204.名無しの転生者

最近刈り取るさん出てこないな

205.名無しの転生者

おいおいワカモと出掛けてくるって言ってまだ1日だぞ？

206.名無しの転生者

えっまじかよ……うちの世界まだ10秒しか経ってないぞ……

207.名無しの転生者

おい一人だけ時空違う奴居るぞ

208.名無しの転生者

1日経過するのに8640日掛かるの……？

209.名無しの転生者

なんでそんなすぐに計算できんの？

210.名無しの転生者

暗算日本一だったので計算は得意やで

211.刈り取るさん

すっご

私数学苦手だったから羨ましいよ

212.名無しの転生者

世界によって時間の違いもあるんやな､こう見るとほんと顕著

213.名無しの転生者

……ん？

215.名無しの転生者

なんだ今の

216.名無しの転生者

イッチだ！！！！

218.刈り取るさん

ただいまー

シャーレと企業契約ぶっつけてきたよ

220.名無しの転生者

おつかれー

どんな契約？

222.刈り取るさん

主に弾薬の提供

銃種弾種問わずまとめて月々200円/tで

224.名無しの転生者

想像の三倍くらい安くて草

225.名無しの転生者

赤字では？？？？

226.刈り取るさん

あ､大丈夫

弾薬に関しては私が基本際限なく生成できるからこれ以上高くしても意味ない

シャーレは弾薬を使いすぎると後の請求が酷くなるから安く済ませたい､私は軽くお小遣い稼ぎが出来るからWin-Winだね

227.名無しの転生者

とはいえ安過ぎないか？

こんな上手い話表に出てたらイッチの負担では

229.刈り取るさん

そこも大丈夫

今まで継続契約はやってなくて､シャーレのが最初だから

なんなら工場も無く私が際限なく作れるのでライン停止されようにもそんなの意味が無いんだよね

当日限りの契約も最近は落ち着いてるし

231.名無しの転生者

良かったやん

先生はかっこよかった？

ゲーム部先生だったら面白そうだけど

233.刈り取るさん

なんと

　ア　ニ　メ　先　生　で　し　た

235.名無しの転生者

　や　っ　た　ぜ

236.名無しの転生者

　祭　り　だ　祭　り　だ

237.名無しの転生者

　楽　し　く　な　っ　て　参　り　ま　し　た

238.名無しの転生者

　メ　イ　ド　服　持　っ　て　来　い

239.名無しの転生者

　ち　く　わ　大　明　神

240.刈り取るさん

弾薬に関しては取り敢えずストックをシャーレで保管させることに成功したので

今からブラックマーケットのお掃除の時間です

241.名無しの転生者

誰だ今の

242.名無しの転生者

巡回……先日言ってた不良の減少とか？

243.名無しの転生者

不良が減ったらどうなるんだ……？

245.刈り取るさん

知らんのか？

カ イ ザ ー が デ カ い 顔 し 始 め る

246.名無しの転生者

シベリア送りにしなさい

247.名無しの転生者

こらっ！向こうの排水溝にぺっしなさい！そんな汚いカイザー持ってきちゃダメでしょ！

248.名無しの転生者

#カイザーを許すな

249.名無しの転生者

カイザーだぁ！！56せぇ！！！！

250.刈り取るさん

カイザーへのヘイト高過ぎて笑える

252.名無しの転生者

そら(原作の所業を見れば)そう(なる)よ

253.名無しの転生者

イッチ､慈悲は？

254.刈り取るさん

(ルールに抵触した瞬間から)ありません(あと配信します)

255.名無しの転生者

　有　能　イ　ッ　チ

256.名無しの転生者

　パ　ー　テ　ィ　タ　イ　ム

257.名無しの転生者

　確　定　演　出　キ　タ　コ　レ

258.名無しの転生者

　全　裸　待　機

259.名無しの転生者

　祭　り　だ　祭　り　だ

ワカモに一言断って､部屋の隅にある箱からブラックマーケットのある地点まで飛ぶ｡

その目を開いた瞬間から､何かの言い争う声が響き始めた｡

普通なら二時間は掛かるだろうに､この閉塞ネットワークは便利が過ぎる｡

いくらペルソナ4からの輸入だとしてもトラブルを察知するのはチートだろう､チート*1｡

路地の向こうからは火薬の炸裂する音が互いに響いていて､両者が一歩も譲らずに戦っている事がわかった｡

恐らくだが､いつも巡回するルートに私が居ないからその場所を乗っ取りに来たのだろう｡

今までもよくあった事だ､が……なんだか､カイザーの方に指揮官っぽい奴が居るみたいだ｡

ブラックマーケット側が押されているみたいなので､さっさと路地から出よう｡

　———ちゃんと､鎖を鳴らしながらな｡

「数で押し潰せ！弾幕を張れば不良落ちなんぞ余裕だ！」

マシンガンやショットガンの弾が､留まる事を知らずに周囲を傷付け続けている｡

　———ギャリ｡

抗争の続く大通りに紛れて､鎖の音が掻き消えた｡

「っぐぅ……！アイツら､あの人が居ないからってしつこい……！」

「援軍はァ！？」

「まだかかる！」

　——— ギャリ｡

「———課長！不明のシグナルです！」

「こんな時に援軍か……？」

その存在に気付いたのは互いだった､だが｡

「……お前ら､来たぞ」

「せ､先輩？」

　——— ギャリ｡

「『死神』の降臨だ」

その存在の理由に気が付いたのは､片方だけだった｡

「———ッ！？し､『死神』だと……！？」

敵側の後ろにいた指揮官も､勢力の丁度境界に現れたソ(・)レ(・)に狼狽を隠せない｡

「……不可侵､の約束を……破った､な」

カイザー軍に視線だけを向けて放った死神の声は､何故だかよく通った｡

「約束の､不義は……貴様らの､命､で」

鎖に繋がれたハンドキャノンの口が､空に向けられる｡

「支払って貰おう」

一発の弾丸が空へと消え､力が極限まで溜まる(【チャージ】)｡

元はターン制バトルゲームのペルソナだが､この世界にターンなんてものは存在しないが故｡

この一発で､更に全身が最善の状態へと成り(【ヒートライザ】)､技のキレが増す感覚(【リベリオン】)｡

「う､撃t———」

指揮官が指示を飛ばし､部下が銃を構える———が､もう遅い｡

———私はもう､スキルを発動し終わっていた｡

空間がスローモーションになり､カイザー軍の殆どがそ(・)れ(・)を知覚する｡

構えた銃が揺れ……いや､揺れてるのは自分の方か？どうして自分は揺れている？

その事実を完全に理解する前に———

———幾重にもなる銀閃(【空間殺法】)が､それら全てを纏めて切り刻んだ(＞>critical!!<＜)｡

脳内の掲示板ではその様子を見て実況している民や､狂喜と恐怖でレスがおかしくなっている民もいるが､今は無視｡

【空間殺法】発動の瞬間､両手に持っていた剣がグニャリと形を変えていつものハンドキャノンに戻り､私はカイザー軍へもう一度視線を向ける｡

「……問おう」

僅かに残った戦闘員が､腰を引けてじりじりと下がってゆく｡

それに合わせるように､足下に散らばる機械片を踏みながらゆっくりとカイザー軍へ近付いて｡

———事態の収束に､然程時間は掛からなかった｡

怪我した仲間の傷をある程度癒して(【メディラマ】)､自発的に機械片を掃除し始めたブラックマーケットの住民達をちらりと見る｡

恐らく､住民達にとっては思わぬ収穫となっただろう｡

カイザーPMCの亡骸から視線を外した私は､この先のことを少しだけ考える｡

今回の発生場所は件の闇銀行(「ん､銀行を襲う」)から然程離れておらず､なんならもう少し行けばアビドスの自治区に出る所｡

そしてその闇銀行はカイザーが運営している｡

ならば———

398.刈り取るさん

ん､襲われた銀行を乗っ取る

399.名無しの転生者

は？

400.名無しの転生者

は？

401.名無しの転生者

は？

402.名無しの転生者

は？

403.名無しの転生者

は？

404.名無しの転生者

は？