相馬千秋

18.4K posts
Opens profile photo
相馬千秋
@somachiaki
アートプロデューサー/NPO法人芸術公社代表理事 | シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター|東京藝術大学大学院准教授(GAP専攻)| 世界演劇祭2023プログラム・ディレクター | 国際芸術祭「あいち2022」キュレーターなど。
Tokyo - Japanartscommons.asiaJoined August 2009

相馬千秋’s posts

そうそう、見られたり誘われたりするためにクラブに行くんじゃないんだよね。ただ自由であるため、解放されるために行くんですよ。 日本にもあったらいいなー。企画しよっかな。
Quote
AFPBB News
@afpbbcom
🇫🇷パリで女性専用ダンスクラブが大盛況 「誰も気にしない」自由さが魅力 参加する女性のほとんどは「母親」だ。参加者の一人は「私たちのことなんて誰も見ていないし、気にもしない。それが大好き。自由だ!」と踊りながら話した。映像は3月に撮影。
The media could not be played.
私自身15年間、この不平等だらけの演劇界で、言いたいことが言えずにやってきた。ようやく言えるようになったのは、間違いなく津田大介氏のおかげだ。あいちトリエンナーレの一番のレガシーとエンパワメントはそこにあると確信する。言えるようになったのだ。
東京藝大の卒業式。 学長によるVRドローイングとチェリスト教授の競演から始まったのは、新鮮で驚きました。 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます♪
The media could not be played.
一定の実績と権威のある一定の年齢の男性は、スピーチがぐだぐだで無内容でもOK。ダメ男ぶりをアピールしてもOK。でもそれを女性がやったら許されない。女性には失敗することさえ許されないのだ。そのことにあまりに無意識な人に決裁権と発言権が与え続けられるに無批判だった演劇界を変えたい。
あるシンクタンクに依頼され、とある地方自治体の文化施設に関するヒアリングに無償で協力。その結果をまとめた地元説明用の資料が送られてきたが、8名のヒアリング対象専門家のうち女性は私だけで、しかも「専門分野」の欄が私だけなぜか空欄なっている。他の専門家は館長・教授クラスで
これまでの演劇界で、人に言えないようなセクハラ被害、女性であることを侮辱されたこと、不利益を被ったエピソードはいくらでもあるけどその披露は今はしない。そして私は同じように被害を受けた女性たちからの相談をたくさん受けている。それは現在進行形で、毎日のように。
Jアートコールセンターについて、もっとも詳しく、もっとも核心をついたインタビュー。 なぜサイゾーにこんなすごい記事が、と思ったら、聞き手が演出家の萩原雄太さんだった。 あいトリの騒動をめぐる数ある記事の中でも最も核心に触れるものの一つでは。
以前として強く差別や排除を感じるのは、日本だと言っておきたい。女性が物申した瞬間に、無意識のうちに耳を塞いで無視しようとする、あるいはほぼ自動的にその意見に反駁しようとする(とくに年配の)男性のお偉い方が一定数いる。これはあらゆる文化行政や文化事業の現場で感じ続けてきたこと。
台湾に来てます。国立・私立問わず、仕事でお会いする劇場や美術館のディレクターや芸術監督、管理職の9割が女性。スタッフ含め芸術文化従事者の多くが女性なので自然な帰結。 日本の男性社会でよく遭遇する、威張る人、不機嫌を外に出す人、人の話を遮る人などおらず、ほんと天国のよう✨
そしてこの案件で一度も表に出ず第三者委の報告が出る直前にトップを退いた日枝久氏は、東京都歴史文化財団の理事長でもあり、東京文化会館の館長でもあり、アーツカウンシル東京など助成金契約もすべて日枝氏が契約相手。(いつ大量のハンコついてるの?) アート界隈も他人事ではない事態かと。
いまロシア人の若手研究者と話をして。なんだかもう胸が張り裂けそうだ・・・。 反戦を表明しても、それが当局に知られるとその後の人生終わる。 一方、日本でロシア人へのビザが停止されたら、日本は絶対難民認定してくれないから、自分はこれからどこで生きようかと・・。
明日から文化庁が芸術関係団体に向けたワクチン職域接種が始まります。 これ、意外と全然知られてないので、切実にワクチン接種が必須の現場を抱えている方、その周辺の方、拡散お願いします。
Quote
元 演劇緊急支援プロジェクトの生き残り
@engekikinkyu
文化庁 文化芸術関係者向け職域接種 申込要綱 希望団体は、PDFに掲載の「文化芸術関係者向け職域接種登録フォーム」よりお申し込み。 【登録期間】6月21日(月)10時~6月23日(水)17時 【結果通知】6月28 日(月)から順次メールにて通知 bunka.go.jp/koho_hodo_oshi (丸)↓
授業でよく使ったDVD、今からまた見ようかな。 ナチス時代の1936年ベルリンオリンピックの開会式見たら、一気に寒気で暑さ忘れるはず。 一方、市川崑監督の東京オリンピック記録映画は、芸術作品としてすごい出来で、あの時代といまの落差に、やはり寒気て暑さを忘れられるはず。
Image
「美術館女子」に寄せられた批判には100%同意。 にしても、問題発覚から3日目にはこういう記事をちゃんと掲載する美術手帖というメディアがあるだけ、美術界はまだ救いがある。 舞台芸術や演劇には、そういうメディアもない?ことが、あまたある問題を可視化さえできない問題に思える。
Quote
美術手帖 ウェブ版
@bijutsutecho_
「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」 bijutsutecho.com/magazine/news/
市原さんが今日、自分の晴れの場で、自分の話はそっちのけで勇気を振り絞って言ったこと。その重みを、演劇界はどのように受け止めるのか。何を言っても変わらないと絶望するのはもうやめにしたい。今日私たちが言ったことを真に受けない人とは仕事をしない。それくらいの覚悟でやっていきたい。
あと今ポンピドゥセンターでやってるシュールレアリズム展、時間なくて雰囲気だけ駆け足で見たけど、さすがな展示だった。まさに100年前のパリに想いを馳せる。激混みだけど、いま改めて芸術史を学びたい人にはかなりおすすめ。
Image
Image
Image
Image
一晩で2万人を超える勢いです! 引き続きご賛同と拡散をお願いします。 これは今まで私たちが地道に積み上げてきた日本の文化政策の根幹を揺るがす一大事です。 「文化庁は「あいちトリエンナーレ2019」に対する補助金交付中止を撤回してください。」
64回の歴史をもつ岸田戯曲賞において、毎回5-6名いる審査員のうち女性は永井愛さん5回、柳美里さんが2回努めたのみ。一方、候補者には女性が半数近くを占める圧倒的不均衡。劇場や芸術祭の芸術監督や管理職、演劇系大学教授もしかり。価値基準を決める権限は圧倒的男性優位のまま放置されてきた。
Replying to
さらに悲しいのは、8人中唯一の女性協力者の専門性が空欄の資料を見て、シンクタンクの他の同僚や自治体のクライアントやヒアリング受けた他の有識者の誰もが、その無意識の差別に気がつかないという事実。なぜなら上記の全員が男性だから。これ日本を代表するシンクタンクの話。
Replying to
私はそうじゃないから専門家ではないとでも言いたいのか。これはいったい何かの嫌がらせなのか。 こんな資料をリサーチ結果として無意識にノーチェックで送ってくる男性研究員のデリカシーのなさに呆れつつ、こういう細かいところに現れる女性蔑視に朝から心底悲しい気持ちになった。
みんながそれぞれの正義を主張している。守るべきものが違うだけで、誰も間違っていない。だから戦いは起こる。そしてそれを止めるのは、始めるよりずっとずっと難しい。だから当初の正義は、いつの間にか暴力として立ち現れる。 そういう流れこそを止めるべきなのに。
(大事なお願いです/拡散希望) パレスチナの劇場・映画館、アルカサシアターの存続危機を救うクラファンを本日から開始します。パレスチナで文化芸術の灯が消えないために、41日間、日本からできる最大限の応援を集めたいと思います。皆様、どうかお力をかしてください。
愛知県の素晴らしい取組。 若手作家への直接的な緊急支援であると同時に、県立美術館が作品を購入・所有することで、現在および未来の県民に、作品を媒介としたアートの力を還元できる。 なぜこれを、他の自治体ではできないのか。トップの差としか言いようがない。
Quote
大村秀章
@ohmura_hideaki
①愛知県では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、作品を発表し収入を得る機会が失われている作家・アーティストを支援するため、美術品等取得基金に、愛知県美術館の通常の購入枠(3年間で9千万)とは別に、今年度から3年間で1億円の特別枠を設け、若手作家の現代美術作品を重点的に購入します。
東京藝大にいる実感としては、身体や行為、言葉やナラティブを組み合わせたパフォーマンスを志す学生が増えている(というか私の周りに急増中)のだけど、卒業後悲しいほど発表機会もなければそれが見られ論じられる批評的磁場もない。
アルジャジーラの記事 「500人以上の世界的な芸術家、映画監督、作家、文化人が、イスラエルのガザに対する戦争に対するドイツの姿勢に反対し、クリエイターに対し、ドイツの国家資金で運営される団体とのコラボレーションから手を引くよう呼びかけるキャンペーンを発表
これまで15年以上、男性優位の日本演劇界で辛酸なめながら蓄積してきたキュレーションの思考や技術、インディペンデントな体力、逆境から発想する力は、世界でも勝負できるだ、と信じられたことが嬉しい。 2023/6/29ー7/16、フランクフルト・オッフェンバッハにぜひお集まりください!
いま自分はディストピアな並行世界に生きていて、きっともう一つの世界では、みんなまだ生きていて、健康で、楽しくやっているんだと思うことにしよう。 そうじゃないと、もうそろそろ正気を保てないくらい、あり得ないことが起きすぎている。
生徒は女子多数だが教授は男性ばかりの大学、現場は優秀な女性スタッフが回しているのに管理職は男性ばかりの劇場やフェスティバル、参加演出家は女性も増えたのに審査員は全員男性の演劇コンクールなど、最近はそういうものを見ると、もうその時点でアウトではないかと思ってしまう。
提出を求められた「旧姓使用届」なるものを朝から作成。 なぜ旧姓を使いたいか理由を説明せよとの質問に答え、 旧姓と本名の両方が記載された公式文書(つまり戸籍抄本)を取り寄せ・・・ さらに押印した文書を作成。 という手間をなぜ姓を変えた者だけが被る。 自分の名前を名乗るのに理由必要ですか
どちらにつくかという単純な対立軸での思考は、より分断を深めるだけです。 思考を止めないために、連帯を壊さないために、ぜひ「情の時代」の複雑な世界で、その複雑さを引き受けながら思考と実践を続けるアーティストたちの作品を観にいらしてください。それが一番の応援です。
これで出張行けなかったらどうすんだ。 はっきり言うけど自分は夫婦同姓でよかったことは何一つない。 国際的に仕事すればするほどトラブルや面倒ばかり。先方が予約したホテルや電車がパスポート名と合わずにトラブった経験数知れず。 海外の取引先との契約書だっていつも同じ問題がおきる。
本日の芸大での集会、取材を受けていて結局参加できたのが終了間際でしたが、立教の学生も来ていたり、終了後には芸大の先生方やアーティストとたくさん作戦会議もできてよかった。これまで主戦場は名古屋だったけど、東京も現場になりつつある。 digital.asahi.com/articles/ASM9W
クワクボリョウタさんが文化庁への抗議の声をあげた。 「さようなら文化庁。 僕は交付が認められない限り、 ・年末に予定されていた文化庁主催の展覧会への出品 ・今後一切の文化庁メディア芸術祭への関与 を拒否します。」 ryotakuwakubo.com クワクボさんの勇気ある発言と行動を指示します。
アーティストギルド、生活者としてのアーティスト二日目。会場の壁には衝撃のデータが張り出されている。あ、美大出身者には常識なのか。うちには絶対無理だわ。
Image
このコロナ禍の中、国内外のすべての仕事がキャンセルされ続ける中、8月に台湾に講演にきて欲しいという招聘状が届いた。 台湾、このタイミングで未来の企画のために日本から人をよぼうとしてくれるなんて。泣ける。 これが感染をほぼ完全に封じ込めた台湾の余裕と人情。
今日の授賞式。受賞者である市原佐都子さん、俳優の竹中京子さんの素晴らしいスピーチに後押しされ、いま、演劇界の男女平等について、言うべきことは言った。岡田利規さんを筆頭に、それが響いた人からの応答を嬉しく思う反面、全く自分ごととして捉えていない人の存在も感じた。
私たち観客には作品を鑑賞する権利がある。 作品を享受し、作品を通じて考える権利がある。 その権利を奪われたと感じるなら、ぜひ声をあげてほしい。それが応援の形になる。 芸文8Fロビー(出口)では今日から観客の声を集めるアンケートを開始しました。皆さんの率直な声を聞かせてください。
映像身体学科に入ってくる学生のかなりの割合が、バレエ、モダンダンス、ストリートダンス、ミュージカル、演劇、などのかなり熱心な実践者なんだけど、入学時には歴史的な視点や理論的な知見がまるでないのは、やっぱり日本の習い事文化にそういう教育がセットになってないからなんだろうなあ。
藝大でもパフォーマンスを取り入れた表現をやりたい学生は多いが、演劇史や身体表現史、パフォーマンス理論、ドラマトゥルギー理論について体系的に学べる学科はない。 今は個々の教員(アーティストやキュレーター)がそれぞれの専門性の中で取り組んでいる。 そこをどう横断するか今後の課題だなあ。
性急な意思表明より、他者の話をしっかり聞くことのほうが、今は大事な気がする。人間は危機的な状況において、ヒロイズムを発揮する。しかしいま必要なのは声高なヒーローではなく、ただ隣人の声にしっかり耳を傾けられる普通の人。性急な行動者より、思慮深い普通の人が増えることを願う。
コロナ危機の時代に、この文章が書かれ、読まれることに震えます。 中村佑子さんは今、私にとって畏怖の念さえ感じる天才的な書き手です。 中村さんの身体・知覚が小泉VRを体験し、その凄まじい解像度で二次創作としてのエッセイが産み落とした。 必読です。 note.com/tct20_archives
アートは発表(最終のアウトプット)だけではなくて、そこに至るプロセス(稽古、ワークショップ)や、絶え間ない話し合い、偶然も含めた出会いによって生み出されていくもの。そうした対話や循環、出会いが生まれやすいオータナティブな磁場、というものが、首都圏から消え始めている。
この10年間、芸術文化を創造する環境はどれだけ後退してしまったのだろうか。 当時は「個室都市東京」が公共主導の芸術祭のプロデュース演目だったのみならず、(いま話題の)芸術文化振興基金からの助成も入っていた。 これから10年後に「あいトリ2019はまだよかった」ということになるかもれない。
どうして「子育て」がテーマになると、それなりに尖っているアートコミュニティでも、登壇者も企画者も当たり前のように女性+妊娠出産経験者+仕事と両立してる人、だけになってしまうのか・・・。そこに男性や非当事者が当たり前のように抜けていることにこそに問題があるのにー。
美術界を牽引する素晴らしい美術館トップのお三方。 眩しい✨ と同時に、彼女たちの国内外でのキュレーターとしての実績、コミュニケーション力、実務力をもってしたら当然のポストであるとも思う。これがスタンダード、という日が演劇界に来るのは何年先か。