宝箱からコンニチハ‼︎なんてしない   作:珱瑠 耀

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前のエピソードのイベントが始まるちょっと前のお話し


今回オリキャラ出ます
後書きにまとめておきますね


閑話:厚生不足なんてしない

2022.刈り取るさん

さて、ベアトリーチェ殺害から三ヶ月が経ちました

 

 

2023.名無しの転生者

もうそんなに経ってたのか

 

 

2024.名無しの転生者

ベアトリーチェの最期は無様でしたね

 

 

2025.名無しの転生者

社員総出でのアリウス自治区での炊き出し

絵面がほんまおもろかったな

 

 

2026.名無しの転生者

なんならワカモも炊き出しに出動してたし

 

 

2027.名無しの転生者

会社内だけでもワカモと他の社員の関係が悪くなさそうなのが分かってほっとした

 

 

2029.刈り取るさん

さて無事にアリウス生徒達を社員として雇用出来たはいいんですが

 

君達(アリウス生徒)事務作業好き過ぎない?

 

 

2030.名無しの転生者

ほんとなんで?

 

 

2031.名無しの転生者

多分もう無益に戦いたくなかったんだろうなっていうおいたわしさをひしひしと

 

 

2032.名無しの転生者

アリスクが戦闘部隊のままで良かった

あのままじゃ未だに戦闘部隊がイッチ含めて3グループしかなかったし

 

 

2034.刈り取るさん

しかも私の部隊メンバーって私一人だけだし

これって部隊と言えるのか……?

 

 

2035.名無しの転生者

一人だけの部隊ってロマンあるじゃん?

 

 

2036.名無しの転生者

わかる

 

 

2037.名無しの転生者

かっこいいよね

 

 

2038.名無しの転生者

先生みたいな事言ってるな

 

 

2039.刈り取るさん

この前先生にも言われたよそれ

 

 

2040.名無しの転生者

 

 

2041.名無しの転生者

ワロタ

 

 

2042.名無しの転生者

流石俺達の先生!

 

 

2043.名無しの転生者

事務担当が増えすぎないように非戦闘組として医療班とか料理班って分けてはいたんだけどね

 

 

2044.名無しの転生者

社員全員の料理tierが基本イッチ=ワカモ>>>>>>その他だからな

その他な人達もちゃんと美味しいって聞くけど料理班も未だに自分達の料理に納得してないって言うし

 

 

2045.名無しの転生者

イッチの唐揚げ食べてみたい

 

 

2046.刈り取るさん

でも結局お母さんの唐揚げが一番美味しいからねぇ

私も生前のお母さんの味にどうやっても追いつけないし

自分の母の料理ってやっぱり唯一無二だよ

 

 

2047.名無しの転生者

超分かる

 

 

2048.名無しの転生者

うちもだわ

前世も今世も似たような食文化で今世でも一番好きなご飯あるけどたまに前世のお母さんの作ったご飯食べたいな…ってなる

 

 

2049.名無しの転生者

今世元孤児ワイ、拾ってくれた両親が作ってくれたハンバーグを思い出して泣く

 

 

2050.名無しの転生者

孤児ニキは強く生きて

本当に楽しく生きて

 

 

2051.名無しの転生者

何万もする懐石料理とかめっちゃ高いご飯を食べててもお母さんの作ってくれた素朴なご飯が一番安心する

 

 

2052.刈り取るさん

すっごく懐かしい思い出になったから梅干し作ることにするわ

お母さんの梅干し酸っぱさが殆どなくて好きだったんだよね

 

 

2053.名無しの転生者

先生と梅酒で飲み交わしたりとか?

 

 

2054.刈り取るさん

いいね 美味しく浸かったらやろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウス自治区の生徒達を野放しにしたくなかった私は、ベアトリーチェ殺害後に社員を急いで集め、生徒達の様子を見ながら大量の卵粥を作った。

 

身体の作りが出来ていなかったり、明らかに栄養が足りてないアリウス生達を見て社員達は直ぐに意図を察してくれた。

 

そしてちゃっちゃと完成した卵粥の匂いに釣られ、ぽつりぽつりと目を覚ましていくアリウス生。

 

しかし、最初は皆警戒と逃走をやめなかった。

 

どうにか抑えたとしても口を開けば「虚しい」だの「バニタス」だのと鬱陶しすぎて、取り敢えず食えと丁度持ってた卵粥をその止まらない口に突っ込んでしまった。

 

やってから正気に戻って「やっべ」と思ったのも束の間、逃げるのも忘れてお粥を掻っ込むアリウス生を見て起きてた周囲もゆっくりとお粥を口に入れてゆく。

 

そこには涙が浮かんでおり、誰一人声を発する事なく、ただカチャカチャと食器の擦れる音が響くだけだった。

 

 

———その時に、アリウススクワッドが合流してきた。

 

 

先生によると「"スクワッドをカタコンベに逃すことにした。死神、君にはなにかやりたい事があるんでしょ?良くないことをさせないなら、私は君に任せるよ"」との事で、薄々ながら私のやる事を察していたのだろう。

 

追加で卵粥を渡した私は、落ち着いた辺りで話を切り出すことにした。

 

 

 

———ベアトリーチェは私が殺した。

 

———その為、このアリウス自治区の責任者は私になる。

 

———責任者として、大人として、私は君達に二つの選択肢を与えたい。

 

———私の経営する会社の社員として働くか、他の自治区へと行くか。

 

———私としては前者を選んでくれると有難いと思っている。

 

———何故なら、住む場所が存在し、労働による対価が存在し、毎日3食の食事が存在するからだ。

 

———君達が大きくなって、巣立つ時まで、私は大人として責任を持って君達を庇護することを約束する。

 

 

 

この「毎日3食の食事が存在する」という言葉で、いくつかの生徒は既に堕ちかけていた事を話しておこう。

 

ベアトリーチェが死んだことで、もう苦しい生活をしなくても良いと分かったアリウス生徒達は誰一人欠けることなく雇用に応じた。

 

それは、アリウススクワッドも同じであった。

 

皆の顔が少しだけスッキリしたものになっていることに気付き、恐らくだが調印式(向こう)で色々心境の変化があったのだろう。

 

彼女達はまだ予定ではあるが設立されている戦闘部隊———「ロア」への配属とし、社員寮の拡大や設備の充実化などでなんと三ヶ月の時が過ぎていた。

 

「……ようやく、ひと段落」

 

「お疲れ様です、社長。これでやっと新体制ですね?」

 

「あぁ…ヨルハ。君も、お疲れ」

 

隣で並んで歩いているのは、副社長として私の居ない間の会社を支えてくれている(すめらぎ) ヨルハ。

 

元ミレニアム生徒であり、研究に没頭し過ぎたあまり成績不良で退学となってしまっていた。

 

その有り余る集中力によって洗練された社内のPC関連は軒並み良いものになり、難しい業務が殆ど簡略化されている。

 

「とはいえ、もうこの社も700人超えですか……一気に増えましたね」

 

「アリウス、生徒が…割りかし、多かったね」

 

「人数が増えるのは良いことです!」

 

そこまで話して、誰に合わせるでもなく進めていた足を止める。

 

「……でも」

 

「…………はい」

 

「なんで、皆…事務、なんだろ」

 

「いや、まぁ……錠前さん達は快く受けて下さいましたけどね?」

 

苦笑いするヨルハ。

 

「色んなこと…増やしといて、良かった」

 

「お風呂掃除はローテーションして、ご褒美に一番風呂…料理班はワカモさん主導でやって貰ってますし、最近は医療班のヘルプとして鷲見さんにも偶にご教授して頂いてるようですね」

 

他にも料理には通話越しではあるがゲヘナ学園の愛清フウカや玄武商会の朱城ルミがヘルプをしてくれたりする時もあるし、この前は匿名(ナギサ)がお菓子のレシピを提供したりなんて事もあった。

 

「ワカモにも…セリナにも、有難い…ばかり」

 

「ですです。もし社から独立して自営業、なんて話が出たりもすれば大騒ぎですよ」

 

「盛大な、送り会に…なりそう」

 

「一生分の思い出になりますよ、きっと」

 

くふふ、と笑いを溢して、また歩を進める。

 

「社長」

 

「?」

 

「私達を拾って下さり、ありがとうございます」

 

急に真面目な顔になったヨルハが、改めて、と言う。

 

「……良いさ。会社は、元々…成り行き、だったし」

 

「それでも、ですよ?私は、今が一番楽しいです。なんていうか……凄く、『青春してるって感じがするんです」

 

……なんだろうな、そう正面から言われてしまうと少し恥ずかしくなってくる。

 

「そう…なら、良かった」

 

「はい!じゃあ、午後も程々に頑張りましょうね!」

 

少し顔を逸らした私に笑みを混ぜたヨルハが小走りで先を行くのを、私は眩しいものをみるように目を細めていた。




イラストは「ささえき」様の「よっこら少年少女」を使用して作成しました。

【挿絵表示】

名前————ヨルハ
フルネーム—(すめらぎ)ヨルハ
武器種———ハンドガン(HG)
学園————元ミレニアムサイエンススクール
部活————元エンジニア部、現在「Reaper Archon」副社長
年齢————16歳
誕生日———2/27
身長————152cm
趣味————作業効率化、猫の動画集め
ヘイロー——灰色のシンプルな円環の内側に五角形の頂点の位置になるように小さい花のマークがある

・概要
仕事効率向上に向けての研究に没頭するあまり単位のことを忘れてミレニアムを退学する事になってしまった元ミレニアム生徒。
現在は周囲の社員や『死神』が話しかけたりしているので、没頭癖は割と改善されている。
「Reaper Archon」の副社長で、社長の居ない間の会社を纏めたり仕事内容の簡略化をしており『死神』と並んで人望が厚い。
『死神』の事を「社長」と呼び慕っている。
以前、コンビニの袋を猫だと勘違いして「にゃんこ〜?」と言ってしまったことがある。



という事で新キャラの皇ヨルハちゃんでした
かわええやろ?(接近)
かわええやろ?(密着)
可愛いって言え(豹変)


アリウスが入る前の戦闘部隊は死神単体の「タナトス」、モブ達四人ずつの「モト」、「マタドール」の三つでした
今回アリスクの「ロア」が増えたので四つですね
部隊名の元ネタは勿論ペルソナです(こなみ)

とはいえ700人居る中で13人しか戦闘部隊居ないとかかなりヤバいのでは?(実際そう)


次回からはぼちぼち活動報告を消化する予定です
それでは また



なんか刈り取るさんにして欲しい事を書き込む活動報告↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=315528&uid=276197
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