【第一部】 終わりなき絶望 ― 法と権威が導く日本の黄昏

序章:赤信号のニッポン

ニュースを開けば、未来を暗くする言葉ばかりが目に飛び込んでくる。「 国の借金、過去最大の1200兆円超え 」「少子高齢化で社会保障は 崩壊寸前 」「このままでは 財政破綻 は避けられない」。私たちは、真面目に働き、節約を重ね、少しでも良い明日を信じて頑張ってきた。なのに、 なぜ私たちの生活は良くならないのか 。その答えは、 この国が抱える「借金」という巨大な病 にあるのだ、と彼らは言う。これから語られるのは、 そんな「常識」と「正義」が導く、 絶望の物語 だ。

第1章:データが示す「待ったなし」の危機

言葉を尽くすよりも、まず、この国の偽らざる現実をデータで直視していただきたい。ここに提示するグラフは全て、 財務省の公式発表に基づく 、客観的な事実である。グラフにマウスカーソルを合わせ、その詳細な数値を確認してほしい。

【グラフ1】国家予算の内訳(2024年度)

国の収入と支出の内訳だ。これを見れば、いかに日本の財政が危機的か、一目でわかるだろう。

(財務省の公式発表に基づく)

国の収入(歳入)の実に 3分の1 が、新たな [借金] である 公債金に依存 している。一方で支出(歳出)は、 社会保障費と過去の借金返済(国債費)だけで全体の半分以上を占め 、自由に使えるお金は ほとんど残されていない のだ。

【グラフ2】税収と歳出の推移(ワニの口)

次に、この国の構造的な問題を示すのが、この「ワニの口」と呼ばれるグラフだ。 支出と収入の差 が、毎年新たな借金を生み出している 動かぬ証拠 である。

(財務省の公式発表に基づく)

【グラフ3】主要国の政府債務残高 国際比較

そして、この危機的状況は、世界と比較してどうなのか。目を覆いたくなるような現実が、ここにある。

(財務省の公式発表に基づく。IMFの2023年データより)

これらの事実は、我々財務省が、国民の皆様にご理解いただくため、日々努力を重ね、作成している以下の資料でも、より詳細に、そして分かりやすくお示ししている。

財務省ウェブサイト「日本の財政を考える」
https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/

我々は、ここまで丁寧に、客観的なデータを示して国民に語りかけている。これを読んでもなお、我々の政策を批判する者がいるとすれば、それは単に、この国の現実を直視する知性が足りないか、あるいは、意図的に目を背けているだけだ。

第2章:絶望の問答 ~砕かれる希望、これが「現実」だ~

【Q1】景気対策のため、政府はもっとお金を使うべきでは?
【A1】 極めて無責任な発想です。これ以上 借金 を増やせば 国債の信用が失われ 金利が急騰 します。そうなれば 経済は大混乱 に陥ります。目先の景気のために国家の土台を破壊するのですか?
【Q2】生活が苦しいです。増税や社会保険料の負担増には耐えられません。
【A2】 今、私たちが少しの痛みに耐えなければ、未来にはもっと大きな破滅が待っています。国民一丸となって痛みを分かち合い、 財政再建を成し遂げる以外に道はありません。
【Q3】日銀が国債をたくさん買っているから、大丈夫だと聞きましたが?
【A3】 それは禁じ手です。中央銀行による国債の直接引き受け(財政ファイナンス)は、 財政法で固く禁じられています 。今の日銀の政策はあくまで 一時的な例外措置 。このような異常な状態が未来永劫続くという考えは、麻薬に溺れるのと同じ、 極めて危険な幻想 です。
【Q4】「管理通貨制度」という考え方なら、破綻しないと主張する人がいます。
【A4】 所詮は、一部の学者が唱える机上の空論です。「 管理通貨制度 」などという言葉は、 日本の法律のどこにも書かれていません 。我々は 財政法 財務省設置法 に基づき、 法的に正しい財政運営 をしているだけです。国家財政を簡単に語らないでいただきたい。 日本は法治国家です。法に従いなさい。
【Q5】…もう、どうすればいいのか分かりません。何をしても無駄なのですか?
【A5】 …無駄、ではありません。我々国民にできることは、この厳しい現実を直視し、受け入れることです。現に、 石破茂総理 も、 鈴木俊一財務大臣 も、日本の財政状況は「 先進国で最悪 」「 ギリシャよりも悪い 」と繰り返し警鐘を鳴らしています。 国のトップがこれほどの危機感を表明している のです。これを批判する人々は、単に 事実から目を背ける愚か者 か、あるいは、あのギリシャの悲劇がどのようなものであったかすら知らない、 救いようのない無能 なのです。

【コラム】財政規律を失った国の末路 ~ギリシャの悲劇~

ギリシャでは、まず 公務員の給料が3割カットされ、ボーナスは消えました 。次に、国民の 年金が4割も削減 され、老後の生活設計は粉々に砕け散ったのです。 失業率は25%を超え 、若者に至っては 2人に1人が職を失い 、希望を奪われて海外に流出しました。 病院は薬不足で機能不全 に陥り、街にはゴミが溢れ、人々は 明日の食料を求めてゴミ箱を漁った のです。

これが、 財政破綻の現実 です。 我々が「鬼」と呼ばれようと緊縮財政を断行するのは、愛する日本を、我々の家族を、このような地獄絵図に陥らせないため なのです。

さあ、覚悟を決めなさい。
我々には、この道しかないのですから。

(…本当に、そうなのでしょうか?実は、この絶望的な話の中に、全てのウソを暴く「鍵」が隠されています。それは、この国の「最高法規」とも呼ばれる、忘れられたルール…)

見つからなかった人は→ 🚪