公明党の惨敗を“自分たちの責任”と考える学会員はどれほどいるのか? 創価大卒ジャーナリストが語る「創価学会が公明党を見限る日」
創価女子短大は閉鎖
かつてであれば学会員たちも池田大作を創立者として頂く政党を見限ることに難色を示したはずだ。しかし時代は変わった。創価女子短期大学が「18歳人口の減少や社会情勢の変化」を理由に2026年度から学生の募集を停止、閉学となる。これについて内部から教条的な批判の声は聞こえてこない。 「池田先生をお守りする。その一点さえ外さなければそれでいい」 創価大学で学んだ者ならばよく耳にする言葉だ。この言葉を見るにつけ、将来、たとえ規模が縮小しようとも学会をなくすことはない。でも公明党を見限ることはある。創価女子短期大学の閉鎖、聖教新聞の配達委託といった動きが、それを物語っている。 第2回【かつては東大、早慶を蹴って“創価大”に入学する若者も珍しくなかったが…創価女子短大「募集停止」で創価大はどうなるのか】では、創価大と防衛大学の意外な共通点、両大学の偏差値低下などをお伝えする──。 ※池田大作のこと。創価大学、創価学園で「先生」といえば、まず間違いなく池田のことを指す。 秋山謙一郎(あきやま・けんいちろう) 1971年兵庫県生まれ。フリーランス・ライター。創価大学大学院修士課程修了。海上自衛隊の高校的存在である海自第1術科学校生徒部から創価大へ進学。高校で軍事、大学で教育学と創価学会に触れる。マスコミ入り後は経済、社会を主なフィールドとして記者活動を行う。著書に『弁護士の格差』『友達以上、不倫未満』(以上、朝日新書)、『ブラック企業経営者の本音』(扶桑社新書)他。共著に『知られざる自衛隊と軍事ビジネス』(別冊宝島)などがある。週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)の特集『自衛隊 防衛ビジネス 本当の実力』『創価学会と共産党』では外部ライターとして参加した。 デイリー新潮編集部
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