたのか?隅におけね〜なー!」
そうラカムが茶化してくる。周りにも何人かヒソヒソと俺とお姫様抱っこされてるカリオストロを見て勘繰っている人がいるようだ。
「後処理頼んだカリオストロ!」
そういうと共に"シェルフォン"を取り出し、自宅設定したグランサイファーの自身の部屋に戻ろうとするが、逃げようとしていることを察したカリオストロがガワからは信じられないほど高速でシェルフォンをたたき落とす。
「お前ーー!??なにしてんだカリオストロ!」
「テメェ1人だけ逃げさせるか…!ここまで来たら道連れだ。お前もオレ様と一緒に今から誤解を解きにいくんだよ!」
そうしてぎゃあぎゃあふたりで騒いだ後。見かねた秩序の騎空団ことリーシャとモニカに怒られたのであった。
"シマー"
ver.1.4.4で追加されたテラリア第4の液体。テラリアの特定のアイテムをシマーの中に入れると1回沈んだ後。アイテムが変化して浮かんでくる液体。
シマーはエーテルバイオームにしかないが、見つけるのにはコツがあり。ガイドの名前から座標を割り出せる。
かなり便利な液体であるが。プレイヤーが触れると床を透過してどこかプレイヤーが入るスペースの空洞に着くまで落ち続ける。
釣竿で釣りをしようとしても同じ状態になるため。それを警戒したケインくんに物越しでも触れるのはダメ、とカリオストロに声をかけた。
とまあ特長だらけの液体だが。めちゃくちゃ便利なのでできるだけ早く見つけた方がいい液体である。
"ベッツィの翼"
オールドワンズアーミーの最終ラウンドで出現するベッツィが落とす翼。
ホバーボードと同じく水平移動が出来る。が上方向へのブーストを持ってないので見た目以外は正直ルナイベントで作れるネビュラウイングの下位互換でもある。もしベッツィを倒せて、尚且つまだルナイベントに突入していない場合はかなり強いアクセサリーとなる。
"ソアリングインシグニア"
エンプレスオブライトをexpertで倒すと確定ドロップするアクセサリー。
付けると無限飛行ができるようになる。一見移動用の便利アクセサリーと思いきや。戦闘でも大活躍するアクセサリーである。ちなみに日本語表記だと飛翔勲章やそびえたつくんしょうと言う名前である。
"シェルフォン"
作るのがバカめんどいアイテム。ハードモードに行く前から作れるが。なんと必要アクセサリー11個。アイテムが3つで作れる。
特に必要アクセサリーは旅商人が売る運ゲーや、釣り人からの目当てのクエスト報酬を貰えるまで粘る、と言ったことをしなくてはならないので非常に作ろうとすると時間がかかるアイテムだが。これ一つでテラリア色々な情報と海、地底、スポーンポイント、ホームの4つにテレポート出来る。
なおケインはホームにグランサイファーの部屋を指定している為、これを使うと直ぐにグランサイファーに戻れる。なおスポーンポイントの方にはもう戻るつもりは無い模様。テラリア世界にわざわざ戻るとこの世界に戻れないかもしれない。その可能性が1パーセントでもある限りテラリア世界に戻る気は無い。
グラブルとテラリアは知っている?
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両方とも知っている。
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グラブルだけ知っている。
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テラリアだけ知っている。
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両方とも知らない。