Blue Archive ─To raven.Welcome to the kivotos.─ 作:タロ芋
ココ最近急に冷えましたね。寒すぎてサム・ドルマヤンになりそうだわ。
そういえばストーリーの更新が来ましたねー。私はちょっとココ最近忙しいのでまだ見れてませんがXで流れてくる画像でだいぶ魅力的な子達が増えて私はとても嬉しいですね。
そんなこんなで更新です
───素敵だご友人♡素敵だご友人♡素敵だご友人♡
薄暗い室内に連続して響く無駄にいい声。
その音に反応を示すのは中央に敷かれた布団の中に潜り込んだ存在だった。
「ン、ンンンムゥ…………」
モゾモゾと布団が蠢き、その中から腕が1本生えてくると緩慢な動きで何かを探すように床を這い、程なくして指先が何かに触れた。
──素敵だご友人♡素敵だご友人♡素敵だごゆry
メシャア!!
宙へ上がった手が握り拳を作れば勢いよく振り下ろされ、その落下地点にあった目覚ましがペシャンコに潰される。
フレームが歪み、内部パーツが飛び出てスピーカーからは間延びした音からノイズへ変わると完全に停止してしまった。
「スゥ……」
眠りを妨げる痴れ者を黙らせ、布団の中の存在は再び眠りという深海に沈もうとすると。
「おっはよう! 朝だよ〜!」
そんな元気な声と共に扉が開かれ、ブルーグリーンの髪色が特徴の柔らかな雰囲気の少女ことユメが入ってきた。
そのユメはズンズンと部屋を進むと閉ざされていたカーテンを開き、そして布団を引っぺがそうとして端を掴む。
「お寝坊さんも目を覚ます時間だよ〜」
「ヤァァァァアッ……」
「あ、すっごい力!! ホシノちゃん並かな!? ほーらー起きて! ご飯できてるから!!」
「ノォォオオッ……」
ユメが言うが、布団の中の存在は頑なに離そうとしなった。
数分ほど格闘したが、ユメは自分には無理だと諦め別の人物に頼ることにする。
「ホシノちゃーんヘールップ!」
「なんですかユメ先輩って……あぁ、なるほど」
「というわけで宜しくね!」
高らかに名を叫ぶと、呼ばれたホシノが怪訝な顔をしながら部屋の外から現れる。
そして部屋を覗くとユメが自分を呼んだ理由を理解し、その隣でユメが手刀を切った。
ため息をつき、ホシノは布団に近寄り端を掴んで引っ張り始める。
「はぁ、何してるんですか貴方は? さっさと起きてください……って、ほんとに力強いですね!?
このぁ……フンッ!!」
力を込めて一気に布団を引っ張れば今度こそひっぺがされ、布団に隠れていた存在が顕となった。
「んぃぃ……」
サイズのあってないパジャマを纏ったレイヴンが敷布団で体勢を丸め、窓から差し込む陽の光が丁度顔面に降り注いでおり眩しそうに顔を顰める姿が2人の目に映るのだった。
「ねむいぃ……」
しょぼしょぼとした顔でレイヴンは目元を擦りリビングの中心にあるダイニングテーブルに座っていた。
『レイヴンは相変わらず朝が弱いですね』
「んぃ……」
エアの言う通り、レイヴンは朝が致命的に苦手だ。
傭兵として仕事を行ってる時はきちんと起きられるのだが、それ以外のフリーな時は基本的に昼近くまで寝ているのが殆どになっている。
目覚ましを使っても先程のようにレイヴンが自分で壊すので基本的にレイヴンが目を覚ますまで待つしかない。
待つしかないのだが。
「はい、ご飯だよ〜」
「冷めないうちに食べてくださいね」
「あぃ……」
何故か、今はユメとホシノの世話になっていた。
経緯としては数日ほど前、レイヴンがアビドスの生徒会室に忍び込み漁ってた時に遡る。
そこで
最低でもひと月近く滞在する旨を言えば、その間の寝泊まりをする所の話になりレイヴンは野宿の予定と伝えるとユメが。
『折角だから私の家においでよ!!』
と、言ってきた。
当然隣にいたホシノは反対したが、ユメがまぁまぁと押し切ってあれよあれよと気がつけばレイヴンはユメの家に居候することになる。
何故かホシノも同じようにやってきたが、恐らくはユメの代わりに監視する目的なのだろう。
「はい、あーん」
「うー……」
ユメがちぎったパンをレイヴンの口元に運ぶと、運ばれたパンをレイヴンが咥えもそもそと食べる。
『申し訳ありません2人とも。可能ならば私がお世話をしたいのですが……』
「いーよいーよエアちゃんは
それに私としては妹が出来たみたいで嬉しいんだよ〜」
「妹と言うより要介護者と介護師の間違いじゃないですか?せめて自分で着替えくらいして欲しいんですが」
テーブルの上に置かれた端末からエアの申し訳なさそうな声が流れ、それに対して気にした様子のないユメと胡乱げに突っ込むホシノ。
話の中心たるレイヴンは半分寝ながらユメにご飯を食べさせてもらうという無駄に器用なことをしていた。
「zzZ」
「あー、ほら起きて!」
「……ねてない……ねてry……スゥ」
「……ほんとにこんなので調査が出来るんですか?」
『この人はきちんと締める時は締めれる人なんですよ』
「ほんとですかねぇ……?」
「
「……ん、今日はこの辺りのポイント」
朝食を食べ終え、ある程度は意識がはっきりしてきた頃にユメが声をかけてきた。
ワタリ、というのはレイヴンが彼女たちに名乗った偽名だ。
レイヴンはぬぼーっとした目でテーブルに広げられたアビドスの広大な自治区を写した赤のインクで幾つも書き込まれた地図の一部を指して答える。
「そこの部分?」
『ハイ。ユメに提供してもらった資料ではここのポイントにアビドスの本校舎がある可能性が高いと判断したのです』
「なるほどねぇ……あー、うん。だけどそこかぁ……」
レイヴンの示した地点を見て、ユメは眉根を寄せて難色を示す。
その反応にレイヴンは気になり、聞いてみた。
「ん、歯切れ悪いね」
『どうしたのですか?』
「んー、まぁ、ね。実はそこら辺って砂嵐がいつも起きてて危険だからまともに近づいたことないんだよねぇ。
「……変な目撃情報?」
ユメの発言にレイヴンは気になる部分があった。
「そう。なんか砂嵐の中ですごくおっきな影を見たって話し。
嘘くさいよね〜」
『……ですね』
「……ん、そうだね」
『レイヴン』
『ん、ビンゴだねエア』
時間はかかるとは思ったが、こんなにも早く手がかりを得ることができるとは予想外の僥倖というやつだ。
レイヴンとエアは交信でいぇーいとサムズアップ。善は急げとばかりにレイヴンは広げた地図を仕舞うと近くに置いていたリュックを持ち上げ肩にかける。
「ありゃ、もう行くの?」
「ん。今の所大気は安定してるから崩れないうちに調査に行きたい」
「わかったよ。けど、無理は禁物ね? 危なさそうならすぐに帰ってくること、いい?」
「……善処はする」
レイヴンは少しだけ間を置いて答えるが、望んだものでは無かったのかユメは困ったように微笑む。
「…………危ないと思ったらすぐに戻る」
何度か逡巡するとポツリとレイヴンは言い残し、そそくさとリビングから出ていった。
少しだけ惚けていたユメはレイヴンを見送る間もなく玄関の扉の開いた後に閉じる音が響き、静寂が訪れる。
「ユメ先輩、学校に……あれ、あの人は?」
そのすぐ後に廊下からホシノがリビングに入ってくるとレイヴンの所在をユメに尋ねた。
「あ、ホシノちゃん。ワタリちゃんはもう調査に出ちゃったよ!」
「そうですか…………って、どうしたんですかニコニコして? いい事でもありました?」
「んー、賑やかになったな〜って」
ユメとホシノの2人だけだったアビドスに期限付きとはいえ新しいメンバーが増えたことにユメは嬉しそうにはにかむ。
「ワタリちゃんがアビドスに来てくれたらもっと嬉しいんだけどね〜」
「あんな身元の判明しない人を歓迎するのは私は反対です」
「んもう、ホシノちゃんったら夢がなぁい! ……今のは私の名前とかけたヤツね!」
「……さっさと学校行きますよー」
「無視は酷くない?」
ぶーぶーとユメが唇を尖らせつつ、ユメは支度を済ませるのだった。
続きません。
はい、てなわけでユメパイセンとアビドスの切れたナイフ時代のホシノにお世話されてるレイヴンくんちゃんです。
格好はユメパイセンのブカブカのパジャマに羽がひっかかって背中丸出しのナイトキャップ装備した感じです。基本半目で眠たげです。
ホシノはパイセンとレイヴンくんちゃんのどこがとは言わないけどある部分を比べて牛乳をの量が増えたとか増えてないとか・・・
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