【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが part.5

タイトル通り、ダイス又は安価を元に生み出されたオリジナルの生徒を、入学した時からキヴォトスに放り込みます。
果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。
トップ画像は有志の方が作ってくださったイメージ画像です。

原作開始前潜伏編の会話イベント、レイサwithトリニティ自警団編の途中より開始です。

オリキャラのステータス
名前:暁美 エリス
学校(元):ゲヘナ学園
部活(元):帰宅部
年齢:16歳
身長:177cm
髪の長さ(1だと肩くらい、100だと足元まで):61
髪の色:#118239
瞳の色:#dff5c6
身体的特徴:角、尻尾、羽根
角の特徴:2本角
角の大きさ(数値が大きい程サイズが大きい):31
使用武器:デザートイーグル50AE Mk.VII 14インチバレル+防弾盾(NIJ規格レベルⅢ相当)

性格・能力:
明るさ(数値が大きい程性格が明るい):24
社交性(数値が大きい程友達を作りやすい):58
思考傾向(数値が大きい程ポジティブ):10
道徳(数値が大きい程道徳がしっかりしている):32
倫理観(数値が大きい程倫理観がしっかりしている):68
良識(数値が大きい程行いの善悪を重視する):43
神秘(100をホシノクラスとする):97

攻撃力(数値が大きい程一撃の威力が高い):144
耐久力(数値が大きい程耐久力が高い):125
治癒力(数値が大きい程自然治癒力が高い):129
機動(数値が大きい程機動力が高い):134

知識(数値が大きい程頭が良い):21
戦術(数値が大きい程局所的な指揮能力が高い):23
戦略(数値が大きい程大局的な指揮能力が高い):65
機転(数値が大きい程緊急時の対応能力が高い):89
器用さ(数値が大きい程手先が器用):44

退学理由:ゲヘナに居た不良集団を相手に、特に理由も無く度を超えた暴力行為をしたから

好感度(高ければ高い程仲が良い、または評価されている):
(思考傾向、明るさの影響で右の出目は-15)
左:エリス→相手、右:相手→エリス
【3年生】
アカリ:51 0
アコ:43 25
カヨコ:34 65
セナ:31 9
ハルナ:26 65
ヒナ:58 47
マコト:32 69
メグ:13 27
雷帝:25 74

【2年生】
アル:76 13
イオリ:81 68
イズミ:61 51
イロハ:85 74
エリカ:55 73
カスミ:24 47
キララ:123 64
フウカ:14 17
ムツキ:100 51

トリニティへの好感度:35
レイサ 95 23
スズミ 89 21

ノノミ 42 64

歴代スレです

part.1

【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが｜あにまん掲示板タイトル通り、ダイス又は安価を元にスレ主がオリジナルの生徒を作り、本編開始または入学した時からキヴォトスに放り込みます。果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。注意点:・…bbs.animanch.com

part.2

【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが part.2.5｜あにまん掲示板タイトル通り、ダイス又は安価を元にスレ主がオリジナルの生徒を作り、本編開始または入学した時からキヴォトスに放り込みます。果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。トップ画像…bbs.animanch.com

part.3

【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが part.3｜あにまん掲示板タイトル通り、ダイス又は安価を元に生み出されたオリジナルの生徒を、入学した時からキヴォトスに放り込みます。果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。トップ画像は有志の方が作…bbs.animanch.com

part.4

【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが part.4｜あにまん掲示板タイトル通り、ダイス又は安価を元に生み出されたオリジナルの生徒を、入学した時からキヴォトスに放り込みます。果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。トップ画像は有志の方が作…bbs.animanch.com

自警団編の続きは日付が変わるまでを目処に投稿しますので、もうしばらくお待ち下さい。

立て乙
中学時代にエリスと交流を深めると辛味ツアーが趣味に
高校時代に放課後スイーツ部に出会うと甘味ツアーが趣味になる宇沢の未来は今動き出すのであった…

とりあえず、レイサ所か自警団全体がエリスの啓蒙にまみれない様に十字を切っとくか

「…レイサさん、無事でしたか！」
「あ、スズミ先輩！こっちです！
通りすがりの人が味方に付いてくれて何とか鎮圧できました！」

レイサさんに向けて発せられた声に顔を上げると、スズミ先輩と呼ばれたであろう白髪のトリニティ生を先頭に、数人がこちらへ向かって来ていました。

「本当に、鎮圧できたのですか…？
十人以上は居たと聞いているのですが…」
「…不良の人数自体はそれで合っていますよ。
私が乱入した際の蹴りで2〜3人程巻き込んだ後、レイサさんが不意討ちで1人倒したので、実質的にマトモに相手したのは10人です」

縛られた不良達を指して改めて数え撃ち漏らしが無いかを確認した後、その人に向かい倒した内訳を答えます。
スズミ先輩と呼ばれた方は、レイサさんの横にいた私の発言に目を向けます。

「…貴方がレイサさんを助けてくれたのですね。感謝します」
「いえ、すべき事をしたまでです。
それに、私としても自警団という組織について知りたかったので。」
「自警団について、ですか？珍しいですね…」

スズミさんは、少し物珍しそうに私を見ます。
他校から自警団を見に来るのはどうやら珍しいようです。
レイサさんの無事を確認したスズミさんは、一度この場から離れて他の方々と不良の拘束具合を確認しながら何事か話し合った後、こちらへと向かってきます。

>>12 続き

「…お待たせしました。

不良の引き渡しは先輩達が行うそうです。

貴方の知りたい事については、私とレイサさんで対応します。

私の名前は守月スズミ、トリニティ総合学園の1年生です」

「丁寧にありがとうございます。

私は…私の事はエリと。来年で17…最上級生になりますね。

レイサさんにも言いましたが、少々事情がありまして、本名を名乗れないのです。

普通ならば名乗るべきだとは分かっているのですが…申し訳ありません」

「い、いえ…！無理に話さなくても大丈夫です！そんなに謝らなくて良いですから…！」

スズミさんは慌てたように私が頭を下げるのを止めます。

しかし実際、マトモに名乗ったらトリニティ内部に元々ゲヘナ学園に所属していた指名手配犯が入り込んでいたと問題になるでしょう。

最悪の場合、トリニティ側でゲヘナが指名手配犯という形で放流しスパイ活動をしている線を追い始める可能性も存在します。

まぁ、実際ゲヘナの1派閥とはまだラインが繋がっているので全く間違っているとも言えないのがアレな所ですが。

顔を上げた後、しまっていた和傘を取り出し元通りに差し直している間に、スズミさんが携帯で何かを調べていたらしく、スマホをしまうと此方に語りかけます。

「…では、この辺りのカフェで軽く菓子でも食べながら自警団についてお話しましょう。

私も正式に所属して1年程度なので、詳しい所までは回答できないかもしれませんが…」

「わ、私もまだ見習いですからね…あはは…」

「そんなに難しい事を聞く気はありませんから、気にしなくても構いませんよ。

それに、新人の方が自警団がどういう空気感かを客観的に言いやすいなどもあるでしょうし」

そう言って、私達は路地を後にし、目的地のカフェがある大通りの方へと向かいます。

遅筆な上に時間が足りない…
自警団面談編は今夜に更新します

>>14

了解です

無理はせぬ様に…

そういや自警団は時に正実と対立していると聞いた事があるが、そのきっかけがここでエリスの思想の共感だとトリニティはトリニティでゲヘナに比べれば軽度だが、思想の対立がありそう…
個人的にあり得て欲しくないけど…

トリニティのとあるカフェの一角、紅茶のカップが2つとコーラが1つ。
コーラを頼んだのはレイサさんです。
私が1人、向かいに自警団のお二人が座っています。

「…そこまで遠慮しなくても良いのですが…」
「トリニティの物価が高いんですよ…場所によりますが、大体1割2割増しくらいですかね？
まだ資金に余裕はありますが、普段よりも値段が高いと二の足を踏んでしまうといいますか…」
「そういえば、他の自治区から来てるんでしたね。トリニティは他自治区よりも値段が張ってでも素材に拘る人達が多いみたいですから、必然的にそうなるのかもしれません」

テーブルマナーに最大限気を使いながら紅茶を飲みます。
一息ついて前を向くと、スズミさんと目が合いました。

「…そろそろ、本題に入ってもよろしいでしょうか」
「ええ、大丈夫ですよ。答えられる限りお答えします」
「では…
自警団という組織なのですが、正義実現委員会とは具体的に何が違うのでしょうか。
今の所、行動内容的には正義実現委員会と被る点が多い様に見受けられますが」
「そうですね…一番シンプルに言うなら、まずは公認か否かでしょう。
自警団はトリニティで正式に認可された部活では無く、トリニティの治安を守りたい有志が集まり名乗り始めた、半ば自然的に発生した集団です。
その為、自警団の本拠地のような物はありませんし、具体的な自警団員のリストもありません。言い方は悪いですが、個々人が勝手に自警団員を名乗ってトリニティの治安維持をやっている、といった所でしょうか」

…ゲヘナでは到底考えられない組織図…勝手に連帯してるのを組織図と呼んで良いのでしょうか…？
取り敢えず、暫定で組織図と呼びますが。
ゲヘナならそんな杜撰で脆弱な体制では1年経たずに破綻するでしょう。
そもそもそんな組織が出来るかも怪しいですし。

「自警団同士での横の繋がりがないわけではありませんが、自警団の所属者全員を把握している人間は居ないのではないでしょうか。
私もそれなりに自警団の人達の連絡先を持っていますが、確実に全員では無いです」
「私も自警団の人の連絡先はいくつか持ってますけど…具体的に自警団が何人居るのか人数は分かんないですね…」

>>18 続き

とてもふわっとし過ぎでは？

それで大丈夫なんですか本当に…

ゲヘナが世紀末なだけなのか、この組織がふわっとし過ぎなのか…判断に困ります。

「非公認とはいえ、部員の把握をしてないのはどうかと思いますがね…

それと、正義実現委員会との棲み分けとかはあるのですか？」

「…そうですね。

自地区内で少しずつ増えて来た暴力事件に対して、正義実現委員会の手が間に合わない事も増えた為に個人が自警団となって取り締まるようになった為、正義実現委員会と治安を維持するという目的は同じなのですが…場合によっては正義実現委員会と衝突も起こるようです。

とはいえ、本質的には同じ目的の仲間ですから、正義実現委員会が警備業務から離れなければいけなくなった際に代理で警備するなど、基本的には連帯し行動していると言っても過言ではありません」

成程…具体的な組織ではない為に権力からは離れつつも、正義実現委員会から半分公式に認められている為に、実質的に正式な治安維持機構としての能力も兼ね備えている、といった所でしょうか。

…どうにかゲヘナにも似たような機構を導入出来ないでしょうか？自衛できる力と

雷帝派閥に作らせるよりは、中立派や穏健派…可能なら上級生にもそれなりに知名度のあるキララさん辺りに作ってもらえたらありがたいのですが…いえ、友達を手駒のように扱うのは良くありませんね。

>>19 続き

「…自警団の様な互助組織があれば治安をより良く出来て、不良の被害を減らす事が出来るのですが…どうにも、上手く導入する手段が思い付きませんね…」

「…成程、自分達の自治区の治安をどうにかしたかったんですか…そうですね…

今の所、そういう相手にする対策案などはありますか？」

…聞かれていましたか。

特に自分の出身の特定材料があるような事は喋っていませんが、少しだけ身動ぎをします。

スズミさんが私の愚痴に反応し、私の言った自治区の事について聞いてきました。

「…そうですね、全体にはまだ行き通って居ないですが、こういう事はしないようにと言うのはあります。

まずは基本的に1人で行動しない事や、自分を守るように周りの友達を守る様にする事等、不良からの被害を減らせる様な事を教えてはいますが、本格的な治安維持はその為に存在している別組織に任せ切りですから…

ですがそのせいで、不良に対する負担が一気にその人達に掛かってしまっています。慢性的な過労状態は危険ですから、その負担を減らす為に出来ることがあればと思いまして…レイサさんを見たのはその時です。

貴方の様な人が増えれば、きっと治安は良くなる。そう思い、自警団に付いて知ろうと思ったのです」

「…成程…複数人で動くだけでもある程度の抑止にはなりますし、その辺りは問題ないと思います。

ただ、自警団に近い組織を作る場合に貴方の望んでいるような結果を出すなら、何らかの具体的な目標を指定して、希望者を募った方が早いかもしれません。

良識を信じて行動を取るのも大事ですが、自分から動く事も重要です」

「…あまり内政干渉はしたくないのですが。手段としては取っておきましょうか」

>>20 続き

スズミさんからのアドバイスをしっかりとメモに取っておき、そのまま自警団について質問をしたり、逆に私の事についてや、不良を相手にする時に気をつけている事などを質問されたりしました。

時間にして凡そ1〜2時間ほどでしょうか。彼女達自警団について、また私の事について話は程々に付いて、良い時間になったので、お開きにする事になりました。

「…今日はありがとうございました。

そろそろ、家に帰らなければ色々言われてしまうかもしれませんので。

此方は私の家の連絡先です。

2人以外に見る人間が居ない時に開けて、覚えたら出来るだけ直ぐに処理してください。渡したのがバレたらちょっぴり面倒なので。

それではご縁があれば、また」

「は、はい…では、またいつか」

「また会ったら、今度は遊びましょうね！」

軽く頭を下げ、そして離れて行きます。

あの連絡先には私の本名と一緒にセーフハウスの番号が書かれています。

彼女達は口が固い方です。それにレイサさんは兎も角、スズミさんはリスク管理も出来る人だと踏んでいます。不用意に私の事を明かして問題を明かそうとはしないでしょう。

…彼女達は、自分の意思でより多くの人を守ろうと立ち上がっていました。

彼女達のような人がゲヘナにも増える事を切に願います。

今度は遊びましょうね！といえる宇沢…おまえはトリニティのスーパースターとなれ

あぁ、これでスズミが警戒を…
でも本人の様子から指名手配や噂の様な人では無いと感じてくれれば良いが…

とりま潜伏期間イベントその2レイサwith自警団編の後編が終わってスズミ達視点でのエピローグですかね？

>>24

そうですね。

今夜はスズミ視点のエピローグを完成次第投稿して、好感度ダイスをはじめ幾つかダイスを振ります。

余裕があって切りの良いところまで完成したらカヨコ再開編も続けて投稿します。

久しぶりにカヨコとのからみを見れるの楽しみや

前回とは二人とも立場が違うしどうなるか

まぁまずはスズミ側でのエピローグだけどね
しかし、神輿と課長、片や雷帝に匹敵する支持により周りから祭り上げられ、片や自ら便利屋へ進んだ
秩序と自由等々対になるなぁ、カヨコ編は…

「…紙を見て、覚えた後は直ぐに処理、ですか…いかにも訳あり、という感じですね」
「偽名の時点で何かしら喋り辛い事はあったみたいですけどね。
取り敢えず、スズミさんの部屋で開きますか？」
「…そうしましょうか、レイサさん。
誰かに見られる心配も少く見た後で千々に破り捨てれば良いでしょうし」

そうして、私とレイサさんは連れ立って帰ります。
家についてから鍵とチェーンロックをしっかり掛け、窓を確認して念の為他人に見られる危険のある要素を潰します。その間にレイサさんには手洗いうがい等をしてもらい、部屋で待機してもらってます。

「…お待たせしました。では、開いて中身を確認しましょうか」
「はーい！それではご開帳ー！」

紙を開くと、其処には電話番号らしい10ケタ程度の数字と、記号ではない、名前が書き込まれていました。恐らく、書かれているのはエリの本名。
其処には、想定外の名前が書かれていました。

「…暁美、エリス…！？」
「ん〜…誰でしたっけ？比較的に最近に聞いた気が…」

私が予想外の名前に戸惑っている間に、レイサさんは首を捻っています。直ぐには名前の出所に思い至っていないようです。

「…レイサさん、今年の9月にゲヘナであった出来事を覚えていますか？」
「9月、ですか…？
あ〜…“怒りの日”でしたっけ？あの日はトリニティからも見える位ゲヘナから煙が出てましたから覚えてますよ」
「はい。ゲヘナ学園全域と周辺市街地の半分以上が壊滅する、ゲヘナどころかキヴォトス史上でも最高クラスの被害を出した事件…通称“怒りの日”。
その被害範囲から温泉開発部などの大規模グループによる犯罪と当初は見られていました」

事実、ゲヘナからの声明を聞く前の私もそう思っていました。
…いえ、今も半信半疑と言えるでしょう。
アレだけの破壊規模がとても一人による犯行だとは思えないという意見には一理があります。
何か大規模な破壊兵器を研究していて、それが暴発したと言われた方が納得できます。

>>30 続き

「ですが、ゲヘナから発表された声明によると、“怒りの日”はたった一人の反乱によって引き起こされた物だそうです。

ティーパーティーはあの大被害が単独犯であるとは思えないと、未だに何らかの事実の隠蔽を疑っているそうですが…

しかし、犯人として疑われたその人は何者かの手引を受け、ヴァルキューレの護送から脱走しました。

…その犯人の名前が、暁美エリスです。

ゲヘナから退学処分を受け、現在の所在は不明となっていましたが…」

百鬼夜行のような和服を纏い、エリと名乗っていた理由が今となって分かりました。

和服は比較的にゆったりとした服です。

予め羽根や尻尾を体を包むように巻いた上で和服を着用すれば、身体的特徴の殆どを隠す事が出来ます。

そして退学したとはいえ、ゲヘナ学園に所属していた人間が、トリニティの治安維持を担う部活に接触した事実が露呈すれば、トリニティとゲヘナの均衡が揺れる事態になりかねません。

「ど、どうしますか…？

これ、ヴァルキューレかティーパーティーに教えるべきでしょうか…？」

「…ヴァルキューレは兎も角、ティーパーティーには黙っているべきでしょう。

諸々のリスクを勘案して、私達には明かしても問題無いと判断したのだと思います。

恐らく、彼女が正体を明かした人間は少ない筈です。仮に話したとしても、その場合は自警団の立場も危うくなる可能性があります。

ティーパーティーからすれば、私達が彼女の仲間になっていないという保証が出来ませんし、内情について語っていない事も同様に保証できません。わざわざあのやり取りの録音なんてしていませんから。

…目立った事もほとんどせずに帰って行きましたし、わざわざ目くじらを立てる理由もないでしょう」

仮に目くじらを立てたとしても、何も言う事がありません。彼女はただトリニティに行って観光をして私達と会話して帰っていっただけです。

会話した私達にはトリニティの上層部との繋がりも何も無い。仮に情報が欲しいならシスターフッドなどを狙う筈です。

しかし、実際には私達と会話するだけで、それだけで満足して帰っていきました。そういう事をしなかったからと言って情報目当てのスパイである可能性は否定できませんが、疑う事を疑問視する理由にはなります。

>>31 続き

むしろ、外から見て、彼女と対話した時の印象だけで言えば、彼女という人間は、不良に対して過敏な反応をする傾向こそありますが、本質的には善良な人間であるように感じられました。

「…しかし、警戒はしておく必要はあるかもしれません。

厳重にはしなくてもいいですが、彼女と喋る時は慎重になって喋るようにして下さい。

一応、ヴァルキューレには後程私から連絡しておきます」

「は、はい…！」

電話番号を携帯に登録した後、紙をビリビリに破きながらレイサさんに対応を伝えます。

ヴァルキューレにこの番号は教えず、あくまでエリスの姿を目撃しただけに留めます。

恐らく、名前を書いた時点で自分がトリニティに出没していたと通報される事も織り込んでいるのでしょう。

電話番号まで書いた理由は分かりませんが、それ程信用された、という事でしょうか。

…ゲヘナの声明、実際の被害、目の前にした時の雰囲気と言動。どれが真実で、彼女の本質なのかを見極めなければいけないようです。

スズミレイサ「怖…何が目的なんだ…」
エリス「いやぁいい人達でしたね！」
温度差で風邪ひきそうになる

外から見るとまるでエリスが謀略家や革命家のように見える不思議

あれだけの破壊を為したのに考え無しには見えない人物がわざわざこんなことしてたらそう思われるのも仕方ないんだけど、実態は>>33っていうね

潜伏期間中イベントレイサwith自警団編全編はこれにて終了か、お互いにすれ違いがあるのが正直悲しい所ですな…

>>33

帰り道は絶対ニコニコツヤツヤで鼻歌も絶好調なエリスさん…

こんばんは。

自警団二人の好感度上昇ダイスを振ります。

好感度上昇:

エリス→スズミ dice2d10=10 6 (16)

スズミ→エリス dice2d10=6 1 (7)

エリス→レイサ dice2d10=5 9 (14)

レイサ→エリス dice2d10=1 10 (11)

ついでにバイト先のライブハウスの知名度もダイスで今決めます。

ライブハウスの知名度(100でその道の人なら絶対に知ってるレベル)

dice1d100=35 (35)

好感度上昇結果。エリス、滅茶苦茶自警団の2人を気に入ってる

レイサ 95 23 → 109 34

スズミ 89 21 →115 28

忘れてましたがトリニティへの好感度上昇も確かめます

dice2d10=2 9 (11)

カヨコ再開編はまだ書き上げられてませんが、切りが良い所まで書けたら更新します

ここまで増加してもまだ上なキララよ
ギャルはキヴォトスにて最強

突如エリスからの着信が！
警戒しながら応答すると辛みツアー等はいかがでしょうか？と誘われるスズレイコンビ…

トリニティへは46とまぁまぁな部類か、ライブハウスは何かあのイベントの時のグループと接点あればアレがいけそうだな

「…うーん…これは…弾けたら面白そうですが、大分難しそうですね」

バイト先のライブハウスでの準備終わった後の暇潰し用の映画や楽器練習用の曲の新譜、それと自分用の物を探していました。
お金の掛かる趣味が複数あると大変です。
雷帝派閥の皆さんから定期的に頂けるお金もあるのですが、私的な理由でそれを使うのはちょっと恐ろしいので手を付けていません。
リーダーさん曰く“有志の御布施のような物”だそうですが…私は新興宗教を建ててるわけではありませんし、全体主義の勃興を望んでいるわけでもありません。
そんな訳で、普段はバイトで自分の生活費を稼いでいる訳ですが…それなりに金払いの良いバイトを2つ掛け持ちしても、お金の掛かる趣味が2つあっては結局同じなのです。
入った分だけ出ていってしまうから、貯金は沢山あると言える程ありません。
リーダーさん達や私の思想に共感した人達が定期的にご飯を集りに来るついでに食材系も置いて行くので、住宅関連と食費が殆ど出ない分旅行する位の資金的余裕はありますが、
そう考えながら、店の中で流れる、少し懐かしい音楽に合わせて歌を口ずさんでいました。

「…貴方は風のように優しく、鳥の様に自由に♪」
「…エリス？」

振り返ると、其処には久し振りに会う顔がいました。
CDショップで初めて出会い、それ以降、たまに話すようになったカヨコさんでした。
雷帝派閥の人達に頼んで彼女から譲ってもらったCDを始めとして、友達からもらった物だけは無理を言って家から此方に持ち込んでもらいましたから、今でもコレクションの手入れの時に時折聴いています。

「…久し振りだね。
貴方が退学になってからは、初めてかな」
「そうですね。初めて会った時もCDショップでしたし、ひょっとすると立場が変わる度にこういう場所で会うのかもしれません」

カヨコさんは相変わらず言葉は少しぶっきらぼうですが、久し振りに私と会ったからか微かに微笑んでいました。
結局何個かのCDと弾けたら楽しそうなバンドスコアを数冊購入し、カヨコさんも気に入っているバンドの新譜を買った後、近くの自販機で2人分の飲物を買い、片方をカヨコに投げて渡します。

>>43 続き

「…ありがと。

そっちはあの後どう過ごしてるの？」

「ちょっと親切な人に助けてもらって、その人から家とか色々援助してもらっています。

自分でもバイトしていますけど、趣味で結構な額が飛ぶというか…余り沢山は貯まらないんですよね…」

「家を貰うってどういうパトロンなの…」

呆れた顔でカヨコさんは困惑した風に言いますが、私でもそれは確かに、と思います。

1派閥の大半が味方に付いているのは流石に余り知られていないみたいですね。リーダーさん達の様子から見ると、何やらそれどころじゃないような気がしますが。

過去のセーフハウスの流用ですが、まぁ普通に住みやすいのでその辺りは言う必要はないでしょう。

「…まぁ、見ての通り普通に生活出来てますよ。むしろ不良を鎮圧する頻度はこっちに来てからの方が少ないですし」

「そっか。

やっぱり、ブラックマーケットと比べてもゲヘナの治安は悪いみたいだね」

カヨコさんは、肩を竦めながら少し安心したような、ゲヘナの治安の悪さを憂うような複雑な顔をしました。

>>44 続き

「そう言えば、ゲヘナはどうなってますか？

友人から途切れ途切れに話は聞くのですが、どうにも他の人からの視点も知りたいのです」

「…エリスが居なくなってからは純粋に不良を鎮圧する人手が減った分治安はもっと悪くなった。風紀委員会も不良の鎮圧にかなり困ってるみたい。

特に、次期委員長の空崎ヒナは毎日あっちこっち動き回って、何時休んでるのか分からないくらいだってさ。

私は最近校舎に通ってないし、詳しくは分かんないけど」

「…え、通っていないのですか？」

カヨコさんからのカミングアウトにぽかんとします。

通っていないだけなら、退学にはなっていないのでしょうが…何かやらかしたのでしょうか…？

「…うん。

ちょっと色々あってね。今は他の後輩達と起業して便利屋をやってる」

「便利屋、ですか？というか起業ってゲヘナでは違反では…？

それに、あんな所にそんなに何でも屋が出来るような人材が集まるとは思えませんが…」

「…まぁそうだけど、別に起業しても具体的な罰則があるわけじゃないからね。

それに便利屋って言っても、何か部品を直すとかじゃなくて、大体は傭兵とかそういうのが仕事だよ。うちの社長がハードボイルドとかアウトローに憧れて始めたんだってさ。

それとさらっとゲヘナをディスらないで。

ちゃんと優秀な人もいるから」

「いや…ならいいんですが。

彼処、世の為人の為みたいな仕事をする人は少ないでしょう？」

「ああ…そういう…それは、確かに…」

何だか変な所に所属しているみたいですね…？

夢は大事ですけど、憧れる方向性大丈夫ですか、それ。

私のゲヘナの評価には、カヨコさんもちょっと躊躇いながらも消極的に肯定しました。

>>45 続き

「…でもまぁ、心配しなくても良いよ。

ウチの社長、アウトローを名乗りながら最終的に人情に負けて困ってる人を助けちゃったりするお人好しだから」

「…それは、本質的に向いてないと言えませんか？

こう言っては悪いですが、アウトローなんて、原義的に言えばそんな憧れる物じゃありませんし…百害あって一利無しというか…」

「まぁ、義賊とかそういう感じだよ。もしくは任侠とかその辺りに思っておいた方が良いかも」

アウトローは現在こそ無法者のような軽い意味で使われていますが、原義で言えば「法に守られない大罪人」です。

つまり何の罪もない市民に殺されても文句は何一つ言えず、罪はほんの少しでも匿った人間…つまり他人にまで及びます。

そういう意味で言えば、私はアウトローに微妙に当たりそうです。

兎も角、任侠も義賊も弱きを助け強きを挫くが信条のような物ですが、お人好しで大丈夫なんですかね、その辺り。

「…うーん、どれにしてもお人好しには向いてないと思いますけど…」

「小説とか映画の中のハードボイルドなアウトローに憧れてるらしいからね。

まぁ、お人好しでもちゃんと決める時は決めてくれるから纏まってる所もあるけど」

…カリスマで統治するタイプですか。

目付きや印象で怖がられやすいカヨコさんが居着いてる時点で一定以上の人望があるようです。

「…はぁ、まぁ良いですけど…

不良になったらきっちり裁きますからね？カヨコさんがいるならそういう事には早々ならないと思いますが」

「…気を付けとく。

あ、それと…これからは余り暴れたりしない方が良いかもしれない。

普通の後輩からは“怒りの日”の被害規模もあって結構怖がられてるみたいだし、かなりゲヘナの中でも評価が荒れてるから。

雷帝派だけじゃなくて中立派と穏健派にも貴方の支持者はいるし、雷帝派以外の賛同者は揃ってゲヘナの体制側の支持者の中に潜伏してる。

貴方が正当性を持ってゲヘナに反旗を翻したりするような行動をしたら、彼女達も貴方に同調して最悪の場合ゲヘナが2つに割れる危険もある」

>>46 続き

…今のゲヘナについて第三者の立場から教えてもらって思いましたが、大分酷いですね。

御布施みたいな物と言われた時、かなりの額がありましたが…ひょっとして本当に滅茶苦茶沢山いる感じですか？

「それに…社長達はエリスと会った事があるらしいけど、室長の話にエリスの名前が出てきただけで社長が白目剥いてたから。

室長はその反応を面白がってたけどね」

「えぇ…？ちょっとそれは趣味悪くないですか…？」

…社長さんとは知り合いのようですが、そんなアウトローに憧れそうな知り合いいましたっけ…？

ハルナさん達美食研はそういうのに興味ありませんし…アコさんはもっと有り得ませんし…

えっ、ホントに誰ですか…？

あぁまだ社長が誰か分かってない感じか…
鼻歌はL'Arc～en～Cielのneo universeか、自分は聴いた事はないのでこちらで聴いてみますね

後カヨコは情報関係はしっかりまとめている感じだなこりゃ…けどここでエリスが雷帝派よりの実情をだいたいでも知れたのはまあまあ良いのではと思ったな

にしても正統性一つで反旗を翻せば全面的なゲヘナの東西冷戦とは、三周年のあのイベスト時でも解決しなさそうだから規模がすごいな…
後自由(美食と温泉等の)派閥に逃げ場は無さそうですねどちらにしても…いや一応西側(仮)派になるのか？

「…すみません、関わった記憶のある人の中でそういうのに憧れそうな人が居ないんですけど…本当に誰ですか？」
「あー…確かに、『私はともかく社長はエリスが会った時から大分イメチェンした』って室長が言ってたな。
社長の事だけど…陸八魔って言ったら分かるかな？」

…陸八魔？
陸八魔アルですか？
え、あの眼鏡の優等生っぽい真面目っ子がアウトローに憧れたんですか…？
いえ、もしかしたら偶然苗字が同じだけの別人かもしれません。

「…失礼ですが、その室長さんの名前は浅黄ムツキで合ってますか？」
「…そうだよ。やっぱり知り合いだよね？」

案の定か、と軽く頭を抑えて溜息を1つ吐きます。
偶然苗字が同じなだけで、仲良しの子の名前が同姓同名な別人なだけの可能性なんて天文学的な確率です。ひょっとすると天文学すら霞むレベルの数字かもしれません。
これも私が原因とか言ったりしませんよね？

「…知り合い、ですが…
何やってるんですかあの2人は…」
「何って言われても、私がさっき言った通りの事をやってるとしか…」
「ゲヘナで不良に襲われないようになるには強くなるべきって助言はしましたけど…その方向に行くとは思ってませんって。
別にアウトローを目指した所で強くなる訳じゃないですし…」

困惑とか色々で頭が痛くなってきました。
映画のアウトローは確かに強いイメージがありますが、現実的に言えばアウトローが強い理由は技術とか能力的な方面もあるとは思いますが、本質的な点は違うところにあると思います。
アウトローだから強いのではなく、アウトローは遵法意識が無いからこそ他人に対する力の行使に躊躇がないのです。
世間が何と言おうと関係無いアウトローに対し、警察等の体制側は世間に批判される事を恐れます。
この感じで言えば、アウトローはある意味“無敵の人”とも言い換えられますね。

>>52 続き

「というか、アウトローになってもゲヘナにはルールを振るう側にヒナさんがいる時点で大分詰んでますしね。現にバイト先の常連さん曰く、ゲヘナで何かをやる時はヒナさんがあちこちに出没するせいで同時多発的にやらなければそもそも成功すらしなくなっているようですし」

「…え、その人、不良じゃない？

其奴の事は見逃してるの？」

「…現場を見てもないし実際に起きてるかも分からない事件を理由に裁くとお思いで？

それに、他の不良からの又聞きの可能性もありますから。基本的には見かけない限り殴りかかったりしませんよ。

それに何より、常連さんが減るとバイト先に影響が出ますからね」

缶を飲み干しながら、のんびりと立ち上がります。

そろそろ切り上げないと、ライブハウスのバイトに行く為に準備する時間が足りなくなりそうです。久し振りに友人に会えたのは嬉しかった ですし、もう少し話したいのは山々ですが…

まだ卒業するにも時間はありますから、話す時間はこれからもあります。

「…カヨコさん、久し振りに話せて良かったです。

私はこれからバイトの準備がありますから、そろそろ一度帰ります」

「…うん、そっか。

私も、エリスがちゃんと普通に過ごせてるみたいで良かったよ。また今度ね」

軽く手を振って、私はその場を離れます。

久し振りの友達との会話で、ゲヘナの現状についても客観的に見た情勢と、それに関して忠告を貰えました。

…これからは、ゲヘナにも目を向けておきますか。

組織としてのあれこれはリーダーさん達雷帝派閥に丸投げしていますし、私自身は特に何もしていませんでしたが…最高学年になれば、恐らく私も何らかの行動を起こさねばならなくなるでしょう。

…真面目な子が不利益を被らない為に、瀉血が必要と言うのなら。

私が小刀になる事も、視野に入れなければならないでしょう。

色々ダイスが終わったらそろそろ動く感じかなエリス…
後エリスは小刀所か大太刀か槍何だよなぁ、及ぼす規模も何もかも全てが…

とりまこれにて潜伏期間中イベントその3カヨコ編及び全ての潜伏期間中イベントか終わりか…
イベント最後にふさわしいと同時に本当にカヨコとは本当に趣味もウマも合ったんだと感じるな…

こんばんは

それではカヨコの好感度上昇ダイスを振ります。

初代スレの108で設定したルールが初めて適用され、好感度上昇量は1d10で判定します

好感度上昇:

エリス→カヨコ dice1d10=2 (2)

カヨコ→エリス dice1d10=5 (5)

そして振ろう振ろうと思って忘れていたゲヘナの治安悪化率(%)を1d1000で振ります。

dice1d1000=495 (495)

5倍か。いつものだな！（）

ヒナが二人居る状態から一人減ったと思えば妥当な数値
第二校舎組を保護しなかったのが悪いのだ

やっぱカヨコからの上がり具合は大きいよな…

エリスが居なくなったからここぞとばかりに暴れてる
エリスがゲヘナに失望するのも無理はないというか……ここまで愚かだと不良はもう人間扱いしなさそう

やはり必要なのはゲヘナ自警団の立ち上げか…無理だ…

好感度上昇結果です

好感度(高ければ高い程仲が良い、または評価されている):

左:エリス→相手、右:相手→エリス

カヨコ:34 65 → 36 70

>>58

仮に去年の事件数を100件だったとすると、治安悪化率495%は事件数が495件増加して595件になるので実質的には6倍です…ゲヘナの未来は明るいね！(白目)

この後に連邦生徒会長失踪とかいう更なる治安悪化案件が控えてるってマジですか？

とはいえ、エリスがプロローグでする事はあんまりありませんのでプロローグはほぼスキップです。

あるとしたらシャーレの発足と先生着任への反応位ですかね…？

トリニティがあってゲヘナへの好感度が無いのもアレなので、ゲヘナへの好感度も決定しますか。

学園というよりは地域的な方面での好悪で、其処にいる生徒とは無関係です。

(不良の跋扈する土地である為ゲヘナという地域にはかなり失望気味の為好感度補正に-50。最低値0)

ゲヘナへの好感度 dice1d100=80 (80)

0になってないだけマシなレベルって感じ

トリニティと比べてもどっこいどっこいな感じかな、これは…

今夜から原作開始します。
ですが、今日はプロローグ辺りの時系列での話であり、本筋に入るのは対策委員会編になってからになると思います

「…そういえばさ、エリーは知ってる？
数週間前に連邦生徒会にシャーレって組織が出来て、其処に先生って大人が着任したんだってさー」

ライブハウスの準備中、バイト仲間がそんな事を聞いてきました。
話題は直近で話題になったシャーレについてでした。

「…へぇ、そんな事があったんですか。日常生活以上の行動はあまりしてませんから、知りませんでした。
それにしても…大人が、ですか。珍しいですね」
「だよなぁ。それに、噂では連邦生徒会長が直々に推薦した人材だとか言われてるんだとさ」

…嘘です。
『シャーレの先生』の話はとっくの昔にリーダーさんから既に耳に入っています。
シャーレの建物付近で暴れていた不良…後から聞いた所、それらは脱走した七囚人の1人“災厄の狐”に率いられていたそうですが、ともかく連邦生徒会に問い合わせに来ていた数人を臨時でシャーレに組み込み不良の鎮圧に出陣。
メンバーはゲヘナから風紀委員会の火宮チナツさん、トリニティから正義実現委員会の羽川ハスミさんと自警団のスズミさん。そしてミレニアムからセミナーの早瀬ユウカさんだったそうです。
見事不良は鎮圧しシャーレ施設の奪還に成功。無事に仕事は滑り出し始めたそうです。
どうやらアビドスへ長期出張するつもりだとか何とか。

「ですが、今の私達には関係のない話では？」
「…ま、それもそうだなぁ。贅沢しなきゃ生活に困らない位には食えてるし、頼る事もあんま無いよなぁ」

テーブルを拭きながら彼女ものんびりと語ります。
金払いが良い上にそれなりにバンドの助っ人としても活動している人間であるが故に、退学になった今もそこまで困る事はありません。

「…でしょう？
ふふ、そんな事よりも今日は私も新しい映像作品を持ってきましたから、この掃除が終わったら見ましょうか？」
「おっ、何だ何だ？前は宇宙人との友情モノだったよな」
「ある意味今回も友情モノでしょうか？
宇宙から来た者達が人類の進化を見守るといった趣旨のお話です」

>>70 続き

独特な話だなぁ、とからからと笑いながら彼女は目の前のテーブルの清掃を終え任されている最後2つに残ったテーブルへと移ります。

その後ろで、私もテーブルを掃除し終え、残りの1つを拭き始めます。

…リーダーさんから『風紀委員会に不審な動き有り』と聞いていますし、明日には久し振りにゲヘナへと向かい、リーダーさん達雷帝派閥と密会し、その情報に関する詳細について確認する予定です。

…最近はアビドスも騒がしいようですし、様子見ついでに柴関に行くのもありでしょうね。

全体を拭き終えた後、椅子とテーブルに軽く指を滑らせて確認します。

振り向くと彼女も丁度終わったようで、額を拭うような仕草をした後こちらを向きます。

「よっし！終わった！」

「そうですか。丁度此方も終わったところです。休憩室に戻って時間まで観ているとしましょう」

そうして、私達は休憩室で映画並の長さの番組を見ます。

2人でポップコーンとコーラをつまみながら、ライブハウスが開場する10分前まで、ソファに座りながら、のんびりと漫然と翌日以降のスケジュールを考えていました。

実際プロローグにありそうな感じで良いな
これに心情描写ほとんど見ないで場面を想像すると今はバイト仲間と楽しそうにしてる場面だけど、実際は指名手配されてる天井組クラスの実力をもつレジスタンスのエースが今後の事を考えつつも休憩として映画見ようとしてる場面だから尚更思う

まだプロローグ相当部分は全部終わってきませんが、年齢による成長分だけ先に振ります。

今回の学年(年齢)上昇で上昇するステータスは以下の項目です。上昇ルールはpart.2.5の120より、1d3を振った後、出た出目の個数だけd10を振って成長します。

攻撃力:dice1d3=3 (3)

耐久力:dice1d3=2 (2)

治癒力:dice1d3=1 (1)

機動力:dice1d3=1 (1)

知識:dice1d3=2 (2)

戦術:dice1d3=1 (1)

戦略:dice1d3=1 (1)

機転:dice1d3=1 (1)

器用さ:dice1d3=1 (1)

知識面だけ弱すぎませんかね？

年齢成長です

攻撃力:dice3d10=8 6 4 (18)

耐久力:dice2d10=5 4 (9)

治癒力:dice1d10=4 (4)

機動力:dice1d10=1 (1)

知識:dice2d10=5 1 (6)

戦術:dice1d10=9 (9)

戦略:dice1d10=4 (4)

機転:dice1d10=9 (9)

器用さ:dice1d10=2 (2)

成長結果です
攻撃力:144 → 162
耐久力:125 → 134
治癒力:129 → 133
機動力:134 → 135
知識:21 → 27
戦術:23 → 32
戦略:65 → 69
機転:89 → 98
器用さ:44 → 46
HP上限:625 → 670

やはり暴力…暴力はすべてを解決する

革命や変革など結局暴力だけで十分と言わんばかりの成長性だな…後めちゃくちゃ機転は利きまくる人物になったな

相変わらず知識が低いｗ

殴ったら全てが解決するという真理さえ理解していればそれでよいのだ…

相変わらずのヒナを倒せば問題無いと言わんばかりの武力特化
実際、隠れエリス派は勉強出来る子多いだろうし彼女達に政を任せれば良から正解っちゃ正解だけど…

こんばんは。
続きがまだ書き上がってないので、更新は今しばらくお待ち下さい…

そういや映画の方は片方は大体予想が出きるがもう片方はどんなタイトルかマジで想像付かないがタイトルだけでも分かる方マジで教えてほしいです

「…風紀委員会が便利屋68の捕縛を目的に行動、ですか」
「ああ。そして行動箇所はアビドス自治区…領域侵害と言いたいが、名目上の土地所有者はカイザーグループだ。
アビドスの自治権利侵害として訴えても棄却される可能性がある」

ゲヘナ自治区内にある雷帝派閥所有のセーフハウスで、リーダーさんから風紀委員会の動向について報告を受けます。

「…成程、おかしいですね。
カヨコさんとも以前に話しましたが、今まで便利屋が何をしても大して動いていなかったのに、突然今になって動くとは…」

顎を軽く擦り、疑問点を挙げます。
カヨコさんに会った際に、風紀委員と何回かやりあった事も聞きましたが、基本的には殆ど放置されていたと聞いています。
わざわざ今になって便利屋を拘束に動く理由が分かりません。

「…そういえばさ、アビドスには今先生が居るよねぇ」
「いやぁ、流石に頭ゲヘナでも長期出張中とはいえ、連邦生徒会の実質的に最高峰の権限を持ってる人間を確保する為に動くとかあり得ないでしょ。拉致なんてしたら最悪の場合学園間程度の問題で済まないよ？」
「…それに、そんな行動をヒナさんが許すとは到底思えませんが？」

そう私が口にすると、彼女達はバツの悪そうな顔をします。
…何かあるのでしょうか？

「…今、その空崎ヒナが出張中で、週末まで不在なの」
「今は行政官の天雨アコってのが代理で指揮を取ってるんだけど…必要とあらば強硬手段も普通に取る人だから…ヒナさんが居ない間にそういう事も仕掛けるかもしれない」
「…アコさんが、ですか…」

軽く頭を抑え、状況を把握します。
アビドスには知り合いもいますし、悪くないご飯屋もあります。
以前バイト先の中華料理屋に同級生共々来て貰った際に頂いたノノミさんの連絡先を用いて先んじてアビドスに接触を…いえ、ノノミさんに突然「ゲヘナの風紀委員会が先制を狙って来るかもしれない」と連絡しても不審に思われるだけでしょう。
まだ風紀委員会の目的は不透明です。
憶測だけで行動するのは良くありません。

>>84 続き

「…今の所は私一人でアビドスへと向かいます。皆さんには風紀委員会の行動を監視していただけますか？

彼処には個人的なコネクションを持っていますから、恐らく他の皆さんを連れるよりも話を聞いてもらいやすいかもしれません。

雷帝派閥、穏健派、中立派の三頭連合として動くのは諸々の動向が判明してからです。

ですが、もしある種の不当性が判明した場合はアコさんに対して追及の手を打ちます。大規模な用意はいりませんが」

「…了解しました。

緊急を要する案件は以上です。それ以外の報告ですが…」

風紀委員会に関する報告をリーダーさんから受けた後も、細々とした幾つかの報告を受け細かな指針を決定します。

とはいえ、基本は現状維持ですが。

現万魔殿議長であるマコトさんの打ち出した“自由派とそれ以外でそもそも校舎その物を住み分ける事で対応する”という手段は真面目な人へ安定した学習環境を用意する点では有効な手でした。

しかし、それ以降の第二校舎所属生徒に対する攻撃の厳罰化に関しては自由派の反発を受けて難航しており、第二校舎所属の多くの賛成を受けても全体的な施行には手間取っているようです。

現在の法案では相手への故意の有無は関係無く、基本的には被害が及んだ時点でアウトとしています。

主に反対するのは温泉開発部や裏でカツアゲをしているなどのゴミ共…失礼、少々モラルに欠ける方々等です。

美食研は爆破被害の範囲はその店に限定される為にほぼダメージの無い法案ですから、今回においては中立の立場です。

「…その辺りは万魔殿に丸投げしましょう。

自由という名の身勝手を望む奴らに対して無理に行動を起こす必要もないですし、声を上げる以上に下手に動くのも悪手にしかなりえません。

急進派には“待て、しかして希望せよ”と伝えてください。今は派手に動く絶好の機会ですが、同時に時期が悪過ぎる」

「ああ、だろうな。

…今回は以上。次回はまた1ヶ月後、番号は15だ」

リーダーさんの号令で、私達は別々に時間をずらして別れます。

リーダーさんを始めとした幹部メンバーとは定期的に会い情報共有と以降の方針を決めています。

…さて、翌日からリーダーさん達が風紀の行動を監視し、動いた時点で合図をしてくれます。

私もアビドス近辺…特に柴関周辺で行動し、合図が来た時点で風紀委員会と交戦する事も見据え行動します。

ヒナちゃん抜きとは言え本編にて風紀委員と戦闘かかもしれないか…
後意見を出してしっかりしてるものなら通りやすい環境な辺り仕事内容は物によってはある程度大変だけど組織としては雷帝派と穏健派、中立派達の連合組織は結構上も下も良さそうな関係性を築けてそうだと分かるから組織として見ても良いな

こんばんは。

今夜はアビドス編の準備としてノノミ以外のアビドス組の初期好感度等について決めていきます。

まずは今朝の更新でちょろっと話に出た激辛麻婆を御見舞されたノノミとそれに巻き込まれしシロコのハマり度合いを決めます。

低い数値を出しても特にデメリットはありませんが、高い数値を出すとエリスとの初期好感度にバフを獲得します。既に決定しているノノミは好感度が上昇します。

2人は激辛麻婆、どれくらいハマった？

(1で穂群原のブラウニー位。

50でまぁ可もなく不可もなく。

100で麻婆神父並に気に入っている)

シロコ dice1d100=16 (16)

ノノミ dice1d100=23 (23)

結構辛いと感じたかな？
低い感じだな

知 っ て た
まぁ、元ネタが超激辛なので…
続いてアビドス組の好感度判定です。
補正は以下の通りになります。
エリスのステータスによるマイナス補正は此処に記載しません
・ん、人当たりは良いけど食の好みは…
シロコ→エリス +5

・たまに柴関に食べに来てる人だよね？
セリカ→エリス +15

・指名手配犯じゃないですか！？
アヤネ→エリス -10

・ノノミちゃんはそれなりに信頼してるみたいだけど…やっぱり警戒対象かな
ホシノ→エリス -25

好感度(高ければ高い程仲が良い、または評価されている):

(思考傾向、明るさの影響で右の出目は-15)

左:エリス→相手、右:相手→エリス

ホシノ dice2d100=47 64 (111)

シロコ dice2d100=1 52 (53)

セリカ dice2d100=35 66 (101)

アヤネ dice2d100=37 51 (88)

ダイス神？

エリスからの好感度軒並み低いな
善人好きなのにこの数値はアビドスのことを警戒してるからなんだろうか

マイナス面考慮してもアビドス側からの友好度合がまあまあな部類なの結構良いのでは？

とりまアビドスにエリス単独で出張して色々とやりそうかなこれは…

そういや前スレにて決めてた追加する武器とかはここではまだ未使用か持ってこずな感じ？もしくはしっかり持ってきてる上にな感じ？

燦然と輝くエリス→シロコの好感度1…

補正が殆どマイナスだった事を考慮すると、全体的には高い方ですね。

まぁストーリー中で好感度が上がるイベントは用意するつもりですが。

シロコに関しては…アウトロー過ぎる気質を察したんですかね…？

補正後の好感度数値です。

全員の好感度が揃ったのでアビドス組全員の好感度も改めてまとめます。

ホシノ 47 64 → 52 24

シロコ 1 52 → 6 42

ノノミ 42 64

セリカ 35 66(変化無し)

アヤネ 37 51 → 37 26

>>96

そうですね…オリジナル手榴弾等は常に持っている物とし、こういう時はダイスで決めましょうか。

銃器の収集を趣味としている為に、普段使いしているKPVとG3以外にも何かを持っていく枠も用意します。

安価の入っている選択肢を踏んだ場合、募集期限は今日の22:00頃にします。

銃、普段のに追加でどれくらい持っていく？

dice1d7=1 (1)

1.追加無し

2.KPV

3. H&K G3

4.KPVとG3

5.KPV+安価

6.G3+安価

7.全部

>>97

まぁ妥当な部類かな？KPVとG3でも十分だけど本来のメインのデザートイーグルに盾持ちにパクったヤツ(多分無いなら取り返された拳銃の方のマキシムとサプ付きのMP5？があった)ならキヴォトスでも過剰戦力言われそうだしね。てかアビドスで人外魔境するつもりで来たわけじゃないだろうし…

後アビドス1章からなら例のアレを見そうですかね？

シロコは銀行強盗しようとするくらいナチュラルアウトローだから納得できてしまう

ちょっと今夜中にメインストーリーを書き上げるのは難しいかもしれません…

とりあえずエリスの参戦タイミングを今のうちに決定して、明日の夜には初回を上げられるようにします…

アビドス編の介入タイミング

dice1d4=1 (1)

1.Vol.1 1章5話「セリカの平凡な1日」

2.Vol.1 1章8話「便利屋参上！」

3.Vol.1 1章11話「ブラックマーケットへ(1)」

4.Vol.1 1章18話「友達なんかじゃないわよ！」

11話以外はエリスと柴関で遭遇、11話が選ばれた場合はノノミの電話でエリスがアビドス側に召喚されます。

今夜は昨日に忘れていたゲヘナ1年生組の好感度補正の設定と初期好感度の決定等を行います。

めちゃくちゃ動きが速いなエリスこれアビドス1章で起きた事、最低6～7割把握できてるのでは？
てか選ばれてたらアビドス組+ヒフミと一緒にの可能性があったのか…

>>101

まさかの最速で参戦ですから、恐らくアビドス編は大部分を把握してるでしょうね。

ちなみにこの後も11話相当部分かその近辺のダイスによっては銀行強盗する側になる可能性はあります。

それではゲヘナ1年生組の補正一覧です。

例によってエリスのステータスによるマイナスはここに記載しません。

・イロハ先輩もマコト先輩も「色々やらかしてはいるが凄い人」って言ってた！

イブキ→エリス +15

・先輩も周りの後輩もみんな怖がってますね…

ジュリ→エリス -10

・アカリは嫌ってるけど、部長とイズミはそれなりに気に入ってるみたい…？

ジュンコ→エリス +15

・彼女について知っている人間か否かでかなり評価が別れている方だと思います。風紀委員会でも2年生以上の方は何とも言えない顔をしますし

チナツ→エリス +10

・アル様が苦手な人…

ハルカ→エリス -10

・ちっちゃい子にまで自分の考えを押し付けたりはしませんよ…？話を聞く限り良い子みたいですし

エリス→イブキ +10

・救急医学部から風紀委員会に入ったという経歴は珍しいですね。正義感に期待できます

エリス→チナツ +10

ゲヘナ一年組は怒りの日をニュースとかでしか知らない世代だからね、そりゃ身近な先輩からでしか話は分からないし会った事は無い感じだよな…
後イブキとチナツへはプラスなのはやはり本人的にもまぁ良い意味で目にかけるよな

寝ちゃった…

とりあえず初期好感度だけおいていきます…

好感度(高ければ高い程仲が良い、または評価されている):

(思考傾向、明るさの影響で右の出目は-15)

左:エリス→相手、右:相手→エリス

イブキ dice2d100=6 17 (23)

ジュリ dice2d100=78 52 (130)

ジュンコ dice2d100=94 22 (116)

チナツ dice2d100=68 73 (141)

ハルカ dice2d100=15 53 (68)

1年生は割と両極端ですね…？

補正後の好感度数値です。

イブキ 6 17 → 16 17

ジュリ 78 52 → 78 27

ジュンコ 94 22

チナツ 68 73 → 78 68

ハルカ 15 53 →15 28

組織ごとに好感度纏めてたら、万魔殿のチアキとサツキの事を忘れてた事を思い出したので、此処で一緒に振ります。

補正は周りの人間の好感度を鑑み、「相手→エリス」の値から-5した値を初期好感度とします。

チアキ dice2d100=36 31 (67)

サツキ dice2d100=30 47 (77)

ジュリとジュンコとチナツへの度合いが高いな、ジュンコへはイズミでのパターンと同じ感じで好感触だったのかね…
ハルカはまぁ分からなくはないがイブキは何があった？感が強いな…

ここまで来るとキラキラ部二人がエリスとお互いに友好度合い的に刺さった感触が強いのと圧倒的なのがデカイな

風紀委員会の動向を知り、行動を始めてから数日。
連日アビドス周辺の情勢に関する情報を集めつつ、柴関の暖簾をくぐります。

「いらっしゃいませ！柴関ラーメンです！
…あ、エリさん！こんにちは！」
「こんにちは、大将さんと黒見さん。今日もバイトしてるんですね」

此処でバイトしている黒見セリカさん。
彼女はアビドス高校の1年生で、かなり頑張って様々なバイトをしている様なのですが…
騙されやすい性格というか、ねずみ講とかそういう類の物に引っかかりやすい体質で、定期的にポカをやらかしているようです。

「おう、暁美の嬢ちゃんかい！
…しかし、ラーメン店やってるウチが言うのもアレだが、そんな連日来て大丈夫なのかい？」
「お金には余裕がある方ですし、フィールドワークは身体が資本ですから。
それに、私も少しばかりこの近辺で調べ物がありましてね」

アビドスで行動している間は、長い髪をアンダーポニーテールにして、ハンチング帽に砂漠を行動する為の外套の下に戦闘用に可動性が最大限に高められた雷帝派閥の方から差し入れとして貰ったスーツで所属を誤魔化しています。
お昼時という事もあり、店舗内にも人が増えてきました。
私は入口から一番離れたカウンター席に一人で座ってのんびりラーメンの他に餃子やチャーハンも食べています。

「いらっしゃいませー！柴関ラーメンで…わわっ！？」
「あの〜☆5人なんですけど〜！」

店舗入口の引き戸の開く音と共に、聞き覚えのある声が聞こえました。
目だけでその方を見ると、ノノミさんとシロコさんといった見覚えのある2人を始めとして、5人組が見えました。
セリカさんにそれぞれ声をかけていますが…どうやら全員ご学友のようですね。
というか、情報では全校生徒5人と聞いていたので全員集まってますね？
…つまり残りの一人は噂の『シャーレの先生』ですか。
視線をバレないように送っているとノノミさんが此方に気付きましたが、ハンドサインで気にせず皆と話して良いと伝えます。
私よりも気心知れた相手と食べた方が良いでしょうし…何より、『暁のホルス』にも睨まれている様ですからね。

>>109 続き

しかし、女三人寄れば姦しいとは良く言ったもので、5人も集まるとその席の周辺はかなり騒がしくなりました。

主にセリカさんが揶揄われたり周りがボケばっかでツッコミに回らざるを得ない状況になっているせいとも言えますが。

「…何だか、セリカさんが可哀想になってきましたね」

「嬢ちゃんの友達も思ったより愉快な人達みたいだなぁ。

…しっかし、お前さんも多少は友達とか連れてこないのかい？」

「………」

曖昧に笑いながらその言葉を誤魔化し、アビドスの人達が店を離れるまで待ちます。

のんびりと白湯のスープを飲み、彼女達が店から離れた事を確認してから、席を立ちます。

「…実のところ、友人が居ない訳ではありませんが…最近は話す事も難しいのです。

今は立場もありますから…」

「…そうかい。そっちも大変らしいな」

大将さんは私が多少なりとも後ろ暗い事情を抱えている事も理解している様です。

ついでに、お代に少し+αして支払います。

「…嬢ちゃん、少し多くねぇか？」

「…あ、こっちだとチップの制度はありませんでしたね。

比較的直近までトリニティ近辺に居ましたから、その時の癖で…受け取ってもらえるなら、余りは黒見さんに渡してあげて下さい。

ご学友には振り回されているみたいですし…

ちょっとは贅沢してもバチは当たらないんじゃないですかね」

「…分かった。コイツは受け取って、しっかり渡しとくよ」

そう言って、軽く手を振りその場を離れます。

事態が急転したのは、その数時間後、ノノミさんから掛けられた電話からでした。

ちょっとストーリーの切れ目的には中途半端ですが、書き上げられた分で切りの良いところなので更新します。
先生の性別って決めます…？

電話か、この辺りの頃なら誘拐案件かな…
性別はスレ主の方で勝手に決めて良いと思いますけど、しっかりと顔とか全体的に見ていないから会ってようやく先生の性別が分かる形で良いんじゃないかな？とは個人的には思う

男でも女でも筋肉の妖精でも…一向に構わんッッ

男女以外にも本編、便利屋、ゲ開、アニメとかの選択肢はあるね

全てはダイスの紙が赴くままに...。

なるほど、本編、便利屋、ゲ開、アニメの先生といっぱいパターンあるな…
とりま本編出たら性別ダイスでも良さそうかな

『…エリスさん、急に電話してごめんなさい』
「…別にいつも酷く忙しいわけでも無いですから、気にしませんよ。
しかし、私に電話するとは珍しいですね。不良との抗争でも連絡はなかったのに」

謝罪から始まった電話に、手元の作業を止めて返答します。
実際、連絡先は交換しましたが、専ら特別な事があった時に写真だったり会話をするくらいで真面目な会話はあまりありませんでした。

『実は、さっきからセリカちゃんと連絡がつかなくて…
今、ホシノ先輩と先生がセリカちゃんの行方を調べてるみたいですが、私達も何かできないかと思って。
エリスさんは私達よりも後に柴関から出たので、私達よりもセリカちゃんを見た時間が遅いから、何か知らないかと…』
「流石にバイト上がりの時間までは居ませんでしたから、セリカさんの動向は把握していませんが…少なくとも、最後に見た様子からしてアビドスから離れたとしても本意ではないでしょう。
そうですね、私の浅知恵を貸すくらいなら出来ると思います」
『あ、ありがとうございます…！』

そう言いながら、纏めた資料の種類別に分類されたアビドスの地図にメモ書きがされた物と、独自に調べたアビドスの勢力に関する資料を取り出します。
言い方は悪いですが、落ち目の高校から1年生を攫っても対した意味はありません。
普通に考えたら身代金も大して望めませんからね。ただ、ノノミさんが居るせいで身代金を取ろうと思えば取れるのは判断に困る微妙な点ですが…それよりも大きな問題があります。

「…言い方は悪いですが、正直に言うとアビドスの人間を攫った所で大したうまみがありません。
となると、セリカさん…或いはアビドスの戦力を減らしたら得をする相手の犯行と見るのが道理です」
『…やっぱり、カタカタヘルメット団が…』
「ええ、恐らくは。
それに、その団体はかなりきな臭いです。
こっそり調べていたのですが、彼女達の活動範囲はブラックマーケットにまで届いていました。ブラックマーケットの中までは尾行していませんが、何よりも怪しいのは装備の質です。
少し気になって装備を幾つか拝借したのですが、ブラックマーケットで売られがちな中古品やジャンク品ではなく、正規品がカスタムされた物でした。それもそれなりにお金の掛かる類の」

>>120 続き

…そう、輜重隊から略奪した銃は、あの規模の組織では末端まで持たせるには資金が到底足りない筈のカスタム品でした。

しかし、現にそのカスタム銃が行き渡る程の量が仕入れられているのも確かです。

念入りにナンバーが消されている点から考えれば、何処かにパトロン…或いは出資者がいる。それも、バレたら不味い類の。

『…そんな…』

「…何を考えているのかは知りませんが、確定した情報は殆どありません。状況証拠は揃っていても、物的証拠が無い以上はただの邪推です」

『そ、そうですね。ですが、セリカちゃんは一体何処に…』

「まぁ、現状一番得するのは何処か、で考えるのが安牌ですけどね。

そうなるとやはりカタカタヘルメット団になりますが」

やっぱりそうですか、とノノミさんは私の言葉に同意しました。

「これから私は以前から当たりをつけていたカタカタヘルメット団の物資集積地に襲撃を仕掛けます。

戦力が私の方に集まっている間に皆さんはセリカさんの位置を突き止め救出に向かって下さい」

『…えっ！？大丈夫なんですか！？』

「ふふ、これでもかなり強い方なので」

『いや、それはまぁ、知ってますけど…

そんなに手伝ってくれるとは…』

「私も少しアビドスで探し物がありまして。すぐに見つける必要は無いのですが、何か情報があったら良いなぁ、と。

ほぼ無いとは思いますが、カタカタヘルメット団がそれに関する情報を持っている可能性もありますから」

『そ、そうなんですか…

…あっ、先輩達が戻って来そうなので切りますね』

そう言い残してノノミさんは電話を切りました。

…恐らく、私には余り電話しないように言われているのでしょう。

小鳥遊ホシノなら私の事を把握していてもおかしくありませんし、私の事を客観的に見れば関わりを持ちたくないのも理解できます。

愛銃と盾をラックから取り出し背中にマウントしたりホルスターにしまい、外に出ます。

…さて、少しばかり暴れるとしましょうか。

本格的なヤツは二年時代のヒナちゃん戦以来だが久しぶり(レイサの援護以来)のエリスの戦闘か…
少し楽しみですな

こんばんは

原作1章6話相当の物資集積所襲撃(前金:0 成功報酬:出来高)イベントの更新はもうしばらくお待ち下さい。

その間に今回の襲撃はどれくらい手加減出来たか、或いはどれくらいやり過ぎたかをダイスしておきます。

残虐度(数値が大きい程、見張りを始めとした物資集積所内のヘルメット団が戦闘不能になった際の怪我の程度が大きい)

dice1d100=13 (13)

今回は武装少なめだからステルス方面になった結果かな、まぁあくまで低めが丁度いい気はする

その日、アタシ達の気が抜けていなかったかと聞かれたら、気が抜けていたと言う他無いとは思う。
でも、普通はすぐに攻められる筈なんて無い場所だった。
アタシ達が攻めているアビドスからそれなりに離れた場所。この間奇襲された前哨基地からもそこそこに離れてる。
少なくともあの少数では一朝一夕で突破出来る場所にはなかった。
つい1〜2時間くらい前には『アビドスの生徒を一人誘拐できた』と聞いてやりやすくなったと思った位だった。
その余裕は、轟音を伴い見張りごと飛んできた扉と共に吹き飛ばされた。

「…Hey, put on a happy face.
Then everything's okay.
Put on a happy face…♪」

外から吹いてきた夜風で砂煙が舞い、視界を塞ぐ。マスクを付けてるから口の中に砂が入ったりはしなかったけど、不明瞭な視界の中で鼻唄交じりに歌声が響き、煙の中を影が走った。

「…て、敵襲！相手は…相手は一人！
アビドスではありませ…ぎゃっ！？」
『アビドスじゃない！？じゃあ誰が…！』

鈍い殴打音と共に誰かが倒れる音と、同時に地面を蹴る音がした。
アタシは息を潜めて扉だった物の陰に隠れてたけど、偶然砂煙の切れ目を相手が通って、相手の姿が見えた。
ビジネススーツにコートを羽織っているけれど、あの顔、あの髪はヴァルキューレの発行していた指名手配犯一覧で見た事がある。
たった一人を鎮圧するまでに校舎はほぼ全壊、その周辺区域も半壊という被害を発生させた、まだ記憶にも新しいキヴォトス史に残る大事件の犯人。

「ほ、報告っ！相手は…“裁きの焔────ぐえっ！？」
「…さあほら、笑いましょう？
そうすればきっと全部上手く行くんですから」

同じ様に姿を見たからか報告を上げた仲間は、その声で位置がバレたのか、すぐに“焔に焼かれた”。
…クソッ、笑うとか無茶言いやがって。
誰が突然かっ飛んできた無敵チート付きの暴走トラックに遭遇して笑えるかってんだ。

>>128 続き

「…ほら笑えよ。

他人の衣を着て数の暴力に頼ってようやく狩る側に居られただけのアンタ達が、ちょっと狩られる側に回っただけで何でそんな顔をするんですか？

…まぁ、狩る側にしても恥ずかしい結果しか残せていないようですが。

…ほら、楽しく生きましょう？

そうしないと、出来る事も出来ませんよ？」

突然の衝撃と夜風で巻き上げられた砂煙が落ち着いて、残っていた全員に彼女の姿が見えるようになった。

両手には、ショットガンとアサルトライフル。

何方もアタシ達の物…つまり、無力化した奴から取ってやがる。

『その場にいる人員は撤退しながら遅滞戦闘に専念しろ！

増援も直に到着する！』

その言葉を聞いて、この場に残っていた何人かを先に隠れているアタシ達は互いにタイミングを合わせて十字に射撃する。

でも同時にショットガンを投げ上げ、身を沈ませながらクイックドロウした拳銃を5連発、頭を撃ち抜かれ向かい側の仲間が倒れるのを一瞥すらせずに、投げ上げたショットガンを回収、アサルトライフルを捨ててハンドガンとショットガンに切り替え肉薄される。

もう撃たれる事を前提にして、受けるダメージを減らす事と撤退先に向かうに重点を置いて体を捻る。

引鉄が引かれ、アタシの身体を尋常ではない衝撃が襲う。

アタシ達と同じ銃を使ったとは思えない火力でぶっ飛ばされたけど、幸い意識は失わないで済んだし、狙い通り撤退先に近付くように転がれた。

「…大丈夫！？早くこっちに！」

吹っ飛んだ先で、撤退させた中で斥候としてまだ残っていたらしい仲間に拾われ、散発的に銃撃しながら逃げる。

相手は余裕があるのか、歩いてしか寄ってこない。

…どんなに撃っても有効打どころかリアクションすら起こさねぇのどういう事だよ…！

>>129 続き

「ここに防火用の扉がある！此処を閉じれば少しは時間稼ぎになる筈！」

何人かで防火用の鉄扉を閉めて閂を掛ける。

これならあの化物でも少しは手間取ると思った。

一息ついて防衛陣地を作ろうとした時、鉄が破れる音が聞こえた。

恐る恐る防火扉を見ると、貫手が防火扉を貫いていた。

「…え…？これ、かなり分厚い鉄板…の筈、だよね？」

それが向こう側から引き抜かれた後も、アタシ達は固まっていた。

言い訳になるけど、4cmの鉄板を素手で豆腐みたいに貫通して来た相手に、恐怖を感じない方がおかしいと思う。

その次に投げ込まれたのは、瓶のようなスキットルのような手榴弾と言うには少し大きい物だった。

それが弾けると同時に出たのは煙幕で、催涙ガスとかそういう物でも一瞬こっちの気を逸らす為だけの物かと思った。

その次の瞬間、轟音と閃光とともに煙幕だと思ってた物が一度に起爆して、吹き飛ばされたアタシ達は意識を失った。

これで残虐度13ってマジ？

ステルス所かちゃんと正面から潰しに来てるな
しかも戦車の攻略方みたいに室内で閉じきってるからこそグレネードで締めと、もはや戦略69と機転98の強い活かし方だな

>>131

個人に向けて対戦車砲も真っ青なクラスの砲塔を用いた榴弾を撃ち込むよりはずっと良心的だと自負しています

まぁエリスの投げ込んだ手榴弾も白リン程ではないにしろ大分アレな品物なんですが

まぁ強すぎると緊張感なんて湧くわけないよね

「…元々弱者だった癖に、欲を掻くからこうなるんです。
与えられる物に満足し、足る事を知っていれば良かったと言うのに」

暫く時間を置いてから防火扉を蹴破ります。
先程投げ込んだ手榴弾は一次爆発で煙幕に紛れて酸化鉄等の金属粉塵を撒き散らした後、本命の二次爆発で複合爆鳴気を引き起こして爆破する特別製のサーモバリック爆薬です。
向かい側が窓のある…つまりは完全な密閉空間では無かった為に威力は少し下がりましたが、それでも室内であるが故にその威力は依然高いままです。

「…さて、先へと進みましょうか」

倒れた数人を放置して、先へと駆けます。
物資集積所とはいえ、企業でもない限り砂漠の中に大規模な物は作れません。
此処も厳密にはの廃墟を再利用して作られている空間で、実際にはそれ程手の込んだ物ではありません。窓とかは手直しされているようですがね。
バリケード等を用いた防衛陣地を用いた散発的な抵抗も複数回有りましたが、グレネードや拝借したショットガンや持参の武器を用いて突破しました。
戦闘中も少なくとも流血は殆どしないように抑えています。
もしアビドスの皆さんがこっち側に来た時に酷い惨状になっていたらちょっと弁解もし辛いですから。

>>139 続き

「…武器庫は…此処ですか。場所は覚えておきましょう。武器を幾つか頂いた後で爆破しますし。

それよりも、彼女達の持つ情報です。

殴りかかってるだけの人間達に余り期待してはいませんが…パトロンの情報でもあれば後で強請る材料になります」

弾薬庫の位置をメモし、その場を離れて捜索を再開します。

ですが、期待外れにも情報に大したものはありませんでした。

個人の日誌でカイザーローンからの融資を受けている事は把握できましたが、公的文書になるような取引書類は無く、あくまで個人の証拠しか得る事は出来ませんでした。

強いて言えば、日誌内で何やらカイザーが砂漠で「宝探し」とやらを行っていてる事でしょうか。具体的な内容は彼女達も知らないらしく、気になっているそうです。

…彼等の探す『宝』が私達の目的と一致するなら、カイザーグループを敵に回す事も視野に入れておくべきでしょう。

リーダーさん達にもカイザーグループについてそれとなく探るよう伝えておく必要がありそうです。

それはそれとして、武器庫から幾らか武器やカスタムアイテムを拝借した後に時限式の特別製サーモバリック爆弾を投げ込んで、基地の外に出てから起爆し帰ります。

…これでノノミさんやセリカさん達が少しでも楽になれば良いのですが。

武器以外にあんまり良い物がなかったから、その腹いせについでに外に集まっていた増援らしきヘルメット団達も何人か殴ってから帰ります。

更新が遅れてしまい申し訳ありません…
戦闘があっさりしてるのは最初の方に設定した不良のステータスで出せるダメージをエリスのダメージ軽減が上回ってるせいで全くダメージが入らないのもあります。
不良の攻撃力を50に引き上げてもダメージが2桁あったら良い方とかいう防御力になってるので…

>>141

更新ありがとうございます。

なるほどそれでダイス無しの戦闘を、

となると最初辺りのスレの戦闘でいた一年時代とはいえ相方としていた先輩やエリスを追い詰めた野生のネームド並みの戦闘力がありそうだったあの不良たちがヤバかったのかゲヘナの不良がモブクラスでも一際強かったからと考えられそうですな

まぁ今は天井組に最も近い位の実力はありそうだからしょうがなくもありそうですけど…

天井組かゲマトリア関連こないといくら数揃えてもまぁ負けないだろ…になっちゃうよね

武器やカスタム系も持ってけたからコレクションか実用どちらも良さそうだな。しかもこれ後から来たやつらも殴られるだろうからここのヘルメット団は完璧に壊滅しただろうから砂漠の宝の情報だけ回収な感じかな

「…此処にヘルメット団の拠点があると聞いていたのだけれど…どうなってるのかしら？」
「みーんなやられちゃってるねぇ。
まるで嵐が過ぎ去ったみたい」
「…殲滅が目的じゃなくて、狙ってたのは物資の奪取か破壊、それと基地の無力化みたい。
建物の壊れ具合にしては周りの不良達の怪我は少ない」
「ぶ、無事そうな人に何があったか聞いてみましょうか…？」

社長が受けた依頼の援護を求める為に、ヘルメット団の拠点の1つに挨拶に向かったら、其処は既に壊滅していた。
外には倒れた不良達が大量に居て、その先には力任せに破壊されたと思しき2つに折れ曲がった扉。
その中を見回ってみれば、爆破された痕が残っていて、その反対側から力を掛けられて何かが貫通したらしき防火扉まであった。
それらの建物的な被害に比べると、不良達の怪我の程度は不自然な程に小さかった。

「…あ、おーい皆！意識のある人居たよ！」

ムツキの言葉を聞いて私達はその場に集まる。
ヘルメットとガスマスクで顔までは分からないけど、僅かに痛がるような声がするから意識の有無は分かった。壁に凭れ掛かってだらんとしている。

>>146 続き

「げほっ…お前達は…私達と同じ奴らに雇われた仲間か？」

「目的は貴方達と同じかもしれないわね。

ただ、今はそれよりも聞きたい事があるわ」

「…貴方達をやったのは誰？アビドスの連中？」

ヘルメット団は呻くように絞り出した。

まるで『話が違う』と言いたがっているかのような反応だった。

「本当にそうなら、どれだけ良かったか…」

「…違うの？じゃあ、誰に…」

「…“裁きの焔”だ。奴は今アビドスに居る。

しかも、襲撃を掛けてきたタイミング的に、奴はアビドスの味方だ…」

「…な、なっ…」

…あ、社長が固まってる。

そりゃまぁ、エリスがアビドスに居るってなったら、そうなるかな。

しかし、こんな所で何をやってるのやら…

のこ数年で一気に砂漠化が進んだせいで、アビドスは廃れてると言っても良いし、エリスがそんな所にいる理由が思い付かない。何か強制されているにしても、彼女には脅迫されるような弱みも無いし。

…そう言えば、雷帝派閥の大半はエリスの支持を表明してたっけ。

…雷帝派閥とエリスが繋がってるとしたらどうなる？

雷帝派閥がアビドスにエリスを送ったとしたら？そうなったら、彼女達の目的は…？

そう考えている間に、社長は大声を上げていた。

「────ななな、何ですってーー！？」

誰視点か書くの忘れてました…視点はカヨコです。

時系列的には6,7話相当の場面が終わった事になりますが、この後の8〜9話はアビドスと便利屋の話なので飛ばして10話「手掛かりを探して」まで行きます。

(64以下でノノミから電話が来てブラックマーケット関連でアビドスと同行します)

dice1d100=5 (5)

>>148

5はもうクリってるってw

これはもう銀行強盗も一緒に参加しそうだなw

不良からしたら裁きの焔＝死刑宣告に近いよなぁ
やっぱりヒナがランダムポップするのはダメだって…ｗ

ここに来てメインストーリーに関わるのか…
ブラマにいるヒフミ、他学区に踏み入って政治に巻き込む風紀、善人の店を爆破する便利屋という、裏で動くなら問題ないと思ってた印象ガタ落ちしそうなイベントが目白押しなんだが

>>151

便利屋は一応不良よりの認識だから気に入ってた店を爆破する美食研のごときムーヴに対してキレはするけど特にまともだと思っていた風紀委員会に対してはヒナを除く面々に結構辛辣な感じになりそうな気はする…

ヒフミはまぁ色々複雑に感じるけど強盗に巻き込まれた事には流石に同情しそう

メインストーリーにヒナがついてきたらどうなるのっという例
がんばれ地下ちゃん

>>151

ヒナの到着が遅れるとイオリたちのヘイローが危険かも知れない

他所の自治区だから多少は気を使ってくれたらいいなぁ…

銀行強盗という不良でもやらない行動をするだろうか

>>153

このスレ世界の地下マンチは最終局面でチート発言とかの文句が出る前にキーボードクラッシャーと化すだろうな

『…短期間に何度も電話して申し訳ないです、エリスさん。
今回はお願いしたい事がありまして…』
「…まぁ、良いでしょう。何ですか？」

敵の物資集積所に襲撃を掛けてから数日後。
ノノミさんから再び電話が掛かってきました。
また何やら依頼があるようで、アビドスは人数も少ないのに問題が山積み過ぎて少し可哀想になってきます。

『───実は、カタカタヘルメット団の使用している武器…その中でも車両に関連する部品を調べた所、製品番号だったりが消されていたんです。
そういった訳アリな物を取り扱っているのはブラックマーケットだけですから、明日実際に訪れて調査しに行こうと思ってるんですけど…
私達はブラックマーケットについて情報以上の事は分かりません。
ですからその時に、ブラックマーケットに詳しいエリスさんに手伝ってもらえないかと思いまして…』
「…成程。
確かに明日は特にバイトの予定もありませんから、別に案内をするくらいなら問題はありませんが…私を頼っても大丈夫なのですか？
小鳥遊ホシノに私は警戒されていると思うのですが…」
『ふふ、その辺りは私が何とか説得するので、気にしないでください☆』

ノノミさんはそう言って笑います。
本当に大丈夫なんですかね…？
もしかしたら小鳥遊ホシノにアポ無しでやっていてもおかしくないのでは…？
そう思いましたが、取り敢えず話を続けます。

>>159 続き

「…そうですか。

では、集合時間についてですが、そちらに合わせようと思います」

『…引き受けてくれてありがとうございます。

午前中は別の予定があるので、午後からでも良いですか？』

「分かりました。

集合場所については、数ヶ月ほど前に貴方と別れた場所の付近で待っていますので、着いたら連絡をお願いします」

そうして、互いに礼を言った後に電話を切ります。

しかし、ブラックマーケットに行っても何かしらの偶然がなければ相手のパトロンの正体を暴く事は不可能でしょう。

それに仮に暴いたとしても、相手が大き過ぎますし、蜥蜴の尻尾切りをされるだけで相手の本体を潰すのは難しいでしょうし。

もし相手が何をしても問題の無い一介の会社程度なら襲撃して潰せば良いのですが、面倒な事にカイザーは無駄に大きくキヴォトスに影響力を持っています。

恐らく潰すだけなら私やヒナさんクラスの人間が3〜4人程度いれば簡単ですが、潰した影響を補填する手段を構築しなければ必然的に問題が発生します。

…ブラックマーケットでその辺りを埋められる人材を集められないでしょうか？

そんな事を考えながら、すべき事をリストアップしている内に夜は更けていきます。

次回から先生が本格的に登場するので先生に関するダイスを振ります。

ただ、『ゲーム開発部だいぼうけん！』の先生でやると絵面がギャグになってしまうので申し訳ありませんがそこは除外させていただきます。

先生の見た目はdice1d5=4 (4)

1.男先生

2.女先生

3.本編のように性別を含めて具体的な事には触れない

4.便利屋68業務日誌先生

5.アニメ先生

勉強はできないけど地頭自体は悪くないのがちょくちょく垣間見える
カイザーを嫌ってる感じするけどさすがに銀行強盗まではしそうにないな

あちゃー、ゲ開先生は流石にダメだったか…
そして便利屋先生か、イケメンですな。しかしゲヘナ関係だからかエリスの友人に便利屋の三人がいるからかダイス神の巡り合わせにしてはベストマッチなものが選ばれましたな

期待の保守

なんか似合いそうな雰囲気だね

>>165

実際二人が並んだらエリスが背高いけどシャーレ当番で一緒に仕事してる際はめちゃくちゃ絵になりそうだからなぁ…ホント

そして翌日。
集合場所から程近いビルの屋上から、アビドスの皆さんが集合場所付近まで来るのを見つけます。ノノミさんが携帯電話を取り出して電話を掛けたのを見届け、屋上から屋根へと飛び移り、最短距離で向かいます。

『…あ、通じました！こっちは集合場所の近くまで着きましたよ〜☆
そちらは今何処に…』
「此方から皆さんの姿が見えたので、今その方へ向かっています。
3人は兎も角、他の人とは初対面ですからね。此方が一方的に顔を知っているのですから、私の方が迎えに行くのが道理でしょう」

ものの数分で全員の前へと辿り着き、柔らかく降り立ちます。
この場にいるのは私以外に5人…1人は校舎に残っているようです。
セリカさん、ノノミさん、シロコさん、小鳥遊ホシノに…噂の『先生』。
少しくたびれた様な見た目に少しぼさっとした黒髪と眼鏡。
衣服は連邦生徒会の制服を元にしたであろう白を基調としたコートを着ています。
何とも、激務で忙しそうですね。兎も角、彼相手に慇懃に礼をします。

「アビドス高等学校の皆さん、そしてシャーレの『先生』、こんにちは。
私の事はどうかエリとお呼び下さい。
今回、ノノミさんの依頼でブラックマーケットの案内を引き受けました」

今日はいつもアビドスに向かっているとは異なり、スーツとコートではなく、書生服を着用しています。
ただ、服が違ってもセリカさんはすぐに私の事に気付いたようです。

>>167 続き

「…えっ！？ウチの常連さんじゃないですか！？」

「はい、常連さんですよ。

一応ノノミさんより年上ではあるのですが、エリと気軽に呼んでくださって構いません。

それでは、ブラックマーケットに入る前に幾つか注意点を説明します。

1つ目、学籍を証明する物…例えば生徒証等はしまっておいて下さい。場合によっては此処に屯する不良達が捕まえて身代金を要求する等といった事態になったりする事があります。

2つ目、お金は必ず幾らか現金で持っておく事。

学籍がある人が来ないなんて事はありませんが、基本的には中退だったり退学だったりで口座が凍結された人が多いので、カードで決済できない店も多いです。

そして3つ目。銃はすぐに撃てるようにしておく事。

ブラックマーケットには地域毎に独特のルールがある為、外からの評判程治安が悪い訳ではありませんが、稀に無法地帯だからと勘違いしたおバカが機嫌を損ねて銃を乱射したりする事があります。

何時でも撃てるよう心構えをしておいて下さい。

4つ目、お金持ちっぽい事はしないで下さい。狙われます、普通に」

指を1本ずつ立てて注意点を説明すると、その後に小鳥遊ホシノから質問を受けます。

「ふ～ん…

ところでさ、特に何も考えずに着の身着のまま着ちゃったけどさ、制服はこのままで良いのかな〜？」

「制服に関しては…

まぁ、こう言うと言い方は悪いですが、アビドスの制服は比較的ありきたりなデザインなので、ブラックマーケットでも余り目立ちません。

そもそも、ブラックマーケットに住む退学やら停学した子達も所属元の制服を着てる事の方が多いですから、制服から着替えるパターンの方が稀ですね」

まぁ、制服に関しては多少の例外もありますが、それに引っかからない皆さんにそれを説明する必要はありません。

そして自己紹介を挟んで、皆さんをブラックマーケットへと連れていきました。

目の前にザ・ゲヘナな身体的特徴を持っていて元ゲヘナ生だと丸わかりだけど着替えてる稀なパターンの人がいるな
エリさんは親切で優しいしきっと美意識高いオシャレなんだ

(視点変更:エリス→先生)
「…此処が、ブラックマーケット…」
「もっと小さな市場みたいなのを想像してた」
「わぁ☆前に見た時よりかなり賑わってますね？」
「内輪で言えば元からそこそこ賑やかでしたが、ここ最近は不良もとい地に伏せていた元学生達が一気に活性化しましたからね。当然と言えば当然です」

セリカが感嘆の声を上げる間、ノノミと先程エリと名乗った生徒は平然と会話を続けていた。

“…2人は知り合いなの？”
「そろそろ半年ほどの付き合いです。
常に連絡するというわけではありませんけどね。私もブラックマーケットに住んでますし、他の人の例に漏れず所属校を退学してますので。
そんな人とあんまり関わり過ぎるのも風聞が良くないでしょう？」
「そんなに気にしなくても良いんですけど…」

エリは事前に聞いていたブラックマーケットの風聞に似合わず穏やかで優しそうに見え、ノノミもそんな彼女をそれなりに信用しているように見えた。

>>172 続き

「でも、セリカちゃん達の意見も分かるよ〜。普段私達はアビドスにばっかりいるからねぇ。学区外には変な物が多いって聞くし」

「…ホシノ先輩はブラックマーケットに行った事あるの？」

「いんや、無いよ〜。

でも、他の学区にはでっかい水族館があったりするらしいよ？アクアリウムって言うんだってさ〜。

今度行ってみたいな〜。うへ…魚…お刺身…♪」

「良くわかんないけど、アクアリウムってそういうのじゃないような…」

「魚を食べたいなら水族館じゃなくて鮮魚市場に行って下さいね？

展示した魚を見た後にどういう感情で魚を食べに行くんですか…」

エリがホシノの言葉に少しげんなりとしたような表情をする。

…まぁ、それは確かに。

『皆さん、油断しないで下さい。そこは違法な武器や兵器が取引される事もある場所です。

何が起こるかわからないんですよ。何かあったら私が……きゃあっ！？』

そんな話をしているとアヤネから注意が入って、その瞬間に何処かからけたたましい音が鳴り響いた。

「………銃声だ」

「…あちらの方ですね。対応しますので、待っていてください」

“待って！…行っちゃった”

そう言ってエリは一人で走り出した。

私も制止の声を上げたけど、それよりも速く動いたせいで間に合わなかった。

「う～ん…正直彼女一人でも大丈夫だとおじさんは思うけど…先生はそうじゃないよね」

“…ごめん。だけど、追っても良いかい？”

「…まぁね〜。じゃ、みんな行こうか」

ホシノの言葉に全員が頷いて、先行したエリの後ろをついて行く。

本編に混ぜ込んで再構成するの思ったより難しいですね…
慣れるまで更新頻度がかなり下がると思いますが、よろしくお願いします。

まぁこの先はアレがあるから尚更難しいよな…
そしてそろそろ彼女に会う感じか…

エリさんヒフミと出会うと（何故トリニティ生がここに…！？）ってなりそう

そういえば基本的に初登場前に初期好感度ダイスを振っていた事を忘れていましたので、今から振ります。

先生にとっては退学していたとしても生徒なので、先生→エリスにマイナス無効かつ最低保証50の補正を追加します。

それ以外は通常通りにします。

好感度(高ければ高い程仲が良い、または評価されている):

(思考傾向、明るさの影響で右の出目は-15)

左:エリス→相手、右:相手→エリス

『先生』dice2d100=71 87 (158)

ヒフミ dice2d100=2 79 (81)

これはひどい

ファウスト…それは宿命のライバル…

シロコの好感度も低かったしエリスのアウトローセンサー？が反応したんだろうな…

先生とエリスの距離感が互いに同じ位なのは流石としか言えねぇレベルだな…

「待て！」
「うわああ！まずっ、まずいですー！つ、ついて来ないでくださいーーっ！！」

銃声の方へと急いで駆け付ければ、一人の生徒が不良に追いかけられていました。
その場所に辿り着くまでにそれなりに速度を出していた為に、壁を蹴って三角飛びで不良と彼女の間に飛び込み、両方が突然の乱入者に静止しているその間に彼女を抱え上げます。
ほぼ同時に立ち直った不良から銃を向けられますが、それらは翼を広げ盾のようにして銃弾を防御します。

「へっ…へぇっ！？」
「…怪我はありませんか？
できればすぐに安全な場所に案内したいのですが…少々邪魔が鬱陶しいですね…」

銃弾の中、愛銃を取り出し数発放ち1人を吹き飛ばしつつ、此処を切り抜ける手段を模索します。
正直に言って、此処を脱出するだけなら簡単です。彼女達を撒くだけですから。
しかしそうした場合、後で彼女達が腹いせとして別の人に迷惑を掛ける可能性もあります。
そうなるのはあまり望ましくありません。

(…しかし、それよりも気になるのは…彼女の制服がトリニティのそれである事です。
普通でしたらこんな所に来るような学校ではありませんし…何の目的が…？)

そう考えながら後退していると、後ろから足音と共に銃声が響き、不良の何人かに命中し大きく後ろへと下げます。

「…エリさん、大丈夫ですか？」
「ええ。見ての通り無傷です」

抱えあげていた彼女を降ろし、軽く翼を振るいます。
その私達に、不良達の中の一人が声を上げます。

>>185 続き

「なんだお前らは…いきなり撃ってきやがって…どけ！アタシ達はそこのトリニティの生徒に用がある」

「あ、あうう…私の方は特に用はないのですけど…」

『…思い出しました、その制服……キヴォトスいちのマンモス校の1つ、トリニティ総合学園の物です！』

アヤネさんがヒフミさんの制服で所属に気づき、アビドスの全員に伝達します。

まぁ、スピーカー状態なのでこの場にいる全員に聞こえるわけで、不良達にもその言葉は聞こえていました。

「そう、そしてキヴォトスで一番金を持っている学校でもある！

だから拉致って身代金を頂こうってわけさ！」

「拉致って交渉！なかなかの財テクだろう？くくくくっ。

どうだ？お前らも興味があるなら計画に乗るか？身代金の分け前は……ぶぎゃぁっ！！」

…くだらない事を囀っていたので、つい片方の頭を思いっ切りフルスイングで掴んで地面へと軽くクレーターができるほどの強さで叩き付けてしまいました。

もう片方はノノミさんとシロコさんがアサルトライフルのストック部分とガトリングのグリップ下部を叩き付けて昏倒させていて、結果的に一瞬で制圧が完了しました。

「悪人は懲らしめないとです☆」

「ん、悪人はお仕置き」

「あっ…えっ？えっ？」

「…お手数をおかけして申し訳ありません、皆さん。

さて、彼等は放置して戻りましょうか。数分もすれば目覚めるでしょうし。

トリニティの貴方もついて来てください。

それとこれ。しばらく着ていてください。そのままより多少はマシです」

追われていた彼女に自身の羽織っていたコートを渡しつつ、アビドスの全員に一礼をし案内を再開します。

ついでに同行人としてトリニティの生徒も一人増やして。

ヒフミも合流したからある意味全員揃ったな…

「あ、ありがとうございました。
皆さんがいなかったら、学園に迷惑をかけちゃうところでした…
それに、こっそり抜け出してきたので、何か問題を起こしたら…あうう…想像しただけでも…」
「…少なくとも、制服を着てくるのだけはやめるべきでしたね」
「あうう…コートも貸してもらって、申し訳ないです…」

不良達を撃退して、コートを羽織ったヒフミさんと先の路地から少し離れた場所で一息をつきます。
一旦腰を落ち着けた所で、ホシノさんがヒフミさんに質問します。

「えっとー…ヒフミちゃんだっけ？それにしても、トリニティのお嬢様が何でこんな危ない場所に来たの？」
「あ、あはは…それはですね…実は、探し物がありまして…
もう販売されていないので買う事もできない物なのですが、ブラックマーケットでは密かに取引されているらしくて…」
「もしかして、戦車？」
「もしくは違法な火器？」
「化学武器とかですか？」
「悪趣味なスナッフフィルムとかの可能性もありますよ？」
『揃いも揃って物騒な事しか言わないで下さい！？』
“最後は大分毛色が違うというか、あったら駄目な物だけどね？”

ヒフミさんの答えにセリカさん以外の全員で物騒な物を上げていきます。
私は彼女達が気にしていた武器から外れていますが、あったらマズイ物を挙げています。

>>190 続き

「えっ！？い、いいえ…えっとですね、ペロロ様の限定グッズなんです」

「ペロロ？」

「限定グッズ？」

「はい！これです。ペロロ様とアイス屋さんがコラボした、限定のぬいぐるみ！

限定生産で100体しか作られていないグッズなんですよ。

ね、可愛いでしょう？」

そう言ってヒフミさんから差し出されたのは、チョコミント味らしく見えるアイスを口に突っ込まれたデフォルメされた…鶏？アヒル？のような鳥のぬいぐるみでした。

気の所為でしょうか、コラボグッズだと言うのにこのキャラクターに対して一種の殺意のような物を感じてしまいます。

「わあ☆モモフレンズですね！私も大好きです！ペロロちゃん可愛いですよねえ！

私はミスター・ニコライが好きなんです」

「わかります！ニコライさんも哲学的なところがカッコ良くて。

最近出たニコライさんの本『善悪の彼方』も買いましたよ！それも初版で！」

…ノノミさんはヒフミさんの話を理解しているようですが、私達は話についていけません。

ホシノさんと視線を交わします。30cm程身長に差があるせいで合わせ方がアレですが。

「…いやぁー、何の話だかおじさんにはさっぱりだなー」

「ホシノ先輩はこういうファンシー系にはまったく興味無いでしょ」

「ふむ、最近の若いやつにはついていけん」

「若いって良いですねぇ…」

「二人共、私達と歳の差ほぼ無いじゃん…」

「まぁ、あれらに関してはどっちかって言うとカートゥーン的な空気を感じなくも無いですけどね。

それよりも、なんかペロロ様に対して殺意がありませんかねコラボ先のアイス屋…？」

普通に手にアイスを持たせるのじゃ駄目だったんですかね…？それかもう少し食べさせ方をマシにするとか…

ホシノさんと何となく気を通じ合わせながら話の続きを聞きます。

>>191 続き

「というわけで、グッズを買いに来たのですが、先程の人達に絡まれて…

皆さんがいなかったら今頃どうなっていたことやら…」

「はぁ…これに懲りたら、ブラックマーケットにはちゃんと制服以外を着て来るようにしてくださいね？」

「あはは…はい、気をつけます。

…ところで、アビドスの皆さんは何故こちらへ？」

「私たちも似たようなもんだよ。探し物があるんだー」

「そう。今は生産されていなくて手に入れにくい物なんだけど、ここにあるって話を聞いて」

「そうなんですか…似たような感じなんですね…」

ヒフミさんに具体的な物は伝えずに探し物について話していると、アヤネさんから慌てた声で緊急連絡が来ました。

『…皆さん、大変です！四方から武装した人たちが向かってきています！』

「何でっ！？」

『先程撃退したチンピラの仲間のようです！完全に敵対モードです！』

「ん、望むところ」

「まったく、なんでこんなのばっかり絡んでくるんだろうね？

私たち、何か悪いことした？」

『愚痴は後にして…応戦しましょう、皆さん！』

セリカさんのご尤もな愚痴を聞きながらヒフミさんとアビドスの皆さん、そして私が銃を構え、応戦態勢を整えます。

>>192 続き

『敵、後退しています……！だけど、このままでは…』

「仲間を呼ぶつもり？いくらでも相手してあげる」

「ま、待ってください！それ以上戦っちゃダメです！」

好戦的な台詞を吐いたシロコさんを、ヒフミさんが制止しました。実際、これ以上の戦闘は余り推奨できません。

引き際の見極めができる辺り、彼女は相当ブラックマーケットに通っているようです。

「ん？どうして？」

「だ、だって…ブラックマーケットで騒ぎを起こしたら、ここを管理している治安機関に見つかってしまうかもしれません！

あうう…そうなったら本当に大事です…まずはこの場から離れて…」

ヒフミさんの言葉に少し考えた後、ホシノさんは1つ頷きます。

「ふむ…わかった。ここの事はヒフミちゃんの方が詳しいだろうから、従おう。

…でもさ、エリは何でそういう事は言わなかったのさ？」

「正直に言いますと、私自身はブラックマーケットで治安機関にが出張るほど長時間の戦闘をした事がありませんし、そもそも波風立てずに行動すれば、治安機関など気にする必要もない事です。

そもそも、治安機関といえど所詮は不良に毛が生えた程度の強さです。私や貴方程度であれば束になろうと軽くあしらえる程度でしかありません。

…とはいえ、確かに事前に伝えるべきではありましたね。申し訳ありません」

「う～ん…それもそっか。

確かに今回はおじさん達が首を突っ込んだ形だからね。ちょっと意地悪い事言ってゴメンね」

素直に謝罪すると、ホシノさんは納得したのか互いに謝る形でこの話は終わりました。

「ちぇっ！運の良い奴らめ！」

「皆さん、こっちです！」

セリカさんは悔しそうに口を尖らせた後、ヒフミさんの先導で路地を入ってマーケットガードと不良達の目を避けて逃げ出します。

…待って下さい、危うく普通に流しかけましたが、この人は何で見つからない安全なルートを正確に見抜いてるんですかね？

不良達との戦闘は可哀想ですが省略します。
あんまり本筋に関わらない上にただの蹂躙なので…

これ以降は次スレにてやります。
次スレは今夜までに立てますので、しばらくお待ち下さい。

気付いてしまったか、ヒフミの恐ろしい矛盾点に…

次スレです

【🎲・⚓️、オリキャラ注意】ただの退学した元一般生徒ですが part.6｜あにまん掲示板タイトル通り、ダイス又は安価を元に生み出されたオリジナルの生徒を、入学した時からキヴォトスに放り込みます。果たしてこのキヴォトスは始発点に辿り着き、乗り越えその先へ進めるのか。トップ画像は有志の方が作…bbs.animanch.com