宝箱からコンニチハ‼︎なんてしない   作:珱瑠 耀

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往々にして二次創作を書く人って「自分がこれを見たい」っていう大きな考えが一番だと思ってるんで、もし萎えてしまったのであればお気に入りとかを優しく外してその作品をもう読まないようにすれば良いと思います
私はただ一人の「面白く無い」の為に自分の大きな考えを曲げる、というのは個人的には違うなって思うタイプの人ですので

傲慢ですけど、私はその大きな考えに従って頭の中で作ったものをそのままぽーんと出してるに過ぎないのですよ
それに口を出したいのならば、人に言うのではなくご自分で書いてどうぞ

私もこの作品を書いたのは「刈り取るものぶっ込んだキヴォトスで原作崩壊させた、というストーリーが降りてきた」からでありその途中で「番長inキヴォトス」というリクエストが来た結果「主人公ズinキヴォトス」という別の作品が降りてきた、というだけです

基本的にこの作品での主人公ズの出番は前のエピソードのみだし、主人公ズは主人公ズで別の作品にやらせたい事が(まだふわっとですけど)あるんでそっちで暴れて貰います(前のエピソードの最後の登場はもうちょっと考えるべきだっただろうか、とは思いましたがゴズだけ出してグレゴリオを出さないのも個人的になんかなぁってなってしまって結局出す判断をした)
主人公ズが刈り取るさんと関わるのも恐らく別の作品の方になるか……いやそもそも鉢合わせるとしてどうやって関わらせるのかという前提があるので今のところは不明ですが、こちらの作品では主人公ズとの絡みはまず無いという事はご理解をお願いします

なので頂いたリクエストの「メギドラオンを見た(刈り取るさんは気付いていてもそうでなくても良い)主人公ズ」については主人公ズの作品の方でいつか書くことになります



さて、ゴズをお料理しましょうか!


花京院の真似なんてしない

ゴズの攻撃は前半後半に分かれており、前半は雑魚呼び出しと列車通過の攻撃、後半は三体に分身してからの範囲攻撃というかなり面倒なコンボをしてくる。

 

また周辺の神秘の影響か体力の回復量がかなり変化してしまう為、長期戦は危険とされているのだ。

 

原作では指定範囲への移動とシールド付与を兼ねた水着シズコや体操服ユウカ、水着エイミにカエデなどの生徒の適性度が高く、そこに加えて前後半の地形適正*1や範囲アタッカー*2、単体アタッカー*3を組み込むなど編成の選択がかなり絞られてしまう。

 

また低難易度は度外視するとしても高難易度になるにつれて適切なタイミングのシールド付与と移動、本物への集中砲火などやる事が多くなり、更に膨大な体力によって否応無く2凸をかまされるというユーザーから嫌われがちなボスである。

 

 

まぁ私は【正義の盾】と【魔術の素養】に気功三つやその他諸々があるから正直どうにでもなるんですけどね!

 

 

後ろの生徒達へのダメージは【魔術の素養】でコストを減らした【正義の盾】で適宜防御し、分身の真偽は【エネミーサーチ】で判別、気功三種でSPを回復しながら本物を叩くというあまりにゴズに対するメタ攻略。

 

向こうの攻撃は【正義の盾】により無効化(死神に至っては反射)され、偽物は見破られ、痛いダメージを断続的に喰らいと散々だろう。

 

『———ッッ!!』

 

「遅い」

 

何処からか飛んでくる列車を【物理反射】で打ち返し、向こうがそれに狼狽えている合間に接近。

 

吹き飛べ(【チャージ】【イノセントタック】)

 

『———!?!?』

 

貫通力の高い一撃がゴズの腹に直撃し、鈍い音を立てて転がった。

 

立ち上がる奴が手の杖を横薙ぎに振えば、先程の列車が今度は生徒達の方へと回り込むように突っ込んでくる。

 

あのままであれば生徒の被害は甚大(一部(ヒナ)を除いて)だろうが、全体補助スキルの【正義の盾】がそれを許さない。

 

生徒を囲う半透明のバリスティックシールドが列車の坂道になるように組み上がり、スピードを落とす事なく突っ込んできた列車をそのまま空へと打ち上げる。

 

『!??』

 

ゴズが驚いた拍子に列車の制御が離れ、少し遠くで重く潰れる音がした。

 

「———ッ!」

 

そうして視線が離れた瞬間を見逃さずに突貫するが、今度は(すんで)の所でそれを回避し、そのまま何処からともなく噴き出したトランプの山に隠れる。

 

「ちっ……小癪な」

 

私と生徒達を囲んで現れるゴズの数は8()()

 

ゴズ後半戦の風物詩、分身による物量戦だ。

 

一旦【正義の盾】を生徒達に張り直してから、【エネミーサーチ】を即座に発動して振り向く。

 

同時に動き出すゴズ達、その中の本物は———

 

 

「貴様、か」

 

 

他と違う気配に、私の首がぐりん、と動く。

 

生徒達から一番近く、私から一番遠い場所。

 

振り向きざまに(【蛇ニラミ】)を込めた一瞥を流して奴の意識に割り込み、その瞬間にゴズとの距離を縫うように埋めた。

 

ハンドキャノンを変化させた剣を地面の中に滑らせて、その抵抗から外れる瞬間に発生する膨大な加速力にスキル(【チャージ】)を上乗せさせる*4

 

 

失せろ(【ブレイブザッパー】)

 

 

そうして発生した斬撃は、ゴズの身体を深々と斬り裂いた。

 

 

 

 

 

黒い煙となって消滅したゴズを見やり、完全に沈黙したことを確認してから通信機を繋ぐ。

 

「討伐、完了した」

 

『"お疲れ様、死神"』

 

あぁ、と先生の言葉に短く返して、張り詰めていた気を僅かに緩める———と、背中に衝撃。

 

「おふ」

 

「すっ……ごーい!!さっきの何なに!?盾が動いて列車吹き飛ばしたしっ、振り向いた時すっごくかっこよかったし!!物語中盤の仲間に出来ない最強キャラみたいで凄かったよー!!」

 

「お、お姉ちゃんやめなよ!死神さん戦い終わりだから……」

 

突っ込んできたのは目をキラキラと輝かせた才羽モモイ。

 

あのねあのねと更に続けようとするモモイを妹の才羽ミドリが引き剥がして諌めるが、彼女を見る限り反省はしてなさそうだ。

 

「いーじゃん!色々聞けば次のゲームにも———」「それは、そうだけど……まず棺桶のこと謝らなきゃだし!」「アリスもお礼に行ってきます!」「アリスも落ち着いて!」

 

今も二人とアリスがわちゃわちゃ話してるようで……いやなんか聞こえたな、棺桶ってなんだ?

 

「……まぁ、良いか。怪我は?」

 

「大丈夫。シロクロの後からは、あの盾のお陰で全員怪我も無かったし」

 

才羽姉妹がわいわい話してる間にヒナの様子を確認……うん、大丈夫そう。

 

「良かった。はい、飴」

 

「ありがとう……RABBIT小隊の皆も、舐めましょう?」

 

「ぅえ、良いのか?っというか、何処から出したんだ!?」

 

企業秘密である*5

 

と、そこに月雪ミヤコが近付いて来た。

 

「死神さん、ご助力いただき有難うございました……まさかあんなモノまで居たとは……」

 

「大、丈夫。拾って……くれた、お返し……と、ただの……嫌な予感」

 

「そ、そんな……でも、とても助かりました!」

 

「死神さーん!ちょっとお願いしたいことが———」

 

「ちょ、待ってよお姉ちゃん!」

 

律儀なミヤコの感謝を受け取り、とてててと寄ってくるゲーム開発部の面々。

 

彼女らを一旦止め、現状を手早く伝える。

 

「今は、エネルギーの反応……は、無い。この後……解散、して……経過観察」

 

耳元の通信機を軽く叩いて、先生の存在をアピールすれば、生徒達は存外素直に従ってくれた。

 

「あと、ゲーム……は、うち(Reaper Archon)に来れば……相談、乗るよ」

 

「「「はい!(やったー!)」」」

 

 

 

 

 

騒がしさを下げる事なく走るゲーム開発部、先程の戦闘について話しながら歩くRABBIT小隊とヒナの後ろをゆっくり歩きながら、先生に再び通信機を繋いだ。

 

「———先生」

 

『"……どうしたの?死神"』

 

「シロコが、見つからなかったら……どうするの?」

 

刹那の沈黙。

 

『"……その時は、私の持てる全てを使ってでも探すよ"』

 

「例え、その手段に……なり得る、相手が……悪い———」

 

『"当然"』

 

私の言葉を言い切らない内から、先生の強い声が響く。

 

酷く意地悪な質問だろうに、即答である。

 

『"先生として、生徒が悲しむような事を野放しになんてさせない。生徒達の青春を守る為なら、私はゲマトリアにだって頼むさ

 

「……それは、責任?」

 

『"そう、責任さ"』

 

互いの通話が止まり、右耳から枯れた風の音だけが響く。

 

「……先生は、きっと……知ってたん、だよね?これを」

 

『"っ……あぁ。そう、だね"』

 

機械を通じた、息を呑む音。

 

その声は怒られる子供のように聞こえる。

 

「私は、責めない。清算も、出来てない……私に、責める……権利は、ない」

 

でも、自分にはそれをとやかく言えない。

 

()()()()()私は、()()()()()()私は。

 

『"死神、それは違う。責める事は、悪い事だけじゃない。気付かされて、違えないようにする為の楔でもある"』

 

「それは……自分から、怒られに……いくの?」

 

『"あ、うーん……私はそういう嗜好を持ってはいないけど……そこは、ね?優しさというか、教訓にする為というか"』

 

途端に早口になる先生に鼻を鳴らして、ぽそりと溢れた。

 

「……きっと」

 

『"———"』

 

「色んな、事を……清算、し切ったら。きっと、話せると……思う、から」

 

()のことも、()のことも。

 

『"……そっ、か。じゃあ、珈琲とお菓子を用意しておかないとだね"』

 

「それは、フラグ」

 

『"あはは、大丈夫だよ。私と、死神と、あの子達(生徒達)となら"』

 

「ん」

 

それじゃ、と通信機を切った先生に短く答えてから、ふと前を向く。

 

いつの間に日が落ちようとしていたのか、スランピアから離れたここから見える空は酷く赤く染まっている。

 

その中でも落ちてゆく夕陽だけは、私の目にはいつもの青い空の時のように鮮やかに見えていた。

*1
室内外で生徒が大きく変わってしまう

*2
正月ムツキなど

*3
通常ワカモなど

*4
イメージは作品「CLAYMORE」に登場する新世代No.5の戦士、レイチェルの剣。その剣は溜めの時間が必要にはなるものの地面の中を滑らせたが故に起こる反発力と最終的な威力はかなりのものとなる

*5
実際は袖の内側からドロップアイテムの容量で生成してるだけだが




てか正直私はオリ主を絡めたメインストーリーの構想は出来てもそういうのがあまり無い日常編とかの妄想がとんと出来ない奴なので、読者の皆さんのリクエストには本当に助かってます
これからもリクエストとか感想とか色々待ってます、それらをエネルギーにして頑張りますよ
前書きの話をしているとなんで私の方が配慮しなきゃいけないの、ってなるけどそう言っちゃうとまた別の話になるし引き摺るのも良くないからこの話はもう終わりだよ


なお我が家はCLAYMORE全巻持ってます
リフルちゃんがいっちゃんかわいいのです

そして先生とはくっつきません
この作品の本文にカプ要素は基本ありませんので悪しからず


(投稿後追記)
タイトルに花京院うんぬん書いたのにこのエピソードで花京院ネタ一個もやってないことに気が付いたやっべぇ()



【魔術の素養】
魔法スキルの使用SPが半減する

【イノセントタック】
敵単体に貫通属性の大ダメージを与える

【ブレイブザッパー】
敵単体に斬撃属性の大ダメージを与える



随時更新の刈り取るさんのデータベース(更新に時間が掛かります)↓
https://syosetu.org/novel/349213/1.html


なんか刈り取るさんにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=315528&uid=276197
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