【10月11日 AFP】米ホワイトハウスは10日、ドナルド・トランプ大統領が公共サービスをまひさせている政府機関閉鎖を終わらせるよう野党民主党に圧力をかけるため、連邦職員の大量解雇を開始したと発表した。

危機が3週目に突入しようとしており、打開の兆しも見えない中、行政管理予算局(OMB)のラッセル・ボート局長はSNSで、強制休暇となっている連邦職員75万人の一部を解雇するという政権の警告を実行に移すと発表した。

10日に裁判所へ提出された書類によると、政府はすでに4000人以上の連邦職員を解雇しており、財務省と保健福祉省ではそれぞれ1000人以上が対象となっている。

財務省の報道担当はAFPに対し、解雇通知の送付を開始したと明かし、保健福祉省も、「民主党主導の政府閉鎖の直接的な結果として」非重要職員の解雇を始めたと述べている。

書類によれば、教育省、住宅都市開発省、商務省、国土安全保障省(DHS)、エネルギー省などが解雇を実施している。

職を維持している連邦職員も、危機が解決しない限り給与が支払われない苦境に直面している。(c)AFP