県立広島大は10日、同大本部事務部教学課の20代職員がうその説明をして複数の学生サークルなどから金銭を受け取り、私的に競輪に使っていたと発表した。現時点で判明している被害額は約714万円で、10日までに全額返金されたという。
県庁で記者会見した同大の森永力(つとむ)学長は「極めて悪質な行為だと認識している。学生の皆さんの信頼を裏切り、深く謝罪を申し上げます」と頭を下げた。
同大によると、20代職員は2024年3月から今年9月までの間、本来の職務ではない学生サークル間の金銭の調整を行う立場であるかのような振る舞いをして、虚偽の説明をし、複数の学生サークルなどの会計から金銭を振り込ませるなどしていた。
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