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青山さん(仮名)の性別適合手術の支援をするために。

クラウドファンディングを始めました。

日本のクラウドファンディングサイトを利用する予定でしたが、審査で却下されてしまったため、プロジェクト内容について公開します。

下記ページからご支援いただけます。(オールイン型のプロジェクトです。皆さんの支援がプロジェクトメンバーを通じて全額青山さんに届きます!)


支援方法


①ページにアクセスし、CONTINUE TO PAYMENTをタップ

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②必要事項を入力します

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③プラットフォームへのチップはOther Amountを選択すれば0にも出来ます!

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▼自己紹介

1)わたしたちについて(プロジェクトメンバー)  

皆さんはじめまして。
わたしたちは、青山さんが性別適合手術に際し、大きな困難として、金銭的な困難を抱えていることを知り、それを支援するために結成したプロジェクト団体です。
少人数の団体ではありますが、このプロジェクトを成功させるための活動を行ったり、青山さんが手術を受けられるように支援することを目的としています。
 
青山さんは性別に関する困難で、シスジェンダーの人々と比べ多くの困難を抱えています。ご本人の紹介にもありますが、職場で性別を隠しながら生活していたり、性別の露見の恐怖に怯えながら生活していたりします。
わたしたちは、そうした生活から、性別のことを気にしなくても良い「スタートライン」に向かえるよう、支援していきたいと思っています。
 
しかし、わたしたちの力だけでは、100%の支援が難しい現状にあります。
是非とも、皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。
 

2)青山さんについて

青山さんは1998年5月に、北海道で戸籍上は男性として生まれました。
初めて性別の違和感を感じたのは、幼稚園の入学式のこと。「男の子の手はグーにしてね」という言葉に対してでした。
〈幼稚園の卒園アルバムより〉

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幸いなことに、小さな町だったため、小学校の4年生頃までは性別を気にするということはほとんど無かったそうです。
 
ですが、青山さんが性別について「他の人と決定的に違う」と自覚する時がやってきました。
 
小学校5年生の頃、男の子たちがトイレで性器の大きさを比べ合う遊びをしているのを目撃して、驚いたそうです。そして、性別が「この人たちと違うんだ……」ということと同時に、「これを知られてはいけない」ということを自覚したといいます。
 
それから中学、高校までは少数の親友にのみカミングアウトをして生活していました。
 
大学生になっても同じように、少数の友人にだけ話して、学生生活を終えるつもりでしたが、心身に異常が生じるようになります大学3年生のとき、教育実習が終わってすぐのことでした。
 
精神科での診断は「うつ病」。今まで性別の違和感を隠し続けてきた無理が重なったのか、あるいは教育実習の間、「男性を完璧に演じ続けなければいけなかった」からだったのかもしれません。
 
どちらかは定かではありません。しかし、トランスジェンダーであることを一次障害として、うつ病を発症してしまいました。(このような発症の仕方を二次障害といいます。他に発達障害も一次障害としてあったことがわかりました。)
 
そこから青山さんの学生生活は大きく狂いだしました。
 
比較的好成績だった3年前期までに対して、成績の平均(GPA)が1を切るようになってしまったのです。
まずは起き上がることも難しくなりました。外出するのは最低限の買い物と通院のみの日々が3ヶ月ほど続き、青山さんは大学のカウンセラーと話し合いをしました。
 
「女性として大学生活を送ることはできませんか?」
 
大学としても例のなかったことだったようでしたが、カウンセラーとゼミの指導教員が各方面に配慮してもらえるように頼みこんでくれた結果、青山さんは大学の4年生の1年間だけ、女子大学生として過ごすことになりました
 
それによってうつ病が、簡単な外出やレポートの作成ができる程度にまで回復し、冬には教員として仕事ができるまでに回復、就職も決まりました(うつ病のため、教員採用試験は受けられなかったそうです)。
 
〈大学4年生の冬、先輩と〉
(以降の画像はプライバシー保護のため、画像を加工しています。)

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大学卒業前


〈2021年春頃の青山さん〉

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新卒1年目、教員時代

 
青山さんは現在、公立の通信制高校の先生として勤務をしています。学校では、管理職にのみトランスジェンダーであるとカミングアウトをしており、管理職の理解のもと女性として「普通に」生活しています。仕事は授業の他にも、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒の生徒指導や進路指導の担当をしたり、ホームルームの担当をしたりと教員として充実した生活を送っています
 
〈教職員の身分証明書〉
(プライバシー保護のため、一部の情報を隠しています。)

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県立学校の教員身分証明書

 
〈2022年夏頃の青山さん〉

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公立通信制高校教諭の一コマ

 
 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

このプロジェクトを立ち上げたのは、2つの理由があります。
 
1)青山さんが「性別の問題で困っている」ということ
2)日本で「性別適合手術を受けることが大変困難である」こと 
 
この2つの問題のうち、少しでも解決に近づけられるように、このプロジェクトを立ち上げました。 
 
中には、「個人の手術費をクラウドファンディングで募るのはおかしいのでは?」と思う人がいるかもしれません。 
 
ですが私たちは、「それは違う」とはっきりと言える2つの根拠があります。
それは、
 
1)トランスジェンダーというマイノリティは、スタートラインにすら立つことができず、スタートラインより後ろの地点にいるということ
2)スタートラインより後ろの地点にいる現状から、スタートラインに立てるようにすることは、当たり前の人権であるということ 
 
この2つの理由で十分だと私たちは考えています。
(少なくとも、保険診療並みの負担で受けられるべきなのです。 )
 
想像してみてください、「公正な競技」として、100メートル走をしようとしている時に、何らかの障害や病気、国籍やルーツなどで、スタートラインが後ろにずらされてしまっているのは、果たして公正な競技を行おうとしていると言えるでしょうか。 
 
私たちは、トランスジェンダーだから特権が必要だと言っているわけではありません
ただ、スタートラインを平等にしよう。それだけです。 
 
とはいえ、スタートラインを平等にするためにお金がかかってしまうのが、この日本の現状です。
 
実際に、どのような点に青山さんが困っていて、それを解決するためにどのようなことが必要なのか。
実際に、日本で性別を変更するということがどれだけ難しいことなのか。 
 
1つずつ説明します。
 

▶️青山さんが困っていること


青山さんが困っていることを大きく分けると、現在の教員生活における困難と、実生活における困難の2つがあります。 
 

1)教員生活における困難

①現在は理解のある管理職のもと、青山さんは職務に励んでいます。しかし、管理職が変わったり、青山さん自身が異動したりした場合、現在のような管理職の理解が得られるとは限りません場合によっては、教員生活を辞めざるを得なくなってしまいます。 
 
②現在はトイレや更衣室も、女性用を問題なく使用しています。それについて問題になったことは一度もありません。しかし、学校での宿泊を伴う行事では、入浴指導が必要になることがあり、場合によってはその指導を担当できないということもあるでしょう。その際に、「なぜ指導ができないのか?」と戸籍上の性別が露見してしまう可能性が十分に考えられます。 
 
③青山さんの勤務している自治体で利用している事務システムでは、戸籍上の性別が表示される場合があります
 
〈画像1〉 (氏名情報等はプライバシー保護のため隠しています。)

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〈画像2〉 

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また、申請等でも戸籍上の性別を入力・記入しなければいけない場合があります。その際、同僚に見られてしまい、戸籍上の性別が男性のトランスジェンダーであることが露見してしまう可能性があります。 
 
こうしたように、青山さんは管理職による一定の理解のもとで勤務できてはいるものの、トランスジェンダーであることが露見する危機の中でさまざまなバックグラウンドを持つ生徒と向き合っているということになります。 
 
 
それだけではありません。青山さんは日常生活の中でも、困難な状況にいます。 
 

2)日常生活での困難

①青山さんは持病として、重度のアトピー性皮膚炎のほか、摘出の必要な皮下腫瘍発達障害性同一性障害の精神的治療うつ病などがあります。これらはすべて保険診療が可能なものですが、重度アトピーの治療には3ヶ月に1度、4万円を超える自己注射療法(高額療養費制度を利用しています)が必要であり、月平均の医療費は2万円を超えます。これは同世代の自己負担平均7千円と比べても3倍弱の負担です。
さらにホルモン療法保険外診療で行っており、それを加えると医療費はさらに増えます
こんな状況では、自分自身で性別適合手術の費用を貯めようとしても、どれほどの時間がかかるかわかりません。 
 
②青山さんのうつ病は、発達障害と性同一性障害を一次障害(原因)とするものです。発達障害については、服薬によってある程度コントロールができています。
 
しかし、性同一性障害の治療は精神科領域での治療とホルモン療法にとどまっており、身体違和が強い青山さんにとってはうつ病治療の障壁になっていると言えます。
うつ病がひどくなってしまうと、仕事を続けることにも影響が生じてしまいます。
そうなってしまえば、社会生活を送ることすら困難になってしまう可能性があります。 
 

▶️日本における性別変更の現状

日本において、戸籍上の性別変更をするためには、性別適合手術(SRS)と呼ばれる手術を経て家庭裁判所の家事審判で認められる必要があります。
 
性別適合手術は、2018年の診療報酬改定によって保険適用化されました。しかし、ホルモン治療は保険適用化されませんでした(保険外診療)
日本では、保険診療と保険外診療を併せて行う場合、すべて保険外診療となってしまうという決まりがあります
そのため、ホルモン療法をすでに行なっている場合、保険診療は使えない、ということになります。 
ここで重要なのが、保険診療で性別適合手術を受けようとする場合、ホルモン療法を行っている前提が必要となるということです。
 
つまり、現状では、日本で保険診療の性別適合手術は受けることは不可能です。
 

▶️日本における性別適合手術

『性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン』によれば、手術を施行するためには8つの条件が示されています。

(以下、『性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン 第4版』より抜粋)

ii)性別適合手術を施行するための条件

性別適合手術を施行するにあたり次の条件を満たしていることが必要である。
身体的治療に移行するための条件〔上記4-(1)-5)〕を満たしていること。
②身体的条件:十分な問診、身体的診察と必要な検査を行い、性別適合手術を行うことによって健康に重篤な明らかな悪影響を及ぼすような疾患が否定されていること。注:例えば麻酔薬に対するアレルギーや重度の肝障害等
実生活経験プライベートな場所では、希望する性別での生活を当事者が望むスタイルでほぼ完全に送られており、この状態が後戻りしないで少なくとも1 年以上続いていること(観察期間をすべて1 年以上とする必要はないが、この条件を満たしていることを意見書作成者が十分確信できる内容が提示されていること。ただし、他の身体的治療を受けていない場合、あるいはホルモン療法など他の身体的治療を希望しない場合には、より長期の観察期間を設けることが望ましい)。
④手術に伴う休暇等の確保:手術に必要な期間、仕事や学校を休むことができるか、退職を考える場合には、次の職に関して具体的な見通しが立っていること。手術後も当面生活に必要な経済的安定が確保される見通しが立っていること。
サポートシステムの確保:家族やパートナー等のサポートシステムが安定的に得られていること。それが得られない場合、あるいはカムアウトしていない場合には、精神的にも経済的にも安定的に自立できていること。
⑥インフォームド・デシジョン:手術の範囲、方法、予想される効果、起こり得る合併症・随伴症状などについて十分な説明を行い、理解したうえで手術法が決定されたことを文書に明記して保存すること。
⑦家族・パートナーへの説明:家族、パートナーにも必要に応じ、具体的術式や予想される結果、手術上のリスクについて十分なる説明を行っていること。
成年に達していること。

『性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン 第4版』より

このように、非常に厳しい条件のほか、高額な治療費が必要になってきます。

▶️性別適合手術に向けた青山さんの現状

現段階で、青山さんは性同一性障害(ICD10では性転換症)の診断書を持っており、ホルモン療法を行っていることから、青山さんが満たせている手術の条件は①、③、④、⑤、⑦、⑧です。
なお、②、⑥については手術前の検査等によって判明するものであり、手術に関するインフォームド・ディシジョンなので現段階では必要ありません
〈性同一性障害(性転換症)の診断書〉(プライバシー保護のため、氏名を隠しています。

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性同一性障害(性転換症(旧名称))での診断書

▼本プロジェクトの内容

   今回のプロジェクトは、青山さんの抱える困難のうち、最も大きな部分である資金面の支援をするというものです。
 
前述しましたが、本来であれば、青山さんが女性として尊厳を持って生活できるということは、人権として保障されているべきことだと思っています。ですが、日本の現実はそうではありません
 
このプロジェクトは、現在マイナスの位置にいる青山さんが、女性として尊厳を持って、教員生活を送るための、スタートラインに立つための支援です。
 
また、青山さんの勤務する学校には、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒たちがいます。
中には、性別に違和感を持った性的マイノリティの生徒もいるかもしれません。
彼女が女性として、戸籍上の性別が露見する不安の中でではなく、尊厳を持って教員の職を全うすることは、学校の中に存在するかもしれない性的マイノリティの生徒たちのロールモデルにもなり得ると思います。
そして、このプロジェクトの成功は、同じ境遇にある当事者の人たちに一つの方法を提示するということにもなります。
 
このプロジェクトは、支援の形で行われるため、リターンとして皆さんにお送りできるものは、わずかなものです。
一部、オンラインの談話会やミニ講座、手術報告会などで皆さんに青山さんの実生活をお見せすることはできますが、基本的に私たちにできることは、皆さんにお礼を申し上げることしかできません。
 
私たちは、青山さんを全力で、青山さんが学校の先生として生徒のために働けるようにフォローします。
 
ですから、皆さんにも、できる範囲で結構ですので、ご支援・ご協力をお願いしたいと思っています。
 
どうか、青山さんが学校の先生として、戸籍上の性別の露見の不安に苛まれることなく、尊厳を持って活躍できるよう、応援してください。よろしくお願いいたします。

▼プロジェクトの段階

このプロジェクトは、4つの段階に分かれています。
 
1)クラウドファンディングの実行と成功
このクラウドファンディングを成功できるよう、告知等を行っていきます。
 
2)手術できる環境の整備
これは青山さん自身に行ってもらうことです。
必要なのは、
①手術前準備(2023年中)
手術前の検査や受診等などを済ませ手術できる状態にする。
②日程の調整(2023〜4年)
勤務先の管理職と相談し、手術及び入院期間の調整をする。
③手術日程の決定(2024〜5)
病院との間で手術日を決定し、準備する。
 
3)手術の実行(2024〜5)
安全に手術ができるよう、私たちには祈ることしかできません。
医師の技術を信じます。
 
4)手術の報告会
手術が無事に終わったら、青山さん本人及び私たちより、オンラインではありますが手術の報告会を行います。
 
▼資金の使途等
1)手術費用 約2,300,000円(入院費を含む)
2)手術前検査・受診費用 約100,000円(検査には保険が適用されないため)
3)交通費  約100,000円(手術前検査・自己貯血などに関わる交通費を含む)
4)手術後のケア*・予備費 約200,000円
*術後ケアには、ダイレーションや手術経過確認のための通院の費用を含みます。
 
計 約2,700,000円
 
※上記費用は、現時点での概算です。
※不足分は、支援する会と青山さんの自己資金より補填します。

※実際にかかった費用を上回る支援があった場合、性的マイノリティの子ども支援やあしなが育英会などの子ども支援に全額寄付いたします。
 
▼手術予定病院・術式
青山さん個人の特定を防ぐため、具体名は公表できません。ですが、公表できる限りの情報は公表します。
 
〈病院〉国内、政令指定都市にある病院→未定
〈術式〉大腸法(S字結腸法)*
*青山さんの身体状況から、反転法が選択できない可能性が高いため。

▼おことわり

1)青山さんの体調や病院の予約、新型コロナウイルスなどの影響により、手術の実施予定日が延期される場合があります。その際は、延期後の日程を改めてご連絡いたします。
2)手術国内の病院を予定しておりますが、場合によっては変更する場合もあります。先病院は未定です。
3)青山さんは同僚だけではなく、生徒にもカミングアウトせずに勤務しています。個人や勤務校、勤務している自治体の特定は絶対におやめください。
4)このプロジェクトについて、青山さんにや医療機関に直接問い合わせることはおやめください。連絡先は下記メールアドレス・ツイッターまでお願いします。

青山さんの手術を支援する会
aoyama.srs.project@gmail.com
https://twitter.com/aoyama_srs


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