トランプ派の意に沿わぬ人間は「アンティファ」扱い、殺害予告受けた大学教授が米国脱出
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【10月11日 AFP】極左運動「アンティファ(反ファシスト)」の専門家で大学教授のマーク・ブレイ氏(43)は、ドナルド・トランプ米大統領が反対派の弾圧を進める中、殺害予告を受けたため米国を脱出したと語った。
ブレイ氏は、トランプ政権がテロ組織に指定したアンティファに関する著書を複数執筆している。
ニュージャージー州ラトガース大学に勤めるブレイ氏はAFPのインタビューに対し、「すべてが非常にストレスフルで、小さな子どもがいるためさらにストレスが増し、私の人生は完全にひっくり返された」と語った。
ブレイ氏と家族は身の危険を感じ、9日夜に祖国を逃れスペインに向かった。
ブレイ氏はトランプ氏とその支持者について、「『アンティファ』という言葉を拡大解釈しようとしている。基本的に気に入らない人間は誰であろうとアンティファ扱いしようとしている」と指摘。アンティファに関する著書を執筆している自身のような人間にアンティファというレッテルを貼るのは「特に簡単」だとの認識を示した。