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【物議】急増する外国人による交通事故&医療費“未払い”問題 高市総裁が掲げる外国人対策とは?

2025年10月12日 9:00
【物議】急増する外国人による交通事故&医療費“未払い”問題 高市総裁が掲げる外国人対策とは?
外国人による事故&医療費未払い相次ぐ

 2024年の訪日外国人観光客は3700万人ともいわれる中、外国人による交通事故や医療費未納付が相次いでいます。こうした中で注目される、自民党・高市早苗総裁の外国人政策は?

■相次ぐ外国人による交通事故 外免切替の厳格化が歯止めになるか?

 2025年5月、三重県の新名神高速道路を走る車のドライブレコーダーに映っていたのは、猛スピードで走行する逆走車。高速道路に設置されたカメラには、逆走しているにもかかわらず、スピードを落とすことなく走行する様子が捉えられていました。運転していたのはペルー国籍の男です。この逆走車を見つけて停車した乗用車に大型トラックなどが追突して4台が絡む事故となり、6人がケガをしました。

 外国人ドライバーによる事故は、埼玉・三郷市の住宅街でも。中国籍の男が運転する車が、集団下校中の小学生の列に突っ込み、男子児童4人が病院に搬送されました。

 さらに、山梨県の富士山周辺では、外国人観光客が運転するレンタカーによる物損事故が急増しているといいます。外国人ドライバーによる事故は年々増加し、2024年は7000件を超えました。

 その背景の一つにあるのが、『外免切替』です。外国で取得した免許を日本の免許に切り替える制度ですが、これまで、知識確認は〇✕式の2択問題で、合格率は約9割といわれていました。

 また、実際に外免切替で取得した運転免許証を見てみると、住所欄はホテルの名前でした。申請時にはホテルの住所を使用できるため、観光客でも申請できていたのです。

 そんな中、この外免切替の制度が2025年10月1日から厳格化されました。書類審査は、これまで『住民票の写しorパスポート+一時滞在証明』があれば“ホテル住所”でも申請可能でしたが、2025年10月1日からは原則『住民票の写し』となりました。

 また、知識確認(学科試験)は、これまでイラスト問題10問中7割以上正解すれば合格で、問題の内容は「赤信号は進んで良いか 〇✕」「横断歩道で人が歩行中、進んで良いか 〇✕」「近所のごく短い距離の運転、お酒を飲んで運転して良いか 〇✕」など、非常に簡単なものでした。10月1日からはイラスト問題が廃止され、『50問中9割以上正解』で合格に変わりました。

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■医療費“未払い”なぜ起きる?『外国人政策』高市総裁の方針は
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