ネタバレの話しかしていません、記事最初の伏字に心当たりがある人向けです

加えて熊崎カービィシリーズの諸々を広くネタバレ込みで話します

本当の 本当に、こうかいしませんね？

議題

スターリーワールド最後の最後の最後に仕掛けられていた大爆弾、
「未完/ラストソング」。
今までのどのような曲よりもカービィシリーズらしからぬ曲調に、意味深なんて言葉では足りない歌詞により、何もかもを滅茶苦茶にしていった。
「TWINKLING STAR SHOWERS」も合わせ、以前からハルカンドラ関連を疑われてきた新世界にまた大きな根拠が発生した瞬間でもある。

そんなこの曲のWikirbyの記事（もうできている）を見ていたらとんでもないことが書かれていた。

すなわち、あの曲に「ローア関連の電子音が含まれている」というのだ。

実際に聞いてみよう

結論：マジだった

さて、ここで彼らが使ったという宇宙船を見てみよう。

流石にこれに似た船、そのものがローアだと言いたいわけではない。いくらなんでも形が違いすぎる。
しかし、これを見てほしい。

なんとなく形が似てはいないだろうか。
普段なら考えすぎに分類されるような発言だが、今回に関しては先ほどの動画から分かる明確な根拠がある。

何らかの形で改修を繰り返し、ここまで大きくなった可能性もあるだろう。そういえば「ラストソング」の歌詞には「白い翼はまだない」とあった。NEW WORLD号にはないかもしれないが、ローアにはある。

さてここで現在のローアの所持者M氏の発言を見てみよう

彼基準のちょっぴりだったら船部分まるごと増築もありえない話ではない。一方で、

元から戦闘能力はあったがマホロアに利用されるとやばいと感じて抑えたような書き方なのでマホロアが見つけたものは船の形だった可能性もある。とはいえエフィリスを捕らえる研究チームがあの流星から逃れるために作ったものなので元の形態の時点で戦闘能力があってもなんらおかしくはないか。

そしてここで出た「楽園へいざなう」という点について。

NEW WORLDという言葉、新世界では「ルゥワァ」と発音される。

ルゥワァ→ルーワ→ルーア→ローアと通らないこともない。

そして、ハイネスたちの言葉によると楽園という意味の言葉として「ロア」がある。

少なくとも、このNEW WORLD号が目指した先は乗客にとっては「楽園」であるべきものであったはずだ。

そもそもハイネスとハルカンドラの関係も名目上は不明ではあるが、それを厳密に考えているともうこの熊崎カービィで物事を考える幅は凄まじく縮まってしまう。

なお、上述の説とは真っ向から反する説になるが「SHOWER」の「舞い上がる舟」という歌詞のところで「ロア」と聞こえる気がする。

【追記】
神種カオスエフィリスのエターナ ルゥ ワァーアーにもローア音入ってるかもしれない

脱線/追加議題

この記事を書くために色々調べる中で、こういうセリフを発見した。

闇の星が出てきた時、ジャマハートに似ているという意見が多く見られた。ここでこちらをご覧いただきたい。

余談だが、「いま墜星はラグランジュを貫いて～赫々のテイアは唄に」の第二形態相当部分では「組曲：星羅」らしきフレーズが使われている。

仮に偶然だったとして、グルグルジャングルならさておき、こんな重要曲とのフレーズ類似をよりにもよって諸々の意味深感を増しに来ている本作で、あの熊崎が素通りするだろうか。

こちらもご覧いただきたい

エフィリスの一族のことを歌っていても違和感がない…気がする

課題/ネタ投下

今回の記事用に調べたり、人と話すなかで浮かんできたネタたち
語り尽くすには流石に脱線が過ぎる上、考えがまとまらない部分も多いのでネタとして置いておく。
そもそも筆者は存在する情報以上のことを発展したマジの考察は得意とはしていない(ネタと明らかな考察はまだできる)。
こういうのが得意な人に届くことを願うばかりだ。
もしもよければご一報いただけると、筆者が喜んで読みに行き、「そういう考え方もあるんだーーー」となる。

• スターリーがギャラクティックナイトを封印した匂わせ、メフィリス第三形態曲に含まれる「銀河最強の戦士」のフレーズ、WiiDXギャラクティックナイトとスターリーに共通するジェムというキーワード、Sカビハンでの淵源闇の心の槍の使用

  • 星の○○○○でハイネスがギャラクティックナイトを呼び出すのは本意だったのか

• NEW WORLD号のプロバガンダ的に使われた遊園地、現在ローアと最も結びつきの強いあの魔術師の夢もまた遊園地という偶然

• ここにきてソウル系譜の技として出された魂沌新種のパラマター、炎氷電という三属性といえばダークゼロやエンデ・ニルの「孤独の○○○○」などあるが…

  • セクトニアが使ってたバグズも同じ三属性、今となってはあれもパラマター系列の技だった？

• 似ていると言われ続けたディメンションメテオも実は何か封印なのかもしれない

• プロバガンダ的曲であった「WELCOME TO THE NEW WORLD!」だが、「おなかいっぱいほおばり」「おいしいものあればごきげん」とか出てくる当たり、新世界人は食についても限界気味だった？

• メフィリスか神種カオスの新技、どれかに「アトランティス」って名前がついていて「沈んだ大陸だ…」ってなる展開

• ローアは心を持つ、NEICHELは船に乗らなかった、ラストソングの「AI次第 心もキカイ」

NEICHELは船に乗らなかった→新世界住民の希望の星であるNEICHELがいないと統率に困る→そこで、NEICHELAIがNEW WORLD号に搭載される→船は複数あったが全てにこのAIが搭載され「NEICHELは姿を現わさないがこの船にいる」という名目でAIが会話→「自分たちがNEICHELと同じ船に選ばれたんだ！」とさせる

時を経てローアとなったNEW WORLD号、もはやだれもその正体は覚えておらず、「心」が宿っているらしいという伝説のみが語りつがれている。

最後に

こっちのセリフだ熊崎信也！！！！！！！！！！！

何しろこの熊崎信也、以前『カービィWii』の小説がKADOKAWAから発売された際、ハルカンドラについて「『悪夢のような滅亡の歴史』を経て滅んだ」と語っている。

ハルカンドラと関連を疑われる一人、ハイネスも「銀河の危機とも呼べる、あの悍ましい悪夢」を経験したと語っている。今となってはもはやその悪夢の候補が多すぎるので、この候補を考えることも一興かもしれない。

ハイネスといえば「その結末」という歌詞の部分、新世界語では「エンデ」って聞こえる気がする。

とにかく、おそらく熊崎信也の中では、元の世界にとどまる判断をしたNEICHELの行く末も、旅立った人がその後どうなったのかも、ハルカンドラがどう栄えどう滅んだのかも、ギャラクティックナイトは何者なのかも、全ての出来事の時系列が存在している可能性が非常に高い。

だが、その全てが明らかになることは一生ないのだろう。その一部のみを見せることで、想像してもらうというのが彼のやり方だ。
その一方で、知らない知りたいもっと欲しいとさせてしまう、それこそが熊崎信也のお伽話なのだろう。

最後になるが、改めてハルカンドラ関連を振り返りたい人も多いと思うので、以前書いたそういう記事を再掲しておく。

また、今回の記事を書くにあたって過去の説明文の確認にカービィwikiを大いに活用した。
もしかしてこのwiki便利なんじゃないですかね？

おまけ

「カービィ35周年ミュージックイベントのTWINKLING STAR SHOWERSと流星の路のダブル流星メドレーよかったなー」という存在しない記憶のツイートをしようとしていたが、こんなものを出された今、サプライズで突如これの新世界語版が披露され、曲名が付いたり数々の単語と新世界語の対応がやばかったりとかで悲鳴が上がる展開が新たな候補になった。