宝箱からコンニチハ‼︎なんてしない   作:珱瑠 耀

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こんにちは、筆者です

本日はMIKE猫先生執筆の「HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜  (https://syosetu.org/novel/311789/#)」とのコラボをさせて頂きました。

透き通る世界に一人だけジャンプ・サンデー時空……?おかしいのか……?おかしくない?そっか……みたいな感じの主人公「間島スバル」が織りな(してほしい)(織りなしている、多分)(織りな…エロに走らないで!あ、無理?そっか……)す()春の記録の物語。
シリアスをギャグがぶっ壊しに行くというあまり類を見ない作品は私も楽しく読ませて頂いております。



そんなストーリーの一部を皆様にも体感してもらうために、いくつかの注意事項をば。

① このエピソードは「HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜」と「宝箱からコンニチハ!!なんてしない」の世界観を共有しています

② ペルソナシリーズにおけるネタバレが含まれる可能性があります

③ キャラの崩壊は(恐らく)ありません(希望的観測)


じゃあイクゾー!!デッデッデデデデッ(カーンッ)


【コラボ回】魔王と制圧戦なんてしない

「……今日は、依頼に…応じて、くれて……ありがとう」

 

「いやいや、そんなこと言わなくていいんだぞ?俺だってアンタらが気になってたんだ」

 

日を跨ごうとする夜、私は一人の生徒とブラックマーケットのとある場所へ向かっていた。

 

———鮮やかな金髪にアクセントのメッシュ、遠い誰か(セフィロス)を思わせる片翼の少女。

 

()()()()()()()()()、間島スバル。

 

『性欲=正義』という普通ならばエ駄死認定されそう(されてる)な志を胸に、プレアデス性団という漫研で仲間と共にエロ本を書いている元先生の転生者だ。

 

出会った当初はお互い警戒していたが、今となってはお互いに気心の知れた仲と言える程には打ち解けただろう。

 

現にベアトリーチェの時は世話になった。

 

私がストーリーを早めた事もありちょっとゴタついていたが、最終編の布石と始末をしっかりとやり切れたのは僥倖だった。

 

「しっかし……人身売買だなんてな。そっちはどういう情報網してんだホント」

 

「うちの、副社長。元ミレニアム、の生徒が…教えて、くれた」

 

「マジか…それもしかしてヒマリ並のスキルあるんじゃねーか?」

 

段々と人の通りが減っていく。

 

そうして駄弁りながら歩き、とある建物で二人は足を止めた。

 

「ここ、だね」

 

「ここがあの女のハウスね」

 

「……居るのは、オートマタ」

 

「いっけね、つい」

 

平凡な三階建てのビルを見上げ、耳の無線を起動。

 

「こちら、タナトス。ポイントに…着いた」

 

『こちらロア2。向かいの三階から見えてるよ』

 

その声を聞いて後ろの窓を注視すれば、赤っぽい瞳の少女———アツコ(ロア2)が手を振っていた。

 

それに目礼を返して、今度は全体に通達。

 

「マタドール…ざっくり、説明」

 

『こちらマタドール1。現在目標ビルとその周囲で私達が待機している三つのビルは全て地下通路で目標ビルを経由し繋がっています。敵は凡そ90、全員がオートマタです』

 

「少し多いな…多いか?いやケセド程じゃあないな」

 

それは例外なのだが、今は黙っておく。

 

『タナトスからの合図後、全員で突入し制圧。目標に関してはタナトスは支援に徹し、非常時以外に動きません。なのでメインは———』

 

「———俺、ってとこか」

 

『はい。まぁ最善はタナトスを動かさない事ですが……やってみないと分からないので頑張りましょうか』

 

「了解……———では」

 

意識を切り替えれば、満ち満ちた生命力(【松の生命力】)によって皆の心も切り替わる(【テルモピュライ】)

 

「!?(この一瞬で、このバフ量だと……!?)」

 

隣のスバルが一瞬だけ息を呑み、すぐに立ち直ったのを横目に一言。

 

「行動、開始」

 

短い「了解」の声を聞き、反対の耳に付けられた装置を起動。

 

先行したスバルの後をゆっくり追いながら、私は眼前に現れるマップを注視した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モト2、周囲は?」

 

「異常なし、速攻でいこう(【マハスクカジャ】)

 

「「「了解」」」

 

東のビルを低い体勢で音も立てずに降りるモト隊。

 

細かな息遣いのみが響くビルをちらりと視線をやるだけで駆け抜け、接敵すれば———

 

「接敵3」

 

「了解、行って」

 

「居たぞ!こっちダァ"ッ!?

 

「……フッ!」

 

脳天に向けられた銃弾に身体が浮き、駆け寄ってきた仲間の腹に強烈な(【チャージ】)回し蹴りが炸裂する。

 

「ゴフッ!」

 

「ッグ……」

 

「……こちらモト1、状況クリア」

 

『こちらモト3、こっちもクリアした。階段で落ち合おう』

 

手をぐっぱと開きながら、モト1と呼ばれる生徒は呟いた。

 

「……やっぱり、()()()()()()()()()ねぇ」

 

走り出す少女の首に吊るされた銃弾が鈍く光り、その存在を主張していた。

 

 

 

 

 

———さて、どうして他人に【マハスクカジャ】や【チャージ】が発動したのか気になった人も多いだろう。

 

「おいおい……冗談だろ?」

 

前線で三度目の接敵を軽々処理したスバルがそう呟いた。

 

その首の下で、キンと銃弾と鎖の擦れる音が響く。

 

「まさか、()()()()()()()()()()()()()をするなんてよ……!」

 

そう、先生を守るために銃弾に【物理反射】を付与した事から着想を得て、私が生成した銃弾に瞬間的にバフを付与していたのだ。

 

まぁ最上位スキルである反射系パッシブスキルと比べれば、若干下位の単発消費型強化スキル(【チャージ】)やそれよりも更に下位の汎用強化スキル(【カジャ】系)の方が負担が軽いのは当然である。

 

「楽、でしょ?スバルは…ただ、叩くだけ…で、いい」

 

「そりゃ楽だな———ッ、『擬・六王銃』!!」

 

「「ぎゃああああっ!!」」

 

扉を蹴破ってきたオートマタを纏めて吹き飛ばす。

 

「今のにも【チャージ】が掛かってるんだもんな……」

 

「……スバルも、大概」

 

何処に会社すら違う作品の技をアレコレ使えるのか本当に謎だ。

 

彼女曰くケセドで特訓したと言うが、果たして正気なのだろうか*1

 

『こちらマタドール1。西の制圧完了』

 

『こちらロア2、南も終わったよ』

 

『モト1、東も終わった。今から中央に向かう』

 

「俺の方も打ち止めっぽいな……」

 

「あとは…袋小路の、奥だけ」

 

遠くから小さく聞こえてくる足音は、マップと照合して仲間だと分かっている。

 

「よっし、さっさとイこうぜ?」

 

「あぁ」

 

———最後の一人を捕まえるのに、然程時間は掛からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

400.名無しの転生者

やっぱ一人だけジャンプ時空だな

 

 

401.名無しの転生者

まさかこのキヴォトスはハーメルンの二次創作時空だった……?*2

 

 

402.刈り取るさん

いやースバル強いねー大して疲れた様子もないし

まぁ私が気功してるんだけど

 

 

403.名無しの転生者

それ意味あるの?

 

 

404.名無しの転生者

神秘に変換されてるんじゃないかな

 

 

405.刈り取るさん

>404

そんな感じ

気功の回復がスバルの体内で二分割されてるからスバルだけ倍気功だけど

 

 

406.名無しの転生者

倍気功ってなんかバイキルトみたいだな

 

 

407.名無しの転生者

それはチャージじゃん

 

 

408.名無しの転生者

ビタン!

 

 

409.名無しの転生者

メガンテ!

 

 

410.刈り取るさん

パルプンテ!

 

 

411.名無しの転生者

話が進まんが????

 

 

412.名無しの転生者

てかこの倍気功ってつまりスバルが神秘を2つ持ってることになるんだが

 

 

413.名無しの転生者

うわぁ黒服ホイホイじゃん

 

 

414.名無しの転生者

すごくすごい主人公的なあれがある(ボキャ貧)

 

 

415.刈り取るさん

ニュアンスは間違ってないけど黒服ホイホイって言い方やめて?

初めて前世を知る友達ができたんだからそんな言われ方したくないの

 

 

416.名無しの転生者

ごめん

 

 

417.名無しの転生者

すみません

 

 

418.名無しの転生者

これからは黒服特効って言います

 

 

419.刈り取るさん

それならいっか

 

 

420.名無しの転生者

ところでセラピーって今日だったっけ?

 

 

421.名無しの転生者

セラピー……セラピーねぇ……

 

 

422.名無しの転生者

おいたわしやナギ上(爆笑)

 

 

423.刈り取るさん

いやまぁスバルのエロ本が原因ではあるだけでただの被害者なんだけどさ

申し訳ないけどすっごくおもろいよね

 

 

424.名無しの転生者

リアルぼっちをこの目で見た

 

 

425.名無しの転生者

この前はメンダコになってたね

 

 

426.名無しの転生者

あーあれね

ヒフミに拾われたやつ

 

 

427.名無しの転生者

なんかもう亜人だよなナギサ

 

 

428.名無しの転生者

あはは……

 

 

429.名無しの転生者

ごふっ!!

 

 

430.名無しの転生者

あーあまたナギサ様死んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、これで終わりか?」

 

スバルがぐっと身体を伸ばしたところに、ロア隊———元アリウススクワッドの面々がやってくる。

 

「お疲れだ、スバル」

 

「おう、お前らもお疲れさんだな」

 

和やかに談笑する中、サオリが首元の銃弾を持ち上げる。

 

「しかし……これは凄いな。社長の支援がこんなにも攻撃に作用するとは」

 

「ほんとなー…コレもスゲェが俺ら全員にバフを配りまくってる死神もヤベェよ」

 

苦笑いのスバルに首肯するサオリ。

 

「……はい。皆、飴玉。1人…2つね」

 

と、そこに死神が飴玉の入った籠を持ってやってきた。

 

「ありがたく戴こう」

 

「ありがと」

 

「あ、ミルクスモモ味ある。やったね」

 

「えっと、えっとぅ……選べませぇん……」

 

「んじゃ俺は……ぇあ??重曹味??」

 

五者五様の反応……スバルの重曹味はアタリだ、おめでとう*3

 

「ちなみに…以前、作った…のは。一回だけ、物理を……反射する、銃弾。片腕が、吹き飛んだ」

 

 

「ゴボッフ!?」*4

 

 

エデン条約の時の指輪の事を伝えると、ロア隊とスバルだけが驚いていた。

 

いやまぁ社員達はヨルハ(副社長)が卒倒したのを知ってるからアレだけども。

 

ゴホッ、ゲホッ……えっ、おまっちょ嘘だろ!?」

 

「……副社長が吹き飛んだ腕を見て卒倒したんですよ。そんで次起きた時に腕が傷一つ無く普通に治っててまた卒倒……って事があったんです」

 

横で聞いていたマタドール1の社員(元トリニティ生徒)が肩を竦めながら言う。

 

「……あの時と、同じ事は…もう、しない」

 

「いやそれは当然の事ですよ社長」

 

失敬な、もう爆散なんてしないぞ。

 

「えぇ……死神お前、頭おかしいのか?」

 

 

「「「「お前が言うな」」」」

 

 

そんな過去の私の所業にはバラバラな反応でも、素っ頓狂な事を言うスバルへの返答だけは、皆同じだった。

*1
ビナーを消滅させたり視線だけでカイザーを殺したり(【ムドオン】)してる奴が正気を語るな(辛辣)

*2
大正解!この世界(キヴォトス)は二次創作時空さぁ!(by 筆者)

*3
重曹といえば「重曹を舐める天才子役」有馬かn「10秒で泣ける天才子や……いや今は9秒よ!!」

*4
スバルが飴玉を吹いた音




〜ちなみにビナー戦では〜
刈り取るさん「メギドラオンでございます」
スバル「やば…刈り取るさんだけでもうOPやん…こわ……でもアレくらい強くなったらええやん!頑張ろ!」ガンバルゾイ

〜そしてベアトリーチェ戦では〜
刈り取るさん「極限八艘飛び→冥府の扉で死体処理」
スバル「ナイスや刈り取るさん、よくやってくれた!!原作じゃゴルゴンダに良いとこ持ってかれてたし助かったぜ!!」スタンディングオベーション



コラボさせていただいたMIKE猫様の「HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜」は現在連載中ですので、そちらも読みましょう(圧)
現在最終編に入ったところなので皆さん楽しんで読みましょう(圧)


これは余談なのですが。
実は刈り取るさん、というか「Reaper Archon」はエロにはだいぶ寛容です
普通に本人の許容範囲であればモデルになるし、なんなら副社長のヨルハちゃんは死神×自分の作品が出来ないか小百合アキちゃん(プレアデス性団所属、百合漫画を描いている。筆者とは百合談義で盛り上がれそう)と密かに相談してるらしいし

ちなみに私の作品にカプ要素は後書きにしか存在しませんのでご注意を



リクエスト内容「バッファーでも最強の刈り取るさんが見たい」も採用してこのエピソードを作成しました
リクエストしていただきありがとうございます

刈り取るさん生成の銃弾にスキルを付与できる事を活用して仲間に装備された銃弾を通じて「仲間+装備された銃弾」を刈り取るさんの要素を持つ一つの個体と見做し、そこにバフをする事で擬似的に自分専用のバフを他人にも適用するというトリックです
最初のテルモピュライは?と思われる人が居ると思いますがテルモピュライは味方全体バフなので銃弾を経由せずとも発動可能という所がミソですね



随時更新の刈り取るさんのデータベース(更新に時間が掛かります)↓
https://syosetu.org/novel/349213/1.html


なんか刈り取るさんにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=315528&uid=276197
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