宝箱からコンニチハ‼︎なんてしない   作:珱瑠 耀

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本日(2025/02/22)はBlue Ensemble vol.4当日でした
めたゃくたゃに(爆乱)楽しかったです



ゴズを許すな(万感の思)


私らの敵(ゴズ)を無視なんてしない

気を取り直してスランピア行くぞー!!*1

 

あの長鼻の爆弾発言なんて気にしなくて良い、OK?

 

つか「来ているようです」じゃないんですよそんな他人事な、仮にも客人だったんでしょうが。

 

え?もう客人を卒業してる?……んなこまけえこたぁいいんだよ!!

 

向こうがこっちのことをどう認識してるのかがわからないばかりに、急激にこの最終編へのモチベが下がる。

 

 

「大丈夫です!()()()は別の場所に居ますよー!」

 

 

……なんだか変な電波を受信した気がする。

 

というか彼女達って言ったか今????

 

嫌な予感しかしないんだけど、帰って不貞寝したいんだけど。

 

「……行こ」

 

……でも、()()()()()にも、行こう。

 

 

 

 

 

F.SCT攻略戦の概要はリンが1日で組み上げてくれた。*2

 

その分配におけるスランピア対策グループは、ゲーム開発部、RABBIT小隊、そして空崎ヒナ。

 

かなりの手練が編成された理由は、大きく二つ。

 

一つは、スランピアに於ける総力戦対象はシロ&クロ。

 

一体ずつ出現する戦闘時間遅延のカス仕様にスリップダメージのギミックと割と害悪寄りの戦いを、火力高めの二人(アリス、ヒナ)とアリスとのチームワークが抜群なゲーム開発部、そして色々な状況に対応出来るRABBIT小隊で封殺する、という想定だ。

 

———が、一つだけ誤算が生じた。

 

「ミッションコンプリートです!」

 

「倒した、けど…………」

 

『"こんなにあっさり……?———いや、違う!そこから下がって!!"』

 

「何っ……うひゃあ!?」

 

「お姉ちゃっ、きゃあ!!」

 

沈黙した戦場に吹き荒れた突風が、()()を引き連れて密室の風通しを良く改装してゆく。

 

「おい、何が起こってる!?」

 

『その、なんか変なのが居ますぅ……』

 

「RABBIT4、その変なのの容姿は分かりますか?」

 

『えっと……燕子服……?』

 

そうしてすっかり赤黒い空が見えてしまったスランピア広場に、一際大きな存在が現れた。

 

黒ベースの燕子服に片眼鏡を掛けた異形のような体躯。

 

ゴズ(全ユーザーの敵)であった。

 

「なにあれ……」

 

「このプレッシャー……しかも、見た事ない……?」

 

『"新種だって……!?っ、アロナ、解析お願い!!"』

 

その場にいた全員と先生が狼狽える。

 

無理もない、原作ではゴズなんて今の時点では存在の確認すらされていないのだから。

 

しかし、先生はいち早く驚愕から回復してアロナにヘルプを出した。

 

『はいっ、お任せくだ———っあ!死神さんが急接近してます!!』

 

『"死神!?"』

 

「死神さんですか?」

 

「死神……あっ!以前棺桶で寝かせたら消えた人ですね!」

 

アリスの話がなんぞや、と思う方はこの話を参照してくれると有難い。

 

「あああありすちゃんやめてよ思い出しちゃったじゃんかあああああ」

 

「おおおねえちゃんふるえてるよよよよよ」

 

アリスはピンピンしていたが、残りの二人……いや、現場指揮のユズも含めて三人が震えてしまっている。

 

「……あぁ!あの人か!」

 

「棺桶で寝かせて……消えた……??」

 

そういえばRABBIT小隊も同じエピソードで関わりがあったね。

 

「……二人とも、落ち着いて。先生、死神と繋げられる?」

 

『"わかった、でも———"』

 

 

「すまない……今、到着した」

 

 

『"……もう、着いたみたいだよ"』

 

ゴズと対面している両方の間に、ジャラッと鎖の音を響かせて死神が着地した。

 

「先生、()()は……私に、やらせて」

 

視線をゴズからずらす事なく言い放つ。

 

『"……良いんだね?"』

 

「あぁ。正直……私の方、が……速い」

 

各種バフの発動を一手に終えてから、チラリと後ろを向く。

 

「【正義の盾】」

 

急にこちらを見て困惑する面々に、完全無効化のシールドを張ったら準備完了。

 

「……後は、任せなさい」

 

半透明なバリスティックシールドの向こうで待機する生徒達を置いて、死神は一人ゴズへと突貫した。

 

 

 

 

 

「"……アロナ、彼のモーションを全て記録しておいて欲しい"」

 

『お任せください!着地時点から観測と解析を継続中です!』

 

流石アロナ、と呟いて先生は視点を切り替えた。

 

眼前にある複数のモニターには、ビナーやヒエロムニス、ホド等の総力戦対象を叩き続ける生徒達が映っている。

 

「"これなら、一旦は……でもまだ油断しちゃだめだ"」

 

どんな場面でも、ありえないなんて事はあり得ないのだから。

 

「"っと、そうだ……———もしもし"」

 

手元の缶コーヒーを飲み干して端に置いた先生が、ふとモモトークの通話を開く。

 

画面に映る名前は既存の生徒ではない。

 

キヴォトスでは珍しい()()()()()だった。

 

 

『はい……お疲れ様です、先生』

 

 

応答したのは、この戦禍では珍しい至極落ち着き払った声。

 

自分の事より先に相手の事が出てくる辺り、本当に珍しいタイプだなと思いながらも先生は言葉を続ける。

 

 

 

「"うん、ありがとう。そっちの状況はどうかな———『異聞録学部』"」

 

 

 

 

 

「えぇ、こちらは()()()()()()()

 

ガラ、と崩れた瓦礫を足場にして灰髪の女子生徒が電話に応答する。

 

その生徒がいるのは、街の外れの大聖堂。

 

その姿に神聖さなど無く、今や見るも無惨な光景となってしまっている。

 

『"ありがとう、()。自分から請け負ってくれたのに、君達だけの出撃になってしまって……"』

 

「あはは、大丈夫ですよ。寧ろ自分達、戦い方が特殊過ぎるので……余り人が居過ぎても逆に、ね」

 

その後ろから、青い長髪の女子生徒が首をぐるりと回しながら近寄ってきた。

 

青い女子生徒は、気怠そうな喋りで電話する女子生徒に言う。

 

「来たよ」

 

()

 

「ん、後は周囲の警戒だけ?」

 

「だね、今は()が行ってくれてるけど———来たね」

 

視線を宙に向ければ、そこから黒メインの()()()に身を包んだ黒髪の女子生徒が音もなく着地した。

 

「オールクリア、休憩時間にしよう」

 

『"三人ともお疲れ様。エネルギー反応に大した違いがないから、出来ればこの周辺で待ってて欲しい"』

 

「はい、それでは」

 

了解(ラジャ)ー……ふぅー」

 

背を伸ばした黒髪の女子生徒が溜息を吐くと、身に纏っていた怪盗服が青い炎と共に掻き消えて青い制服に変わる。

 

「久し振りに戦い甲斐のある敵だったね」

 

「初手八艘はダメじゃん、僕使えないんだよ……」

 

「でもそっちだって紅蓮華斬殺してたじゃん、それ君だけの特権なの知ってる?」

 

ピリついた雰囲気は何処へやら、三人の女子生徒はその場に座って言葉を交わす。

 

そこに戦前の重苦しさは無く、只々三人にとっての平和が続いていた。

*1
デッデッデデデデッ(ッカーンッ)

*2
現在休養中、総合指揮は先生になっている




主 人 公 ズ 登 場 で す


主人公ズは刈り取るさんのことを邂逅は元より聞いてすら居ないので、まだ刈り取るさんの事をどう思ってるかすら不明です
赤い空に嫌な予感がした三人が先生に電凸し、承諾した先生の指示でグレゴリオを討伐してました
フルハッピーエンドを網羅した最強主人公ズならこの程度楽勝なのでね

主人公ズの視点は後日別の小説の方で存分に記載したいと思っていますので、今回は君達の出番終了ね
湊「ふーん」
悠「えー」
蓮「ほーん」


【正義の盾】
味方全体に全ての攻撃を一度だけ防ぐバリアを張る




主人公ズ視点のお話「ベルベット特別学園高等学校へようこそ」(超絶不定期)↓
https://syosetu.org/novel/357916/


随時更新の刈り取るさんのデータベース(更新に時間が掛かります)↓
https://syosetu.org/novel/349213/1.html


なんか刈り取るさんにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=315528&uid=276197
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