マガダンの英雄、先生になる   作:コルディアムに脳を焼かれた阿慈谷ヒフミ

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Ex-Protocol: Combat Search

『...地上に残骸は見えるか?』

「いえ、なにも。墜落したなら残骸、そうでなくとも火の手が上がっているはずですが...」

『墜落ではない、か。一体彼らはどこに...?』

 

マガダン上空。私は今、我が王──いや、スチール1と呼ぶべきか。彼と共に、このアナディリ空軍基地からほど近い場所を飛んでいる。

 

ウランバートルを発ってまっすぐここまで飛んできて、最初にしたことは地上の確認である。状況からして言えば...墜落した可能性は非常に高い。

高いのだが、残骸すらなく、5機が一気に墜落する、というのは流石に考えづらかった。

 

『はぁ...スチール2、SAR(戦闘捜索救難)の連中からなにかめぼしい情報は入ってきたか?』

「全くです。彼らも手がかりがほとほと見つからず困っているようで...」

『埒が明かんな。ウランバートルからずっと飛んできて燃料も少ない。アナディリに降りるぞ』

「了解です」

『──それに、空軍基地の地上要員にもいろいろと聞きたいことがあるしな』

 

 

アナディリ空軍基地に着陸したが、別に国王だからといって荘厳な歓迎式典などない。治安維持軍の軍人としてここに来たのもそうだが、彼自身がそのようなものを望まなかったのが大きい。

着陸した私達は、まず格納庫へ向かった。ヘルハウンド隊の機体を収めていた場所である。

 

「すまない、失礼する」

「あぁ?なんだ、あんた」

「バッ...何してるんですか!?ニュースを見たことがないんですか!?ウランバートルの国王ですよ!」

 

格納庫の扉を開けた中には2人の男がいた。1人は油で汚れたツナギを着た、齢60弱のメカニック。もう1人も、同じくツナギを着ていたが、まだ20代前半、といったところの容貌だった。

私達が入るや否や、ベテランの方の鋭い視線が私達を貫く。若い方が慌てて彼を止め、謝罪する。

 

「申し訳ありません、ウランバートル国王陛下!私の師匠がとんだご無礼を...」

「いや、気にしないで欲しい。今回はウランバートル国王としてではなく、連邦治安維持軍の軍人として来ている。それに、むしろ謝るのは私の方だ。誰でも、仕事場を部外者に荒らされては不快にもなるだろう。それはプロフェッショナルの意識ゆえだと私は理解している。申し訳なかった」

 

スチール1に続き、私も謝る。...彼は、率直な人間である。普段は国王らしい威厳を湛えているが、一方で傲慢であることを嫌う。だからこそ、このように、言ってしまえば身分が違う相手であっても謝罪する時は謝罪するし、同じ目線に立とうと努力する。それが、国民からも支持を得ている理由である。もちろん、私がついて行く理由でもある。

 

「...あぁくそ。頭を上げてくれ、王様。そんなに謝られたら、なんだかやりづらい」

「...なかなかない経験ですよ、師匠。中核国の国王の頭を下げさせるなんて」

 

「師匠」が頭を搔いて顔を上げるように言う。これが我が王だ、と私は心の中で(誠に勝手ながら)誇らせてもらった。そうやって相手をこちら側に持っていくのも、彼の得意とするところである。天性の人たらし、とは彼のことを言うのだ。

 

 

「...なるほど。つまりあの日、ベーリング海峡の時からここにいると?」

「ああ。そもそも俺たちゃ軍人ですらない、ただの地元のメカニックだからな。その時からだな、K-9...いや、ヘルハウンドの奴らといるのは」

 

私達は一旦の和解を果たし、彼らに聞きたかったこと──ヘルハウンド隊について聞いていた。

 

「ドライバーは...あいつは元からこの辺りじゃ有名人だったから、最初にここで見た時、少し驚いたが──もっと驚いたのは、あいつの戦果だ。ラリードライバーがそこまで出来るなんて思ってもみなかった。もっとも、あいつが帰ってくる度に、機体の整備と修復には悩まされたもんだ。翼にクラックが入ってて、イカロスに注文をかけたのも1度や2度じゃない」

「僕から見ても、ゴズリングさんの機体は、無茶な飛び方をしているのがはっきり分かりました。おかげで2人で徹夜になったことが何度あったことやら...」

 

どうやら、ゴズリング大尉は相当暴れ馬なパイロットだったらしい。...いや、知らなかった訳では無い。元々上がっていた報告書に書かれていた戦果は、正規軍どころか治安維持軍1個飛行隊と比べられるようなレベルのものだったし、所々の注釈からも常軌を逸していたことは分かっていた。だが、こうして彼を近くで見ていた人物からの生の言葉を聞くと、よりはっきりした人物像が浮かび上がってくるものである。

 

「彼らしい、と言えば彼らしいか。今日──彼らが飛び立つ前、なにか変わった事はあっただろうか?」

 

スチール1の質問に、メカニック達──「師匠」はチャールズ、まだ若い青年はダニイルといった──が考え込む素振りをする。30秒ほどして返ってきた答えは、「特にない」というものだった。

 

「そりゃあ、新しい機体が来たから少しソワソワしてた感じはあったが、だからといって墜落しそうな感じはなかったな。調子が悪いとか、挙動がおかしいとか、そういうのは。新しい仕事道具がきたら多かれ少なかれ心躍るもんだ──そうだろう?」

 

チャールズの言葉に全員が頷く。私もスチール1も、最初から治安維持軍だった訳じゃないし、無論最新鋭のF/S-15に搭乗していた訳でもない。だからこそ、新たな機体への感情は推して量れる、というわけである。

 

「無論、ここにVX-23VTLがデリバリーされた時に検査もしたが...まぁ問題らしい問題はなかったな」

「仮にあったとしても、5機全機が墜落するというのは考えづらいしな...」

「文字通り天文学的確率です」

 

うーん、と4人全員が唸る。機体そのものに問題があった訳ではなさそうだ。

 

「...そういえば、あの4人は最初治安維持軍になることを嫌がってましたね」

 

ダニイルが口を開く。我が王が推薦したのに、なんという無礼か──とは言えない。彼ら自身が嫌がるのは、私といえど理解出来た。本来一市民である彼らに、望んでもいない責務を押し付けるような形になった以上、はいそうですかと受け入れられる方がむしろ不自然である。しかし、最終的には平和裏に受け入れたと聞く。何が関係あるのだろうか。

 

「穿った見方になりますが...段々治安維持軍になったことが嫌になってきて、墜落と見せかけて亡命した、というのは...」

 

ダニイルの推測がその場の空気を凍結させる。

 

「...さすがにないんじゃないか、ダニイル。それだったらもっと挙動がおかしくなってるだろうし....ヴィータが何かするだろう」

「ミルトン少佐もグルだとしたら?」

「それを言ったらキリがないぞ...」

 

治安維持軍が亡命──前代未聞であるが、全連邦空軍最高の治安維持軍パイロットが停戦協定を無視して敵味方をまとめて焼き殺した後では、決してありえない話ではないように思えた。

そして、スチール1も、その可能性を真剣に考えているようだった。私が彼の友人であり、秘書であるということを排除して客観的に見れば、彼がK-9を無理やり治安維持軍という鎖に繋いだ、というように捉えられる。その事は彼自身がいちばんよく分かっている。

だからこそ、否定したいその可能性を、彼は否定できない。彼が繋いだ鎖をヘルハウンド(地獄の番犬)が噛みちぎらない保証はないのである。──しかし、亡命説には重大な欠陥があるのを、私は見逃さなかった。

 

「亡命するとして...どこに亡命するというのでしょう?」

 

全員が私の側を向く。

 

「墜落を偽装するなら、低高度飛行が必然となります。その状態では燃費が悪すぎる。行けるところは多くない。太平洋のサワイキ王国にたどり着ける訳もなく、連邦中核国などもってのほか。とすれば」

「...カスカディアか?」

「順当に行けば。しかし、彼らがカスカディア軍に与えた損害を鑑みれば──自らひどく痛めつけた相手に首を差し出すマネを、いったい誰がするというのです?」

 

太平洋一帯を連邦が掌握している中において、マガダンから亡命できる国は多いとは言えない。数少ない国であるカスカディアも、選択肢としては、英雄的活躍──つまり、カスカディアからすれば死神も同然である──を見せたヘルハウンドからすれば有望では無いはずである。

 

「...ボオルチュの言う通りだ。彼らの搭乗機とそのテールコードは既にカスカディア軍に割れている。もし彼らがカスカディアに亡命したとしても、カスカディアがどうするかは火を見るより明らかだ」

「ゴズリング大尉達はそのことを?」

「私が伝えた。お前達のことはカスカディアに既に割れている、と」

「それを知っていながらカスカディアに向かうとは考えづらい、か...」

 

それに、とスチール1が呟く。

 

「ヴィータが絡んでるかもしれないと言っていたが──あいつに、パトリックに限ってその可能性はない」

 

機体問題も、ヒューマンエラーも5機全機が同時とは考えづらく、かといって亡命の可能性も低い。

 

「嵐に巻き込まれて、まとめて墜落したというのは?」

「検討の余地はあるだろうな...悪天候を全機が回避できないというのは考えづらいが、この状況では相対的な可能性は高い」

 

整備班から話を聞くのはこれで十分だ、とスチール1は話を切り上げた。

 

「ありがとう。まだ真相は見えてこないが──可能性を絞れてきた。チャールズ、ダニイル、よければ『カーンズキャッスル・ワイン&食事対決』に来てくれ。カスカディアのサルヴェミニ・ワイナリーが出れないから例年より寂しくなるが、他も名ワイナリーばかりだ。後で招待状を送ろう」

「本当か。ずっと行ってみたかったんだ。ありがとう、王様」

 

2人に見送られながら私達は格納庫を出た。

 

「次はどういたしますか?」

「管制塔に向かおう。アナディリコントロールに、交信ログとレーダーデータを見せてもらおう」

「航空事故調査官でもないのに、見せてもらえるのでしょうか?」

「祈るしかなかろう。無理を言うことは出来ないからな」

 

私達は、2人並んで管制塔に向かう。さっき、彼がヘルハウンド隊のAWACS──ヴィータのことを、パトリックと呼んでいた。彼は、ヴィータのことをどこまで知っているのだろうか。主人に仕える者としては褒められないだろうが、自らの好奇心に負け、彼に問う。

 

「そういえば、先程ヴィータのことをパトリックと呼んでいましたが。彼とどのような関わりが?」

「ああ、それか」

 

そういった彼は、一瞬の間の後、話し始める。

 

「あいつと会ったのは...もう15年も前になるのか。長い時間が経ってしまったな」

「アカデミーで会ったのですか?」

「まだあいつも青かったな。その時は...まだ、普通の候補生、といった感じだった」

 

彼の、昔を懐かしむ表情が印象深い。

 

「ただ...その後に何があったかは知ってるだろう?」

「...オセアニア戦争」

「ファウスト将軍がオセアニアを飢えさせた。彼女の飢餓作戦で、オセアニア国民の多くが死亡した。パトリックの家は...ウランバートルのアカデミーにいたあいつ以外、全員が亡くなった」

 

彼の表情は複雑なものだった。私も彼も、例に漏れずオセアニアでは治安維持軍として従軍した。つまり、彼の家族を死なせたのには我々にも責任があるのだ。

 

「オセアニアで戦ったことを、後悔はしていない。間違ったとも思ってはいない。そうしなければ傭兵国家が出来上がるところだった。ただ...見知った人間の近親者が亡くなったと聞くとな。どうしても、難しい思いを抱かずにはいられんのだ。治安維持軍の人間としても、ウランバートル国王としても、褒められたものではなかろうが」

「...心中お察しします」

その時からだ、と彼は続ける。

 

「パトリックは...家族が亡くなって、しばらく魂が抜けたみたいになっていた。私がオセアニアから帰ったあとの、あいつの変わり様は怖いくらいだった。元々特に彼を気にしていた訳ではなかったが、さすがに目についたな。だが...」

「...何が、あったんです?」

「その後、あいつの成績が急に伸び始めたんだ。しばらく落ち込んでいたのに、いつの間にか同期の中で圧倒的首位の成績を出すようになった。聞いたところによると、毎日睡眠もろくに取らずに自習に時間を費やし、友人との関わりも殆ど絶ったらしい。それよりも恐ろしかったのは...祖国オセアニアのことを、ありえないほどに貶し始めたことだ。当時、アカデミー内ではオセアニア人に対する差別意識は渦巻いていたし、オセアニアを貶す言論は、少なくなかった。ただ...ヴィータのオセアニアへの貶し様は、他国出身者でさえ止めるほどだった。家族の死の責任を、戦争を始めた祖国に求めたんだろうな」

 

だが、と彼は続ける。

 

「それに便乗した、愚かな候補生がいた。連邦に楯突いた国は、飢え死にがお似合いだと。その候補生は病院で3ヶ月を過ごすことになった」

「それは...ミルトン少佐は、相当に屈折した思いを抱えているようですね」

「表面上は連邦の信奉者、その内側では祖国に対する相反する感情を抱えた...そうだな、ある意味では愛国者なのか。私は、彼がいつの日か、安寧の日を迎えることを願ってやまない。オセアニアの後、アカデミーで彼を気にかけていたのもあるが、いくつかの戦争では共に飛んだからな」

 

戦友に安らぎあれ──そう呟いたスチール1の横顔は、哀愁に満ちていた。

 

 

「...今日の交信ログですか?」

「そうだ」

 

アナディリ空軍基地管制塔にたどり着いた私達は、つい昼頃に起きた大事件の影響から未だ脱していないゆえの混乱をその目に焼き付けることになった。

まだあまり忙しそうではない管制官の1人を呼び止め、なんとかログを確認できないか聞く。

 

「本来であれば、公開は許されないものですが」

「無理は承知だ」

「...ウランバートル・ハーン殿直々の要請とあれば、仕方ありません。わかりました。このことは他言無用で」

「全責任は私が取る」

 

我々はついに真相へと迫る鍵を手に入れた。昼頃の通信記録を見つけ、再生する。

 

『...ヘルハウンド1よりアナディリコントロール、発進準備完了』

 

ヘルハウンド1の離陸時の交信。不自然なものはない。

 

『...全く、ウランバートル・ハーン殿がいらないお節介焼いてくれなきゃ、今頃こいつに乗るのを懐かしく思ってることも無かったってのによ...』

「...だそうです、陛下」

「少なくとも計画性のある亡命では無さそうだ」

 

この声は──アンドレイ・カスパー。2番機か。少なくとも、聞く限りではただの愚痴のようであった。

その後も、愚痴やらK-9にVX-23が配備された理由やらの話が続く。

 

「K-9か活躍したのはあなたのご助力も大きかったのですか。初めて知りましたよ」

「お膳立てをしただけだ。しかし、事故を起こすような何かは見受けられないな──」

『...おい、レーダーを見ろ。相当先だが...』

 

その言葉が流れた瞬間、録音が途絶える。デジタルレコーダーの残り再生時間は、「0:00」を示していた。

 

「...聴きましたか?」

「ああ。もう一度再生しろ」

 

『おい、レーダーを見ろ。相当先だが...』

 

声の主は、カスパー中尉のものだった。

 

「レーダーに何かが映った?」

「映った瞬間、通信が途絶えた...」

「長距離兵装で撃墜されたのかもしれん。レーダーデータを確認できないか聞いてくれ」

 

改めてレーダーデータのアーカイブを取り寄せて確認する。

 

「1235時頃のレーダー・アーカイブを見せてくれ」

「この辺りでしょうか?」

「そうだ。ヘルハウンド隊のIFFは...これだな」

 

私達はヘルハウンド隊のIFFを1235から追い続ける。そして、1238になった瞬間だった。

 

「...追跡データ、消失」

「交信記録の途絶と同時にレーダー反応も消えた。広域レーダーに敵性航空機の反応はなし、高度や針路に異常はなかったな...」

「もう一度確認しましょう」

 

私達は再度、1235からの再生を行う。アーカイブ時間が1238になった時だった。

 

「ん...?」

「どうかされましたか?」

「違和感があった。ほんの一瞬だが。1237からもう一度見せてくれ」

 

私は彼の言葉通り、1237から再生する。

 

「ここだ」

 

彼が手を伸ばして、アーカイブを止める。止まった画面には、超巨大な反応があった。ヘルハウンド隊から80マイルの地点である。

 

「これは...相当大きな反応ですね」

「エアシップか...?いや、エアシップにしては大きすぎるな。積乱雲か...」

「この時期のマガダンに出来ますかね?」

「それも問題だが、最大の問題は...」

 

彼がもう一度再生ボタンを押す。0.1秒か、それ以下か。すぐにその巨大な反応は消えてしまった。

 

「1秒にも満たずに現れては消えた積乱雲...どう考えても普通の代物ではないぞ」

「彼らが消えた真相に、なにか関係が?」

「かもしれない。ボオルチュ、アナディリを出るぞ」

「次はどこへ?」

「あの積乱雲について調べる。車を回せ。積乱雲が現れた、あの町──ポイント・リフュージ市に向かうぞ」




用語解説: 大厄災
「大厄災。これはそういうことだ。こうならざるを得なかったんだ。だろ?神よ...」──カスカディア大災害時のとある傭兵AWACSの言葉

大厄災について得ることの出来る情報は多くない。この破滅的な地熱大災害が、大厄災以前の全ての文明を焼き払ってしまったからである。
わずかに残された、それ以前の記録から分かるのは、それが環太平洋造山帯に連鎖的に発生した大規模な地熱活動によって引き起こされた、ということくらいである。
これによる地震や火山活動、地熱嵐によって、人類の歴史は一からやり直すことを余儀なくされた。
しかしながら、これと共に新たに発見されたエネルギー物質、コルディアムは破滅した人類の歴史を前に進めるのに大いに役に立った。破滅から数百年の時を経て、新たに前に進み出した人類は新たな暦──AC(アフター・カラミティ)を採用。AC暦を採用して、すでに400年の時を経た人類にとって、大厄災は歴史書に書かれた過去の出来事となっていた。
──大厄災は決して過去のものではないこと、そして人類を助けてきたはずのコルディアムこそが大厄災の元凶であることを、AC432年のカスカディア大災害で人々は知ることとなる。
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