2025年1月16日に鎌倉市由比ガ浜で発見された行旅死亡人
2025年1月16日、鎌倉市由比ガ浜海岸の砂浜上で15~30歳位の男性の身元不明の溺死した遺体が発見された。
この記事では公開された資料を基に、この遺体に関する情報をまとめた。
時系列
2025/1/15 午後頃 推定死亡日
2025/1/16 06:29頃 鎌倉市由比ガ浜海岸にて遺体発見
2025/1/20 死体検案実施日
2025/3/25 神奈川県警察 身元不明遺体情報 への掲載を確認
2025/5/16 警察から鎌倉市へ死亡報告
2025/5/22 死体検案書 発行日
2025/5/27 警察から鎌倉市へ遺体引き渡し
2025/6/12 死体火葬許可書 発行日
2025/7/1 行旅死亡人の移送及び火葬等の業務委託契約締結
2025/7/4 火葬
2025/8/1 鎌倉市告示 (市役所掲示板)
2025/8/26 官報 掲載
資料
神奈川県警 身元不明遺体情報
https://www.police.pref.kanagawa.jp/assets/entry/kamakurar07-1.pdf
告示
鎌倉市告示第5587号として令和7年8月1日に市役所前の掲示場に掲示された。
この告示はWeb上には掲示していない。掲示場にのみ掲示された。
官報
令和7年8月26日(号外 第192号)
本籍・住所・氏名職業不詳、推定20歳代前後の男性、身長158cmの身元不明者
上記の者は、令和7年1月16日に神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目由比ガ浜海岸砂浜上で発見されたもので、遺体は火葬に付し、遺骨は保管してあります。心当たりのある方は、鎌倉市健康福祉部生活福祉課までお申し出ください。
令和7年8月26日
神奈川県 鎌倉市長 松尾 崇
当初、官報掲載は8月4日予定だったが、文言に修正が入った為26日となった模様。
鎌倉市 資料
救急業務報告書
死亡報告書
本籍等不明死体調査書
死体及び所持品引取書
死体検案書
行旅死亡人の移送及び火葬等に係る業務委託契約書
官報告示等掲載申込書
告示第5587号
警察資料
鎌倉警察署 令和7年1号
身元不明死体票
乙号報告書
死体検視・調査結果報告書
死亡報告書
本籍等不明死体調査書
死体及び所持品引取書
公文書開示によって入手した鎌倉市と警察の資料は記事末尾に添付した。
発見場所
警察資料や官報では鎌倉市由比ガ浜4丁目 由比ガ浜海岸砂浜上となっている。
救急隊の報告では鎌倉市長谷2丁目7-20 由比ヶ浜海岸となっており、稲瀬川の石碑付近となる。
由比ヶ浜4丁目と長谷2丁目は隣接しており、由比ヶ浜海岸の東側と西側になる。現場はちょうど境界付近だったことがわかる。
発見の状況
1月16日午前6時29分頃、海岸を散歩していた通行人が発見し、午前6時35分に通報したもの。
死体検案書には「海岸に打ち上げられているところを発見されたもの」とある。
救急業務報告書には「波打ち際に人が倒れている」との通報があったと記載されている。
不搬送とし警察へ引継ぎしているのは、その場で明らかな死亡状態が確認されたことによる。
死因等
死因は溺死。死亡日時は1月15日の午後(推定)、死亡場所は海上となっている。解剖の結果、肺から海水が検出されるなどしたものと推定できる。
洋上でクルーザーやヨット等から転落し、溺死して海岸に流れ着いたものと思われる。後述する着衣や所持品がないことから、船上で身ぐるみ剥がされた状態で海に投棄された可能性がある。
死亡者について
本籍等不明死体調査書では「推定年齢15歳以上、身長約158センチメートルの男性」となっている。
資料 鎌倉警察署令和7年1号 では「男性 15~30歳位」「身長158㎝位 体格中肉 口ひげ」となっている。
着衣・所持品
スニーカーソックス、スニーカー(白色 24.0㎝)が記載されている。その他は下着等も含め一切身につけていなかった。
所持品の記載はない。財布や腕時計含め、所持品は無かった。
写真から判別するにスニーカーはナイキエアフォース1と思われる。
靴ひもは全体的にほつれがみられる。左足(写真奥)は片結びになっているように見受けられる。
尚、2024年11月1日に相模原市の底沢橋で発見された身元不明遺体も色違いのナイキエアフォース1を着用していた。
靴下の特徴に対して墨消しがはいっている。墨消しの理由は「特定の個人が識別されるか、捜査に支障が及ぶおそれがある」となるが詳細は不明。ネーム入りだった可能性がある。
火葬
5月27日に警察から遺体を引き渡され、6月12日に火葬許可書が発行された。
6月13日に移送及び火葬の見積もりがとられ、7月1日に業務委託契約が結ばれている。
火葬されたのは7月4日となる。
気象情報
2025年1月の気象情報
https://tenki.jp/past/2025/01/weather/3/17/47670/
疑問点
死体検案書の発行日
死体検案が1月20日に実施され、検案書の発行が5月22日となっている。
警察から鎌倉市への死亡報告書が5月16日であり、日付が前後している。死亡報告書より後の日付になることは通常は考えられない。
理由としては
・1月22日の誤記
・検案書が修正のうえで再発行され、再発行の日付が記載されている
・死体検案後書類作成に4カ月かかった
等の可能性がある。
相模原市の行旅死亡人の遺体引き渡しでは、警察から相模原市へ死亡報告の翌日に引き渡しがされている。
しかし、当件では5月16日に警察から死亡報告を受け、5月27日の引き渡しまで11日を要している。なにか不備や手違いがあって引き渡しが遅れた可能性がある。
警察から市への遺体引き渡し
底沢橋や宮ヶ瀬湖の身元不明遺体の例では一ヶ月~一ヶ月半程度で市に引き渡されている。しかし、当件では引き渡しまでに4ヶ月を要している。
一般的な引き渡しまでの期間がどの程度なのかは、確認できる事例が少なく不明。
資料
以下の資料は公文書公開により入手したものとなる。
鎌倉市資料
官報 令和7年8月26日(号外 第192号)の行旅死亡人にかかる書類
神奈川県警察資料
身元不明遺体情報資料 鎌倉警察署令和7年1号 の遺体にかかる書類
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