1993年、早大教授・長澤和俊氏の監修、ムロタニツネ象氏のまんがによる、まんが世界史です。
内容紹介かねて、目次を書くと、
【1】アヘン戦争おこる、【2】洪秀全と太平天国の乱、【3】セポイの反乱とインド帝国、【4】ガンジーとインドの独立
。。。ということで、19世紀のChina、19世紀〜独立までのインドがメイン。
分かりやすいくて、巻末には、資料・年表が付いていて、とても充実しています。理解も深まると思います。
また、帝国主義や植民地支配について、本質に迫る部分がチラホラ書かれているのもGood!
例えば、本編のまんがでは、
強国が戦争の口実を求めている様が描かれていたり、
「産業革命が進んだ欧米諸国は、工場でどんどん生産される製品を、大量に売りさばくための市場や、
生産に必要な安くて大量の原料を、広大なアジアに求めることになったんだ。」(P8)といった台詞があったり。
資料編では、
「イギリスのインド支配の方法:イギリスは上流のインド人のきげんをとったり、ヒンズー教徒とイスラム教徒の対立などを利用して、
インド人が団結しないように、たくみに支配した。」(P165) など。。。当時のアジアだけの話とは、思えません。
「小学校上級以上」ですが、よく出来ている、上質なまんが歴史本だと思います。
ちなみに、タイトルには「無抵抗主義者ガンジー」とありますが、「無抵抗」というのは、ちょっと違うと思うので「☆-1」させていただきました。
英国政府による製塩法(英国が塩を専売し30%の税をかける法律)が、
もし自国の政府によるものだったら、ガンジーはどうしただろう?。。。なんて考えてしまいます。