あれは四角い先生?   作:メタ(YT)

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死を超えた先に警鐘を鳴らせ!

<スティーブ>さーてと、どうしたものか、

 

 

またもや、高所から周りを見ている。

 

『あの…先生。一応聞きますけど、これからやることというのは‥‥‥?』

 

 

アロナが尋ねて来る。

 

 

<スティーブ>アロナ、マインクラフターにはこういう言葉があってな。『やられたらやり返す、倍返し!』ってね。

 

『は、はぁ‥‥‥。』

 

 

アロナは思う。

この先生は善人ではなく悪人なのでは?と。

 

 

<スティーブ>おっと、

 

 

スティーブが望遠鏡で見る方向にはヒナが戦っているところが見えてしまった。

 

 

<スティーブ>しゃーねぇ、助けてやるか。

 

 

丁度へロブラインから準備okのサインが出ていたので、行くことにした。

 

 

 


 

 

 

「はぁ‥‥‥はぁ…くっ‥‥‥」バタンッ!

 

「ゲヘナの風紀委員長、ようやく倒れた。」

 

「や、やっとですか‥‥‥痛かったですよねぇ、よくあの傷でここまで‥‥‥。」

 

「‥‥‥。」

 

「ゲヘナの要注意人物をこれで片付けるとするか。」

 

 

そうしてサオリはヒナに近づきとどめを刺そうとした。しかし、

 

 

ポッ*1

シュッ!*2

 

 

<スティーブ>hey、セナ、パス!

 

「はい!」

 

 

釣り竿を引っ張りそのままの勢いでたまたま来たセナの救急車にパスする。

 

 

「逃がすかっ!!」

 

<スティーブ>(させねーよ)

 

 

バババババババッ!

 

バン バン バン バン  バリッ!

 

 

銃弾を盾で防ぐスティーブ。

丁度このタイミングで盾が壊れた。

そして、ヒナはセナのビークルに乗った。

 

 

「まさか、自ら来るとはな、シャーレの先生。」

 

 

そうしてスティーブは目の前の4人と対峙する。

 

 

<スティーブ>ああ、君らが件のアリウススクワッドか。アズサがご丁寧に教えてくれたアリウスの最高戦力の。

 

「‥‥‥。」

 

<スティーブ>沈黙は肯定と受け取ろう。

 

「‥‥‥ああ、そうだ。私たちが『アリウススクワッド』。ようやく会えたな、スティーブ先生。アズサが世話になったと聞いた。あいつには今から会いに行く予定だ。」

 

 

どうやらあっちは自分たちが有利だと思ってるらしい。

今すぐに逆転できる切り札をスティーブが沢山持っている*3と知らずに。

せっかくなのであっちの話を聞いてみよう。良い感じに情報を吐いてくれそうだし。

 

 

「‥‥‥我々はトリニティに代わり、この『通功の古聖堂』で条約に調印した。」

 

「‥‥‥。」

 

<スティーブ>どういう意味?*4

 

「私たち『アリウススクワッド』が、楽園の名の下に条約を守護する新たな武装集団‥‥‥『エデン条約機構(ETO)』になったということだ。」

 

<スティーブ>なるほど。*5

 

「これは元々、私たちの義務だった。本来ならば第1回公会議の時点で、私たちが行使するべき当然の権利。だがそれを、トリニティが踏みにじった。私たちを紛争の原因、すなわち『鎮圧対象』として定義し、徹底的に弾圧を行った。我々はゲヘナ、トリニティをエデン条約に反する紛争要素であり、排除すべき鎮圧対象として両校をキヴォトスから消し去る。文字通りにな。」

 

<スティーブ>同情はする。長年の復讐ね、まぁ分かるよ。けどね、その時の当事者はもういないはずだ、なのになぜ今でも憎む?それはお前たちの本心か?勝手に先祖の怨恨を継いでるだけにすぎない。ハッキリと言おう、お前らは間違っている!

 

「何を…!」

 

<スティーブ>そもそも、なぜゲヘナを恨む?聞くに恨みがあるのはトリニティだけのはずだ。ゲヘナがアリウスに何かしたのか?なーんもしてなくね?

 

「エデン条約を、トリニティと手を組もうとした時点で同罪だ。」

 

 

別にトリニティに対する復讐目的なら「あっそ。」の一言で済ませようとした。

別に怨恨を継ぐこと自体はあーだこーだと言ったが特には何も思っていない。

だが、その弾圧とは無関係なゲヘナも潰そうとした。

結局はこいつらもトリニティだ。しょうもない理由で忌み嫌って、今こうしてゲヘナだから、トリニティだからという勝手な理由で当時関係のなかった者たちを襲っている。

トリニティだけでなくゲヘナも潰そうとした時点で、こいつらの復讐には何も正当性も無く筋も通っていない。そうスティーブは判断した。

 

 

「‥‥‥この条約の戒律、その守護者たちと共に。貴様らは第1回公会議依頼、数百年に渡って積み上げられてきた恨み‥‥‥私たちの憎悪を確認することになるだろう。」

 

 

このアリウススクワッドはどっかの誰かの傀儡なのだろうが、実にしょうもないしくだらない。

過去の怨恨を引き継いでも無駄なだけなのに。

 

 

「‥‥‥だがその前に、貴様を処理しておくとしようか。シャーレの先生‥‥‥貴様が計画の一番の障害になりそうだと、マダムは言っていたからな。」

 

 

ご丁寧に黒幕が居る事を解説してくれてありがとう、サオリ君。

後は弄ぶだけだ。

 

そうして、サオリはスティーブに銃口を向けて、

 

 

バン! バンッ!

 

 

 

放った。が‥‥‥

 

 

ガキーン!!

 

 

スティーブは死ぬことが無かった。

 

 

「バカな!?急所は狙ったはず…!」

 

 

戸惑いながらもサオリはさらにスティーブに弾丸を放つが、

 

 

ガキーン!!

 

 

「頭を狙ったはずなのに‥‥‥!」

 

「リーダーどいて、これで始末する。」

 

 

ミサキは自身の獲物であるロケットランチャーをスティーブに向かって放つ。

 

 

ドォォォォンッ!!

 

 

しかし‥‥‥

 

 

ガキーン!!

 

 

‥‥‥は?

 

 

爆炎の中から大きな音とエフェクトを出しながらも、スティーブは倒れていないどころかダメージがどんどん回復している。

 

 

ドンッ!!

 

ガキーン!!

 

 

「た、対物ライフルの銃弾なのに‥‥‥。」

 

 

バババババババッ

 

ドォォォン!

 

ドンッ

 

バンッ バンッ

 

 

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

ガキーン!!

 

 

というように何度も攻撃されてもスティーブは倒れなかった。

襲撃者トラップの余りとして大量に持ってきていた『不死のトーテム』のおかげで。

 

 

「あれが人間だって言うの‥‥‥。」

 

「信じられません‥‥‥。」

 

「‥‥‥。」

 

「はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥なぜ、ヘイローを持っていないはずなのに、なぜ死なない‥‥‥。」

 

 

何度も銃弾を撃ってはリロードを繰り返し、気づけばサオリたちは自身の持つ武装のリソースをたくさん消耗していた。

 

 

<スティーブ>その場で何度も生き返ってるだけ。死んだところですぐに復活するから俺を殺しても無駄。

 

<スティーブ>それと俺相手に弾薬を沢山使ってくれてありがとさん。

 

「なっ‥‥‥!」

 

 

ここでサオリはスティーブの狙いに気づく。

ここでのスティーブの目的はスクワッドを倒すことではなく弾薬のリソースを大幅に減らすことだった。

 

 

<スティーブ>へロブライン、準備ok?

 

<へロブライン>ああ、ひとまずスティーブの拠点にあった村人とベッド、鐘を岩盤であれが湧いてこない最小の大きさで囲んでおいたぞ。

 

 

どこからともなくへロブラインがやって来た。

 

 

<へロブライン>ついでにマインクラフターしか逃げられないようにバリアブロックを周囲に囲んでおいたし、この世界の設定でモブのアイテムドロップもオフ、湧きを地上だけにしておいた。

 

<スティーブ>そこまでやってくれたら十分。ありがとう。

 

<へロブライン>これぐらい造作もないこと。久々に人が驚いたり絶望する瞬間を見れるんだから楽しみ。

 

 

そういや、へロブラインってそういうのが好物だったなぁ、とスティーブは思い出す。

 

 

「‥‥‥一体、何をする気なんだ、シャーレの先生?」

 

 

ジュルジュルジュル‥‥‥

 

 

スティーブは禍々しいような見た目のポーションを飲んだ。

 

 

<スティーブ>ただの倍返しだけど?

 

 

カンカンカンカン!!

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

突如として、鐘の鳴る音が聞こえ始めた。

 

 

<スティーブ>んじゃ、後は自由に暴れてこい。相手が降伏したら止めで。

 

<へロブライン>分かった。私自身が荒らしたところでオーバーキルにしかならないから、スポーンするモブを操って高みの見物でもしておく。

 

 

そうしてスティーブはまたも小高い建物の屋上に、へロブラインは空中で周囲を一望出来る所に飛んでいった。

 

 

「な、何が始まるんですか、一体?」

 

「分からない。でも、多分ヤバいよリーダー。」

 

 

そんな会話をしている中聞こえてきた音があった。

 

 

ボオッボオォォォォーーーー!!!!!

 

 

「笛の音?しかしなん━━『バシッ』  !!」

 

 

何かがサオリの頬を掠めた。

 

 

「敵襲!?」

 

 

そうしてアリスクが見た方向には大勢の四角いクロスボウを持ったモブが居た。

身長はスティーブに近いがそれ以外は全く違っていた。

そして、目の色が紫色に光っていた。

 

 

ハァン

 

フゥン

 

 

<へロブライン>さぁ、絶望を味わえ。

 

 

 

襲撃

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

次の実績を解除しました

警鐘を鳴らせ!

 

次の実績を解除しました

こちらは攻撃されている!

 

目標達成!

死を超えて

 

 

 

 

*1
釣り竿の使用音

*2
釣り竿でモブなどを引っ張る音

*3
盾は壊れたがインベントリには色々と‥‥‥

*4
訳:情報吐け

*5
適当な相槌




用語解説:

不死のトーテム…森の洋館や襲撃イベントでスポーンするエヴォーカーからドロップするアイテム。オフハンドまたはメインハンドに持っている状態で死ぬと不死のトーテムが発動し死を超える(その場でいくつかのバフ+アイテムが散らばらないで復活する)。

不気味な瓶(不吉な瓶)…ピリジャーの旗持ち(リーダー)を倒すことやトライアルチャンバーの報酬でドロップするアイテム。2024年6月24日のトライアルチャンバーの追加の際に一緒に実装された比較的新しいアイテム。飲むことで以前旗持ちのピリジャーを倒した時に付与される不吉な予感が付与される。このステータスが付いた状態で村に行けば襲撃の予感というステータスに変化して襲撃イベントが発生、トライアルチャンバーに行けば試練の予感となりトライアルチャンバー内にスポーンするモブが強くなる代わりに報酬が少し豪華になる。

襲撃…マインクラフトVer1.14のアップデートで追加されたイベント。上記でも述べたように不吉な予感のステータスが付与された状態で村に行くと発生する。難易度によって襲撃のウェーブ数は変わる(今回は7ウェーブ)。見事襲撃部隊を退けることで村の英雄と言うステータスがしばらく付与される、またJAVA版では職業についている村人が何らかのアイテム(ゴミ)を渡してくる。ちなみに、この襲撃イベントが発生している際にスポーンエッグやsummonコマンドで召喚された邪悪な村人系列のモブも襲撃メンバーに加わり、その上限はない、ということは‥‥‥



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