匿名の情報提供で発覚 入浴回数が国の基準下回った高齢者施設に処分 千葉・船橋

入所者の入浴回数が国の基準守れず 千葉・船橋市の高齢者施設に行政処分

 千葉県船橋市の高齢者施設で、入所者の入浴回数が1週間に1回と国の基準を下回っていたとして、船橋市は10月8日、この施設に対し新たな利用者の受け入れを3カ月間停止する行政処分を行いました。

 行政処分を受けたのは、船橋市小室町にあるショートステイの高齢者施設、「シンシア船橋」です。

 市によりますと、国の基準では1週間に2回以上入浴させなければならないところ、この施設では2023年12月から2024年9月までの期間のうち、8カ月間で延べ152人の入浴回数が1週間に1回となり、基準が守られていませんでした。

 2024年12月に匿名の情報提供があり、市が監査を行い判明したもので、市は職員の退職や休職が相次ぎ人員を補充したものの、介護士の介護スキルが不足していたことが要因と見ています。

 市は施設に対し11月から3カ月間、新たな利用者の受け入れ停止に加え、介護報酬の支払いを3割減額する行政処分を行いました。

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