女性の側が、「交際」したことは一度もない男性から、不同意な性行為をされたと言い、男性側は、僕らは付き合っていたからそういう行為をしたのだと言う。
女性はそのことへの怒りや不快感を一貫して表に出していたのにも関わらず、裁判所は男性の言い分を100%鵜吞みにした判決を出した。
元々は男性の方の友人だったが、第三者的な見地で女性(現在故人)の思いを支持する発言をXでした吉田孝行さんは男性から「刑事告訴」され、先日一審にて「懲役1年、執行猶予3年」の刑を宣告された。
女性がいくら「違う」と主張しようと、男が「付き合っていた」と言えばそうなのだ、とし、第三者が異論を述べただけで犯罪者にされてしまう。
現実にそういう事が起きているのを判決の傍聴で目の当たりにして、凍り付いた。
「男女の仲は第三者にはうかがいしれない」というのはあるにしても、客観的に見て、当該の出来事は女性にとっては不同意だったという心証を持つのは、少なくとも非常識なものの見方とは言えないだろう。
裁判長は、吉田さんの行為を評して「悪意に満ちた」ものであると言った。
私は、我が耳を疑った。吉田さんの持つ、社会的な公正さを求める気持ちを、こうまで歪めた人格評価を下していいのだろうか。
事件は「不同意等性交罪」が出来る前であり、そこに基づいた有罪判決は出ようがない。だからと言って、不同意な関係であったと口にするのは罰せられるべき事なのだろうか。
吉田さん本人への理不尽な判決が覆されるのを望むとともに、男性側の主観だけがまかり通り、それを基に異論者を犯罪者と断じる裁判所の姿勢をも問い直すべきである、と思った。 x.com/risaku/status/
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