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「Vと絵師の蜜月も案外早く終わりが来るのでは?」 みたいなポストをTLで見掛けてなるほどと思った。 VTuber、アバターを使ったストリーマーというのは基本的に 「その絵、そのキャラクターを使って自分の思うようにしたい」 ようは自分のものとしたいというのが根本にあり、 それができる従来の技術は2DではLive2D等の切り絵を動かすタイプか、3Dモデルを作成するような、分かりやすい「作業工程」が間に挟まるものだった。 それが生成AIの登場により、絵というキャラクター原案のようなものをそのまま動かせるようになってしまった。 たぶんこれはVTuber、ストリーマーにとっては基本的には福音なんよね。だって、サムネひとつ新規立ち絵ひとつ作るのに外部に依頼するか自分が工数掛けて頑張るかしかなかったものが、リテイクし放題の機械にぶん投げられるので。 でも、それを嫌がる絵師、Vの言ういわゆる「ママ」は嫌がることが多い。まあそれも分かる。 今までも「ママ」はアバターとして使うのはOKだけど、勝手にアクキーとかグッズを作るのは想定してないのにやっちゃった。でも、本人は「自分」だと思ってるからそこに許可がいるなんて思いもしなかった。みたいなことはあった。 いまは絵を描く人はAIを好ましく思ってないことが多い、特にある程度活動が軌道に乗ってしまってる人ほど「ママ」の逆鱗に触れてキャラクターの使用自体ができなくなることを恐れてると思うんですよね。 V界隈で見た目の変更というのはアイデンティティの喪失と同義であるので。 でも、本音としてはAI使って自分1人で自由に好き勝手やれるならそっちでやりたいって内心思ってる人はいるだろうし、潜在的需要はあると思ってます。 なんせ「自分」のことなんだから。 ということで今までの蜜月は変わってゆく、少なくとも今まで通りにいかないケースも出てくるだろうなと思っています。 その一方で、やはりこの人の書いたキャラクターデザインを使いたい、これを自分として動かしたい、もっというと「こうなりたい」という需要も決してなくならないと思います。 その辺踏まえてどういう方向性でやっていくかというのは結構考えどころな気がしますね。