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村上隆、奈良美智、椿昇、宮島達男…世紀をまたぐ20年間を日本発の現代アートで検証する「プリズム展」とは?
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村上隆、奈良美智、椿昇、宮島達男…世紀をまたぐ20年間を日本発の現代アートで検証する「プリズム展」とは?

| Art | casabrutus.com | photo_Takuya Neda   text_Naoko Aono   editor_Keiko Kusano   掲載写真は全て『時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010』国立新美術館(2025年)展示風景(プレス内覧会にて撮影)

1989年から2010年、この約20年の間に日本のアートシーンに何が起こったのか? 世紀の変わり目をまたぐ時代を検証する展覧会が開かれています。当時のアートが持つ意味を改めて振り返ることができる企画です。

椿昇《エステティック・ポリューション》(1990年、金沢21世紀美術館蔵)。ウレタンという人工的な素材でできた、触手を伸ばす動物か植物のようにも見えるオブジェ。
椿昇《エステティック・ポリューション》(1990年、金沢21世紀美術館蔵)。ウレタンという人工的な素材でできた、触手を伸ばす動物か植物のようにも見えるオブジェ。
「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現1989−2010」展は〈国立新美術館〉と、日本の現代美術やデザインも多く所蔵している香港の美術館〈M+〉との協働キュレーションによるもの。時代の動向を敏感に反映する現代美術の諸相から、1989年〜2010年を振り返るというものだ。
村上隆《ランドセルプロジェクト》(1991年、豊田市美術館蔵)。ワシントン条約により捕獲が規制された動物の皮で作ったランドセル。村上が「スーパーフラット」を打ち出す前の作品。
村上隆《ランドセルプロジェクト》(1991年、豊田市美術館蔵)。ワシントン条約により捕獲が規制された動物の皮で作ったランドセル。村上が「スーパーフラット」を打ち出す前の作品。
柳幸典《ザ ワールド フラッグ アント ファーム 1991−アジア》(1991年、広島市現代美術館蔵)。透明な箱に詰められた、彩色した砂でかたどった国旗の内部に放たれた蟻が国旗を侵食して模様を変えていく。
柳幸典《ザ ワールド フラッグ アント ファーム 1991−アジア》(1991年、広島市現代美術館蔵)。透明な箱に詰められた、彩色した砂でかたどった国旗の内部に放たれた蟻が国旗を侵食して模様を変えていく。
中原浩大《レゴ》(1990−91年、国立国際美術館蔵)。増殖する細胞のようなオブジェはレゴブロックでできている。
中原浩大《レゴ》(1990−91年、国立国際美術館蔵)。増殖する細胞のようなオブジェはレゴブロックでできている。
大竹伸朗《網膜(ワイヤー・ホライズン、タンジェ)》(1990−93年、東京国立近代美術館蔵)。正常に露光しなかったポラロイド写真をもとにした「網膜」シリーズの一点。
大竹伸朗《網膜(ワイヤー・ホライズン、タンジェ)》(1990−93年、東京国立近代美術館蔵)。正常に露光しなかったポラロイド写真をもとにした「網膜」シリーズの一点。
村上隆《ランドセルプロジェクト》(1991年、豊田市美術館蔵)。ワシントン条約により捕獲が規制された動物の皮で作ったランドセル。村上が「スーパーフラット」を打ち出す前の作品。
柳幸典《ザ ワールド フラッグ アント ファーム 1991−アジア》(1991年、広島市現代美術館蔵)。透明な箱に詰められた、彩色した砂でかたどった国旗の内部に放たれた蟻が国旗を侵食して模様を変えていく。
中原浩大《レゴ》(1990−91年、国立国際美術館蔵)。増殖する細胞のようなオブジェはレゴブロックでできている。
大竹伸朗《網膜(ワイヤー・ホライズン、タンジェ)》(1990−93年、東京国立近代美術館蔵)。正常に露光しなかったポラロイド写真をもとにした「網膜」シリーズの一点。
展覧会の起点となる1989年はベルリンの壁が崩壊して冷戦構造が終結し、グローバリゼーションが加速することになった年だ。日本では89年に日経平均株価が史上最高値を更新し、バブル経済の頂点へ、そして「失われた30年」の入口へと向かう。また1995年に「インターネット元年」を迎えるなど、政治・経済・テクノロジーが私たちの生活を激変させた20年だった。
クリスト《アンブレラ、日本とアメリカ合衆国のためのジョイント・プロジェクト》(1987-1988年、水戸芸術館蔵)。カリフォルニアと茨城県とで同時展開したプロジェクト。日本でも許可を得るために地権者を訪ね歩き、話し合いを重ねた。
クリスト《アンブレラ、日本とアメリカ合衆国のためのジョイント・プロジェクト》(1987-1988年、水戸芸術館蔵)。カリフォルニアと茨城県とで同時展開したプロジェクト。日本でも許可を得るために地権者を訪ね歩き、話し合いを重ねた。
プロローグは80年代に日本を訪れたアーティストの紹介から始まる。このころはクリスト、ヨーゼフ・ボイス、ナムジュン・パイクら現代美術のスーパースターが来日、個展やパフォーマンスを行うなど注目を集めた。日本のアーティストがヴェネチア国際美術ビエンナーレの新人部門「アペルト」に選出されるなど、現代美術作家の国際的な往来が盛んになった頃だ。
奈良美智作品の展示風景。上の2点には枯葉剤「エージェントオレンジ」にちなむタイトルがつけられている。
奈良美智作品の展示風景。上の2点には枯葉剤「エージェントオレンジ」にちなむタイトルがつけられている。
ヤノベケンジ《アトムスーツ・プロジェクト:タンク・チェルノブイリ》(1997年、広島市現代美術館蔵)。鉛の箱に収められた防護服。ヤノベはこの防護服を着てチョルノービリ(チェルノブイリ)に向かい、写真作品を制作した。
ヤノベケンジ《アトムスーツ・プロジェクト:タンク・チェルノブイリ》(1997年、広島市現代美術館蔵)。鉛の箱に収められた防護服。ヤノベはこの防護服を着てチョルノービリ(チェルノブイリ)に向かい、写真作品を制作した。
サイモン・スターリング《仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ):牛若の面(アトム・ピース/ニュークリア・エナジー)(2012年、作家蔵)。核兵器や核分裂に関するヘンリー・ムーアの2つの彫刻を巡る映像作品。
サイモン・スターリング《仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ):牛若の面(アトム・ピース/ニュークリア・エナジー)(2012年、作家蔵)。核兵器や核分裂に関するヘンリー・ムーアの2つの彫刻を巡る映像作品。
宮島達男《Slash》(1990年、京都国立近代美術館蔵)。1から9まで変化するデジタル・カウンターによって生命を暗示する。表示されない0(ゼロ)は死を意味する。
宮島達男《Slash》(1990年、京都国立近代美術館蔵)。1から9まで変化するデジタル・カウンターによって生命を暗示する。表示されない0(ゼロ)は死を意味する。
奈良美智作品の展示風景。上の2点には枯葉剤「エージェントオレンジ」にちなむタイトルがつけられている。
ヤノベケンジ《アトムスーツ・プロジェクト:タンク・チェルノブイリ》(1997年、広島市現代美術館蔵)。鉛の箱に収められた防護服。ヤノベはこの防護服を着てチョルノービリ(チェルノブイリ)に向かい、写真作品を制作した。
サイモン・スターリング《仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ):牛若の面(アトム・ピース/ニュークリア・エナジー)(2012年、作家蔵)。核兵器や核分裂に関するヘンリー・ムーアの2つの彫刻を巡る映像作品。
宮島達男《Slash》(1990年、京都国立近代美術館蔵)。1から9まで変化するデジタル・カウンターによって生命を暗示する。表示されない0(ゼロ)は死を意味する。
展覧会には3つのテーマが立てられている。「過去という亡霊」は戦後のトラウマやアメリカ同時多発テロなどにアーティストがどう呼応したのかを探るもの。ヤノベケンジは防護服に身を包んでチョルノービリを訪れた。彼の作品の一つは放射線を防ぐ銅の箱に入れられている。奈良美智の作品タイトル「エージェントオレンジ」はベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤の名称だ。1989年に元号が平成に変わっても昭和の戦争の影は漂う。
西山美なコ《ザ・ピんくはうす》(1991/2006年、金沢21世紀美術館蔵)。少女漫画から抜け出たようなピンクの部屋のインスタレーション。かわいいカルチャー、ジェンダーなどの問題をはらむ。
西山美なコ《ザ・ピんくはうす》(1991/2006年、金沢21世紀美術館蔵)。少女漫画から抜け出たようなピンクの部屋のインスタレーション。かわいいカルチャー、ジェンダーなどの問題をはらむ。
大岩オスカール《古代美術館》(1995年・奥、豊田市美術館蔵)とフランツ・ヴェスト《耳栓》(1994年・右手前、ワタリウム美術館蔵)。常に異文化を行き来してきた作者、大岩の作品には常に異文化にさらされてきた作者のアイデンティティが垣間見える。
大岩オスカール《古代美術館》(1995年・奥、豊田市美術館蔵)とフランツ・ヴェスト《耳栓》(1994年・右手前、ワタリウム美術館蔵)。常に異文化を行き来してきた作者、大岩の作品には常に異文化にさらされてきた作者のアイデンティティが垣間見える。
ジョーン・ジョナス《2匹の月のうさぎ》(2010年、作家蔵)。日本で制作された映像作品。飢えた人を救うために自らを犠牲にしたという、アジアとアステカに伝わる「月のうさぎ」伝説から着想した。
ジョーン・ジョナス《2匹の月のうさぎ》(2010年、作家蔵)。日本で制作された映像作品。飢えた人を救うために自らを犠牲にしたという、アジアとアステカに伝わる「月のうさぎ」伝説から着想した。
イ・ブル《無題(渇望 赤)》(1988/2011年、リウム美術館蔵)。1990年に韓国から来日した作家はこのコスチュームに身を包んでパフォーマンスを行った。動きを制限するコスチュームは個人の前に立ちはだかる父権や社会の障壁を暗示する。
イ・ブル《無題(渇望 赤)》(1988/2011年、リウム美術館蔵)。1990年に韓国から来日した作家はこのコスチュームに身を包んでパフォーマンスを行った。動きを制限するコスチュームは個人の前に立ちはだかる父権や社会の障壁を暗示する。
西山美なコ《ザ・ピんくはうす》(1991/2006年、金沢21世紀美術館蔵)。少女漫画から抜け出たようなピンクの部屋のインスタレーション。かわいいカルチャー、ジェンダーなどの問題をはらむ。
大岩オスカール《古代美術館》(1995年・奥、豊田市美術館蔵)とフランツ・ヴェスト《耳栓》(1994年・右手前、ワタリウム美術館蔵)。常に異文化を行き来してきた作者、大岩の作品には常に異文化にさらされてきた作者のアイデンティティが垣間見える。
ジョーン・ジョナス《2匹の月のうさぎ》(2010年、作家蔵)。日本で制作された映像作品。飢えた人を救うために自らを犠牲にしたという、アジアとアステカに伝わる「月のうさぎ」伝説から着想した。
イ・ブル《無題(渇望 赤)》(1988/2011年、リウム美術館蔵)。1990年に韓国から来日した作家はこのコスチュームに身を包んでパフォーマンスを行った。動きを制限するコスチュームは個人の前に立ちはだかる父権や社会の障壁を暗示する。
「自己と他者と」のコーナーでは女性アーティストが目立つ。90年代にはそれまで少数派だった女性フォトグラファーが台頭、2001年には長島有里枝ら若手女性3人が木村伊兵衛賞を同時受賞、「ガーリーフォト」などと呼ばれて脚光を浴びた。ジェンダー、国籍といったアイデンティティの概念が揺らぎ始めたのもこの時期だ。日本を訪問、滞在し、日本文化をモチーフに制作する外国人アーティストも増えた。マシュー・バーニーは茶道や捕鯨などの日本文化を背景にした作品を制作。ピエール・ユイグらは日本のアニメキャラクター「アンリー」の版権を買い取り、18名の作家が絵画や映像などの作品を制作している。
ナウィン・ラワンチャイクン《博多ドライヴ・イン》(1998年、作家蔵)。タイから来日、福岡に住むことになったアーティストが地元のタクシー運転手の人生をもとに制作した作品。
ナウィン・ラワンチャイクン《博多ドライヴ・イン》(1998年、作家蔵)。タイから来日、福岡に住むことになったアーティストが地元のタクシー運転手の人生をもとに制作した作品。
中村政人《トコヤマーク トキとコブキ》(1992年、作家蔵)。日本では理髪店を意味するサインポールが他国ではときに異なる業種を現すことを背景にした作品。
中村政人《トコヤマーク トキとコブキ》(1992年、作家蔵)。日本では理髪店を意味するサインポールが他国ではときに異なる業種を現すことを背景にした作品。
川俣正《トロント・プロジェクト1989/コロニアル・タヴァーン・パーク》(部分)(1991年、東京都現代美術館蔵)。都市の中に“工事中”のような光景を挿入するプロジェクト。住民からは賛否両論の声があがり、対話を重ねて実現にこぎつけた。
川俣正《トロント・プロジェクト1989/コロニアル・タヴァーン・パーク》(部分)(1991年、東京都現代美術館蔵)。都市の中に“工事中”のような光景を挿入するプロジェクト。住民からは賛否両論の声があがり、対話を重ねて実現にこぎつけた。
展示風景。手前の曽根裕《19番目の彼女の足》(1993年、水戸芸術館蔵)は複数の人々のコミュニケーションがなければ動かせない自転車のようなオブジェ。
展示風景。手前の曽根裕《19番目の彼女の足》(1993年、水戸芸術館蔵)は複数の人々のコミュニケーションがなければ動かせない自転車のようなオブジェ。
ナウィン・ラワンチャイクン《博多ドライヴ・イン》(1998年、作家蔵)。タイから来日、福岡に住むことになったアーティストが地元のタクシー運転手の人生をもとに制作した作品。
中村政人《トコヤマーク トキとコブキ》(1992年、作家蔵)。日本では理髪店を意味するサインポールが他国ではときに異なる業種を現すことを背景にした作品。
川俣正《トロント・プロジェクト1989/コロニアル・タヴァーン・パーク》(部分)(1991年、東京都現代美術館蔵)。都市の中に“工事中”のような光景を挿入するプロジェクト。住民からは賛否両論の声があがり、対話を重ねて実現にこぎつけた。
展示風景。手前の曽根裕《19番目の彼女の足》(1993年、水戸芸術館蔵)は複数の人々のコミュニケーションがなければ動かせない自転車のようなオブジェ。
「コミュニティの持つ未来」ではアート・マーケットとは別に「リレーショナルアート」などアーティストではない人たちと一緒に作る、社会の関係性に着目するといった作品を取り上げる。中村政人や小沢剛は路上で作品やパフォーマンスを展開する「ザ・ギンブラート」や「新宿少年アート」といった試みを行なった。今では当たり前になった美術館の外での作品展示の源流の一つはここにある。タイと日本を拠点にしているナウィン・ラワンチャイクンは1998年当時、自身が住んでいた福岡で住民の個人的な記憶をもとにした作品を制作した。多くの人々を巻き込むアート・プロジェクトが人々の絆をつなぎ合わせる。
第1章「過去という亡霊」展示風景。会田誠《美しい旗(戦争画RETURNS)》(1995年・中央、東京国立近代美術館蔵)、下道基行〈torii〉シリーズ(2006−12年・右、国立国際美術館蔵)、照屋勇賢《結い、You-I》(2002年・左、所蔵:森美術館、東京)などが並ぶ。
第1章「過去という亡霊」展示風景。会田誠《美しい旗(戦争画RETURNS)》(1995年・中央、東京国立近代美術館蔵)、下道基行〈torii〉シリーズ(2006−12年・右、国立国際美術館蔵)、照屋勇賢《結い、You-I》(2002年・左、所蔵:森美術館、東京)などが並ぶ。
米田知子作品の展示風景。1895年から1945年の日本統治下の台湾で建てられた日本風の家屋を撮影したもの。
米田知子作品の展示風景。1895年から1945年の日本統治下の台湾で建てられた日本風の家屋を撮影したもの。
第1章「過去という亡霊」展示風景。会田誠《美しい旗(戦争画RETURNS)》(1995年・中央、東京国立近代美術館蔵)、下道基行〈torii〉シリーズ(2006−12年・右、国立国際美術館蔵)、照屋勇賢《結い、You-I》(2002年・左、所蔵:森美術館、東京)などが並ぶ。
米田知子作品の展示風景。1895年から1945年の日本統治下の台湾で建てられた日本風の家屋を撮影したもの。
展覧会がフォーカスを当てている20年間は「リレーショナルアート」や芸術祭によって、それまで一部の人のものと思われていた現代アートがより広く親しまれるようになった時期でもある。アーティスト個人の内面の発露という側面から、物理的・心理的に観客をまきこむ要素が強調されるようになった時代でもあった。アートを媒介として現代社会の変遷を振り返る興味深い展覧会だ。
小沢剛〈ベジタブル・ウェポン〉シリーズ。各国の郷土料理に使われる食材で作った銃を構える女性たち。撮影が終わったあとは使用した食材で料理を作り、参加者で分け合う。
小沢剛〈ベジタブル・ウェポン〉シリーズ。各国の郷土料理に使われる食材で作った銃を構える女性たち。撮影が終わったあとは使用した食材で料理を作り、参加者で分け合う。
第3章、西京人《第3章 ようこそ西京に——西京オリンピック》(部分)(2008年、金沢21世紀美術館蔵)。西京人とは小沢剛、チェン・シャオション、ギムホンソックら日本・中国・韓国出身の作家によるユニット。ひとひねりされた競技が争われる架空のオリンピックが題材。
第3章、西京人《第3章 ようこそ西京に——西京オリンピック》(部分)(2008年、金沢21世紀美術館蔵)。西京人とは小沢剛、チェン・シャオション、ギムホンソックら日本・中国・韓国出身の作家によるユニット。ひとひねりされた競技が争われる架空のオリンピックが題材。
小沢剛〈ベジタブル・ウェポン〉シリーズ。各国の郷土料理に使われる食材で作った銃を構える女性たち。撮影が終わったあとは使用した食材で料理を作り、参加者で分け合う。
第3章、西京人《第3章 ようこそ西京に——西京オリンピック》(部分)(2008年、金沢21世紀美術館蔵)。西京人とは小沢剛、チェン・シャオション、ギムホンソックら日本・中国・韓国出身の作家によるユニット。ひとひねりされた競技が争われる架空のオリンピックが題材。

『時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010』

〈国立新美術館〉企画展示室1E 東京都港区六本木7-22-2。~2025年12月8日。火曜休(ただし9月23日は開館、9月24日は休館)。10時~18時(毎週金・土曜は20時まで)。

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